JPS5942472Y2 - 二重窓枠の連結構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、二重窓枠の連結構造に係り、特に新設窓枠
と既設窓枠との連結構造に関するものである。

そしてこの考案の目的は、既設窓枠に連結すべき新設窓
枠の連結強度を図りつつ、新設窓枠の引戸の框巾を小さ
くして室内への採光面を大きくし、室内への採光を多く
とり、かつ新設窓枠の引戸が閉捷っでいる時に、該引戸
の引手部と、新設窓枠と既設窓枠との連結部との間に手
の指が入る程度の間隙をあけ、引戸の開閉操作がしやす
い二重窓の連結構造を提供することにある。

以下、この考案を図面に示す実施例に基づいて説明する
。

第１図は本考案によつ、既設窓枠Ａに新設窓枠Ｂを連結
し、引戸Ｅを建込んだ状態を示す横断面図である。

図中Ｐは引戸にはめ込んだガラス等の透過性のあるパネ
ルを示す。

また、符号１，１は新設窓枠Ｂの両竪枠を示し、との両
竪枠１，１の室内側には中空部Ｃを形成した取付部２，
２が各各段けられである。

また、符号３，３は既設窓枠Ａの室外側竪枠フランジを
示す。

そして、前記した新設窓枠Ｂの取付部２，２と既設窓枠
Ａの室外側竪枠フランジ３゜３とは断熱材りを介して、
ビス部材により連結されている。

上記の連結構造によれば、新設窓枠Ｂの取付部２．２に
は連結強度に必要な比較的に大きい取付面を有するよう
に中空部Ｃを形成しであるから、新設窓枠Ｂの連結強度
が高く、また断熱材りを介して両枠Ａ、Ｂを連結しであ
る故に、二重窓の断熱性を図ることができるものである
。

ところで、新設窓枠Ｂに設けである前記両取付部２，２
の各々の対向面４，４は第１図に示すように、室内側か
ら室外側に向って下り勾配を有する斜面としである。

前記下り勾配の角度θは３０％圃Ω範囲が好ましい。

捷た、新設窓枠Ｂの引戸Ｅ、Ｅを閉めた時に、該引戸Ｅ
、Ｅの引手部６，６と前記したしたような斜面に形成し
た取付部２，２の対向面４，４との間隙Ｗを人間の手の
指が入る程度の間隙としである。

したがって、室内への採光を大きくとれるように引戸Ｅ
、Ｅに於ける竪框７，７の巾を狭くしつつ、室内から新
設窓枠Ｂの引戸Ｅ、Ｅが開閉しやすいようになっている
。

なお、既設窓枠Ａの各々の室外側竪枠フランジ３．３に
は、取付金具５，５を嵌着させ、該取付金具５，５と前
記取付部２，２とを断熱材りを介して、ビス部材により
連結してもよい。

ところで、ビス部材は図示するように取付部２，２の対
向面４，４と平行方向に螺挿し、締付けるのが好ましい
。

かくして、この考案による二重窓枠（たとえば、新設窓
枠と既設窓枠）の連結構造によれば、連結強度を図りつ
つ引戸の框巾を小さくして採光できる面を太きくしなが
らも、新設窓枠の引戸が閉壕っでいる時に、該引戸の引
手部と、新設窓枠と既設窓枠の連結部との間に、手の指
が入る程度の間隙をあけてあり、引戸の開閉操作がきわ
めてしやすいとの利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示したもので、第１図はこの
考案による新設窓枠と既設窓枠の連結構造を示す横断面
図、第２図はその縦断面図である。 Ａ・・・・・・既設窓枠、Ｂ・・・・・・新設窓枠、Ｃ
・・・・・・中空部、Ｄ・・・・・・断熱材、Ｅ・・・
・・・引戸、Ｐ・・・・・・透過性のあるパネル、Ｗ・
・・・・・引手部と取付部の方向面との間隙、１・・・
・・・竪枠、２・・・・・・取付面、３・・・・・・室
外側竪枠フランジ、４・・・・・・対向面、５・・・・
・・取付金具、６・・・・・・引手部、７・・・・・・
竪框。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 新設窓枠Ｂの両車枠１，１に中空部Ｃを形成した取付部
   ２を各々設け、該取付部２と既設窓枠Ａの両車枠フラン
   ジ３，３とを断熱材りを介して連結しである二重窓枠の
   連結構造において、新設窓枠Ｂの前記両取付部２，２の
   対向面４，４を室内側から室外側に向って下り勾配を有
   する斜面とするとともに、新設窓枠Ｂの引速い戸Ｅ、Ｅ
   を閉めた時に、該引速い戸Ｅ、Ｅの引手部６，６と前記
   対向面４，４との間に手の指が入る程度の間隙Ｗを設け
   であることを特徴とした二重窓枠の連結構造。