JPS5941687Y2 - スライドフアスナ−用スライダ− - Google Patents

スライドフアスナ−用スライダ−

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Publication number
JPS5941687Y2
JPS5941687Y2 JP6197080U JP6197080U JPS5941687Y2 JP S5941687 Y2 JPS5941687 Y2 JP S5941687Y2 JP 6197080 U JP6197080 U JP 6197080U JP 6197080 U JP6197080 U JP 6197080U JP S5941687 Y2 JPS5941687 Y2 JP S5941687Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
slider
chamfered
outer flange
straight
fastener
Prior art date
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Expired
Application number
JP6197080U
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English (en)
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JPS56163905U (ja
Inventor
潔 織田
Original Assignee
ワイケイケイ株式会社
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Filing date
Publication date
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Priority to JP6197080U priority Critical patent/JPS5941687Y2/ja
Publication of JPS56163905U publication Critical patent/JPS56163905U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば、コイル状ファスナーエレメントの如
き連続ファスナーエレメント列が、ファスナーテープの
1側縁に、該テープの袋織り部により一体に織り込まれ
ているスライドファスナーに使用されるスライダーの改
良に関するものであり、その目的は、スライドファスナ
ーのテープ0に強い横引き力が作用している状態におい
て、スライダーを繰り返して摺動させでも、前記袋織り
部の織糸等の摺り切れを生ずることなく、円滑にファス
ナーエレメントを噛合、開離させることができ、また強
い横引き力が作用しているにも拘らず、横引き力が作用
していないときと同様に、ファスナーエレメントを正確
に、円滑に案内できるスライダーを提供することを目的
としている。
コイル状ファスナーエレメントの如き連続ファスナーエ
レメント列が、ファスナーテープの1側縁に織り込み手
段によって取り付けられているスライドファスナーは、
ファスナーテープの織成と同時に、連続ファスナーエレ
メント列がファスナーテープに取り付けられるため、ス
ライドファスナーの製造工程が簡略化される利点がある
が、他方において、連続ファスナーエレメント列をファ
スナーテープに固着している袋織り部の織糸等が、スラ
イダーの外郭フランジの内側縁と強く摺接させられるた
め、スライダーの摺動によって前記織糸等が摺り切れや
すい欠点を有している。
上述の欠点を除くため、特開昭49−70740号公報
に示されるスライダーが提案されているが、このスライ
ダーは、第10図に示されるように、スライダ一本体A
の上下の両翼片Bの外郭フランジCの屈曲部分たるニル
ボウDの内縁に、面取り部Eを設け、この面取り部Eを
単一の斜向平坦面とすることにより、連続ファスナーエ
レメント列をファスナーテープに固定している縫い糸等
の摺り切れを防止したにすぎないものであって、面取り
部Eは、ニルボウを中心とした単一斜向平坦面をなすも
のであるから、外郭フランジの内縁を、該フランジの長
さ方向にできるかぎり多く切除しないかぎり充分な摺り
切れ防止効果を得ることができない。
そして充分な摺り切れ防止効果が得られるようにすると
、面取り深さがニルボウの高さに比して著しく深くなり
、第10図に示されるように、ファスナーエレメントを
正しく案内するための外郭フランジ内側の垂直WFがニ
ルボウ部分で少なくなりすぎるものである。
このため、強い横引き力が作用している状態でスライダ
ーを摺動させると、ファスナーエレメントの噛合頭部と
反対の側、即ち連結反転部に沿って配置されているコー
ドおよび縫糸等が、面取り部Eから外側へはみ出す傾向
となり、同時にファスナーエレメントまでが、コードお
よび縫糸等に引張られて変位した状態で案内されること
となる。
このことは、外郭フランジ内側の垂直壁Fによる正しい
案内が行なわれず、案内面から外れた状態でファスナー
エレメントがスライダーのエレメント案内溝内を通過す
ることとなるため、左右のファスナーエレメント列の噛
合が部分的に、或は連続的に不十分なものとなり、チェ
ン割れを生じたり、或はコード、縫糸等が面取りされて
いない上下の外郭フランジC間に挾み込まれる状態とな
ったり、左右のファスナーエレメントの噛合頭部同士の
噛み合い状態に無理が生じたりする現象を生じてスライ
ダーの摺動抵抗が意外に大きくなる等の欠点を惹起して
いる。
本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載する構成とす
ることにより、上述のごとき欠点を伴なうことのないス
ライダーを得たものである。
以下、図示例についてその構成を説明する。
第1図において、ファスナーチェン1のファスナーエレ
メント列2に装着させられているスライダー3が、第2
図乃至第5図に示されるように、スライダ一本体のエレ
メント案内柱4で一体に連結されている上翼片5と、下
翼片6とを有し、上下の各翼片5.6には、それぞれ外
郭フランジ7゜8が形成されていることは従来構造のス
ライダーと同様である。
本考案は、上述の各外郭フランジ1.8に、新規な構造
を付加したものであり、各外郭フランジは倒れも対称的
な同一構造とされているので、以下外郭フランジ7につ
いてその構成を詳述する。
外郭フランジ1は、従来の外郭フランジと同じく、スラ
イダ一本体の縦中心線O−Oに対して外側に開いている
傾斜部分9と、該中心線O−Oに対して平行している直
状部分10と、傾斜部分9と直状部分10とを連続させ
ている屈曲部分11とから構成されており、上記各部分
の内側縁には、その全長に亘って一連の面取り部分12
が形成されている。
この面取り部分12は、傾斜部分9の前端13から、該
フランジの長さ方向に向って漸次、その面取り深さHを
深められており、屈曲部分11において最も深い最大面
取り部分14とされている。
またこの屈曲部分11における最大面取り部分14は、
屈曲部分11の内側壁15の曲率半径よりも大きい曲率
半径の弧状をなして面取りされている。
面取り部分12は、上述の最大面取り部分14を経たの
ち、直状部分10のはゾ中央に句うに従って、その面取
り深さHを徐々に浅くされ、直状部分10のはゾ中央部
において、最も浅い最小面取り部分16とされ、ついで
直状部分10のスライダー後口部17に向い、再び面敗
り深さHが徐徐に深くなるように形成されている。
上述の構成であるから、外郭フランジ1の垂直をなす内
側壁18と、面取り部分12との境界をなす稜縁19は
波状の屈曲縁形状をなすこととなる。
第4図a乃至Cは、外郭フランジ7と左右一対をなす外
郭フランジ8における面取り部分20の形状を示すもの
で、第4図aは、第2図中a −a線位置における断面
図であり、第4図すは、第2図中b−b線位置の断面図
であり、最大面取り部分21の断面形状を示し、第4図
Cは、第2図中c−c線位置の断面図であって、直状部
分の最小面取り部分22の断面形状を示している。
なお、第2図中d−d線位置における断面形状は、第4
図aに示されるものと同一である。
以上説明した外郭フランジ1の構造は、上下の各翼片に
おける各外郭フランジに共通して具備されている。
第5図は以上説明した構造のスライダーとファスナーチ
ェン1との係合状態を上翼片5を切除して示したもので
あり、ファスナーチェン1には横引き力が作用していな
い状態で示されている。
この図において、コイル状ファスナーエレメントとして
示されているファスナーエレメント列2は、連結反転部
23の外側に外側コード24を配置されており、この外
側コード24を介して、ファスナーエレメント列2は、
外郭フランジ7.8の垂直をなす各側壁18.25で案
内されている。
第6図は、第5図中VI−VI線断面を拡大して示し、
第7図は第5図中■−■線断面を拡大して示し、第8図
および第9図はそれぞれ第5図中の■−■線および■−
IX線断面を拡大して示している。
この等の各断面図から明らかなように、各外郭フランジ
7.8.26.27の垂直な内側壁18゜25.28.
29と、面取り部分12.20゜30.31との境界を
なす稜線19.32.33゜34は、各断面位置におい
て、それぞれ異なる高さで、ファスナーテープ1の袋織
り部35.36の外側縁に対向している。
本考案は、上述の如き構成であり、外郭フランジの内側
縁が、その全長に亘って面取り部分12とされているの
で、これに接するファスナーテープの袋織り部に対する
摩擦が少なく、該袋織り部の織糸の摺り切れを防止しう
る効果を奏する。
然もその面取り部は、外郭フランジの長さ方向において
、その深さを、該フランジの全長を利用して漸次、浅く
、深く、浅く、深くと変化させであるので、外郭フラン
ジの垂直な内側壁と面取り部分との境界をなす稜線と、
ファスナーテープの袋織り部の外側縁との圧接点が、該
外側縁の高さ方向において連続的に広範囲に亘って変化
し、局部的に強く摺接する作用を皆無としうるので、織
糸の摺り切れ防止効果がより向上させられるものである
また面取り部分は、外郭フランジの屈曲部分において、
屈曲部分の内側壁の曲率半径よりも大きい曲率半径の弧
状をなして形成されているので、該屈曲部分の面取り深
さを十分にとりながらも、この部分の垂直な内側壁の高
さを十分に確保でき、ファスナーエレメント列の案内を
正確に行なうことを可能にし、正確な噛合作用を保証で
きる効果を奏すると共に、屈曲部分に連続する直状部分
においては、そのはゾ中央部に最も浅い最小面取り部分
が形成されているので、ファスナーエレメント列の噛合
を最終的に決定する垂直な内側壁を、該直状部分に十分
に存置させることとなり、ファスナーテープに強い横引
力が作用していても、ファスナーエレメントは正確に案
内され、正確に噛合、開離させられる効果を奏する。
上述のように、ファスナーテープに強い横引力が作用し
ている状態においては、袋織り部の織糸は、第1図中、
鎖線37.38で示されるように、面取り部分の存在に
よって形成される上下の外郭フランジ間の間隙内に引き
込まれるが、該間隙は、面取り部分が外郭フランジの全
長に亘って設けられていることにより、同じく外郭フラ
ンジの全長に亘って形成されているので、スライダーの
摺動抵抗を増大させる程の摩擦抵抗を外郭フランジとの
間で発生させることは無い。
また上記横引き力によって鎖線37.38で示されるよ
うに織糸が引き込まれたとしても、前述のように外郭フ
ランジには、その全長に亘り、十分な高さの垂直な内側
壁が存置されているので、ファスナーエレメント列は、
この内側壁によってその位置を保持させられ、案内面か
ら外れることが無く、常に正しい位置でスライダーのエ
レメント案内溝を通過することを保証され、従って常に
無理なく、確実に噛合させられる。
このため、本考案によれば、横引き力の有無に関係なく
、常に円滑なスライダーの摺動を実現でき、そして袋織
り部の織糸等の摺り切れ現象を伴なうことなく、ファス
ナーエレメント列の無理のない正確な噛合、開離を行な
いうる効果を奏しうるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るスライダーを装着したスライド
ファスナーの略示平面図、第2図は、実施の1例たるス
ライダーの下翼片を示す拡大横断面図、第3図は、外郭
フランジを示す一部切欠拡大斜面図、第4図aは、第2
図中a−a線拡大断面図、第4図すは、第2図中b−b
線拡大断面図、第4図Cは、第2図中c−c線拡大断面
図、第5図は第2図に示されるスライダーとスライドフ
ァスナーチエンとの保合状態を示す拡大横断面図、第6
図は第5図中■−■線拡犬断面図、第7図は第5図中■
−■線拡大断面図、第8図は第5図中■−■線拡大断面
図、第9図は第5図中IX−IX線拡大断面図、第10
図は、既提案に係るスライダーの外郭フランジを示す一
部切欠拡大斜面図である。 5・・・・・・上翼片、6・・・・・・下翼片、7.8
・・・・・・外郭フランジ、9・・・・・傾斜部分、1
0・・・・・・直状部分、11・・・・・・屈曲部分、
12・・・・・・面取り部、13・・・・・・前端、1
4・・・・・・最大面取り部分、16・・・・・・最小
面取り部分、17・・・・・・スライダー後口部、H・
・・・・・面取り深さ、0−0・・・・・・縦中ノー腺

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スライダ一本体の上下両翼片に、該本体の縦中心線に対
    して外側に開いている傾斜部分と、前記中心線に対して
    平行している直状部分と、前記傾斜部分と直状部分とを
    連続させている屈曲部分とからなる外郭フランジが形成
    されているスライドファスナー用スライダーにおいて、
    前記各外郭フランジの内側縁には、その全長に亘って面
    取り部が形成されており、該面取り部分は、前記傾斜部
    分の前端から、外郭フランジ長さ秀句に向って漸次面取
    り深さを深められ、屈曲部分においては、該屈苅部分の
    内側壁の曲率半径よりも大きい曲率半径の弧状に面取り
    された最も深い最大面取り部分とされ、更に、前記直状
    部分のはゾ中炎に向って面取り深さを徐徐に浅くされ、
    該直状部分のほぼ中央部において最も浅い最小面取り部
    分とされ、再び該直状部分のスライダー後口部に向って
    面取り深さが徐々に深くなる形状とされていることを特
    徴とするスライドファスナー用スライダー。
JP6197080U 1980-05-07 1980-05-07 スライドフアスナ−用スライダ− Expired JPS5941687Y2 (ja)

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JP6197080U JPS5941687Y2 (ja) 1980-05-07 1980-05-07 スライドフアスナ−用スライダ−

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JP6197080U JPS5941687Y2 (ja) 1980-05-07 1980-05-07 スライドフアスナ−用スライダ−

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JPS56163905U JPS56163905U (ja) 1981-12-05
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JP6197080U Expired JPS5941687Y2 (ja) 1980-05-07 1980-05-07 スライドフアスナ−用スライダ−

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JP3618288B2 (ja) * 2000-09-29 2005-02-09 Ykk株式会社 線条スライドファスナー用スライダー
JP2007054176A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Ykk Corp 隠しスライドファスナー用スライダー
JP5218875B2 (ja) * 2009-09-30 2013-06-26 Ykk株式会社 スライドファスナー

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