JPS5942670B2 - β−(3−メチル−5−イソオキサゾリル)アクリル酸アミド誘導体及びその製造方法 - Google Patents

β−(3−メチル−5−イソオキサゾリル)アクリル酸アミド誘導体及びその製造方法

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JPS5942670B2
JPS5942670B2 JP10910677A JP10910677A JPS5942670B2 JP S5942670 B2 JPS5942670 B2 JP S5942670B2 JP 10910677 A JP10910677 A JP 10910677A JP 10910677 A JP10910677 A JP 10910677A JP S5942670 B2 JPS5942670 B2 JP S5942670B2
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methyl
isoxazolyl
acrylic acid
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acid amide
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隆次 本那
和男 小川
基明 田中
省三 山田
慶子 虎谷
貞夫 橋本
崇志 鈴江
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Taiho Pharmaceutical Co Ltd
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Taiho Pharmaceutical Co Ltd
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なβ−(3−メチル−5−イソオキサゾリ
ル)アクリル酸アミド誘導体及びその製造方法に関する
本発明に係るβ−(3−メチル−5−イソオキサゾリル
)アクリル酸誘導体は一般式(式中R1及びR2は同一
または異なつて水素原子、低級アルキル基、フエニル基
、ベンジル基または隣接窒素原子を含めてモルホリノ基
を表わす)で示される化合物である。
式中R1及びR2で示される低級アルキル基としては例
えばメチル、エチル、プロピル、グチル基等が挙げられ
る。本発明の上記化合物は新規化合物であつて、血糖低
下作用、遊離脂肪酸低下作用を有し糖尿病治療薬として
有用なものである。
本発明の一般式〔1〕で示される化合物は例えば3−メ
チルイソオキサゾール−5−カルバルデヒド〔2〕と一
般式(式中R1及びR2は前記に同じ)で示される化合
物を反応させることによつて製造される。
(式中R1及びR2は前記に同じ)本発明を試細に説明
すれば、上記反応において3−メチルイソオキサゾール
−5−カルバルデヒド〔2〕と化合物〔3〕は共に公知
の化合物である。
両者の反応は通常有利には触媒の存在下に溶媒中で行う
のが好ましい。一般にピペリジンを触媒として使用し、
ピリジン溶媒中で行なうのが有利である。3−メチル−
イソオキサゾール−5−カルバルデヒド〔2〕と化合物
〔3〕の使用割合は適宜選択すればよいが一般に3−メ
チルイソオキサゾール−5−カルバルデヒド〔2〕に対
して化合物〔3〕を約1〜2倍モル程度使用するのが有
利である。
反応温度も適宜選択すればよいが一般に溶媒の沸点程度
において行なうと有利に進行する。上記反応により新規
化合物〔1〕が生成しこれは通常の分離手段により単離
可能である。また化合物〔1〕は次の反応によつて製造
することもできる。
(式中Xはカルボン酸活性誘導体の活性残基を表わし、
R1及びR2は前記に同じ)上記反応において一般式〔
4〕で示されるカルボン酸活性誘導体とはアミド結合の
形成能力を有するカルボン酸誘導体を指称するものであ
つて例えばエステル、酸ハロゲニドまたは酸無水物等が
挙げられる。
Xで示される活性基としては例えばメトキシ、エトキシ
、p−ニトロフエノキシ等のエステル残基、塩素、臭素
等のハロゲン原子または一般にアシルオキシ基として表
現され得る酸無水物(混合酸無水物を含む)の残基が挙
げられる。化合物〔4〕は化合物〔4〕の基本型をなす
一般式〔7〕で示される化合物から通常公知の方法ノこ
より製造することができる。ここで化合物〔7〕は新規
化合物であり例えば次の反応式によつて製造することが
できる。3−メチルイソオキサゾール−5−カルバルデ
ヒド〔2〕とマロン酸〔6〕の反応は前述した3−メチ
ルイソオキサゾール−5−カルバルデヒド〔2〕と化合
物〔3〕の反応方法に準じて行うことができこれにより
容易に化合物〔7〕を製造することがで、きる。
また化合物〔5〕は公知の化合物である。本発明におい
て化合物〔4〕と化合物〔5〕の反応は通常有利には溶
媒中で行うのが好ましい。溶媒としては反応に関与しな
いものである限り特に限定されず、一般にはメタノール
、エタノール等の低級アルコール類、塩化メチレン、ク
ロロホルム等の低級ハロゲノアルカン類、ベンゼン、ト
ルエン等のベンゼン類、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド等が有利に使用される。反応に際しては
必要ならば適当な縮合補助剤を使用することができ、例
えば金属アルコラード、トリアルキルアミン、ピリジン
系塩基、炭酸アルカリ等が例として挙げられる。化合物
〔4〕と化合物〔5〕の使用割合は適宜選択すればよい
が一般に化合物〔4〕に対し化合物〔5〕を約1〜2倍
モル程度使用するのを有利である。反応湿度も適宜選択
すればよいが一般に0〜100℃程度において行なうと
有利である。+.記反応により新規化合物〔1〕が生成
しこれは通常の分離手段により単離可能である。本発明
の化合物〔1〕は血糖低下作用、遊離脂肪酸低下作用を
有している。以下本発明の代表的化合物についてその結
果を示す。1 血糖低下作用及び遊離脂肪酸低下作用ウ
イスタ一系ラツト(雄)5週今(体重140〜1509
)にアロキサン一水化物の5%生理食塩水溶液を50η
/Kg静注し、2週間経過して体重良好、高血糖値(〉
400η/DOを示すものを選出して試験に用いた。
後記実施例6の本発明化合物を0.5%カルボキシメチ
ルセルロース水溶液あるいは懸濁液とし、1m1/10
09の割合で経口投与した。
投与後0,2,4,6時間目に尾静脈より採血し、測定
には血漿を用いた。血漿中グルコースはグリコース・オ
キシダーゼ法により、遊離脂肪酸はイタヤ・ウイ法によ
り測定した。結果を第1表に示す。尚表申GLCは血漿
中のグルコースを、NEFAは遊離脂肪酸を示す。尚コ
ントロールに対する低下率(至)は次の計算によつて求
めた。
以上の結果より本発明化合物は血糖低下作用及び遊離脂
肪酸低下作用を有し、糖尿病治療薬として有用なもので
ある。
次に本発明の実施例を挙げる。
実施例 1 3−メチルイソオキサゾール−5−カルバルデヒド5.
69及びマロン酸モノ−n−ブチルアミド15.99を
ピリジン60m1に溶解し、ペピリジン1m1を加えて
2時間撹拌還流する。
冷後氷水中に注加して析出物をP収する。エタノール一
水から再結晶するとMpl62〜164゜C(7)N−
n−ブチル β−(3−メチル−5−イソオキサゾリル
)アクリル酸アミド8.89を得る(収率84.6%)
。3−メチルイソオキサゾール−5−カルバルデヒド4
.49及びマロン酸モノベンジルアミド15.59をピ
リジン60m1に溶解し、ペピリジン1m1を加えて2
時間撹拌還流する。
冷後氷水中に注加し析出物を済収する。エタノール一水
から再結晶するとMpl8l〜182℃のN−ベンジル
β一(3−メチル−5−イソオキサゾリル)アクリル
酸アミド7.59を得る(収率77.4%)。実施例
33−メチルイソオキサゾール−5−カルバルデヒド1
1.1f1及びマロン酸20.89をピリジン50me
に溶解し、ピペリジン1m1を加えて100℃に2時間
加熱撹拌する。
冷後氷水中に注加し、塩酸を加えて析出する結晶を済収
する。水から再結晶するとMpl6l〜162℃のβ−
(3−メチル−5−イソオキサゾリル)アクリル酸10
.59を得る(収率68.6%)。β一(3−メチル−
5−イソオキサゾリル)アクリル酸3.19を塩化チオ
ニル20m1中に加えて2時間撹拌還流したのち過剰の
塩化チオニルを留去してβ一(3−メチル−5−イソオ
キサゾリル)アクリル酸クロリドを得る。
モルホリン1.79及びトリエチルアミン2,09をベ
ンゼン50m1に溶解し撹拌下、上記で得たβ−(3−
メチル−5−イソオキサゾリル)アクリル酸クロリドの
ベンゼン20m1溶液を滴下する。滴下後室温で3時間
撹拌したのち減圧濃縮する。水を加えて不溶物を淵収し
エタノールから再結晶するとMp98〜99゜C(:)
)N−β一(3−メチル−5−イソオキサゾリル)アク
リロイルモルホリン2.79を得る(収率60.1%)
、ジエチルアミン1,59をエーテル40m1に溶解し
氷冷、撹拌下β−(3−メチル−5−イソオキサゾリル
)アクリル酸クロリド1.79のベンゼン20m1溶液
を滴下する。
滴下後氷冷下に2時間、室渦で1時間撹拌したのち減圧
濃縮する。水を加えて析出する油状物をエーテルで抽出
する。芒硝で乾燥しエーテルを留去すると油状のN,N
−ジエチル β−(3−メーチル一5−イソオキサゾリ
ル)アクリル酸アミド1.39を得る(収率62.5%
)。実施例 5 β一(3−メチル−5−イソオキサゾリノ(ハ)アクリ
ル酸6.19をメタノール50m1中に加え、氷冷下塩
酸ガスを飽和させたのち4時間還流する。
減圧濃縮したのちメタノールから再結晶するとMp95
〜97℃のβ一(3−メチル−5−イソオキサゾリル)
アクリル酸メチル5.09を得る(収率74.9%)。
メタノール50m1に金属ナトリウム0.89を溶解し
たのちβ一(3−メチル−5−イソオキサゾリル)アク
リル酸メチル5.0f1及びアニリン3.5θを加えて
8時間撹拌還流する。
減圧濃縮し、水を加える。塩酸を加えて酸性にし析出物
をF収する。メタノールから再結晶するとMp2O7〜
210タCのN−フエニル β一(−メチル−5−イソ
オキサゾリル)アクリル酸アミド1.89を得る(収率
25.3?)実施例 6 β−(3−メチル−5−イソオキサゾリノ(ハ)アクリ
ル酸メチル8.49をアンモニア水(25〜28%)6
0m1中に加え室温で一晩撹拌する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R^1及びR^2は同一または異なつて水素原子
    、低級アルキル基、フェニル基、ベンジル基または隣接
    窒素原子を含めてモルホリノ基を表わす)で示されるβ
    −(3−メチル−5−イソオキサゾリル)アクリル酸ア
    ミド誘導体。 2 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される特許請求の範囲第1項記載のβ−(3−メチ
    ル−5−イソオキサゾリル)アクリル酸アミド。 3 3−メチルイソオキサゾール−5−カルバルデヒド
    と一般式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R^1及をR^2は同一または異なつて水素原子
    、低級アルキル基、フェニル基、ベンジル基または隣接
    窒素原子を含めてモルホリノ基を表わす)で示される化
    合物を反応させることを特徴とする一般式▲数式、化学
    式、表等があります▼ (式中R^1及びR^2は前記に同じ)で示されるβ−
    (3−メチル−5−イソオキサゾリル)アクリル酸アミ
    ド誘導体の製造方法。 4 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Xはカルボン酸活性誘導体の活性残基を表わす)
    で示される化合物に一般式▲数式、化学式、表等があり
    ます▼ (式中R^1及びR^2は同一または異なつて水素原子
    、低級アルキル基、フェニル基、ベンジル基または隣接
    窒素原子を含めてモルホリノ基を表わす)で示される化
    合物を反応させることを特徴とする一般式。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R^1及びR^2は前記に同じ)で示されるβ−
    (3−メチル−5−イソオキサゾリル)アクリル酸アミ
    ド誘導体の製造方法。
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