JPS5940B2 - 活性化されたスラツジを有用な製品に処理加工する方法 - Google Patents

活性化されたスラツジを有用な製品に処理加工する方法

Info

Publication number
JPS5940B2
JPS5940B2 JP52012184A JP1218477A JPS5940B2 JP S5940 B2 JPS5940 B2 JP S5940B2 JP 52012184 A JP52012184 A JP 52012184A JP 1218477 A JP1218477 A JP 1218477A JP S5940 B2 JPS5940 B2 JP S5940B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
activated sludge
precipitate
substances
hydrolysis
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52012184A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5399072A (en
Inventor
アレクサンドラ・レオニドウナ・クラシンスカヤ
アレクサンドル・ニコラエウイツチ・メゼンツエフ
アレクセイ・オレゴウイツチ・ゴルベフ
オルガ・ワシリエウナ・サモヒナ
セルゲイ・ウラジミロウイツチ・チエピゴ
ニナ・イワノウナ・コロトチエンコ
ヤロスラフ・ヤロスラボウイツチ・シコプ
ワシリー・ドミトリエウイツチ・ベルヤエフ
ワジーム・ニコラエウイツチ・チムキン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUSESOYUUZUNUI NAUCHINO ISUREDOWAACHERESUKII INST BYOSHINTEEZA BERUKOWAIFU UESHESUTOFU
Original Assignee
FUSESOYUUZUNUI NAUCHINO ISUREDOWAACHERESUKII INST BYOSHINTEEZA BERUKOWAIFU UESHESUTOFU
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUSESOYUUZUNUI NAUCHINO ISUREDOWAACHERESUKII INST BYOSHINTEEZA BERUKOWAIFU UESHESUTOFU filed Critical FUSESOYUUZUNUI NAUCHINO ISUREDOWAACHERESUKII INST BYOSHINTEEZA BERUKOWAIFU UESHESUTOFU
Priority to JP52012184A priority Critical patent/JPS5940B2/ja
Publication of JPS5399072A publication Critical patent/JPS5399072A/ja
Publication of JPS5940B2 publication Critical patent/JPS5940B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Fodder In General (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は排出液の生物学的浄化の分野に関し、さらに詳
しくは過剰の活性スラッジを処理して有用な製品を製造
する方法に関する。
環境保護の問題は排出液の効果的浄化を組織化すること
を要求している。
排出液の生物学的浄化では、かなりの量の余剰活性スラ
ッジが生じJ廃棄物となる。
微生物合成の生成物であるこの過剰活性スラッジは、タ
ンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、核酸及び無機質
物質のような有用物質を、微生物のその他の生物量同様
に含む。
余剰活性スラッジの利用には次のような事実に基づく重
大で困難な問題がある。
すなわち、活性スラッジの懸濁液は大量の水を含み、そ
して同じ浄化工程であっても得られる活性スラッジの物
理的、化学的及び微生物学的組成は著しく不安定であり
、また、スラッジ中に病原性微生物及び寄生中がいる恐
れがあるため、衛生上及び疫学上あ観点から危険性があ
る。
実際、都市エアレーション基地並びに多くの工業排出液
の浄化で生じた余剰活性スラッジ利用の最も広く行なわ
れている方法は、活性スラッジをスラッジ消化剤中の排
出液の沈殿との混合物中で嫌気的に発酵させるものであ
る。
これによって生じるメタンは燃料として用いられ、そし
て発酵した沈殿はスラッジベッド又はスラッジ池の空気
中で部分的に脱水されて、その後肥料として用いられる
しかし、上記の余剰活性スラッジを脱水して利用する方
法はかなりの土地を必要とする。
化学技術上で公知の方法による余剰活性スラッジの脱水
は非効率的であるか、又は電力消費が大きいかのいずれ
かである。
この消費量は、多くの工場排出液の生物学的浄化で生じ
る乾燥活性スラッジが飼料添加物として適する場合には
、ある程度正当化される( Vaseen V−A−t
Protein fran −Wastwater−a
Source of Food、 Water and
Wastes Eng−1976,13,1,38〜3
9〕。
廃水の沈殿との混合物中の活性スラッジを乾留(熱分解
)する公知の方法(有用な製品の製造を包含する)も予
備的脱水を必要とする( Yevi 1e−vitch
” 0sadki 5tochnykh vodスW
astewaterPrecipitates、 t
he 5troyizdat Publishers
(Mo5cm −Leningrad ) 1965°
ChcmcalRhrket Abstracta、
1973.65.10゜390.274〕。
このように、余剰活性スラッジ及び廃水の沈殿を無害に
するために最近開発された方法及び装置の多くは、脱水
及び/又は燃焼に関連がある。
脱水の間に、例えば、スラッジの燃焼で生じる灰、凝集
剤などが加えられる(西ドイツ特許出願第1,517.
705号、フランス特許第2,090,724号、ソ連
特許第361,983号の各明細書)。
さらに、酸性化した活性スラッジを加熱することによる
「湿式」酸化法(米国特許第3,649,534号明細
書)、並びに活性スラッジを酸素で処理する好気的発酵
法(米国特許第3,670,887号明細書)が技術に
おいて公知である。
活性スラッジをMする公知の方法の欠点は複雑なこと、
大量の水を除去するコストが高いこと、及び有用な製品
とはみなし難い品質の劣った製品であることである。
その上、活性スラッジの燃焼により活性スラッジが含む
有用物質の分解が起こる。
前記ノ通り、活性スラッジはバクテリア、原生動物、菌
類などのような生物量の微生物であり、従って多くの有
用物質(タンパク質、炭水化物、核酸、脂質、ビタミン
、鉱物質物質)を含み、そして有用物質を活性スラッジ
の処理で保存、分離することは重要な問題である。
本発明の目的は、タンパク質、ビタミン凝縮物及び飼料
添加物のような有用製品を確実に製造する余剰活性スラ
ッジの新規処理方法を開発することにある。
本発明によれば、前記の目的は次のように余剰活性スラ
ッジを処理する方法によって達成された。
すなわち、前記活性スラッジのpHO,01〜6.0及
び温度50〜150℃での加水分解、及び前記活性スラ
ッジのpH9〜13及び温度40〜90°Cでのアルカ
ル抽出と、前記の加水分解条件下で生じる水溶性タンパ
ク質、炭水化物及び無機質物質並びにビタミンの生成と
、前記のアルカル抽出条件下でのタンパク質物質の分離
とを含む方法である。
提案した活性スラッジの処理法を行なうだめの3つの変
法が可能である。
以下これらを加水分解法、アルカル法及び組合せ法と呼
ぶ。
活性スラッジを処理する第一変法の加水分解法は、本発
明によれば下記の通りである。
pHQ01〜6.0及び温度80〜150℃で加水分解
を行なう。
病原性及び発毒性微生物が死滅し、かつ水溶性タンパク
質、炭水化物及び無機質物質並びにビタミンが生成する
ので、活性スラッジは無害となる。
得られる前記物質を含んだ懸濁液は、さらにいかなる処
理も加えることなく、種々の微生物を増殖させるための
培地と12で、並びに培地からアミノ酸、オリゴペプチ
ド、糖類及びビタミンのような個々の製品を抽出するた
めに直接用いられる。
活性スラッジを処理する第二変法のアルカリ法は、本発
明によれば、前記活性スラッジのpH9〜13及び温度
40〜90℃でのアルカリ抽出を含み、そしてこの活性
スラッジは無害になされ、かつ水溶性及びアルカリ可溶
性タンパク質物質が活性スラッジから抽出され、続いて
pH3,0〜4.5での等電点て溶液から分離される。
活性スラッジを処理するアルカリ法によシ、タンパク質
物質を得ることが可能になる。
このタンパク質物質は、動物及び家畜の飼育に、並びに
タンパク質添加物の使用が必要な産業分野に用いられる
組合せ法と呼ぶ活性スラッジ処理の第三の方法は、本発
明によれば、活性スラッジの一部の加水分解による処理
、及び活性スラッジの他の一部のアルカリ抽出による処
理を同時に連続的に行なうことを含む。
本発明によれば、活性スラッジを処理するこの変法は下
記のa)〜j)を含む。
a)前記活性スラッジの一部をpH0,5〜6°0及び
湿度50〜80℃で加水分解すること、b)主に溶解困
難な多糖類及びタンパク質を含む沈殿■から、加水分解
中に生じた水溶性タンパク質、炭水化物及び無機質物質
並びにビタミンを分離すること、 C)前記の分離した沈殿■をpH0001〜0.5及び
温度80〜100℃で加水分解し、生じた水溶性タンパ
ク質、炭水化物及び鉱物質物質並びにビタミンをさらに
生成させること、 d)前記水溶性物質を沈殿■から分離すること、e)前
記沈殿■を水で洗うこと、 f)洗浄水を加水分解段階(a)へ戻すこと、g)最初
の前記活性スラッジの他の一部をpH9〜13及び温度
80〜90℃で同時にアルカリ抽出すること、 h)抽出したタンパク質物質の溶液を溶解しないタンパ
ク質及び多糖類の沈殿■から分離すること、 i)抽出したタンパク質物質を溶液からpH3,0〜4
.5での等電点て沈殿させること、 j)沈殿したタンパク質物質を、アミノ酸、ビタミン、
炭水化物及び無機質物質を含む溶液から分離すること。
従って、本発明の第三の変法に基づいて提案した方法を
行なうこと、タンパク質物質、炭水化物、ビタミン及び
無機質物質を得ることが可能である。
加水分解及びアルカリ抽出の結果として生じる溶液は、
この溶液が微生物の成長及び発育に必要とされるすべて
の物質を含むので、各種微生物を培養するための培地に
用いられる。
本発明はこのような組合せ方法に係るものである。
本発明の利点は、本方法を行なう前記の3変法を詳しく
述べる下記の説明から理解される。
まず、第一の変法である加水分解法によシ活性スラッジ
を処理する詳しい説明を以下に示す。
活性スラッジの加水分解は、硫酸、リン酸又はギ酸のよ
うな酸の存在下にpH0,01〜6.0及び温度80〜
150℃で1〜3時間の間行なわれる。
加水分解の工程では、病原性及び全毒性の菌が死滅する
ので活性スラッジは無害となり、そして天然重合体は分
解される。
生じた加水分解物は、次のような種々の微生物の生長及
び生育に必要とされるタンパク質、糖類、アミノ酸、ペ
プチド、ビタミン、無機質及びその他の物質を含有する
前記の微生物とは、酵母(カンジダ、ハンセヌラなど)
、菌糸体菌類(スビカリア、エンドミセス、トリコスポ
ロン、ペニシウムなど)、放線菌属(ストレプトミセス
など)及び細菌(バチルス、バクテリウムなど)である
活性スラッジを加水分解する条件は、生じる加水分解物
に要求されるものに応じて前記範囲のpH1温度、及び
時間で選ばれる。
単糖類、アミノ酸の収量を増し、又は酸の消費を減じる
観点では、加圧下、例えば1〜5気圧で加水分解が行な
われる。
所望により、ある種のアミノ酸、ビタミン、ペプチド、
及び糖のような個々の化合物は活性スラッジの前記加水
分解物から分離される。
活性スラッジの加水分解物は、いかなる物質も加えるこ
となしに、種々の微生物を生育させるための培地として
発酵に用いられる。
活性スラッジの加水分解物上における微生物の増殖は、
培養される微生物の種類及び株に必要な条件下に、炭素
源のような栄養物質を加えるか加えずに行なわれる。
その結果として、発酵の最終製品は生物量の状態、例え
ば酵母を生育する場合、又は培養される微生物により生
産される物質の状態、例えばアミノ酸、抗生物質などの
いずれかで得られる。
微生物工業での活性スラッジ加水分解物の使用は、糖類
、アミノ酸、炭水化物、窒素、リン及びカリウム化合物
のような原料及び副次的物質を節減することを可能にす
る。
肉及び向側産物のような食品の消費、コーン浸漬液のよ
うな重要な原料物質、窒素系及びリン系のような無機肥
料、及び微量元素の消費が減り、そして微生物の生長及
び生育条件が改善され、かつ生物量のような発酵生産物
の収量が増す。
また、加水分解法の利点は、本方法が0.5〜99.5
%の広い範囲の乾燥物質を含む種々の排出液の生物学的
浄化で生じる活性汚泥を処理するのにも適していること
である。
次に、活性スラッジを処理する第二変法のアルカリ法を
以下に詳しく説明する。
活性汚泥の懸濁液に水酸化ナトリウムのようなアルカリ
試剤をpH9〜13になるまで加え、温度40〜90℃
で加熱し、そしてこの温度で15〜30分間保ち、水溶
性及びアルカリ可溶性タンパク質物質を溶液中に移す。
アルカリによる温度40〜50℃での活性スラッジの処
理により、タンパク質を含有した活性スラッジの有用物
質のすべてを含む吸湿性ゲルのコロイド溶液が形成され
、そしてこれらはタンパク質添加物として工業上用いら
れ、寸だ吸湿性ゲルとしての物理的及び化学的性質も利
用される。
生じたゲルを80〜90℃の温度までさらに加熱するこ
とにより、ゲルが分離してタンパク質物の溶液と、不溶
性タンパク質及び多糖類を含む沈殿になり得る。
タンパク質物質の溶液は安定な沈殿から、例えばf過又
は遠心分離によって分離され、そしてpH3,0〜4.
5に達するように酸が加えられる。
pH3,0〜4.5での等電点て溶液から沈殿するタン
パク質物質の沈殿は、公知の方法、例えば沢過又は遠心
分離により分離される。
活性スラッジのアルカリ抽出物から製造されるタンパク
質物質はそのまま商業製品となり、例えば飼料用に用い
られる。
本発明を行なう第三の変法である組合せ法について、本
方法のフローシートを示す添付の図面に沿って以下説明
する。
容器1から活性汚泥の懸濁液が装置2へ導びかれ、ここ
で懸濁液は乾燥物質含有率5〜10係に濃縮される。
清澄化された水は装置2から容器3へ導びかれる。
□活性汚泥の濃縮懸濁液は装置2を出て分配装置4へ導
ひかれ、ここで前記懸濁液は2つの流れに分けられる。
活性汚泥懸濁液の一方の流れは装置5に供給される。
ここでは酸性の加水分解が行なわれる。
他の一方の流れは容器6に向けられる。ここではアルカ
リ抽出が行なわれる。
装置5では、pH0,5〜6.0及び温度50〜80℃
で硫酸のような酸を用いる穏かな条件下に活性スラッジ
の加水分解が10〜60分の間行なわれる。
加水分解し易い天然重合体(タンパク質、多糖類など)
の部分的分解が行なわれてオリゴペプチド、アミノ酸及
びオリゴ糖が生じ、次いでこれらは水溶液中に移る。
さらに、前記の加水分解条件により、活性汚泥が無害化
される。
例数なら、前記の条件が病原性及び発車性微生物、寄生
虫及びその他の生物を死滅させるためである。
装置5中で生じた活性スラッジの加水分解物は種々の微
生物の生長及び生育に要求される栄養物質、例えば糖類
、アミノ酸、オリゴペプチド、ビタミン及び無機質物質
を含んでいる。
生じた加水分解物は、装置5から、続いて2S〜9.0
の範囲内のpHに中和を行なう容器7へ向けられる。
中和した加水分解物のpH値は、前記加水分解物上で培
養される微生物に応じて前記の範囲内で定められる。
例えば、酵母又は菌糸体菌類を生育させる場合、pHの
最適値は酸性領域であり、バクテリアを生育させる場合
にはpHの最適値はアルカリ領域に移る。
加水分解物は容器7から分離装置8へ向けられる。
ここでは、例えばr過又は遠心分離によって溶液が沈殿
と分けられる。
ペプチド、アミノ酸、糖類、ビタミン及び無機質物質を
含む水溶液は、分離装置8から発酵槽9へ向けられる。
ここでは、前記溶液が種々の微生物を培養する培地とし
て用いられる。
分離装置8で得られ、そして主として加水分解し難い多
糖類、ポリペプチド、及び無機質物質を含む沈殿■は、
装置10へ供給される。
ここでは、pH0,01〜0.5及び温度80〜100
°Cでのよシ苛酷な条件下で、前記沈殿が30〜60分
の間加水分解に付され、多糖類、タンパク質はさらに徹
底して分解されて単糖類、アミノ酸、オリゴペプチド、
及びビタミンを生じ、そして水溶液中に移る。
活性スラッジの加水分解されない難溶性物質は廃棄物で
あって、沈殿■中に残る。
装置10で得られた加水分解物は装置11に向けられる
前記物質の溶液は装置11を通して前記沈殿■から構成
される 装置11内での分解後に得られた沈殿■は容器3へ送ら
れ、ここで前記沈殿が装置2から出て来る水で洗浄され
る。
大量の酸を含む第一の洗浄水は、酸の代りに容器3から
装置5へ供給され、そして第二の洗浄水は容器Tへ向け
られる。
洗浄された容器3からの沈殿■は容器1に導びかれ、こ
こで沈殿■は活性汚泥懸濁液の酸性化に用いられる。
分配装置4からの活性スラッジ懸濁液の第二の流れは容
器6に向けられる。
ここでは、前記活性スラッジのアルカリ抽出がpH9〜
13及び温度80〜90°Cで15〜30分の間貸なわ
れ、そして水溶性及びアルカリ可溶性タンパク質物質、
並びにアミノ酸、ビタミン及び無機質物質は溶液中に移
る。
同時に、病原性及び発車性微生物が死滅するため、活性
汚泥は無害化される。
アルカリ抽出物は容器6から分離装置12へ送られ、こ
こでタンパク質物質の溶液は、水及びアルカリ不溶のタ
ンパク質及び多糖類を主に含む沈殿■から分離される。
分離装置12で得られる沈殿■は容器7に向けられ、こ
こで沈殿■は酸加水分解物を中和するだめのアルカリの
代りに用いられる。
これによってアルカリの消費量が低減され、そして例え
ば水酸化ナトリウム及びアンモニアのような化学物質が
節減される。
分離装置12からのタンパク質物質の溶液は、続いてタ
ンパク質物質の分離を行なうために容器13へ向けられ
る。
容器13では、タンパク質抽出物に分離装置11で生じ
た加水分解物を加えることにより、前記抽出物のpHは
3.0〜4.5となる。
pH3,0〜4.5では、等電点において溶液からのタ
ンパク質物質の沈殿が起こる。
タンパク質物質の懸濁液は容器13から分離装置14に
導ひかれて、溶液から沈殿したタンパク質物質が分離す
る。
このタンパク質物質は、例えば、動物の飼育又はタンパ
ク質添加物が用いられる工業で用いるのに適している。
アミノ酸、ビタミン及び無機質物質を主に含む水溶液は
、装置14から発酵槽9へ導びかれ、そして分離装置8
で得られた加水分解物とともに種種の微生物を培養する
だめの培地として用いられる。
微生物の培養は、微生物の最大生産性を考慮して他の栄
養源を加えるか加えずに、特定の種類及び株の微生物に
とって最適な条件のもとに行なわれる。
活性スラッジから調製した培地上で微生物を生育させる
と、すぐ用い得る発酵製品が生物量の微生物、例えば酵
母の状態で、又は抗生物質もしくはアミノ酸のような物
質の状態で得られる。
ここに提案した方法は、0.5〜99.5%と広範囲の
乾燥物質を含む異なった排出液の生物学的浄化で生じる
活性スラッジを処理するのに適しており、従って、乾燥
物質を0.5〜2係含み、かつ排出液の生物学的浄化で
慣用的に生じた活性スラッジは、提案した方法により前
処理なしに処理できる。
このように、ここに提案する変法は、酸加水分解及びア
ルカリ抽出による活性スラッジ懸濁液の処理の組合せで
ある。
本方法を行なう組合せ法は、排出液及び廃棄物の形成が
最少限に減少する閉回路で活性汚泥の処理を可能とする
ので、好ましい。
このことは前記回路の主な利点である。
さらに、ここに提案する活性スラッジを処理する方法は
下記のような利点を有する。
すなわち、−タンパク質物質、飼料添加物、ビタミン濃
縮物、種々の微生物を培養するだめの培地、及び生理活
性物質の溶液のような広範囲の有用製品を得ること、 一莫大な電力消費を含む活性汚泥の濃縮及び乾燥法を排
除すること、 一活性スラッジを脱水するために従来考えられていた広
い土地が必要ないこと、を可能にする。
本方法は、排出液の浄化回路に容易に組込めるので、工
業的条件で行なうことは困難でない。
本発明は、有用な製品を得ること、及び排出液の生物学
的浄化時に大過剰に生じる活性スラッジを利用する問題
を解決することを同時に可能にし、そのため排出液浄化
の強化、浄化された水質の向上、及び環境汚染の低減が
確保される。
本発明の理解を助けるために特定の例について以下説明
する。
例1は図面に沿って示しである。例1 装置2で濃縮された活性スラッジの懸濁液401が分配
装置4に移され、ここで懸濁液は2つの部分に分けられ
る。
前記の活性スラッジは、家庭排水の生物学的浄化で生じ
たものであり、乾燥物質5重量%を含む。
懸濁液の一部20A’は、酸による加水分解が行なわれ
る装置5へ向けられ、そして他の一部201はアルカリ
抽出が行なわれる容器6へ向かう。
容器5では、活性スラッジの懸濁液に濃硫酸25gが加
えられ、そしてpH009〜1.1、温度50℃で40
分の間攪拌下に加水分解が行なわれる。
生じた加水分解物は装置5から次の中和を行なうために
容器7へ移される。
活性スラッジ懸濁液の他の一部のアルカリ抽出は容器6
で行なわれる。
この目的のために、40係の水酸化ナトリウム水溶液2
°5mlが攪拌下に懸濁液201に加えられ、pHば1
0.5となる。
生じた抽出物は85℃に加熱され、そして30分の間係
たれる。
アルカリ抽出物は容器6から装置12へ向けられ、そし
て装置12を通してタンパク質物質の溶液が分けられ、
容器13へ供給される。
装置12で得られ、かつ水溶液及びアルカリ溶液に不溶
なタンパク質及び多糖類を主として含む沈殿は容器7へ
送られ、そしてここで前記沈殿は装置5で得られた加水
分解製品の中和に用いられる。
pH4,2に中和された活性スラッジの加水分解物は容
器7から装置8に移され、そして装置8ではオリゴペプ
チド、アミノ酸、糖類、ビタミン及び無機質物質を含む
溶液から沈殿が分離される。
前記溶液は発酵槽9へ導ひかれる。
装置8で分離され、加水分解し難い多糖類、タンパク質
及び無機質物質を主として含む沈殿は、装置10へ移さ
れる。
ここで、前記沈殿は、pH0,01及び温度90℃での
より苛酷な条件下に40分の間加水分解に付される。
この加水分解物は装置10から装置11に移され、そし
てここで加水分解物は沈殿と溶液に分けられる。
活性スラッジの非加水分解物質、例えばセルロース、及
び難溶の無機質物質を含む前記沈殿は、容器3に移され
、そしてここで前記沈殿は水で2回洗浄される。
第一の洗浄水は装置5に、また第二の洗浄水は容器7に
導ひかれ、そして洗浄された沈殿は除去される。
装置11で得られた加水分解製品の酸溶液は容器13へ
送られ、そしてここで前記溶液はタンパク質物質のアル
カリ性溶液をp H3,2に中和するために酸の代りに
用いられる。
前記のpHでは、タンパク質が溶液から沈殿として沈降
する。
沈降したタンパク質物質の沈殿は装置14中で溶液から
分離される。
このタンパク質物質はすぐ用い得る製品を62g与える
この製品はタンパク質54穴炭水化物16%及び無機質
物質25q6を含んでおり、例えば飼料用に用いること
ができる。
装置14でタンパク質物質の沈殿から分離され、そして
アミノ酸、糖類、ペプチド、ビタミン及び無機質物質を
含んだ溶液は発酵槽9へ向かう。
発酵槽9では、酵母カンジダ・スコツティの連続培養が
pH,4,0〜4.2、温度35℃±1℃及び培地流速
り二0.1/時間で行なわれる。
装置8及び14を出る溶液は培地として用いられる。
生物量の酵母は、絶対乾燥物質に換算して33.5g/
lの重量で製造される。
製品の収率は最初の活性スラッジの絶対乾燥物質の63
チである。
乾燥酵母は、粗製タンパク質52%、すべての必須アミ
ノ酸及びB群のビタミンを含んでおり、飼料として用い
ることができる。
例2゜ 活性スラッジの処理が、以下のことを除いて例1に記載
したのと同様に行なわれる。
すなわち、活性汚泥懸濁液の加水分解は、装置5ではp
H0,5及び温度80℃で10分の間、そして装置10
ではpH0,02及び温度100℃で1時間の間貸なわ
れる。
同じ収量の生物量の酵母が得られる。例 3(参考例) 飼料酵母の製造の排出液を生物学的に浄化する際に得ら
れ、絶対乾燥物質2.5チを含む活性スラッジ11に、
1%の硫酸111Llが加えられ、100°Cに加熱さ
れ、そして100℃及びpH5,5〜6.0で1時間の
間係たれる。
得られる溶液(主にアミノ酸、ビタミン及び無機質物質
を含む)は沈殿から沢過され、フラスコに注がれる。
前記フラスコを殺菌した後、フラスコには酵母カンジダ
・トロピカリスが殖えられ、次いで酵母は振とう培養器
中、温度33℃で培養される。
48時間の生育で生物量の酵母が生産され、その重量は
2.59/11であり、そして収率は、最初の活性汚泥
の絶対乾燥物質の10%である。
例 4(参考例) 飼料酵母製造の排出液を生物学的に浄化する際に得られ
、2.5%の乾燥物質を含む活性スラッジ懸濁液11に
、濃硫酸27rIllが加えられる。
この混合物は沸騰水浴中で80℃に加熱され、そして周
期的に攪拌しつつ加水分解がpHO,olで1時間の間
貸なわれる。
加水分解物の溶液はデカンテーションにより沈殿から分
離される。
得られたアミノ酸、糖類、ビタミン及び無機質物質を含
む溶液に、pH5,5になるまで水酸化カリウムが加え
られる。
その後、この溶液は酵母の生育させるための培地として
用いられる。
前記の培地はフラスコに注がれ、殺菌され、そして酵母
カンジダ株の培養菌が殖えられる。
酵母の生育は振どう培養器中、温度35℃で続けられる
48時間の生育で、生物量の酵母が生産され、その重量
は24.3 g/13である。
製品の収率は、最初の絶対乾燥物質の93.2係である
例 5(参考例) 乾燥物質濃度5係を有する排出液浄化基地からの活性ス
ラッジ懸濁液20A’に、pH9,2になるまで40係
の水酸化ナトリウム水溶液が加えられ、そして40℃に
加熱される。
吸湿性ゲルが生じるが、これはタンパク質添加物又は吸
湿性ゲルとして工業的に用いることができる。
例 6(参考例) 活性スラッジ懸濁液の処理が例5と同様に行なわれるが
、ただし、加熱は80℃の温度で15分の間なされる。
生じたタンパク質物質の溶液はr過により沈殿から分離
され、沈殿を除き、そしてタンパク質物質の溶液がpH
3,8になるまで硫酸で酸性化されると、タンパク質は
沈殿として沈降す名。
遠心分離で分離した溶液は、微生物を生育する培地への
添加物として用いることができる。
得られたタンパク質物質の沈殿は、タンパク質56穴炭
水化物15穴及び灰分24チを含み、そして、例えば動
物及びニワトリを飼育する際のタンパク質添加物として
用いることができる。
タンパク質物質の収率は、最初の活性スラッジの絶対乾
燥物質の6%である。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明の方法を行なうだめのフローシートである
。 1・・・・・・容器、2・・・・・・装置、3・・・・
・・容器、4・・・・・・分配装置、5・・・・・・装
置、6・・・・・・容器、7・・・・・・容器、8・・
・・・・分離装置、9・・・・・・発酵槽、10・・・
・・・装置、11・・・・・・分離装置、12・・・・
・・分離装置、13・・・・・・容器、14・・・・・
・分離装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 活性スラッジを有用な製品に処理加工する方法にお
    いて、上記の活性スラッジの一部を0.01〜6.0の
    pH及50〜150℃の温度において加水分解し、生成
    した水溶性蛋白質、炭水化物、鉱物性物質及びビタミン
    類を分離する工程、および上記の活性スラッジの他の一
    部を9〜13のpH及び40〜90°Cの温度において
    アルカリ抽出し、その抽出物から蛋白質を分離する工程
    を含むことを特徴とする、活性スラッジの処理加工法。 2 活性スラッジの加水分解が0.01〜6°0のpH
    及び80〜150℃の温度において行われる、特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 3 下記の工程a) j)&含むことを特徴とする、
    活性スラッジの処理加工法。 a) スラッジの一部を0.5〜6.0のpHにおい
    て50〜80℃の温度において加水分解する工程、b)
    前記の加水分解で生成した水溶性蛋白質、炭水化物、鉱
    物性物質及びビタミン類を、主として難溶の多糖類及び
    蛋白質を含む沈殿物■から分離する工程、 C)前記の分離された沈殿物■を0.01〜0.5のp
    H及び80〜100℃の温度で加水分解し、追加の水溶
    性蛋白質、炭水化物、鉱物性物質及びビタミン類を生成
    させる工程、 d)沈殿物■から上記の水溶性物質を分離する工程、 e)前記の沈殿物■を水で洗浄する工程、f)洗浄水を
    a)の加水分解工程に返す工程、g)最初の活性スラッ
    ジの他の一部を同時に9〜13のpH及び80〜90℃
    の温度でアルカリ抽出する工程、 h)抽出された蛋白質物質の溶液を不溶の蛋白質及び多
    糖類の沈殿物■から分離する工程、i)抽出された蛋白
    質物質をその溶液から等電点て3.0〜4.5の Hに
    おいて沈殿させる工程、j)アミノ酸、ビタミン、炭水
    化物及び鉱物性物質を含む溶液から上記の沈殿した蛋白
    質物質を分離する工程。
JP52012184A 1977-02-08 1977-02-08 活性化されたスラツジを有用な製品に処理加工する方法 Expired JPS5940B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52012184A JPS5940B2 (ja) 1977-02-08 1977-02-08 活性化されたスラツジを有用な製品に処理加工する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52012184A JPS5940B2 (ja) 1977-02-08 1977-02-08 活性化されたスラツジを有用な製品に処理加工する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5399072A JPS5399072A (en) 1978-08-30
JPS5940B2 true JPS5940B2 (ja) 1984-01-05

Family

ID=11798321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52012184A Expired JPS5940B2 (ja) 1977-02-08 1977-02-08 活性化されたスラツジを有用な製品に処理加工する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5940B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5651300A (en) * 1979-08-14 1981-05-08 Ajinomoto Co Inc Utilization of excessive activated sludge

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5399072A (en) 1978-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3711392A (en) Method for the utilization of organic waste material
Pu et al. Preparation and application of a novel bioflocculant by two strains of Rhizopus sp. using potato starch wastewater as nutrilite
DE60033572T2 (de) Verfahren zur herstellung eines sojaproteinhydrolysates
CN110590867B (zh) 一种d-氨基葡萄糖盐酸盐的合成方法
CN103570569B (zh) 一种用甜菜酒精废液制备甜菜碱的方法
CN103725737B (zh) 一种生物法处理剩余污泥产污泥蛋白的方法
EP0287152A1 (en) Method for preparation or extracting amino acids from manure
CN115746067A (zh) 一种发酵液的固液分离方法
CN110759754B (zh) 一种氨基葡萄糖发酵菌渣无害化处理及资源化利用方法
CN113444845B (zh) 一种糖蜜精制脱毒及发酵生产丙酮、丁醇的方法
JPH0441982B2 (ja)
JPS5940B2 (ja) 活性化されたスラツジを有用な製品に処理加工する方法
CN110724211B (zh) 一种基于还原糖催化氧化的虾蟹壳高值化综合利用方法及其应用
CN114230380A (zh) 一种7-氨基头孢烷酸生产废弃物的利用方法
CN1187947A (zh) 酒精或味精废水浓缩处理生产酵母饲料
CN101580586B (zh) 一种聚谷氨酸提取方法
JP4524522B2 (ja) タンパク質含有廃水の処理方法
CN109279709A (zh) 一种淘米水污水及含蛋白质污水的处理方法
SU1052536A1 (ru) Способ приготовлени питательного субстрата дл выращивани кормовых дрожжей
CN113135832B (zh) 一种微生物酶蛋白废液的综合利用方法
CN111808904B (zh) 一种从乳清废液中提取水解蛋白的制备方法
CN113969301B (zh) 一种鲣鱼下脚料制备蛋白胨的方法
JPH0857496A (ja) 嫌気性水処理装置
SU1746878A3 (ru) Способ двухступенчатой биологической очистки сточных вод
SU1527254A2 (ru) Способ приготовлени питательного субстрата дл выращивани кормовых дрожжей