JPS5941600Y2 - X線装置 - Google Patents
X線装置Info
- Publication number
- JPS5941600Y2 JPS5941600Y2 JP17429278U JP17429278U JPS5941600Y2 JP S5941600 Y2 JPS5941600 Y2 JP S5941600Y2 JP 17429278 U JP17429278 U JP 17429278U JP 17429278 U JP17429278 U JP 17429278U JP S5941600 Y2 JPS5941600 Y2 JP S5941600Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inverter
- circuit
- voltage output
- transformer
- ray
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はX線管に印加される高圧出力部のオーバーシュ
ートを有効に抑制することができるインバータ方式のX
線装置に関するものである。
ートを有効に抑制することができるインバータ方式のX
線装置に関するものである。
インバータ方式のX線装置として第1図に示すような回
路構成の装置が知られている。
路構成の装置が知られている。
即ち、この装置は直流電源Eと、この電源Eをチョッピ
ングするスイッチSWとによってチョッピング電源出力
を形成し、該出力をインバータトランスITの一次側巻
線の中間タップに印加すると共に、この−次側巻線の両
端にはそれぞれ互いに点弧位相角を異ならせた2個のサ
イリスタ5CR1,5CR2を接続し、前記インバータ
トランスITの二次側から高圧出力を取り出し、ダイオ
ードブリッジ形式の整流器DBを介してX線管XTに印
加するようにしている。
ングするスイッチSWとによってチョッピング電源出力
を形成し、該出力をインバータトランスITの一次側巻
線の中間タップに印加すると共に、この−次側巻線の両
端にはそれぞれ互いに点弧位相角を異ならせた2個のサ
イリスタ5CR1,5CR2を接続し、前記インバータ
トランスITの二次側から高圧出力を取り出し、ダイオ
ードブリッジ形式の整流器DBを介してX線管XTに印
加するようにしている。
尚コンデンサと抵抗の直列接続回路11は転流用回路で
あり、スイッチSWの次段の正負母線間に接続したダイ
オードは、スイッチSW保護用のフライホイールダイオ
ードFDである。
あり、スイッチSWの次段の正負母線間に接続したダイ
オードは、スイッチSW保護用のフライホイールダイオ
ードFDである。
かかるインバータ方式のX線装置によれば、スイッチS
Wのスイッチング回数に相当するパルス電圧がインバー
タトランスITの一次側巻線の中間タップに印加され、
相補的に導通するサイリスタSCR,,5CR2との関
係でインバータトランスITのインバータ動作が行われ
、二次側から高圧出力を取り出すことができる。
Wのスイッチング回数に相当するパルス電圧がインバー
タトランスITの一次側巻線の中間タップに印加され、
相補的に導通するサイリスタSCR,,5CR2との関
係でインバータトランスITのインバータ動作が行われ
、二次側から高圧出力を取り出すことができる。
この種の装置は商用交流電源を高圧トランスで必要な高
圧電圧に昇圧するのに比べ、インバータを介してそれよ
りも高い周波数にすることによって従来方式に比較し、
高圧トランスを%程度の大きさにすることができ、高圧
発生器の小形、軽量化が図れるという利点があり、特に
移動型X線装置に適していることから回診用X線装置に
用いられていた。
圧電圧に昇圧するのに比べ、インバータを介してそれよ
りも高い周波数にすることによって従来方式に比較し、
高圧トランスを%程度の大きさにすることができ、高圧
発生器の小形、軽量化が図れるという利点があり、特に
移動型X線装置に適していることから回診用X線装置に
用いられていた。
ところで、前記インバータ方式のX線装置は一般のX線
撮影等の如く重負荷で使用される場合に適し、外科用或
いはX線透視撮影用等の如く軽負荷で使用される場合に
は適さなかった。
撮影等の如く重負荷で使用される場合に適し、外科用或
いはX線透視撮影用等の如く軽負荷で使用される場合に
は適さなかった。
これは軽負荷時にお・いてはX線管XTに接続される高
圧ケーブルによる浮遊容量が大きくなるため高圧出力に
過渡現象(オーバーシュート)の問題が生じてしまうた
めである。
圧ケーブルによる浮遊容量が大きくなるため高圧出力に
過渡現象(オーバーシュート)の問題が生じてしまうた
めである。
このオーバーシュートの問題を等価回路に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
第1図の装置は実質的には第2図に示すような等価回路
に置き替えられる。
に置き替えられる。
即ち、負荷RL (X線管XTに相当する)に高圧ケー
ブルの浮遊容量coが並列接続され、電源Eの電圧がス
イッチSW及び高圧トランスの洩れインダクタンスL。
ブルの浮遊容量coが並列接続され、電源Eの電圧がス
イッチSW及び高圧トランスの洩れインダクタンスL。
を介して負荷RLに供給されることとなる。
この等価回路で負荷RLに供給される高電圧KVPの波
形について考えると、第3図に示すように重負荷時(管
電流大の時)には図中破線で示す理想曲線Bに近い波形
となるが、軽負荷時(管電流中の時)には図中実線で示
すように過渡現象(オーバーシュート)を有する曲線A
となる。
形について考えると、第3図に示すように重負荷時(管
電流大の時)には図中破線で示す理想曲線Bに近い波形
となるが、軽負荷時(管電流中の時)には図中実線で示
すように過渡現象(オーバーシュート)を有する曲線A
となる。
これは前記浮遊容量coとインダクタンスL。
どの共振、即ち、スイッチSWのチョッピングによるイ
ンデシャル応答に起因するものである。
ンデシャル応答に起因するものである。
この結果、前記インバータ方式のX線装置は軽負荷用の
装置として使用できないという問題があった。
装置として使用できないという問題があった。
本考案は前記問題を解決して、インバータ方式のX線装
置における高圧出力のオーバーシュートを抑制すること
によって軽負荷でも使用することができるインバータ方
式のX線装置を提供することを目的とするものであり、
このために直流入力電源と、該人力電源をチョッピング
するチョッピング回路と、該チョッピング回路の出力が
一次側巻線に印加されることによりインバータ動作を行
うと共に二次側巻線に高圧出力を発生する昇圧トランス
と、該高圧出力が印加されるX線管とからなり、前記人
力電源と昇圧トランスの一次側巻線との間に高圧出力部
のオーバーシュートを抑制するための平滑回路を設けた
ことを特徴とするものである。
置における高圧出力のオーバーシュートを抑制すること
によって軽負荷でも使用することができるインバータ方
式のX線装置を提供することを目的とするものであり、
このために直流入力電源と、該人力電源をチョッピング
するチョッピング回路と、該チョッピング回路の出力が
一次側巻線に印加されることによりインバータ動作を行
うと共に二次側巻線に高圧出力を発生する昇圧トランス
と、該高圧出力が印加されるX線管とからなり、前記人
力電源と昇圧トランスの一次側巻線との間に高圧出力部
のオーバーシュートを抑制するための平滑回路を設けた
ことを特徴とするものである。
以下実施例により本考案を具体的に説明する。
第4図は本考案装置の一例を示す回路図である3図にお
・いてEは直流電源、SWはこの電源をチョッピングす
るスイッチ、FDはスイッチSWを保護するためのフラ
イホイールダイオード、1は平滑回路であって、高圧出
力のオーバーシュートを抑制するためのものである。
・いてEは直流電源、SWはこの電源をチョッピングす
るスイッチ、FDはスイッチSWを保護するためのフラ
イホイールダイオード、1は平滑回路であって、高圧出
力のオーバーシュートを抑制するためのものである。
6はインバータトランスであり、電源Eの電圧が平滑回
路1を介して一次側巻線の中間タップに印加される。
路1を介して一次側巻線の中間タップに印加される。
9,10は前記インバータトランス6の一次側巻線の両
端に接続され図示しない駆動回路によって相補的に駆動
されるスイッチングトランジスタ、7はインバータトラ
ンス6の二次側高圧出力信号を全波整流するダイオード
ブリッジ形式の整流器、8は前記整流された高圧出力が
印加されるX線管である。
端に接続され図示しない駆動回路によって相補的に駆動
されるスイッチングトランジスタ、7はインバータトラ
ンス6の二次側高圧出力信号を全波整流するダイオード
ブリッジ形式の整流器、8は前記整流された高圧出力が
印加されるX線管である。
ここで、前記インバータトランス6の一次側巻線に設け
られた平滑回路1は、並列接続されたインダクタンス2
と抵抗3及び積分回路(抵抗4とコンデンサ5)とによ
って構成される。
られた平滑回路1は、並列接続されたインダクタンス2
と抵抗3及び積分回路(抵抗4とコンデンサ5)とによ
って構成される。
このような構成のX線装置の動作は次の通りである。
先ず図示しない駆動回路によってトランジスタ9,10
を所定の周波数により相補的にスイッチングさせる。
を所定の周波数により相補的にスイッチングさせる。
そして、スイッチSWによりチョッピングされた、この
チョッピングのデユーティに応じた電圧を発生させる。
チョッピングのデユーティに応じた電圧を発生させる。
すると、インバータトランス6がインバータ動作を行い
、平滑回路1を介して一次側巻線の中間タップに印加さ
れた電源Eの電圧を昇圧して二次側に高圧出力を発生さ
せる。
、平滑回路1を介して一次側巻線の中間タップに印加さ
れた電源Eの電圧を昇圧して二次側に高圧出力を発生さ
せる。
この高圧出力が整流器7を介してX線管8に印加される
。
。
ここで、前記構成のX線装置の等価回路を示し、それに
よってオーバーシュートを抑制できる理由を詳細に説明
する。
よってオーバーシュートを抑制できる理由を詳細に説明
する。
前記装置は第5図の等価回路に置き替えることができる
。
。
即ち、電源Eの電圧がスイッチSWを介して平滑回路1
に印加され、更にこの平滑回路1の出力が高圧トランス
の洩れインダクタンスL。
に印加され、更にこの平滑回路1の出力が高圧トランス
の洩れインダクタンスL。
を介じて負荷RLに印加される。
負荷RLには高圧ケーブルの浮遊容量C8が並列接続さ
れている。
れている。
次に、負荷RLに印加される電圧KVPの波形を第6図
に示し平滑回路1の働きを説明する。
に示し平滑回路1の働きを説明する。
先ず、前記等価回路において平滑回路1が全く付加され
ていない場合を考えると、高圧出力KVPの波形は破線
Aのようにオーバーシュートを有する曲線となる。
ていない場合を考えると、高圧出力KVPの波形は破線
Aのようにオーバーシュートを有する曲線となる。
次に、平滑回路1における比較的大きな値のインダクタ
ンス2のみを設けた場合には前記オーバーシュートは抑
制されることとなるが、今度は一点鎖線Cのように立上
りが緩やかな曲線となって好ましくない。
ンス2のみを設けた場合には前記オーバーシュートは抑
制されることとなるが、今度は一点鎖線Cのように立上
りが緩やかな曲線となって好ましくない。
そこで立上りを良くするためにインダクタンス2に並列
に抵抗3を接続するわけであるが、このようにすると2
点鎖線りのごとく再びオーバーシュートを有する曲線と
なってしまう。
に抵抗3を接続するわけであるが、このようにすると2
点鎖線りのごとく再びオーバーシュートを有する曲線と
なってしまう。
従って、抵抗4及びコンデンサ5からなる積分回路を設
けて実線Bのような理想曲線に近い波形を得ることがで
きる。
けて実線Bのような理想曲線に近い波形を得ることがで
きる。
以上詳述したように本考案装置はトランス6の一次側に
、高圧出力のオーバーシュートを抑制する平滑回路1を
設けているので、重負荷時のみならず、軽負荷の場合(
高圧ケーブルの浮遊容量が大きい場合)にも使用できる
インバータ方式のX線装置となる。
、高圧出力のオーバーシュートを抑制する平滑回路1を
設けているので、重負荷時のみならず、軽負荷の場合(
高圧ケーブルの浮遊容量が大きい場合)にも使用できる
インバータ方式のX線装置となる。
そして、このような平滑回路を一次側(低圧側)に設け
るものであるから、装置の小形化、軽量化に支障を来た
すこともない。
るものであるから、装置の小形化、軽量化に支障を来た
すこともない。
従って、外科用或いはX線透視撮影用にも使用すること
ができる。
ができる。
尚、本考案は前記実施例に限らず、例えばインバータ動
作を行わせるためのトランジスタ9,10に替えて従来
同様SCRを使用してもよく、又平滑回路1は前記同様
の機能を行うような構成であればどのようなものであっ
てもよい。
作を行わせるためのトランジスタ9,10に替えて従来
同様SCRを使用してもよく、又平滑回路1は前記同様
の機能を行うような構成であればどのようなものであっ
てもよい。
更に、直流電源Eとして単相交流を整流器を介して全波
整流したものを用いてもよい。
整流したものを用いてもよい。
第1図は従来のインバータ方式のX線装置の一例を示す
回路図、第2図はその等価回路、第3図はその高圧出力
波形を示す特性図、第4図は本考案インバータ方式のX
線装置の一例を示す回路図、第5図はその等価回路、第
6図はその高圧出力波形を示す特性図である。 1・・・・・・平滑回路、2・・・・・・インダクタン
ス、3,4・・・・・・抵抗、5・・・・・・コンデン
サ、6・・・・・・インバータトランス、7・・・・・
・整流器、8・・・・・・X線管、9,10・・・・・
・トランジスタ。
回路図、第2図はその等価回路、第3図はその高圧出力
波形を示す特性図、第4図は本考案インバータ方式のX
線装置の一例を示す回路図、第5図はその等価回路、第
6図はその高圧出力波形を示す特性図である。 1・・・・・・平滑回路、2・・・・・・インダクタン
ス、3,4・・・・・・抵抗、5・・・・・・コンデン
サ、6・・・・・・インバータトランス、7・・・・・
・整流器、8・・・・・・X線管、9,10・・・・・
・トランジスタ。
Claims (1)
- 直流入力電源と、該人力電源をチョッピングするチョッ
ピング回路と、該チョッピング回路の出力が1次側巻線
に印加されることによりインバータ動作を行うと共に2
次側巻線に高圧出力を発生する昇圧トランスと、該高圧
出力が印加されるX線管とからなり、前記入力電源と昇
圧トランスの1次側巻線との間に高圧出力部のオーバー
シュートを抑制するための平滑回路を設けたことを特徴
とするX線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17429278U JPS5941600Y2 (ja) | 1978-12-21 | 1978-12-21 | X線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17429278U JPS5941600Y2 (ja) | 1978-12-21 | 1978-12-21 | X線装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5592300U JPS5592300U (ja) | 1980-06-26 |
JPS5941600Y2 true JPS5941600Y2 (ja) | 1984-11-30 |
Family
ID=29180771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17429278U Expired JPS5941600Y2 (ja) | 1978-12-21 | 1978-12-21 | X線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5941600Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-12-21 JP JP17429278U patent/JPS5941600Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5592300U (ja) | 1980-06-26 |
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