JPS5941080B2 - プレス機械における二度落阻止方法 - Google Patents
プレス機械における二度落阻止方法Info
- Publication number
- JPS5941080B2 JPS5941080B2 JP50048641A JP4864175A JPS5941080B2 JP S5941080 B2 JPS5941080 B2 JP S5941080B2 JP 50048641 A JP50048641 A JP 50048641A JP 4864175 A JP4864175 A JP 4864175A JP S5941080 B2 JPS5941080 B2 JP S5941080B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- press
- stopper
- fixed shaft
- main gear
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はプレス機械における二度落阻止方法に関するも
のである。
のである。
従来、プレス機械において単発仕事を行なう場合には、
ある工程と次の工程との間に作業者がプレス加工さ九た
ワークを取り出し、次の素材を供給するなどの作業時間
が必要である。
ある工程と次の工程との間に作業者がプレス加工さ九た
ワークを取り出し、次の素材を供給するなどの作業時間
が必要である。
従って次の工程は作業者が起動ボタンを押すと設定され
た作業インターバル時間の経過と共に開始されるが、プ
レスのクラッチ・ブレーキのエア回 、特に電磁弁の排
気回路の故障、或はブレーキの破損などにより、ある工
程後停止すべきプレスが続いて回転する二度落事故を起
すことがあった。
た作業インターバル時間の経過と共に開始されるが、プ
レスのクラッチ・ブレーキのエア回 、特に電磁弁の排
気回路の故障、或はブレーキの破損などにより、ある工
程後停止すべきプレスが続いて回転する二度落事故を起
すことがあった。
すなわち、第1図において、ある工程がスライド移動曲
線イに従って行なわれ上死点Bに達したとき、正常運転
では作業インターバル時間Tを経過した後次の工程がス
ライド移動曲線口に従って行なわれる。
線イに従って行なわれ上死点Bに達したとき、正常運転
では作業インターバル時間Tを経過した後次の工程がス
ライド移動曲線口に従って行なわれる。
ところが、二度落の場合は上死点Bで停止することなく
、直ちに曲線Cに従ってプレスが回転する。
、直ちに曲線Cに従ってプレスが回転する。
従って作業者がワークの取り出しをしようとして負傷事
故を起すことになる。
故を起すことになる。
これを防止するため、エア回路については2個の電磁弁
を並列に設けることにより1個が排気不良を起しても他
の1個で正常なりラッチ・ブレーキの作動が確保されて
きた。
を並列に設けることにより1個が排気不良を起しても他
の1個で正常なりラッチ・ブレーキの作動が確保されて
きた。
しかし、ブレーキの機械的故障は突発的であり二度落を
防止する適切な方法がなかった。
防止する適切な方法がなかった。
本発明の目的はこれに応え、プレスが正常停止するまで
にプレスの回転部の進路の前方にフレームからストッパ
を進入させ、次の工程の開始信号で後退させることによ
り、次の工程の開始信号なしにプレスが起動したときに
プレスを停止させることができるプレス機械における二
度落阻止方法を提供することにある。
にプレスの回転部の進路の前方にフレームからストッパ
を進入させ、次の工程の開始信号で後退させることによ
り、次の工程の開始信号なしにプレスが起動したときに
プレスを停止させることができるプレス機械における二
度落阻止方法を提供することにある。
以下本発明の実施例について図面を参照して説明する。
第1図及び第2図において、プレスの主歯車に設けた固
定軸が上死点Bで正常停止する前のA時(A位置)にお
いて何等かの信号、例えばプレスのクランク軸と連動す
るロータリカムスイッチの信号により、固定軸の停止位
置から所要の距離前方の進路にフレームからストッパを
進入させる。
定軸が上死点Bで正常停止する前のA時(A位置)にお
いて何等かの信号、例えばプレスのクランク軸と連動す
るロータリカムスイッチの信号により、固定軸の停止位
置から所要の距離前方の進路にフレームからストッパを
進入させる。
作業者が起動ボタンを押し、設定された作業インターバ
ル時間Tが経過したとき信号が発信されプレスが起動す
る。
ル時間Tが経過したとき信号が発信されプレスが起動す
る。
起動の信号によりストッパは後退を始めD時(D位置)
においてストッパの後退を確認した信号が発信されると
プレスはスライド移動曲線口に従って次の工程を行なう
。
においてストッパの後退を確認した信号が発信されると
プレスはスライド移動曲線口に従って次の工程を行なう
。
ストッパの後退確認信号が発信されないときはプレスは
F位置で非常停止される。
F位置で非常停止される。
プレスが二度落して上死点Bで停止せずに曲線Cに従っ
て運動すると、主歯車の固定軸はE位置においてその進
路に進入しているストッパに衝突してプレスが強制的に
停止される。
て運動すると、主歯車の固定軸はE位置においてその進
路に進入しているストッパに衝突してプレスが強制的に
停止される。
第2図に示すα、θ、θ′及び人は上死点B、位置り、
E、Fの相互間のクランク角度を示したものである。
E、Fの相互間のクランク角度を示したものである。
第3図及び第4図において、本方法を実現するためのプ
レス要部の構造を示している。
レス要部の構造を示している。
プレスの主歯車13は、フレーム15に軸受19,20
により回転自在に支持されたクランク軸14の端部にキ
ー17で固定されている。
により回転自在に支持されたクランク軸14の端部にキ
ー17で固定されている。
主歯車13は第4図に矢印で示すように時計方向に回転
する。
する。
クランク軸14の偏心部にはコンロッド16の軸受18
が回転自在に連結され、コンロッド16の他端部にはプ
レスのスライド(図示せず)が連結されている。
が回転自在に連結され、コンロッド16の他端部にはプ
レスのスライド(図示せず)が連結されている。
主歯車13及びクランク軸14の回転によりスライドは
昇降、駆動される。
昇降、駆動される。
第3図及び第4図は第1図第2図で示した上死点Bの状
態を示している。
態を示している。
主歯車13の両側ボス部にはフランジ3.4が回転自在
に設けられ、板11.12により隙間Yをもって軸方向
の移動が規制されている。
に設けられ、板11.12により隙間Yをもって軸方向
の移動が規制されている。
第4図に示すB位置には主歯車13の穴を貫通しフラン
ジ3,4に固定した固定軸1が設けられ、両フランジ3
,4を一体として回転するようにしている。
ジ3,4に固定した固定軸1が設けられ、両フランジ3
,4を一体として回転するようにしている。
固定軸1はフレーム15に向けて若干突出している。
フレーム15には、第4図に示す直上方向で固定軸1と
同一円周上の位置に対応させてシリンダ5が固定されて
いる。
同一円周上の位置に対応させてシリンダ5が固定されて
いる。
シリンダ5には主歯車13に向けて進退するストッパ2
が適合している。
が適合している。
ストッパ2の後端部はシリンダ5のシリンダ板6を気密
に運動自在に貫通して伸び、その先端部に板21が固定
されている。
に運動自在に貫通して伸び、その先端部に板21が固定
されている。
板21とシリンダ6との間にはばね7を設け、ストッパ
2を後退限に保持するように付勢している。
2を後退限に保持するように付勢している。
ストッパ2の後退限を検出するリミットスイッチ8がフ
レーム15に固定されている。
レーム15に固定されている。
リミットスイッチ8の信号が発信されないときはプレス
が非常停止するようになっている。
が非常停止するようになっている。
シリンダ5の供給口に圧縮エアが供給されるとストッパ
2は距離X前進した固定軸1の進路に進入する。
2は距離X前進した固定軸1の進路に進入する。
主歯車13及び両フランジ3,4には第4図に示す位置
に半径方向と直角方向に長い矩形の穴が3個設けられ、
そこに夫々ばね9が収容されている。
に半径方向と直角方向に長い矩形の穴が3個設けられ、
そこに夫々ばね9が収容されている。
ばね9はフランジ3,4に固定したばね押え板10,1
0により穴内に保持されている。
0により穴内に保持されている。
次に作用について述べる。
プレスが正常運転で上死点Bに停止したとき、主歯車1
3に設けた固定軸1とフレーム15に設けたシリンダ5
のストッパ2との関係位置は第4図に示すとおりである
。
3に設けた固定軸1とフレーム15に設けたシリンダ5
のストッパ2との関係位置は第4図に示すとおりである
。
固定軸1がB位置に停止する前の第1図、第2図に示す
A時(A位置)において信号を受けたストッパ2は、固
定軸1がB位置(上死点)に停止する前に第1図に示す
ように前進限に達し、第3図に示すように距離X前進し
固定軸1の進路に進入している。
A時(A位置)において信号を受けたストッパ2は、固
定軸1がB位置(上死点)に停止する前に第1図に示す
ように前進限に達し、第3図に示すように距離X前進し
固定軸1の進路に進入している。
プレスは上死点Bで停止する。作業インターバル時間T
の後運転ボタンによりプレスの次の工程開始の信号が上
死点B′で発信されると、そのシリンダによりシリンダ
5は排気さればね7によつりストッパ2は後退を始め、
主歯車13がクランク角度αだけ回転したD時(D位置
)において後退限に達したりリミットスイッチ8を動作
させる。
の後運転ボタンによりプレスの次の工程開始の信号が上
死点B′で発信されると、そのシリンダによりシリンダ
5は排気さればね7によつりストッパ2は後退を始め、
主歯車13がクランク角度αだけ回転したD時(D位置
)において後退限に達したりリミットスイッチ8を動作
させる。
リミット8の信号はプレスの運転回路に自己保持されプ
レスは回転を続け、スライド移動曲線用こ従ってプレス
は運転される。
レスは回転を続け、スライド移動曲線用こ従ってプレス
は運転される。
なお、何等かの原因でストッパ2が後退せず、D位置で
リミットスイッチ8の信号が発信されないと、プレスは
常時停止され主歯車13はクランク角度θlだけ滑って
下位置で停止する。
リミットスイッチ8の信号が発信されないと、プレスは
常時停止され主歯車13はクランク角度θlだけ滑って
下位置で停止する。
このときストッパ2とD位置との間の角度θはθ′より
も大きくなるように設計されているので、固定軸1はス
トッパ2に衝突することなく停止する。
も大きくなるように設計されているので、固定軸1はス
トッパ2に衝突することなく停止する。
プレスが二度落したときは上死点Bから引き続き曲線C
に従って回転する。
に従って回転する。
しかし次の工程の開始信号(運転ボタンの信号)は発信
されていないのでストッパ2は固定軸1の進路に進入し
た前進限にあり、主歯車13はクランク角度λだけ回転
したE時(E位置)でその固定軸1がストッパ2に衝突
する。
されていないのでストッパ2は固定軸1の進路に進入し
た前進限にあり、主歯車13はクランク角度λだけ回転
したE時(E位置)でその固定軸1がストッパ2に衝突
する。
固定軸1と共にフランジ3,4は停止するが主歯車13
はプレスの慣性によりなお回転しはね9を圧縮する。
はプレスの慣性によりなお回転しはね9を圧縮する。
ば1ね9はプレスの慣性力を吸収しプレスを停止させる
。
。
従って各部に破損などは起らない。
二度落の原因が復旧された後運転は再開されることにな
る。
る。
以上の説明から明らかなように本発明によれば、主歯車
の固定軸が上死点で停止する前にストッパを固定軸の進
路前方に進入させておき次の工程開始の信号が発振され
なければ後退しないので二度落の際プレスを強制的に停
止させることができる。
の固定軸が上死点で停止する前にストッパを固定軸の進
路前方に進入させておき次の工程開始の信号が発振され
なければ後退しないので二度落の際プレスを強制的に停
止させることができる。
二度落の原因がエア回路であっても、ブレーキの機械的
な破損であってもそれらに関係なくプレスを停止できる
ので安全性が高い。
な破損であってもそれらに関係なくプレスを停止できる
ので安全性が高い。
正常運転でストッパの後退が確認されなければプレスは
非常停止し、また起動しないのでプレスの安全は二重に
確保される。
非常停止し、また起動しないのでプレスの安全は二重に
確保される。
二度落によるプレスの慣性力はばねで吸収させ破損する
部品がないので復旧作業が容易である。
部品がないので復旧作業が容易である。
など実用上の効果と利点は太きい。
第1図はプレス作業におけるスライドの運動と本発明に
よるストッパの動作との時間的関係を示す線図、第2図
はプレスサイクルとストッパの動作関係を示すダイヤグ
ラム、第3図は実施例のプレス要部の縦断面正面図、第
4図はその右側面図である。 1は固定軸、2はストッパ、3はフランジ、4はフラン
ジ、5はシリンダ、6はシリンダ板、7はばね、8はリ
ミットスイッチ、9はばね、10ははね押え板、11は
板、12は板、13は主歯車、14はクランク軸、15
はフレーム、16はコンロッド、17はキー、18は軸
受、19は軸受、20は軸受、21は板である。
よるストッパの動作との時間的関係を示す線図、第2図
はプレスサイクルとストッパの動作関係を示すダイヤグ
ラム、第3図は実施例のプレス要部の縦断面正面図、第
4図はその右側面図である。 1は固定軸、2はストッパ、3はフランジ、4はフラン
ジ、5はシリンダ、6はシリンダ板、7はばね、8はリ
ミットスイッチ、9はばね、10ははね押え板、11は
板、12は板、13は主歯車、14はクランク軸、15
はフレーム、16はコンロッド、17はキー、18は軸
受、19は軸受、20は軸受、21は板である。
Claims (1)
- 1 プレス機械で単発仕事をする場合の二度落阻止方法
において、プレスが正常停止する位置の手前でフレーム
に設けたストッパーに前進信号を与え、該ストッパをプ
レスの主歯車部に設けた固定軸の進路の所要距離前方に
進入させ、プレスの運転ボタンによる次工程開始信号に
より前記ストッパを後退させることにより前記固定軸と
の衝突を避けてプレスの正常運転を可能とすると共に、
プレスが二度落した場合には前記固定軸をストッパに衝
突させてプレスを停止させることを特徴とするプレス機
械における二度落阻止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50048641A JPS5941080B2 (ja) | 1975-04-23 | 1975-04-23 | プレス機械における二度落阻止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50048641A JPS5941080B2 (ja) | 1975-04-23 | 1975-04-23 | プレス機械における二度落阻止方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51123972A JPS51123972A (en) | 1976-10-29 |
JPS5941080B2 true JPS5941080B2 (ja) | 1984-10-04 |
Family
ID=12808985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50048641A Expired JPS5941080B2 (ja) | 1975-04-23 | 1975-04-23 | プレス機械における二度落阻止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5941080B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6076380B2 (ja) * | 2013-02-08 | 2017-02-08 | パスカルエンジニアリング株式会社 | プレス機械のスライドロック装置 |
KR102235518B1 (ko) * | 2014-12-02 | 2021-04-01 | 파스칼 엔지니어링 가부시키가이샤 | 프레스 기계의 슬라이드 로크 장치 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3452618A (en) * | 1966-03-26 | 1969-07-01 | May Pressenbau Gmbh | Safety device for machine tools |
-
1975
- 1975-04-23 JP JP50048641A patent/JPS5941080B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3452618A (en) * | 1966-03-26 | 1969-07-01 | May Pressenbau Gmbh | Safety device for machine tools |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51123972A (en) | 1976-10-29 |
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