JPS5941577B2 - 第二原図用紙 - Google Patents

第二原図用紙

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JPS5941577B2
JPS5941577B2 JP53037125A JP3712578A JPS5941577B2 JP S5941577 B2 JPS5941577 B2 JP S5941577B2 JP 53037125 A JP53037125 A JP 53037125A JP 3712578 A JP3712578 A JP 3712578A JP S5941577 B2 JPS5941577 B2 JP S5941577B2
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JP
Japan
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paper
original
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nonionic
anionic
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Expired
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JP53037125A
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JPS54130028A (en
Inventor
秀夫 秋野
三郎 中川
和夫 天野
敬明 川口
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TOMOEGAWA PAPER Manufacturing Ltd
Original Assignee
TOMOEGAWA PAPER Manufacturing Ltd
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Publication date
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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は第二原図用紙の改良に関するものである。
本発明で言う第二原図用紙とは電子写真法、ジアゾ法な
ど公知の複写方法に使用する第二原図用複写紙のことで
ある。
第二原図用紙に要求される特性は、第二原図用紙本来の
特性として、(1)透明性が良好であること、(2)紙
の強度、特に引裂き強さが強いこと、(3)紙の取扱い
が容易であること、などが上げられ、またかかる第二原
図用紙をPPC複写機に使用する場合の特性として(1
)トナーの定着性が良好(印刷適性が良好)であること
、(2)定着トナーの消去性が良好(修正性が良好)で
あること、(3)悪臭を発生しないこと、(4)静電気
による帯電障害が発生しないこと、(5)二枚以上重な
つて搬送(以下単に重送という)されたりジャム(紙の
折れ)が発生しないこと、(6)定着ローラーヘ付着し
ないこと、(7)定着ローラーを汚染しないこと、など
である。
しかしながら、従来の第二原図用紙は必ずしも上記要求
特性を満足させていない。即ち、従来の第二原図用紙は
(a)紙を構成するセルロース繊維に近い屈折率を有す
る透明化剤を塗布または含浸してなる透明紙を第二原図
用紙として使用する、(b)セルロース繊維を高度に明
度して、紙層を緻密にすることにより、紙中の空気を出
来るだけ少なくするよう抄紙した第二原図用紙、(c)
セルロース繊維を化学的に変性してゲル化させ、これを
抄紙した第二原図用紙などがある。この第二原図用紙の
うち(a)に示した透明化剤を使用してなる第二原図用
紙は、透明性および紙の強度については問題はないが、
かかる第二原図用紙をppc複写機等に使用した場合に
は、第1表に示す如く、透明化剤が熔融して定着ローラ
ーヘ付着すると共に悪臭を発生し、複写が不可能となる
ことが多い。また該紙は塗布されている透明化剤が影響
してすべつたり、べとついたり、静電気を帯びたりして
取扱いが困難になる場合もある。
一方(b)に示した高叩解度パルプを抄紙して得た第二
原図用紙は、必要な透明度を得るべくパルプの叩解を極
度に押し進めて繊維の内部フイブリル化を高めているが
、その結果として繊維の損傷を生じ、抄紙性および紙の
強度を著るしく劣化させており、しかも透明度にも限度
がある。また(c)に示した化学変性パルプを用いて得
た第二原図用紙は、製造が煩雑である故にコストが高い
という欠点を有する。依つて、必要な透明性を有し、強
度的にも優れ、かつ価格の低廉な第二原図用紙を得るた
めには、高叩解度パルプまたは化学変性パルプを用いる
よりも比較的叩解度の低い紙を薬品で処理する方が得策
であると考え、種々研究を重ねた結果、本発明に到達し
たものである。
本発明は、自己架橋型アクリル系樹脂の水溶液(エマル
ジヨンも含む)をノニオン性またはアニオン性の表面サ
イズ剤と併用してなる水塗工液を紙に対して固形分で少
なくとも2%塗布または含浸したことを特徴とする第二
原図用紙である。
本発明で使用する自己架橋型アクリル系樹脂は、通常、
エマルジヨン塗料のバインダーに使用されていて、例示
するならば、スチレンーアクリル酸エチルーメチロール
アクリルアミド共重合体、スチレンーアクリル酸ブチル
ーメチロールアクリルアミド共重合体、スチレンーエチ
ルメタアクリレー卜−メチロールアクリルアミド共重合
体などの樹脂が挙げられる。また一方、ノニオン性また
はアニオン性の表面サイズ剤は製紙工業等で通常に使用
されているものであるが、本発明に於てはセルロースと
同じ屈折率(1,53〜1.58)のものを好適とする
。かくのごとく、製紙■業等でかねてより使用されてい
たものの、透明化剤としては全く知られていなかつた樹
脂をノニオン性またはカチオン性の表面サイズ剤と併用
することにより、従来品の有する欠点を全て解消した第
二原図用紙が得られたのである。なお、ここで表面サイ
ズ剤を用いる理由は、該紙に適度なサイズ度を付与して
、該紙に対する筆記性または定着トナーの消去性即ち修
正性を良好にするためのもので、さらに該紙を湿式複写
に用いる場合、適度なサイズ度は現像液の付着を抑制し
、その乾燥を容易にするためである。また、表面サイズ
剤の種類をノニオン性またはアニオン性に限定する理由
は、いまーつの種類であるカチ牙ン性の表面サイズ剤で
は自己架橋型アクリル系樹脂との相溶性が悪く、塩析な
どの沈澱現象が発生するためである。本発明において、
上記した樹脂および表面サイズ剤は、水に溶解または乳
化して、原紙にオンマシンまたはオフマシンで塗布また
は含浸するものであるが、この場合、原紙重量に対して
固形分で2重量%以上、好ましく5〜20重量%の付着
が必要である。
その理由は、2重量%以下の付着量においては透明性が
不十分であり、また20重量%以上の付着量においては
紙の強度、特に引裂き強さを必要以上に低下させるため
である。上記した構成による本発明の第二原図用紙は透
明性、紙の強度共に良好であり、更にPPC複写機等へ
の使用に際して悪臭の発生、定着ローラーヘの付着、定
着ローラーの汚染などを完全に防止することができ、ま
たトナーの定着性、定着トナ一の消去性および帯電障害
の解消についても所期の目的を達成することができた。
次に、これらの特性をさらに向上させるためには、上記
した樹脂等に、さらにアニオン系の低抵抗処理剤を加え
て低抵抗処理を施せば良いことが判明した。
即ち、第2の発明は、自已架橋型アクリル系樹脂の水溶
液とノニオン性またはアニオン性の表面サイズ剤との混
合組成物にアニオン系の低抵抗処理剤を混合して得た水
系塗王液を、紙に対して固形分で2重量%以上塗布また
は含浸し、20±2℃、65±2%RHの周囲条件(以
下これを標準状態という)における表面固有抵抗を5×
107〜5×1011Ω?にしたことを特徴とする第二
原図用紙である。
本発明においてアニオン系の低抵抗処理剤を使用する理
由は、たとえばカチオン系の低抵抗処理剤を用いると自
己架橋型アクリル系樹脂およびノニオン性またはアニオ
ン性の表面サイズ剤との相溶性が悪くて、塩析などの凝
集沈澱を生ずるが、アニオン系の低抵抗処理剤は上記樹
脂等との相溶性がよく、第二原図用紙としての特性を十
分に発揮させると共に、塗工液としての安定性もすぐれ
ているためである。
また、該第二原図用紙の標準状態における表面の固有抵
抗を5×107〜5×1011Ω?の範囲に特定する理
由は、抵抗値がこの範囲以下になればトナーの定着不良
を起こす原因となり、またこの範囲以上になれば帯電障
害を発生する原因となるためである。
上記した構成による本発明の第二原図用紙は、透明性、
紙の強度は勿論のこと、トナーの定着性、定着トナーの
消去性をも完全なものとし、さらにPPC複写機等で使
用するに際し、悪臭の発生、定着ローラーへの付着、定
着ローラーの汚染及び帯電障害の発生を完全に防止する
ことができた。
以下、本発明を更に詳細に説明するために、比較例と実
施例を記載する。比較例 1 針葉樹晒パルプ70%、広葉樹晒パルプ30%からなる
混合パルプを500SRに叩解して坪量50y/Trl
を目標に原紙を抄造した。
この原紙に従来から透明化剤として知られている脂肪族
オレフイン、アミノアルキツド樹脂、炭化水素樹脂を、
固形分で67/イ塗布乾燥し、ロール温度80℃でスー
パーカレンダー掛けして、従来型式の第二原図用紙を得
た。
これらの第二原図用紙をキヤノン社のPPC複写機NP
−5000を用いて複写したときの特性を第1表に示す
第1表の結果から明らかな如く、従来の第二原図用紙は
、透明性、紙の強度に関し優れたものであつたが、使用
に際しては該紙に塗布した透明化剤が複写機の定着ロー
ラーの熱により熔融して定着ローラーに付着すると同時
に悪臭を発した。
したがつてトナーの定着性は極めて悪く、トナーの消去
性も測定不能であつた。またこれらの第二原図用紙は複
写機内で重送が発生し、またジャムの発生も見られた。
加えて、これら第二原図用紙を多数枚重ねて置いた場合
、滑り落ちるなど、取扱いも著るしく悪いものであつた
。実施例 1 比較例1で得た原紙に、スチレンーアクリル酸エチルー
メチロールアクリルアミド共重合体の40%水溶液10
0部、ノニオン性またはアニォン性の表面サイズ剤25
%水溶液を160部、水60部からなる25%塗工液を
、原紙重量に対し固形分で2〜25重量%付着するよう
塗布乾燥し、ロール温度80℃でスーパーカレンダー掛
けし、本発明の第二原図用紙を作製した。
この第二原図用紙をキャノン社の複写機NP−5000
を用いて複写したときの特性を第2表に示す。
第2表の結果から明らかな如く、本発明の第二原図用紙
は、透明性、紙の強度に関し従来の第二原図用紙同様に
優れたものであり、また使用に際しては定着ローラーへ
の付着、定着ローラーの汚染など皆無であり、悪臭の発
生もなく良好な複写が可能であつた。
実施例 2 (2−1) 比較例1で得た原紙にスチレンーアクリル
酸エチルーメチロールアクリルアミド共重合体樹脂40
%溶液100部、ノニオン性またはアニオン性の表面サ
イズ剤の25%水溶液160部、オリゴスチレンスルホ
ン酸ナトリウム20%溶液25部からなる塗工液(配合
割合は47:47:6)を、原紙に対し7y/Trl(
固形分)となるよう塗布、乾燥し、ロール温度80℃で
スーパーカレンダー掛けをして、第2の発明の第二原図
用紙を作製した。
なお該紙の標準状態における表面の固有抵抗値は5×1
011Ω?であつた。この第二原図用紙をキャノン社の
複写機NP一5000を用いて複写したときの特性を第
3表に示す。
]2−2) 比較例1で得た原紙にスチレンーアクリル
酸エチルーメチロールアクリルアミド共重合体樹脂40
%溶液100部、ノニオン性またはアニオン性の表面サ
イズ剤の25%溶液160部、オリゴスチレンスルホン
酸ナトリウム20%溶液75部からなる塗工液(配合割
合は42:42:16)を、原紙に対し7V/イ(固形
分)となるよう塗布、乾燥し、ロール温度80℃でスー
パーカレンダー掛けして第2の発明の第二原図用紙を作
製した。
なお、該紙標準状態における表面の固有抵抗が5×10
7Ω?であつた。この第二原図用紙をキャノン社の複写
機NP一5000を用いて複写したときの特性を第3表
に示す。
第3表の結果から明らかな如く、特定の樹脂にアニオン
系の低抵抗処理剤を混合し、これを原紙に固形分で2重
量%以上塗布、乾燥し、標準状態における固有抵抗値を
5X107〜5×1011Ω儂とすることにより、極め
て優れた第二原図用紙を得ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 自己架橋型アクリル系樹脂をノニオン性またはアニ
    オン性の表面サイズ剤と併用してなる水塗工液を、紙に
    対して固形分で少なくとも2重量%塗布または含浸した
    ことを特徴とする電子写真転写用第二原図用紙。 2 自己架橋型アクリル系樹脂とノニオン性またはアニ
    オン性の表面サイズ剤との併用組成物にアニオン系の低
    抵抗処理剤を混合して得た水系塗工液を、紙に対して固
    形分で少なくとも2重量%塗布または含浸し、20±2
    ℃、65±2%RHの状態における表面固有抵抗を5×
    10^7乃至5×10^1^1Ω・cmの範囲にしたこ
    とを特徴とする電子写真転写用第二原図用紙。
JP53037125A 1978-03-30 1978-03-30 第二原図用紙 Expired JPS5941577B2 (ja)

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JP53037125A JPS5941577B2 (ja) 1978-03-30 1978-03-30 第二原図用紙

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JP53037125A JPS5941577B2 (ja) 1978-03-30 1978-03-30 第二原図用紙

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JPS54130028A JPS54130028A (en) 1979-10-09
JPS5941577B2 true JPS5941577B2 (ja) 1984-10-08

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ID=12488875

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61170748A (ja) * 1985-01-25 1986-08-01 Fuji Xerox Co Ltd クリ−ンル−ム用転写シ−ト

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4959173A (ja) * 1972-10-09 1974-06-08
JPS4979243A (ja) * 1972-12-02 1974-07-31
JPS49126334A (ja) * 1973-04-04 1974-12-03
JPS50120836A (ja) * 1974-03-08 1975-09-22

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JPS4959173A (ja) * 1972-10-09 1974-06-08
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