JPS5942092Y2 - 多筒多段式クリ−ニング洗剤ろ過装置 - Google Patents

多筒多段式クリ−ニング洗剤ろ過装置

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JPS5942092Y2
JPS5942092Y2 JP10823281U JP10823281U JPS5942092Y2 JP S5942092 Y2 JPS5942092 Y2 JP S5942092Y2 JP 10823281 U JP10823281 U JP 10823281U JP 10823281 U JP10823281 U JP 10823281U JP S5942092 Y2 JPS5942092 Y2 JP S5942092Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 現在、クリーニング工場においては各種の洗剤を使用し
ている。
これら洗剤には石油系、洲本系などの溶剤に石けんなど
の洗剤を混入して合成したもの、例えばパラクロルエチ
レン及びナフサに石けん及び塩素化合物(酸化漂白用)
を配合した洗剤(通称、パークロ)なと、色々な特性を
保有させた種々のものが用いられているが、どの洗剤も
所謂洗剤(石けんなど)と溶剤(石油類など)を合成し
たものである。
特に溶剤は揮発性で火災危険物であり、有毒物質である
上に強い悪臭を有している。
そして、洗剤(石けんなど)の方は洗浄作業によって消
耗されるが、溶剤の方は直接の消耗がなく、また比較的
高価であるところから、ろ過装置にかげてろ過洗浄し、
それに洗剤(石けんなど)を添加して洗濯装置との間で
循環使用しているものである。
なお、本考案においては、便宜上、上記の合成された洗
剤を単に「洗剤」と記する。
本考案(ま上記洗剤のろ過装置の構成に係るものであり
、特に、ろ過装置のろ過槽内を複数区画に区切って各区
画毎に通液パイプを備えると共に、各通液パイプ毎に筒
形フィルターを設置するようにして、槽内スペースを効
率的に利用すると共にろ過面積を増大し、また、筒形フ
ィルターを、従来のカートリッジフィルターと異なって
、他の部材に接着剤で固着することなどゼす、単体の状
態でろ過装置内に組込むようにして、フィルター自体の
コストる格段に低下すると共にその廃業処理を、公害問
題の恐れなどな、しに、一般の家庭ゴミ等ト同様に簡単
になし得るようにしたものである。
従来のろ過装置におけるフィルターは、第2図のように
、蛇腹状に曲成したろ紙4を円筒形に形成したもの\上
下端面に円形鉄板6.6を接着剤で水密一体内に固着し
、これをカートリッジフィルター5と称して、第1図の
ように、ろ過装置1のろ過槽2内に、その中心管3にフ
ィルター5の円形鉄板6・6の中心孔Iを挿通し、上下
及び中間にバッキング8を介して、締付ナツト9で全体
を締付けることによって、フィルター5を単一または多
段式に設置して構成しており、また、多くの場合、フィ
ルター5内側の空間内に装入りの活性炭10を予じめ封
入している。
そして、一定のろ過使用後に、該カートリッジフィルタ
ー5を取外して新規のフィルター5と交換し、取外した
フィルター5はそのま\廃業している。
ところが、その廃業処理において、このカートリッジフ
ィルターは上下に円形鉄板を接着剤で一体に接着してあ
り、その筐\では、一般的なゴミとして廃業できない。
そこで、やむを得ず、メーカー バイヤー等がユーザー
から引き取り、倉庫保管、野積みなどしているが、嵩張
ってスペースをとる上に、フィルターに含浸している洗
剤(溶剤)が有毒物、火災危険物で強い悪臭を伴い、た
めに公害問題となりつ\ある。
またそのま\では焼却成環も危険な上に有毒ガスを発生
するために出来ず、こわして円形鉄板を取外すのも困難
である。
ちなみにカートリッジフィルターの大きさは一般的なも
ので高さ460m、直径320772771位であり、
フィルター筒内に予じめ活性炭10を封入したものなど
の場合(Cは、溶剤を含浸して重量が20kg近くもあ
り、溶剤の損失量もさること乍らその取扱いも大変な作
業で、極めて仕末の悪い存在となっている。
以下本考案の実施例につき説明すると、本案ろ過装置A
は、ろ過槽11の底面板12面(第5図示)゛または底
面板12の直立位置に固定した底板13面(第3図示)
を複数に区画して各区画毎に通液パイプ14を樹立固定
し、また、任意の通液パイプ、例えば中心にある通液パ
イプの頂上にねじ軸15を突設して支柱兼通液パイプ1
4′ とし、各パイプ14914′ の周面に通深孔1
6を適宜穿設すると共に、各パイプ14 、14’ の
長さを、筒形フィルター21(1段乃至複数段に積み重
ねた)、中間バッキング18(1枚乃至複数枚)、及び
、底板バッキング19の合計長とはY同長に形成し、ま
た、一定折曲幅の蛇腹状に曲数したろ紙20な円筒形に
形成した複数個の筒形フィルター21を設け、該筒形フ
ィルター21の径を上記各区画面積に見合った径に設定
しく実際上では、設置した筒形フィルター相互の間隔は
5rrIIILあれば充分である。
)、筐た、フェルト等の弾力性ある素材でろ過槽11の
径より僅かに小径(液が通れる寸法・・・数量)の円形
板に上記谷パイプ14914″を挿通するパイプ挿通孔
22を穿設した底板バッキング19と、該底板バッキン
グ19と同径で同形状の金属板23の両面にフェルト等
の7ζノキング24を一体に接着した中間バッキング1
8と、底板バッキング19と同径の金属板25の下面に
バッキング26を一体に接着し、中心に軸孔27を穿孔
した天板28とを設け、上記のように構成した各部材を
順次組合せ、支柱兼通液パイプ14′ のねじ軸15
に螺合した締付ナツト29を締め付けて全体を水密一体
内に構成するものである。
なお、3Gはろ過槽11の洗剤の入口、31は出口、3
2はドレン、3Tは集液室、36は集液管、33は蓋板
、34はリングと放射状アーム等からなる押え橋板、3
5は中間バッキング18のパイプ挿通孔、また、17は
パンチングプレート製の金属網管で、各筒形フィルター
21の内周面側に嵌挿設置し、該フィルターを補強する
ものである。
而して、上記組合せ構成につき説明すると、先ず、底板
バッキング19を、底面板12または底板13に樹立固
定した各通液バイブ14及び支柱兼通液パイプ14′
に、その各パイプ挿通孔22または底板13面上に設置
し、続いて、筒形フィルター21(金属網筒17を嵌挿
した)を各バイア”14114’ に挿通して 記底板
バッキング19上に載置し、次に筒形フィルター21を
2段以上積み重ねる場合には各筒形フィルター21の間
に中間バッキング18を、底板バッキングと同様にその
パイプ挿通孔35に各パイプ14.14’を挿通して設
置し、最上段の各筒形フィルター21上に、天板28を
そのバッキング26面を各筒形フィルタ−21端面に当
接し、軸孔27にねじ軸15を挿通突設して載置し、次
いで、該天板28上に押え橋板34を載置して、最後に
ねじ軸15に締付ナツト29馨螺合し、該ナツトを締め
付けることによって、各筒形フィルター21の上下端面
及び各通液パイプ14の上端面を各バッキング19,1
8.26に圧接して、全体を水密一体内に構成上たもの
である。
なお、筒形フィルター21の取外し交換などのための分
解は、締付ナツト29を外し、前記と逆の順序で極めて
簡単になし得る。
実際時における締付寸法は、本案が各バッキングに比較
内服の強いフェルトを使用し、該バッキング及びフィル
ター等の寸法精度を極力向上したものであることから、
例えば、直径1503長さ600rrrIrLの筒形フ
ィルターを2段積み重ねた場合で、2〜3rrIIrL
位の締付けで全体的に水密一体に構成し得た。
上記の構成の本案ろ過装置Aにおいて、洗濯装置等から
送給されてきた洗剤は入口30からろ過槽11内へ入り
、天板28の周囲などを通って、ろ過槽内全体の各筒形
フィルター21周囲を満たし、各筒形フィルター21を
通り糸滑、ゴミなどをろ過されてフィルター内に入り、
各通液パイプ14.14’の通液孔16を通ってパイプ
内へ入り、該パイプ内を流れて、底板13下方の集液室
3Tへ入り出口31から再び洗濯装置等へ、または、パ
イプ内から底面板12下方の集液管36へ入って再び洗
濯装置等へ循環送給される。
以上の如く本案装置は、 l)限られたスペースのろ過槽内を複数に区画して、各
区画を目一杯に利用して複数個の筒形フィルターを設置
したものであるので、従来装置に比し合計ろ過面積を格
段に増大してろ過性能を向上し得る。
また、各筒形フィルターは中間バッキングを介して2段
以上の複数段に積み重ね構成し得るので、ろ過能力を増
大し得ると共に、特に筒形フィルターを単一種類の小径
小形なものに構成し得て、交換、運搬友び保管等上極め
て都合がよい。
2)各筒形フィルター、バッキング及び天板等、各構成
部分を独立した部品として構成して、これらを締付は一
体化するようにしたので、各部を部品として用意し供給
し得る便利さがあり、特に唯一の費耗部品である筒形フ
ィルターの交換取付けを簡単に行い得ると共に、従来の
円形鉄板を一体的に接着したカートリッジフィルターと
異なって、ろ紙だけからなるものであるので、コストが
格段に安く、ことに、その廃業処理を一般家庭の紙ゴミ
等と同様に廃業し、或は悪臭や有毒ガス発生等の公害的
な心配なしにどこで譬も焼却しうる極めて秀れた特長が
ある。
上記廃業処理において、本案における使用済み筒形フィ
ルターも当然に多量の洗剤を含浸しているので、廃棄に
先だち例えば、以下のような処理の−を行う。
■ クリーニング工場ならば必ず設置されている乾燥帰
の熱風の一部を本案ろ過装置に配管導入し、取外し直前
のフィルターに熱風を通して洗剤(溶剤)を揮発乃至は
蒸発させると共にフィルターを乾燥する。
揮発した洗剤は冷却凝固させて回収し、完全に乾燥した
フィルターを取外す。
■ 取外した筒形フィルターを遠心分離機にかげて洗剤
を分離回収し、フィルターを乾燥させる。
■ クリーニング工場に設置されている蒸留釜に入れて
、加熱蒸留して洗剤を回収し、フィルターを乾燥させる
以上の処理の内の倒れかを行うことによって、洗剤(主
に溶剤)を有効に回収し再使用し得ること\なり、同時
に洗剤を取り去って乾燥した筒形フィルターは糸屑等の
付着したたビの紙であるので、一般的な廃業及び焼却な
ど如何ようにも処理でき、また、円筒形の紙だけである
から、切断分解なども極めて簡単にできて、従来の如く
問題となる点は少しもなくなる。
本考案における筒形フィルターは小径小形に形成し得る
ので特に廃棄処理に便利である。
なお、本案ろ過装置はその構成上から、活性炭を入れる
スペースは殆んどないので、活性炭は洗剤循環回路中に
設置した別装置に備えるものとする。
このことから、本考案の場合は、フィルターと活性炭を
個別に交換処理し得ることとなり、従来カートリッジフ
ィルター内に予じめ活性炭を封入して両者を一体として
いた\めに、両者の使用耐久力の相違に関係なしに一緒
に廃棄してしまっていたのに比し、極めて経済的な利点
が派生したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の洗剤ろ過装置の構成顧略図、第2図は従
来のカートリッジフィルターの一部切断正面図及び横断
面図、第3図は本案ろ過装置の縦断面図、第4図は第3
図のA’ −A“断面図、第5図は他の実施例の一部縦
断面図、第6図は筒形フィルターの一部切断正面図及び
平面図、第7図は金属網筒の一部縦断面図反び平面図、
第8図は押え橋板の正面図及び平面図、第9図は天板の
正面図及び平面図、第10図は中間バッキングの正面図
及び平面図、第11図は底板バッキングの正面図及び平
面図である。 符号、A・・・本案ろ過装置、1・・・従来のろ過装置
、2・・・そのろ過槽、3・・・その中心管、5・・・
そのカートリッジフィルター、6・・・その円形鉄板、
10・・・活性炭、11・・・本案装置のろ過槽、12
・・・底面板、13・・・底板、14・・・通液パイプ
、14′・・・支柱兼通液パイプ、15・・・ねじ軸、
16・・・通液孔、11・・・金属網筒、18・・・中
間バッキング、19・・・底板バッキング、21・・・
筒形フィルター、28・・・天板、29・・・締付ナツ
ト、30・・・入口、31・・・出口、34・・・押え
橋板、33・・・蓋板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ろ過槽11の底面板12面または底板13面を複数に区
    画して各区画毎に通液パイプ14を樹立固定し、また任
    意の通液パイプの頂上にねじ軸15を突設して支柱兼通
    液パイプ14’ とし、各パイプ14 、14’ に
    、底板バッキング19、筒形フィルター21.そして、
    筒形フィルター21馨2段以上積み重ねる場合は筒形フ
    ィルター21間に中間バッキング18を介在して、順次
    挿通設置し、最上段の筒形フィルター21の上端面に天
    板28を載置してその軸孔2Tに支柱兼通液パイプ14
    ′ のねじ軸15を挿通突出し、該ねじ軸15に締付ナ
    ツト29を螺合し締め付けて、上記各部材な水密一体内
    に構成した、多筒多段式クリーニング洗剤ろ過装置。
JP10823281U 1981-07-21 1981-07-21 多筒多段式クリ−ニング洗剤ろ過装置 Expired JPS5942092Y2 (ja)

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JPS5814917U JPS5814917U (ja) 1983-01-29
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