JPS5942323Y2 - カツプ包装機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えばプリンのような生菓子のようなものを充
填したカップを紙製の台紙と一体に製筒形色装機によっ
て順次包装するようにした包装機械に関し、多数のカッ
プをローラコンベア上に補給するのみで、自動的に折曲
げられる溝形の台紙上に予じめ調整した数量のカップを
一列状態に供給し、かつ自動的に包装するようにしたこ
とを特徴とするものである。

従来、この種のカップを包装するのに際しては、人手に
よって台紙上に整夕１ルたカップを前記台紙と一体に、
これも人手によって包装機械に供給して包装を行なって
いたが、台紙に乗せた複数のカップを安定を保ちながら
包装機に供給しようとすると、そちらの方に神経が集中
するから供給能力が低下する。

本考案は上記の点に鑑み多数のカップをコンベア上に供
給するのみで、台紙形成装置によって溝形に形成した台
紙上に機械的にカップを配列した状態で包装できる如く
したものである。

以下本考案の実施例を図面に基づき説明する。

図示する包装機は第１図に示す如く上段のカップ供給コ
ンベヤ１と、その下段の台紙成型装置２と、それらの後
位に設けた製筒装置３とによって構成している。

前記のカップ供給コンベア１は多数のローラ５゜５・・
・を並列状に配設すると共に、これら各ローラ５と原動
軸６とをそれぞれベルト７を介して連結して、各ロー２
５がそれぞれ同一方向に回転する如くシ、さらに前記各
ローラ６の上部両サイドに一対のガイド板８，８を設置
している。

ｌた前記ガイド板８，８に続いて前記ローラ５上に一対
のねじ棒１０．１０を設置すると共に、これらねじ棒１
０，１０のそれぞれの端部をベベル歯車機構１１．１１
に接続する軸１２及び多段可変変速機１３を介して原動
機に連結して形成している。

一方、前記台紙成型装置２は、多数のアタッチメント１
６・・・を具備するチェンコンベア１６と、ロール紙１
を支持する軸１７と、台紙繰出しローラ１８と、カット
ローラ１９と、折目形成ローラ２０と、折曲げ機構２１
とによって構成している。

特に前記のチェンコンベア１５はその大部が登板状に傾
斜し、その下端水平部１５ａに前記の折目形成ローラ２
０と折曲げ機構２１とを順次配設すると共に、同上端水
平部１５ｂを前記ねじ棒１０゜１０と製筒装置３との間
に位置せしめている。

さらに第２図における前記軸１７、台紙繰出しローラｊ
８、カットローラ１９はそれぞれの各軸線が前記ローラ
５の軸線に直交する状態に下端水平部１５ａの側部に設
置している。

また一方、前記の製筒装置３は、ロール状のフィルムＦ
を支持する軸２２と、フィルム繰出しロール２３と、フ
ォーマ２４とを備え、前記フィルム繰出しロール２３と
チェンコンベア１５とを動力伝導機構２５を介して連結
して両者を同調回転する如くなしている。

本考案は上記の如く構成するものにして、以下作用を説
明する。

繰出しロール２３によって送り出されるフィルムＦはフ
ォーマ２４によって連続的なチューブに形成される。

一方ロール紙Ｂは繰出しロール１８によって解かれ且つ
カットローラ１９によって順次一定巾の台紙Ｂａとして
切断されチェンコンベア１５上に送られる。

そしてチェンコンベア１５はアタッチメント１６でこれ
ら台紙Ｂａをその長手方向に運搬し始めるが、その途中
、折目形成ローラ２０は台紙Ｂａに２本の平行な折目を
形成し、また折目げ機構２１は前記の折目の部分から台
紙Ｂａを運搬しながら溝形に折曲げる１゜そして斯る溝
形の台紙Ｂａはチェンコンベア１５によってさらに運搬
され且つフォーマ２４においてフィルムＦによって形成
されるチューブ内に一定の間隔で供給される。

一方、カップ供給コンベア１において連続回転するロー
ラ５・・・上にカップＡ・・・を補給すると、これらカ
ップＡは両サイドのねじ棒１０，１０の間に供給さへ対
称的なこれらねじ棒１０，１０はそれぞれのねじ溝にカ
ップを受は入れ、そのねじのピッチに対応した間隔で運
搬し、これらカップＡを台紙Ｂａ上に自動的に供給する
。

前記チェンコンベア１５の運搬送度は常に一定であるの
に対して、ねじ棒１０，１０の回転速度は可変変速機１
３のハンドル１３ａを操作することによって多段階に変
化する。

このため前記ハンドルの操作でもって一枚の台紙Ｂａ上
に対するカップＡの供給数を自由に調整することができ
る。

叙上の如く本考案は並列状で連続回転するように設けた
ローラ５，５・・・に続いてこれらローラの上部両サイ
ドに、一対のねじ棒１０，１０を連続回転状態に設置し
たカップ供給コンベア１と、前記カップ供給コンベア１
の下方にチェンコンベア１５を登板傾斜状に設置すると
共に、該チェンコンベア１５の下端水平部１５ａに沿っ
て折目形成ローラ２０及び折曲げ機構２１を、また同下
端水平部１５ａの側部にローラ紙Ｂの繰出しロール１８
及びカットローラ１９をそれぞれ設置する一方、前記チ
ェンコンベア１５の上端水平部１５ｂを前記ねじ棒１０
，１０の後位に配置した台紙成型装置２と、前記上端水
平部１５ｂの後位に設けた製筒装置３とからなり、前記
台紙成型装置２の台紙運搬速度と前記酸部装置３のフィ
ルム運搬送度とを同調させるように両者を動力伝導機構
を介して連結したから、台紙成型装置２に供給されるカ
ット紙は自動的にロール２０によって２条の平行な折目
を形成されたあと、折曲げ機構２１によって前記の折目
の部分から自動的に溝型に折曲げらへさらにアタッチメ
ント１６．１６・・・によって等間隔で傾斜状に運ばれ
る。

一方、カップ供給コンベヤ１に供給されるカップＡ・・
・はコール５とねじ棒１０゜１０との回転によってスム
ーズに運ばへ該コンベヤのエンド部で水平に運搬される
溝型の台紙上に移乗させられる。

しかも前記ねじ棒１０．１０とその動力源とを多段可変
変速機１３を介して連結し、ねじ棒１０，１０の回転速
度をアップして台紙の運搬速度よりもカップの運搬速度
を早くし、ねじ棒の部分で間隔の開いている各カップを
台紙上に詰めて供給したあと、台紙と台紙との間でねじ
棒１０，１０の回転速度を落してカップの間隔を保持す
るようにしたから、台紙の長さに対応して該台紙上に供
給するカップの数を調整でき、フォーマ２４によって形
成されるチューブ内に台紙とカップとを一体に供給する
ことができる。

このため、従来のように台紙を折曲げ、その上にカップ
の数をかぞえて乗せ、さらにそれをタイミングを計って
製袋機に供給する必要はなくなり、任意数のカップを調
整しながら台紙と一体に製袋機に自動供給でき、作業員
の低減による包装コストの低減を図ることができる効果
がある。

しかも多段可変変速機１３を操作することによってカッ
プＡの包装数を自由に変換できる効果ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す側面図、第２図は前回の
■−■線視図である。 １・・・・・・カップ供給コンベア、２・・・・・・台
紙成型装置、３・・・・・・製筒装置、６・・・・・・
原動軸、１３・・・・・・多段可変変速機、１９・・・
・・・カットローラ、２０・・・・・・折目形成ローラ
、２１・・・・・・折曲げ機構、２４・・・・・・フォ
ーマ、Ａ・・・・・・カップ、Ｂ・・・・・・ロール紙
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 多数のローラ５，５・・・を並列状で且つ全体を水平状
   に配列すると共に、これら各ローラの両端上部に対称的
   な螺旋溝を形成した一対のねじ棒１０゜１０を配置する
   一方、該両ねじ棒１０，１０とその動力源とを多段可変
   変速機１３を介して連結し、両側の螺旋溝の間で挾持す
   るように前記各ロールの上に乗せたカップＡを両ねじ棒
   の対称的な方向への回転と各ロールの同方向への回転と
   で運搬する如くしたカップ供給コンベヤ１と、多数のア
   タッチメント１６ 、１６・・・を等間隔に備えるエン
   ドレス状のチェンコンベヤ１５を適当数のチェンホイル
   に支持してエスカレータのように傾斜状に構成すると共
   に、該チェンコンベヤ１５の上端を所定長さだけ水平に
   して形成して上端水平部１５ｂが前記ねじ棒１０，１０
   の後端に連続するように、同チェンコンベヤ１５を前記
   カップ供給コンベヤ１の下側に登板傾斜状に設置し、ま
   た前記チェンコンベヤ１５の下端を所定長さだけ水平に
   して形成した下端水平部１５ａの上下に同チエンコンベ
   ヤで運搬される台紙を挟圧して該台紙に２条の折目を形
   成するロール２０並びに前記の折目の部分に上から添う
   ２個のロール及びこれらロールの下側にあって台紙の両
   側を起き上らせるように作用するロールとからなる折曲
   げ機構２１を設けて構成した台紙成型装置２と、前記台
   紙成型装置２における上端水平部１５ｂに続いてフィル
   ムを筒状化するフォーマ２４を設けると共に、該フォー
   マの上位にロールフィルムを支持する軸２２及び該軸か
   らフィルムを前記チェンコンベヤ１５と同速で引出すフ
   ィルム繰出し・ロール２３を設け、さらに前記フォーマ
   ２４の後位にフィルムシール機構を設けて構成した製筒
   装置８とによって構成したカップ包装機。