JPS5942571Y2 - 調理器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、調理時間を設定するタイマーを有する調理器
に関し、特にタイマーのタイムアツプ時の報告手段に関
する。

従来、この種調理器においては、タイマーのタイムアツ
プと同時に６チン”といった音の一発鳴りでタイムアツ
プの報知を行なっていたが、使用者の聴覚に瞬間的に訴
えるものであったので、何んらかの原因で聞き逃がすこ
とが多く、改良が望まれていた。

本考案は、タイマーがタイムアツプすると庫内灯を点灯
することにより、タイムアツプの報知を使用者の視覚に
も訴えることができるようにしたものである。

これにより、タイムアツプ時の６チン”といった−発鳴
りを聞き逃がしたり、タイマーのつまみが０”の位置に
あることを見逃したときにも、庫内灯の点灯を見ること
によってタイムアツプしたことを知ることができる。

以下、本考案の一実施例を図面とともに説明する 第１図はガス調理器の外観を示し、このガス調理器１は
グリル・アンド・オーブンとして知られているガス調理
器であって、グリル機能とオーブン機能とを備えており
、内部の調理室の前面には開閉自在なドアー２を設け、
ドアー２の中央部には調理室内が外部から見えるよう覗
き窓３を形威し、庫内灯が調理室内を照らすと、その照
明状態が覗き窓３から見えるようになっている。

さらに調理器１はドアー２の隣りの前面に操作パネル４
を備えており、操作パネル４の一部にはタイマーのつま
み５ａと手動スイッチのつまみ６ａとを設けている。

第２図に示すようにタイマーのつまみ６ａの周囲には６
切”″０”″１０″″２０”・・・のタイマー目盛があ
る。

第３図は調理器１の電気回路を示している。

図において、７は交流１００ボルト電源のコンセントへ
接続されるプラグ、８は過電流防止用電流ヒユーズ、９
は庫内灯、６はプラグ７が接続されているかぎり任意に
庫内灯９を点灯することのできる手動スイッチ、１０は
ドアー２を閉じるとオン開くとオフとなるドアースイッ
チ、５はタイマ一つまみ５ａの回転により接点の変わる
タイマースイッチ、１１は庫内温度をコントロールする
制御回路である。

タイマースイッチ５は、タイマーっまみ５ａと連動して
おり、つまみ５ａが６切″のときは制御回路１１．庫内
灯９ともに接続されない。

つまみ５ａがある時間に設定されたときは制御回路１１
は接続され、庫内灯９は接続されない。

タイマーが設定時間を完了した０”のときは、制御回路
１１は接続されず、庫内灯９は接続される。

上記構成において、プラグ７を交流１００ボルト電源に
接続し、ドア２を閉じるとドアースイッチ１０はオンに
なる。

つぎに調理時間の設定のためタイマ一つまみ５ａを任意
の時間（１〜６０分）に合わせるとタイマースイッチ５
の接点は制御回路１１へ接続され、制御回路は通電され
る。

時間を設定されたタイマーはしだいに６０”へ向うので
あるが、Ｏ”になったとき、いわゆるタイムアツプする
と、タイマースイッチ５の接点は″０″の位置になる。

このタイムアツプ動作によって従来と同様に発音機構（
図示なし）が動作して”チン”といった音を発する−３
、庫内灯９へ通電がなされるため、庫内灯９が点灯する
。

その後、ドアー２を開くとドアースイッチ１０がオフす
るため消灯する。

次にドアー２を閉じると、再び庫内灯９が点灯する。

そのままにしておくと庫内灯９によって電力が消費され
ることになるが、タイマ一つまみ５ａが′０”の位置に
なった時に６切″の位置へもどすことによりタイマース
イッチ５の接点も”切″の位置になり、庫内灯９は消灯
する。

上述したような一連の動作を第４図に示している。

ここではタイマースイッチによる制御回路のオン・オフ
動作Ａと、タイマースイッチによる庫内灯のオン・オフ
動作Ｂとを、タイマー目盛の移動と対応させて表示して
いる。

以上のように本考案によれば、タイマーがタイムアツプ
すると庫内灯が点灯するので、使用者は庫内灯が点灯し
ているか否かをみることによってタイムアツプしたか否
かを知ることができ、タイムアツプ時に鳴る報知音を聞
き逃がすことがあっても、庫内灯の点灯・消灯によって
使用者の好きなときに確認することができる。

また、手動スイッチにより、タイムスイッチあるいはド
アースイッチの動作に無関係にいつでも庫内灯を点灯で
きるので、特に調理中の庫内を見る場合など、便利であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における調理器の斜視図、第
２図はそのタイマ一つまみの平面図、第３図はその電気
回路図、第４図はタイマースイッチの切換え動作を示す
図である。 １・・・・・・調理器、２・・・・・・ドアー、３・・
・・・・覗き窓、５・・・・・・タイマースイッチ、５
ａ・・・・・・タイマ一つまみ、６・・・・・・手動ス
イッチ、６ａ・・・・・・手動スイッチのつまみ、９・
・・・・・庫内灯、１０・・・・・・ドアースイッチ、
１１・・・・・・制御回路。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 調理時間を設定するタイマーと、調理室内を照らす庫内
   灯と、調理室を開閉するドアーの開閉動作に応動するド
   アースイッチとを備え、タイマースイッチは前記タイマ
   ーがタイムアツプすると前記庫内灯への接点をオンとす
   るとともに、前記スイッチと前記ドアースイッチとを直
   列に設は前記ドアーを開いたときに前記ドアースイッチ
   によって前記庫内灯への通電を遮断する回路構成とし、
   さらに前記ドアースイッチおよびタイマースイッチに対
   して手動スイッチを並列に設け、前記手動スイッチをオ
   ンとすることにより前記ドアースイッチ、タイマースイ
   ッチに関係なく前記庫内灯が点灯する回路構成とした調
   理器。