JPS5941412Y2 - ドレン回収器等における熱交換器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は業務用蒸気アイロン等に利用する熱交換器に関
するものである。

本考案の目的は極めて効率良く使用済の熱を無駄なく利
用することにある。

しかして本考案は縦長に形成した筒体１内に螺旋状に巻
回した上下に長い銅製の熱交換パイプ２を収容し、その
一端２をポンプ４を経て給水タンク３に、他端ｌはボイ
ラー５に連絡させ、更に蒸気７４０７３等ボイラー５の
蒸気バイブロに連通ずる蒸気作業機７より導出したドレ
ンパイプ８を前記筒体１内の下部に開口させ、筒体１の
上方にはオーバーフロー口９を設けたドレン回収器等に
おける熱交換器である。

尚図中１０は給水タンク３、ポンプ４間のパイプ、１１
は螺旋伏銅熱交換パイプ２の端ｚ１ポンプ１間のパイプ
、１２は同他端ｉ、ボイラー５間のパイプ、１３は筒体
１内に吊下したドレンパイプ８に連らなる導入パイプ、
１４はオーバーフロー口９に取付けた排出パイプである
。

又図中符号１５は筒体１内を掃除する排水口のバルブ、
１６は逆止弁、１７は湯利用のためのコック、１８はス
トップバルブ、１９はトラップ、２０は温度計、２１は
筒体１の外周に巻き付けた断熱部材、２２は筒体１の蓋
を示す。

本考案は以上の構成であるから、蒸気アイロンａ等の蒸
気作業機７から出る使用済みの約８０℃の高熱湯は筒体
１内に入りオーバーフロー口９より排出されるので銅の
螺旋伏銅熱交換パイプ２を通ってボイラー５に入る水は
筒体１内において熱交換される。

特に螺旋伏銅熱交換パイプ２は縦長の筒体１に上下に長
く収容しであるので、給水系との接触距離が長く、熱交
換の時間も長くなり、かつまた熱源である蒸気はドレン
パイプ８により筒体１に下部から供給されるので、筒体
１内に於いて上昇する間に完全に液化され冷却して行く
が、蒸気の液化放熱は早く筒体が浅いと下部の温度低下
が早いのに対し、本考案の如く下位で熱源蒸気が供給さ
れるため筒体１内が均一になり熱交換の効率も向上する
効果がある。

従って効率が良くドレン湯とボイラー５への湯に温度差
がなくなり、燃費は２０１％節約できる。

そしてポンプ４その他既設のものがそのま＼使用でき、
給水源、ポンプ４とボイラー５の間に介在させるだけで
足り設置も容易である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るドレン回収器等における熱交換器の
一実施例を示したもので、第１図は縦断正面図、第２図
は本考案の熱交換器を装備した装置全体の説明図である
。 １・・・・・・筒体、２・・・・・・螺旋伏銅パイプ、
２・・・・・・一端、ｌ・・・・・・他端、３・・・・
・・給水タンク、４・・・・・・ポンプ、５・・・・・
・ボイラー ６・・・・・・蒸気パイプ、ａ・・・・・
・蒸気アイロン、７・・・・・・蒸気作業機、８・・・
・・・ドレンパイプ、９・・・・・・オーバーフロー口
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 縦長に形成した筒体１内に螺旋状に巻回した上下に長い
   銅製の熱交換パイプ２を収容し、その一端２をポンプ４
   を経て給水タンク３に、他端プ′はボイラー５に連絡さ
   せ、更に蒸気７４０７３等ボイラー５の蒸気バイブロに
   連通ずる蒸気作業機７より導出したドレンパイプ８を前
   記筒体１内の下部に開口させ、筒体１の上方にはオーバ
   ーフロー口９を設けたドレン回収器等における熱交換器
   。