JPS5941256A - 炭酸カルシウムで被覆してなる粉末ゴムの製造法 - Google Patents
炭酸カルシウムで被覆してなる粉末ゴムの製造法Info
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- JPS5941256A JPS5941256A JP15071182A JP15071182A JPS5941256A JP S5941256 A JPS5941256 A JP S5941256A JP 15071182 A JP15071182 A JP 15071182A JP 15071182 A JP15071182 A JP 15071182A JP S5941256 A JPS5941256 A JP S5941256A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、炭酸カルシウムで被覆してなる粉末ゴムの製
造法に関し、更に詳しくは、ブロッキングなり、商い流
動性を持ち、かつ強固にゴム粒子に炭酸カルシウムを被
覆してなる粉末ゴムの製造法を提供するものである。
造法に関し、更に詳しくは、ブロッキングなり、商い流
動性を持ち、かつ強固にゴム粒子に炭酸カルシウムを被
覆してなる粉末ゴムの製造法を提供するものである。
これまで提供されている各種の合成ゴムは、ゴムラテッ
クスからゴム粒子を単離し、単離されたゴム粒子を種々
の手段により、比較的大きな塊状(ブロック状あるいは
ぺ−ぐ状)あるいはチップ状に形成され、これらの形態
で供給されている。
クスからゴム粒子を単離し、単離されたゴム粒子を種々
の手段により、比較的大きな塊状(ブロック状あるいは
ぺ−ぐ状)あるいはチップ状に形成され、これらの形態
で供給されている。
しかしながら、最近加工に先立って計量機あるいは刃口
王様へのゴムの供給を自動化する傾向にある。
王様へのゴムの供給を自動化する傾向にある。
この目的に対しては、塊状等のままでは使用不可能であ
る。従って、例えば、自動車のタイヤ製造工場などのゴ
ム加工工場では、ブロック状、ベール状のゴムを使用す
るに当って、これらを細断して使用しているのが現状で
ある。このため、細断の工程の省略化が可能で、加工に
先立って計量機++フε、1sLシV’ran−’+’
−tpwA/’r’s−/rノ4MJ、6j+J−71
−j−tmIL!でき、かつゴムと種々の配合薬品、充
填剤との混線を容易にする粉末ゴムの開発が望まれてい
る。
る。従って、例えば、自動車のタイヤ製造工場などのゴ
ム加工工場では、ブロック状、ベール状のゴムを使用す
るに当って、これらを細断して使用しているのが現状で
ある。このため、細断の工程の省略化が可能で、加工に
先立って計量機++フε、1sLシV’ran−’+’
−tpwA/’r’s−/rノ4MJ、6j+J−71
−j−tmIL!でき、かつゴムと種々の配合薬品、充
填剤との混線を容易にする粉末ゴムの開発が望まれてい
る。
一方、近年、特に加工性の改良の目的で、ゴムにあらか
じめ、炭酸カルシウム、カーボンブラック、ホワイトカ
ーボンなどを配合した合成ゴムとフィラーからなるマス
ターバッチが注目されている。この利点はすでに合成ゴ
ムに充填剤が配合されているため、これまでのように加
工の際に1新たに充填剤を添加する必要がなく、大巾な
加工作業時間の短縮が計れると共に、充填剤の飛散によ
る作業環境衛生の点においても改善されることである。
じめ、炭酸カルシウム、カーボンブラック、ホワイトカ
ーボンなどを配合した合成ゴムとフィラーからなるマス
ターバッチが注目されている。この利点はすでに合成ゴ
ムに充填剤が配合されているため、これまでのように加
工の際に1新たに充填剤を添加する必要がなく、大巾な
加工作業時間の短縮が計れると共に、充填剤の飛散によ
る作業環境衛生の点においても改善されることである。
このような背景と観点より、充填剤を含有する粉末ゴム
の要求が台頭し、この要求に対してこれまでいくつかの
製造法が提示されている。その一つは、粉末ゴムを含む
水溶液に充填剤の水性分散体を加え、均一に混合した後
、乾燥する方法などが提案されている。しかし、これら
の方法で製造された充填剤含有粉末ゴムは、ゴムと充填
剤との密着性が悪く、分級しやすいため、ゴムのブロッ
キングを年越し、かつ流動性に乏しく、上記の要求に対
して到底満足し得るものではない。
の要求が台頭し、この要求に対してこれまでいくつかの
製造法が提示されている。その一つは、粉末ゴムを含む
水溶液に充填剤の水性分散体を加え、均一に混合した後
、乾燥する方法などが提案されている。しかし、これら
の方法で製造された充填剤含有粉末ゴムは、ゴムと充填
剤との密着性が悪く、分級しやすいため、ゴムのブロッ
キングを年越し、かつ流動性に乏しく、上記の要求に対
して到底満足し得るものではない。
本発明者らは、これらの欠点を改善すべく鋭意研究の結
果、ブロッキングせず、^い流動性を有し、かつ強固に
ゴム粒子に炭酸カルシウムを被覆してなる粉末ゴムの製
造法を完成したのである。
果、ブロッキングせず、^い流動性を有し、かつ強固に
ゴム粒子に炭酸カルシウムを被覆してなる粉末ゴムの製
造法を完成したのである。
即ち、本発明は、水酸化カルシウムまたは/およびp+
hカルシウムを溶解したゴム粒子を含む分散液に二酸化
炭素を導入し、該ゴム粒子の表面に微粒炭酸カルシウム
を生成させることを特徴とする炭酸カルシウムでm4W
してなる粉末ゴムの製造法を提供するものである。
hカルシウムを溶解したゴム粒子を含む分散液に二酸化
炭素を導入し、該ゴム粒子の表面に微粒炭酸カルシウム
を生成させることを特徴とする炭酸カルシウムでm4W
してなる粉末ゴムの製造法を提供するものである。
本発明でいうゴム粒子を含む分散液とは、ゴムが粉末状
に分離して存在する水溶液を云う。
に分離して存在する水溶液を云う。
例えば、
+11 ゴムラテックスをアニオン性水溶性高分子と
カチオン性高分子とで水に不溶な塩であるコアセルベー
ションを形成させることにより粉末状に分離した水溶液
(特開昭55−73244号)。
カチオン性高分子とで水に不溶な塩であるコアセルベー
ションを形成させることにより粉末状に分離した水溶液
(特開昭55−73244号)。
(2) ゴムラテックスと固体充填剤の水分散液との
混合物に酸を刃口えて、微粒子状のゴムにして共沈させ
た水溶液(特公昭54−4380号、同56−3233
4号)。
混合物に酸を刃口えて、微粒子状のゴムにして共沈させ
た水溶液(特公昭54−4380号、同56−3233
4号)。
(3)コムラテックスとアルキルセルロースとの混合液
に水溶液カルシウム塩を加え粉末分離した水溶液(特開
昭54−78785号)。
に水溶液カルシウム塩を加え粉末分離した水溶液(特開
昭54−78785号)。
(4) ゴムラテックスとメチルセルロースとの混合
液にアルカリ金属の硫酸塩あるいは炭酸塩更にアルカリ
土類金属の塩化物をカロえ粉末分離した分散液(特開昭
54−7449号)。
液にアルカリ金属の硫酸塩あるいは炭酸塩更にアルカリ
土類金属の塩化物をカロえ粉末分離した分散液(特開昭
54−7449号)。
(5)コムラテックスにアルミニウムポリヒドロキシク
ロライドを吹き付けて粉末分離した水溶液(%開昭53
−137241号)。
ロライドを吹き付けて粉末分離した水溶液(%開昭53
−137241号)。
等の分散液を挙げることができる。
そして、本発明における対象ゴムとしては、アニオン性
もしくはノニオン性のラテックスとして得られるもので
あれば、すべて使用可能である。
もしくはノニオン性のラテックスとして得られるもので
あれば、すべて使用可能である。
例えば、天然ゴムあるいは従来の乳化重合で製造される
ポリイソプレンゴム、ポリブタジェンゴム。
ポリイソプレンゴム、ポリブタジェンゴム。
ポリクロロプレンゴム等の共役ジエン化合物の単独重合
体、スチレンブタジェン共重合体ゴム、アクリロニトリ
ルブタジェン共重合体、ビニルピリジンブタジェンスチ
レン共重合体ゴム、アクリル酸プタジエy共車合体ゴム
、メタクリル酸ブタジェン共車合体ゴム、メチルアクリ
レートブタジェン共重合体ゴム等のビニル化合物と共役
ジエン化合物との共重合体、エチレン、プロピレン、イ
ンブチレン等のオレフィン類と共役ジエン化合物との共
重合体ゴム等である。
体、スチレンブタジェン共重合体ゴム、アクリロニトリ
ルブタジェン共重合体、ビニルピリジンブタジェンスチ
レン共重合体ゴム、アクリル酸プタジエy共車合体ゴム
、メタクリル酸ブタジェン共車合体ゴム、メチルアクリ
レートブタジェン共重合体ゴム等のビニル化合物と共役
ジエン化合物との共重合体、エチレン、プロピレン、イ
ンブチレン等のオレフィン類と共役ジエン化合物との共
重合体ゴム等である。
本発明は、これらのゴム粒子を含む分散液に水酸化カル
シウムまたは/および酸化カルシウムを710え、また
は水酸化カルシウムまたは/および一!化カルシウムに
ゴム粒子を含む分散液を加え、該7¥1.会液に二酸化
炭素を吹き込み、該ゴム粒子を核として微粒子の炭酸カ
ルシウムを粉末ゴムに被覆することを骨子とするもので
あるが、粉末ゴムへの炭酸カルシウムの吸着力を増すた
め、およびゴム粒子分散液中でのゴム粒子同志の凝集を
も防止する目的で、炭酸カルシウムが生成する前または
/および後、好ましくは前に、微粒シリカ(例えばコロ
イダルシリカ)または/および高級脂肪酸。
シウムまたは/および酸化カルシウムを710え、また
は水酸化カルシウムまたは/および一!化カルシウムに
ゴム粒子を含む分散液を加え、該7¥1.会液に二酸化
炭素を吹き込み、該ゴム粒子を核として微粒子の炭酸カ
ルシウムを粉末ゴムに被覆することを骨子とするもので
あるが、粉末ゴムへの炭酸カルシウムの吸着力を増すた
め、およびゴム粒子分散液中でのゴム粒子同志の凝集を
も防止する目的で、炭酸カルシウムが生成する前または
/および後、好ましくは前に、微粒シリカ(例えばコロ
イダルシリカ)または/および高級脂肪酸。
ポリカルボン酸のアルカリ金属塩あるいはアンモニウム
塩の少なくとも一棺と、二価以上の多価金属の水溶性化
合物を刃口えることが有効である。そして添加される微
粒シリカは粒径1o〜20mμで、その添加量は、ゴム
粒子を含む分離液中のゴム取量に対して1〜50重t%
、好ましくは3〜2ONt%になるよう・に粉末ゴムの
分散液に加える。
塩の少なくとも一棺と、二価以上の多価金属の水溶性化
合物を刃口えることが有効である。そして添加される微
粒シリカは粒径1o〜20mμで、その添加量は、ゴム
粒子を含む分離液中のゴム取量に対して1〜50重t%
、好ましくは3〜2ONt%になるよう・に粉末ゴムの
分散液に加える。
添加量が1重量%より少ないと充分な粉末ゴムへの炭酸
カルシウムの密着性が得られないと共に、ゴム粒子間の
再凝集防止効果もあまり期待できない。50重量%をこ
えるとゴム自体の性質が損なわれるため好ましくない。
カルシウムの密着性が得られないと共に、ゴム粒子間の
再凝集防止効果もあまり期待できない。50重量%をこ
えるとゴム自体の性質が損なわれるため好ましくない。
また、高級脂肪酸、ポリカルボン酸のアルカリ金属塩あ
るいはアンモニウム塩の少な(とも一種は、二価以上の
多価釜属の水溶性化付物と併用することが必須である。
るいはアンモニウム塩の少な(とも一種は、二価以上の
多価釜属の水溶性化付物と併用することが必須である。
高級脂肪酸のアルカリ金属塩としては、炭素数8〜2o
の炭化水素基を有するカプリン酸、ラウリル酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等のナトリウム塩
、カリウム塩、リチウム塩などである。ポリカルボン酸
のアルカリ金属塩としては、分子末端が長鎖アルキル基
で分子中に2個以上のカルボキシル基を有する低分子化
合物またはオリゴマーである。構成単位として、例えば
、アクリル酸、メタクリル酸。
の炭化水素基を有するカプリン酸、ラウリル酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等のナトリウム塩
、カリウム塩、リチウム塩などである。ポリカルボン酸
のアルカリ金属塩としては、分子末端が長鎖アルキル基
で分子中に2個以上のカルボキシル基を有する低分子化
合物またはオリゴマーである。構成単位として、例えば
、アクリル酸、メタクリル酸。
マレインr冑、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸
などのナトリウム塊、カリウム頃などがある。
などのナトリウム塊、カリウム頃などがある。
これらの添加量は、ゴム粒子を含む分離液中のゴム重量
の1〜10重量%である。
の1〜10重量%である。
また、二価以上の多価金属化合物とは、BaC1y 。
Cd012 、 Ct+C12、0rCI2 、 8
rC12、FeCl2 。
rC12、FeCl2 。
Fe(J3. CuCl2.NIC1,、BaC1t
、 Mg01t* Be04ZnBr、 、 Cd
Br2 、 CaBr!、 CoBr2 、 F
eBr2 。
、 Mg01t* Be04ZnBr、 、 Cd
Br2 、 CaBr!、 CoBr2 、 F
eBr2 。
0uBr2 、 NiBr2. BaBr、 、 M
gBr2. Snl、などのハロゲン化物、zn(N
Ox)t + cd(NOx)t + 0r(NOs
)t +ca(No、)、 l Co(NOx)s
r an(NOI)! + Fe(NOs)t +
Fe(NO3)3 e cu(No3)、 l P
b(NOs)t + N1(NOり! rBa(No
3)、 l Mn(No、)、 l Mg(NOs
)t などの硝酸塩、ZnSO4,kl? (SO4
)s + (lJH4)Aj (80a)m +KA
I(804)2 、 0(1804、(!aso4.
Coco、 、 FeSO4゜CuSO4、NIB
O,、Mg5O,、Mn3O4などの硫酸塩である。こ
れらの多価金属化合物は、高級脂肪酸またはポリカルボ
ン酸の塩を不溶化させるのに必要な量だけ用いられる。
gBr2. Snl、などのハロゲン化物、zn(N
Ox)t + cd(NOx)t + 0r(NOs
)t +ca(No、)、 l Co(NOx)s
r an(NOI)! + Fe(NOs)t +
Fe(NO3)3 e cu(No3)、 l P
b(NOs)t + N1(NOり! rBa(No
3)、 l Mn(No、)、 l Mg(NOs
)t などの硝酸塩、ZnSO4,kl? (SO4
)s + (lJH4)Aj (80a)m +KA
I(804)2 、 0(1804、(!aso4.
Coco、 、 FeSO4゜CuSO4、NIB
O,、Mg5O,、Mn3O4などの硫酸塩である。こ
れらの多価金属化合物は、高級脂肪酸またはポリカルボ
ン酸の塩を不溶化させるのに必要な量だけ用いられる。
さらに1 ゴム粉末を含む分散液に加える隈化カルシウ
ム、水酸化カルシウムは、ゴム粒子を含む分離液中のゴ
ム重tK対して10〜100電ii%用いられる。この
場合、ゴム粉末を含む分散液に酸化カルシウムまたは/
および水酸化カルシウムを加え攪拌し、過飽和水溶液と
して用いることが望ましく、さらに懸濁物を含む水溶液
も用いられる。
ム、水酸化カルシウムは、ゴム粒子を含む分離液中のゴ
ム重tK対して10〜100電ii%用いられる。この
場合、ゴム粉末を含む分散液に酸化カルシウムまたは/
および水酸化カルシウムを加え攪拌し、過飽和水溶液と
して用いることが望ましく、さらに懸濁物を含む水溶液
も用いられる。
本発明により得られた粉末ゴムは、生成する微結晶炭酸
カルシウムが粉末ゴム粒子表面に均一に強固に吸着し、
ゴム粒子同志の再凝集を防ぐと共に1流動性の高い粉末
ゴムが得られる。そして、酸化カルシウム、水酸化カル
シウム水溶液の濃度。
カルシウムが粉末ゴム粒子表面に均一に強固に吸着し、
ゴム粒子同志の再凝集を防ぐと共に1流動性の高い粉末
ゴムが得られる。そして、酸化カルシウム、水酸化カル
シウム水溶液の濃度。
炭酸ガスの吹き込み速さ、攪拌1反応温度などをコント
ロールすることによって生成する炭酸カルシウムの粒径
な変えることが可能であり、また炭酸カルシウム被fj
l粉末ゴムの炭酸カルシウムは、表面に官能基などが導
入され、補強性を備えたものとなっている点も本発明の
特徴的なことである。
ロールすることによって生成する炭酸カルシウムの粒径
な変えることが可能であり、また炭酸カルシウム被fj
l粉末ゴムの炭酸カルシウムは、表面に官能基などが導
入され、補強性を備えたものとなっている点も本発明の
特徴的なことである。
以上の操作で単離、洗浄された粉末状ゴムは、遠心分離
法により容易に脱水でき、流動性のある、かつ粉砕する
必要のない、あるいは軽度の粉砕操作で容易に粉砕でき
る炭酸カルシウム被覆粉末ゴムが得られる。次いで乾燥
されるが、乾燥の方法は特に限定されるものでなく、通
風乾燥、熱風乾燥、真空乾燥、流動乾燥等の方法を自由
に選択して用いることができる。粒度の均一な乾燥粉末
ゴムを得るKは、好ましくは運動状態で乾燥できる流動
乾燥や気流乾燥の方法を用いるのが好ましい。
法により容易に脱水でき、流動性のある、かつ粉砕する
必要のない、あるいは軽度の粉砕操作で容易に粉砕でき
る炭酸カルシウム被覆粉末ゴムが得られる。次いで乾燥
されるが、乾燥の方法は特に限定されるものでなく、通
風乾燥、熱風乾燥、真空乾燥、流動乾燥等の方法を自由
に選択して用いることができる。粒度の均一な乾燥粉末
ゴムを得るKは、好ましくは運動状態で乾燥できる流動
乾燥や気流乾燥の方法を用いるのが好ましい。
以下に本発明を理解しやすくするため、実施例を示して
説明するが、これに限定されるものではない。実施例中
で特に記載のない限り、部と%はすべて重量による。
説明するが、これに限定されるものではない。実施例中
で特に記載のない限り、部と%はすべて重量による。
実施例1
ゴム粒子を含む分散液は、以下のようにして得たものを
用いた。
用いた。
乾燥重量が396%のポリクロロプレンゴム(OR)ラ
テックス30Kfに、ORラテックスの乾燥重量に対し
て1重量%のカルボキシメチルセルロースナトリウム(
以下CMC)を添710混合し、該混合溶液をポリオキ
シエチレン牛脂アルキルプロピレンジアミ/(N−DT
203 日本油脂社製)を2重量%含有する酸性水溶
液5〇−中に室温下でよく攪拌しながら20分間にわた
ってカ0え、ゴム粒子を含む分散液を得た。
テックス30Kfに、ORラテックスの乾燥重量に対し
て1重量%のカルボキシメチルセルロースナトリウム(
以下CMC)を添710混合し、該混合溶液をポリオキ
シエチレン牛脂アルキルプロピレンジアミ/(N−DT
203 日本油脂社製)を2重量%含有する酸性水溶
液5〇−中に室温下でよく攪拌しながら20分間にわた
ってカ0え、ゴム粒子を含む分散液を得た。
該ゴム粒子を含む分散液に微粒シリカ30%水溶液(コ
ロイダルシリカ 日量化学社製)を室温下(15℃)で
1.2に9、分散液中のゴム部に対して3重量%刀口え
た。
ロイダルシリカ 日量化学社製)を室温下(15℃)で
1.2に9、分散液中のゴム部に対して3重量%刀口え
た。
次いで、60℃に昇温し、ステアリン酸ナトリウム11
82を加え、全部溶かしてから、塩化カルシウム242
を刀0えた。ステアリン酸ナトリウム、塩化カルシウム
は分散液中のゴム部に対してそれぞれ1tt%、0.2
M@%とじた。
82を加え、全部溶かしてから、塩化カルシウム242
を刀0えた。ステアリン酸ナトリウム、塩化カルシウム
は分散液中のゴム部に対してそれぞれ1tt%、0.2
M@%とじた。
さらに、酸化カルシウム2,4xp(zoNt%)を添
加して過飽和水溶液とした後、二酸化炭素を流量2.5
t/分で180分攪拌しながら吹き込みF:1;けた。
加して過飽和水溶液とした後、二酸化炭素を流量2.5
t/分で180分攪拌しながら吹き込みF:1;けた。
静置後、デカンテーションにより上澄液を除去し、遠心
分離機で脱水して、容易に解砕できる炭酸カルシウム含
有粉末ゴムを得た。表1に粉末ゴムの粒度分布および物
性値を示した。
分離機で脱水して、容易に解砕できる炭酸カルシウム含
有粉末ゴムを得た。表1に粉末ゴムの粒度分布および物
性値を示した。
1龍以下の粒径をもつ、さらさらした粉末ゴムがイ(t
られた。
られた。
実施例2
実施例1において酸化カルシウム4.8 K9 (40
重量%)を添加して炭酸化し、炭酸カルシウム含有粉末
ゴムを得た。
重量%)を添加して炭酸化し、炭酸カルシウム含有粉末
ゴムを得た。
実施例3
実施例1において酸化カルシウムa3Kp(70重卑%
)添加し、炭酸化することによって炭酸カルシウム含有
粉末ゴムを得た。
)添加し、炭酸化することによって炭酸カルシウム含有
粉末ゴムを得た。
比較例1
実施例1と同様のゴム粒子を含む分散液を用いて、微粒
シリカ、ステアリン酸ナトリウム、酸化カルシウムなど
の再凝集防止剤を加えないで、静置、デカンテーション
して脱水した。粒末状のゴムは得られず、塊状となった
。
シリカ、ステアリン酸ナトリウム、酸化カルシウムなど
の再凝集防止剤を加えないで、静置、デカンテーション
して脱水した。粒末状のゴムは得られず、塊状となった
。
比較例2
実施例1と同様のゴム粒子を含む分散液を用いて微粒シ
リカ30%水溶液1.2Kp、60℃に昇温し、ステア
リン酸ナトリウム1182を加え、全部溶かしてから塩
化カルシウム241を加先た。
リカ30%水溶液1.2Kp、60℃に昇温し、ステア
リン酸ナトリウム1182を加え、全部溶かしてから塩
化カルシウム241を加先た。
静置後、デカンテーションにより上澄液を除去し遠心分
離機で脱水した。粒末状のゴムは得られず、塊状となっ
た。
離機で脱水した。粒末状のゴムは得られず、塊状となっ
た。
表1に示したように1本方法で得られた炭酸カルシウム
含有粉末ゴムは、粒径1111+以下で、自由流動性に
富み、ブロッキングしない粉末ゴムであった0 次に参考例を示し、本方法で得られた粉末ゴムが工業的
に非常に有利な材料であることを示す。
含有粉末ゴムは、粒径1111+以下で、自由流動性に
富み、ブロッキングしない粉末ゴムであった0 次に参考例を示し、本方法で得られた粉末ゴムが工業的
に非常に有利な材料であることを示す。
参考例1〜3
実施例1と同じORラテックスを用い、通常の凍結乾燥
法により得たチップ状のゴムを用いて、ロール上で炭酸
カルシウム(ンルバー 白石工業社)を混練して物性測
定した。結果を表2に示した。
法により得たチップ状のゴムを用いて、ロール上で炭酸
カルシウム(ンルバー 白石工業社)を混練して物性測
定した。結果を表2に示した。
チップ状のゴムを用いた参考例に比べ、実施例の粉末ゴ
ムの場合、1分間の混線時間で充分な物性が得られた。
ムの場合、1分間の混線時間で充分な物性が得られた。
また、実施例と参考例の7JU硫ゴムシ一ト断面写真も
示した。
示した。
実施例は参考例に比べ炭酸カルシウムの分散が速く、均
質な断面となっている。
質な断面となっている。
従って、本発明の粉末ゴムは、従来のチップ状ゴムと比
較して短かい時間で安定な混合物を得ることができ、工
業的に有利な材料であった。
較して短かい時間で安定な混合物を得ることができ、工
業的に有利な材料であった。
表 1
1)ゴム粒子を含む分散液中のゴム分に対して
第1図は刃口硫ゴムシートの断面写真であり、図中(イ
)の写真は実施例1.(ロ)の写真は実施例2.(ハ)
の写真は参考例1.に)の写真は参考例2により得られ
たものの写真である。 特許出願人 東洋曹達工業株式会社
)の写真は実施例1.(ロ)の写真は実施例2.(ハ)
の写真は参考例1.に)の写真は参考例2により得られ
たものの写真である。 特許出願人 東洋曹達工業株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、水酸化カルシウムまたは/および酸化カルシウムを
溶解したゴム粒子を含む分散液に二酸化炭素を導入し、
該ゴム粒子の表面に炭酸カルシウムを生成させることを
特徴とする炭酸カルシウムで被覆してなる粉末ゴムの製
造法。 、2 炭酸カルシウムを生成させる前または/および後
に、微粒シリカまたは/および高級脂肪酸あるいはポリ
カルボン酸のアルカリ金属塩あるいはアンモニウム塩の
少なくとも一種と、二価以上の多価金属の水浴性化合物
を加えることを特徴とする特許梢求の範囲第1項記載の
製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15071182A JPS5941256A (ja) | 1982-09-01 | 1982-09-01 | 炭酸カルシウムで被覆してなる粉末ゴムの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15071182A JPS5941256A (ja) | 1982-09-01 | 1982-09-01 | 炭酸カルシウムで被覆してなる粉末ゴムの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5941256A true JPS5941256A (ja) | 1984-03-07 |
JPH0314053B2 JPH0314053B2 (ja) | 1991-02-25 |
Family
ID=15502731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15071182A Granted JPS5941256A (ja) | 1982-09-01 | 1982-09-01 | 炭酸カルシウムで被覆してなる粉末ゴムの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5941256A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0427339A2 (en) * | 1989-11-09 | 1991-05-15 | Dsm N.V. | Process and composition for manufacturing friable rubber bales |
EP0699703A1 (fr) * | 1994-09-02 | 1996-03-06 | Rhone-Poulenc Chimie | Particules composites et particules creuses de calcium carbonate |
JP2018529009A (ja) * | 2015-09-17 | 2018-10-04 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 発火感度を低減させたポリマーコーティング組成物 |
-
1982
- 1982-09-01 JP JP15071182A patent/JPS5941256A/ja active Granted
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0427339A2 (en) * | 1989-11-09 | 1991-05-15 | Dsm N.V. | Process and composition for manufacturing friable rubber bales |
EP0699703A1 (fr) * | 1994-09-02 | 1996-03-06 | Rhone-Poulenc Chimie | Particules composites et particules creuses de calcium carbonate |
FR2724176A1 (fr) * | 1994-09-02 | 1996-03-08 | Rhone Poulenc Chimie | Particules composites polymere organique-carbonate de calcium, particules creuses de carbonate de calcium, leurs procedes de preparation, leur utilisation comme charges ou additifs dans les plastiques et les elastomeres. |
US5756210A (en) * | 1994-09-02 | 1998-05-26 | Rhone-Poulenc Chimie | Polymer/CaCO3 composite core/sheath particulates and hollow CaCO3 |
US6093487A (en) * | 1994-09-02 | 2000-07-25 | Rhone-Poulenc Chimie | Polymer/CaCO3 composite core/sheath particulates and hollow . CaCO.sub3 microbeads prepared therefrom |
JP2018529009A (ja) * | 2015-09-17 | 2018-10-04 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 発火感度を低減させたポリマーコーティング組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0314053B2 (ja) | 1991-02-25 |
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