JPS5940970Y2 - 自動切込み装置付パイプカツタ− - Google Patents

自動切込み装置付パイプカツタ−

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JPS5940970Y2
JPS5940970Y2 JP15919380U JP15919380U JPS5940970Y2 JP S5940970 Y2 JPS5940970 Y2 JP S5940970Y2 JP 15919380 U JP15919380 U JP 15919380U JP 15919380 U JP15919380 U JP 15919380U JP S5940970 Y2 JPS5940970 Y2 JP S5940970Y2
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cutter
operation ring
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pipe
spring
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JP15919380U
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泰幸 川田
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川田鉄工株式会社
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【考案の詳細な説明】 この考案は、パイプカッターの改良に関するもので、切
断すべきパイプ状被加工物の肉厚に対応する押出し量と
その被加工物の切断に適し5た加圧力とを予め規定した
状態のスプリング部材の作用下において、適宜のカッタ
一部材を自動的に押し出していくことができるようにし
た自動切込み装置付パイプカッターを提供するものであ
る。
一般的なパイプカッターには、周知のごとく、カッター
・アセンブリをパイプ切断機のスピンドルの前面に固定
ないしは常設しておいて、該切断機のチャックによりパ
イプ材を回転させながら切断するようにしたもの(機械
式)と、これとは逆にパイプ材を固定しておいて、その
外周に取り付けたカッター・アセンブリ全体を回転させ
るようにしたもの(手動式)の2種類のタイプが存在す
る。
このようなパイプカッターは、工場或はその他の施設で
所望の長さのパイプ材を加工するときや、配管工事の際
に、現地で地中に埋っている既設のパイプを切断すると
き等に用いるが、公知のものでは殆んど例外なく、該カ
ッター・アセンブリに組み付けであるカッタ一部材を手
操作によつ−Cパイプ材に押し付けていくようにしてい
るために、現実的な切断作業においては多くの問題点を
含んでいる。
例えば、パイプ材の硬さが種々異なることに関連して、
手操作で該カッタ一部材を押し進めていく際には、その
パイプ材の切断に適した加圧力を加えることが比較的難
かしく、該カッタ一部材をパイプ材に過大に押し付ける
ことによって、該カッタ一部材のみならずパイプ材の破
損を招いたり、切断の全工程において定常的な加圧力(
好1しくば、切断の終了時点に近ずくに従って漸次小さ
くなるような加圧力)を作用させることができずに、該
カッターの偏摩耗や切削工率の低下を引き起す他、切断
の終了の時点でパイプ材の切口を歪曲させ、或は特にバ
イト状カッターの使用時に、パイプ材の一部を突き破っ
てしまうという不都合がしばしば発生する。
従がって、従来のパイプカッターによるときは、適切な
カッタ一部材の選択と、それを扱う作業者に関して一部
レベルの熟練度とともに注意深さを持つことが必要とな
り、これがために安全で能率的な切断作業の遂行が妨げ
られている。
このようなことから、アルミ製の軟かい金属管或はビニ
ール被覆管等を切断するパイプカッターどしてロールカ
ッターを用い、このカッターをコイルスプリングのごと
き発条の弾圧力によってパイプ材に押し付けるようにし
たパイプ押切器が提案されたが(実公昭38−7799
号参照)、これには作業者の力の強弱に拘らず、一定し
た加願力を該ロールに弾力的に加え得るという利点があ
る反函、実用上いくつかの問題点が内在している。
つ1す、上記のパイプ押切器においては、該ロールカッ
ターを備えた支持腕の基端部をカッター・アセンブリの
機体に軸着し、そうした支持腕の、該カッターの上方個
所にある透孔を通してロールカッター押出し用ねじ杆の
先端部を突出させた状態とするとともに、このようなね
じ杆の中途部に係合り臆一方の座金と、その下部におい
て該透孔上に係合したもう一方の座金との間に該発条を
装着した横取としであるため、該支持腕の下降範囲(そ
の支持腕が基端部の接着点を中心にして回動により下降
する範囲)を含めて相当に大きく設定し得るところの、
2個の該座金の可動範囲内で該発条を伸縮させることが
できて、パイプ材に対し実質上無負荷の加圧状態から該
発条を完全に圧縮した最大加圧状態に至る1での広範囲
に及ぶ加圧力を付加することができるだけでなく、パイ
プ材を押し切る昔での区隔内では、該発条による好まし
い弾圧作用の下で該ロールカッターをパイプ材に押し付
けておくことができる等の利点があるけれども、このこ
とは、逆に硬さないしは直径が異なるパイプ材に対する
該ロールカッターのセツティングを画一的に行なうこと
ができず、該発条の動作ストロークが広範囲に変化する
のに伴なって、そのパイプの切断に適した加圧力を設定
することが困難になるという結果を導びく。
しかも、該発条自身の動作に着目すれば、該ねじ杆の軸
線に沿って下向きには該支持腕の下降動作が阻止されな
し限り自由であって、一般的なパイプカッターについて
述べたような不都合、すなわち切断の終了の時点で前進
ストロークの終端の規制がない該ロールカッターにより
、パイプ材の切口を歪曲させたり、そのパイプ材の周壁
部を完全に切り離す最後の1回転操作が終了してしない
にも拘らず、脆弱化した該パイプ材の周壁の一周壁の=
部分を通して該ロールカッターをそのパイプの内部に突
入させる等の不都合を免かれることができない。
これ以外にも、上記のパイプ押切器を適用する場合は、
硬管の切断のために、強力な発条ないしはコイルスプリ
ングを組み込もうとしても、現実には作業者が手で該支
持腕のを持ち上げるようになっている構造上、それがで
きないこと、或はこれに関してパイプ材のセツティング
を毎時間でスムーズに行なえないこと、更にはパイプ材
に対する該ロールカッターの接点(切断作用点)を該ね
じ杆の軸線に沿って直線的に設定しておくことが;fL
IT能となり、例えばロール状のカッターに代えてバイ
ト状のカッターを使用することがないこと等、実施に当
って解決しなければならないいくつかの問題点に遭遇す
るが、全体的にみると、前掲の押切器は、カッタ一部材
を弾力的にパイプ材に当てかうように1−た点で注目す
べきものである。
上述のごとき発条を用いたパイプカッターとしては、そ
の後に出現した手動式のパイプ切削機においてその好例
をみることができるが(特公昭53−47546号公報
)、この切削機自体もコイルスプリングの動作に関して
は、二つ割とした本体の内部にパイプ材を挾み込んだ状
態の下で、そのパイプ材の半径方向に実質上無制限に(
カッターの前進ストロークの終端の規制をせずに)バイ
ト状のカッターを押し出すようになったものであるため
、先に述べたように、切断が終了間近になった時点に於
いて最後の1〜2回転の操作により切り離すべき薄肉の
外周部分が残っているにも拘らず、これに該バイト状の
カッターを突入させる恐れがあり、全稈注意深くやらな
いと、パイプ材だけでなくカッターを破損させるという
危険性を解消することができない。
加えて、同切削機においては、該カッターの押出し動作
をいわゆるラチェット機構とその操作ハンドルによる間
欠運動に頼っていることから、該ハンドルで1回ごとの
押出し操作をしている間は該コイルスプリングの有効な
弾圧作用を期待することができるけれども、全切断工程
についてみたときは、一定量の切込みをするたびに該ス
プリングを介して前回と同じ大きさの加圧力をパイプ材
に加えることが必要となり、仕事量の点で従来の一般的
なパイプカッターと同程度の労力を余儀なくされる。
この場合の仕事量とは、該スプリングを十分に圧縮する
に要する操作力と、切断終了1での操作回数との積で表
わされるものであって、上記のパイプ切削機の例では、
カッターをパイプ材の半径線方向に沿って弾力的に押し
出すという新な工夫を認めることができるが、全体的に
は、従来のパイプカッターどの間に作業能率や安全性の
面で顕著な利益を見い出し難い。
尚、この他では、バイト状のカッターとローラー状のカ
ッターとを組み合わせたものとして、実用性の高いパイ
プカッター(実公昭33−6787号公報参照)が提案
されているが、これには上述したようなスプリングのみ
ならず、それを組み込むための格別な工夫が加えられて
いない。
この考案は、前述した処に着目してなされたもので、そ
れらの公知のパイプマシンにおける種々の問題点を一挙
に解決すべく、切断すべきパイプ状被加工物の肉厚に対
応する押出し量とその被加工物の切断に適した加圧力と
を予め規定した状態のスプリング部材の作用下において
、適宜のカッタ一部材を自動的に押し出していくことが
できるようにした自動切込み装置付パイプカッターを提
供することを目的としている。
以下、この考案の具体例を図面について説明するに、1
は、パイプ切断機のスピンドル(図示していない)の前
面の定位置に設置したパイプカッター用サドル部分、2
は、切断すべきパイプ状被加工物Xをその両側から挾持
することができるように形成した1組のパイン状被加工
物挾持用腕部分2a、2bと、これらの腕部分を一体的
に接続している接続部分2cとから成るパイプカッタ一
本体で、これにはその内側の適当個所の被加工物Xの支
承手段とするための複数個のガイドローラー3を支軸3
aにより回転自在に設置しである。
これらのガイドローラーは、図示する実施例においては
、第1図中左側の腕部分2aに対し2個取着してあって
、後述のローラー状としたカッタ一部材5との協同作用
により、上記の被加工物Xを求心的に支承することがで
きるようにしているが、同様に被加工物を3点で支承す
るという点からは、その中の1個のみを上記の第1の腕
部分2a上に取着し、他を例えば、接続部分2cや第2
の腕部材2b上の適当位置に取着することもできる。
又、前述の第2の腕部分2b側には、被加工物Xの半径
線方向に沿って開通する押出し操作環挿通孔13により
、先端部に外周ねじγ′が付いている押出し操作環7を
装着するとともに、そうした操作環γの内側位置に軸線
l(この軸線は上記被加工物の半径線上を通る)の方向
に沿ってスライドするが、回転しないように、パイプカ
ッタ一本体の接続部分2cの内側のガイド部2eと係合
させた凹状溝6aを有するところのカッター取付部材6
を設置しである。
そして、この例では、そのようなカッター取付部材を上
記の操作環7の内端部に対し、ねじによる連結つ昔りは
カッター取付部材6の外端部(後端部)を突出させて設
けた連結部分6bの内部に押出し操作環γ上の外周ねし
1′と噛み合う内周ねじ6′を形成することにより連結
しであるため、押出し操作環7全体を動かないように支
持しておいて、これを回転させたときは、その外周ねじ
7′と上記のカッター取付部材6の内周ねじ6′との噛
み合い作用により、カッター取付部材6を軸線l方向に
進退させることができるようになる。
従がって、上述のような構成においては、図示のごとく
カッタ一部材5をカッター取付部材6に対し、第1の腕
部分2a上にあるガイドローラー3と対面するごとく回
転軸5aにより回転自在に取着しておくならば、押し出
し操作環7の回転操作に基すいて、第1の腕部分2a側
の2個のガイドローラー3とカッター取付部材6側のロ
ーラー状のカッタ一部材5との間の距離(間隔)を調整
して、種々の大きさの被加工物Xを正中位置に挾持する
ことが可能になるが、これに類する構成並びに上記の各
部分品自体は、市販品にもみられるように実質上公知で
ある。
尚、図中1aは、サドル部分1の先端上側に突設した係
合支持部、1bは、その係合支持部上に設けた保合溝、
2fは、第2の腕部分2bの下側部に対して、上記の係
合溝1bと係合するように設けた係合突部、2gは、第
1の腕部分2aの側面に突設した突出部、7b 、?a
は押出し操作環7の操作ハンドル、11は、突出部2g
に通した軸支ピンで、上記のパイプカッタ一本体1は、
同軸支ピンにより第1図に示す使用位置にセットし、或
は不使用時に上記の係合突部2fが係合溝1bから離れ
る方向に回動させることができるようになっている。
この考案による自動切込み装置は、前述のごときパイプ
カッターの構造に関連して、押出し操作環7の回転操作
により、被加工物Xの取付は或は取外しをする際には、
後述のスプリング部材10の弾圧力によって該操作環を
所定の位置に保持し、しかも切込み量のセツティング操
作をする際は、該位置からそれを後退方向に移動させる
ことができるように構成したものである。
即ち、この考案は、1組のパイプ状被加工物挾持用腕部
分2at2bから成るパイプカッタ一本体2を形成し、
このパイプカッタ一本体の内側個所に適当数のガイドロ
ーラー3を配設し、その中の少なくても1つのガイドロ
ーラーをどちらか一方の第1の前記腕部分2aに取着し
、もう一方の第2の前記腕部分2bに対しねじ軸から成
る押出し操作環1を進退自在に装着し、この押出し操作
環上にそれと共に進退するようにスプリング圧受部材8
を設置し、前記押出し操作環7を一方向(前進方向)に
弾圧するためのコイルスプリング等のスプリング部材1
0の一端部を前記スプリング圧受部材8によって支持し
、その他端部を第2の前記腕部分2bにより固定し、前
記押出し操作47の第2の前記腕部分2bに対する係止
位置の設定のための押出し操作環係止面12を第2の前
記腕部分2bの適所に形成し、前記押出し操作環7上に
ストッパー作用部分9を一体的に形成し、このストッパ
ー作用部分を介して、前記スプリング部材10の弾圧力
により前進しようとする前記押出し操作環γを前記係止
面12で係止した状態となし、前記押出し操作環Iの内
側位置にパイプ状被加工物Xの半径線方向に沿って進退
するが、回転しないようにカッタ・−取付部材6を配置
し、このカッター取付部材と前記押出し操作環Iとを、
前者の取付部材の内部に後者の押出し操作環の外周ねじ
I′と噛み合う内周ねじ6′を設けることによって連結
し、かつ前記カッター取付部材6に対し、第1の前記腕
部分2a上のガイドローラー3と対面するようにカッタ
一部材5を取着した構成より戒っていて、これにより、
前記被加工物Xの外周に前記ローラー3及び前記カッタ
一部材5を当てがってから、前記押出し操作環7を回転
させて、前記カッター取付部材6と前記押出し操作環T
間の内周ねじ6′と外周ねじ7′の噛合い作用により、
前記スプリング部材10を圧縮しつつ前記押出し操作環
1を後退させると、その後の前記被加工物Xの切断回転
操作に伴ない、前記スプリング部材10の弾圧力を以っ
て後退時の前記操作環7の動き幅:ΔSだけ前記カッタ
ー取付部材6及び前記カッタ一部材5が一体的に前進す
ることを特徴としている。
図面に釦いて、14はストッパー作用部分9の両側に配
置したベアリング、15はスプリング部材10を収容し
ているケーシング、16はそのケーシングを第2の腕部
分2bの外側端面2b’上に固定して督くための固定ボ
ルトである。
このような構成によると、スプリング部材10を所望の
加圧力、例えばこの実施例のごとく比較的硬いパイプ材
の切断する上で、ローラー状のカッタ一部材5を適用し
ているときには、500〜1oooKfの加圧力で圧縮
した状態にネ・いて上記のケーシング15内に収容して
おき、しかる後に押出し操作f17を回転させるように
すれば、当初はスプリング部材10の弾力でスプリング
圧受部材8及びストッパー作用部分9と一体的に押出し
操作環7をその係止面12上に押し付けであるために、
カッター取付部材の内周ねじ6′と押出し操作環の外周
ねじI′の相互の噛合い作用に基すいてカッター取付部
材6のみがそれらの共通の軸線lに沿って前進するが、
その後に被加工物Xの外周にカッタ一部材5が接触した
時点からは、カッター取付部材6を前進させることがで
きなくなりり、これに代って押出し操作枠T自体が、ス
トッパー作用部分9及びスプリング圧受部材8を介して
スプリング部材10を初期の加圧力(例えば500Kg
)に加えて余剰の加圧力(例えば約50にり)を与える
ごとく弾圧しながら後退することになる。
この場合の押出し操作環7の後退幅は、それ自体ないし
はその後退勤作規制用のノ・ンドル7bの回転角度に対
応するのは勿論である。
以上で、所望の切込み量のセツティング操作を終え、次
に先に述べた切断機のスピンドルを回転駆動して、被加
工物Xを回転させるときは、カッタ一部材5の刃先部分
5′が回転中の被加工物Xの外周に喰い込んでいくのに
伴ない、カッター取付部材6と一体的に押出し操作環7
を前進させることができるようになり、最終的にはそれ
らが前回の押出し操作環γによる1度のセツティング操
作で規定した大きさの前進幅(これは前記操作環の後退
時の動き幅:△S即ち切込量に相当する)だけ前進し、
上記の係止面12に当って停止した時点において目的と
した切断作業が終了する。
この時点では、前述の説明から明らかなように、スプリ
ング部材10に加わっている圧力は所期の値(例えば5
00に9)を維持していて、丁度被加工物Xの全厚を切
断し切った位置で、ストッパー作用部分9と係止面12
とを図示の例では、ベアリング14を介して係合させ、
押出し操作環Iと共にカッタ一部材5及びカッター取付
部材6がそれ以上前進しないようにしておくことができ
、そのために被加工物Xの内周壁を越えて必要以上にカ
ッタ一部材5が突入するのを免かれることができるばか
りでなく、次回の切断作業に際し、スプリング部材10
により定位置に保持した状態の押出し操作環1を介して
カッター取付部材6を相対的に後退させることが可能に
なる。
以上に述べたように、この考案は、切断すべきパイプ状
被加工物の肉厚に対応する押出し量とその被加工物の切
断に適した加圧力とを予め規定した状態の前記スプリン
グ部材の作用により、前記カッタ一部材を押し出してい
くことができるようにしたものであるので、実用すると
、次のような利益を得ることができる。
(1)前記押出し操作環を一方向に回転させるという7
度の操作で所望の切込み量のセツティング操作を容易に
行なうことができ、操作性の向上並びに労力の軽減に効
果がある。
(2)上記のセツティング操作の際、後退方向に移動す
る前記押出し操作環の動き幅ないしは回転角度を作業者
自身が目測することにより、被加工物の肉厚に対応した
正確な切込み量を設定することができる。
(3)前記押出し操作環の前進方向の動きを切断作業が
終了した時点で前記押出し操作環係止面により係止する
ようにしであるため、前記カッタ一部材を被加工物中に
過大に突出させて、その切口を歪曲させたり、前記カッ
ター自体を破損させることがない。
(4)当所に所定の加圧力が加わった状態の前記スプリ
ングを上記のセツティング操作時に、前記押出し操作環
の後退動作によってさらに圧縮するようにし、そうした
スプリング部材が伸長するときの弾圧力によって前記カ
ッタ一部材を押し出すようになっていることにより、被
加工物の硬さに応じて、当初に前記スプリング部材に対
し加えるべき外力(圧縮力)を選定しておくと、過不足
のない適正な加圧力を作用させて、その被加工物の全厚
をスムーズにしかも確実に切断することができる。
(5)公知の各種のパイプカッターに対してその構造を
大巾に変更することなく、比較的少い部品により組み込
むことができ、安価に実施し得る。
(6)比較的強力な前記スプリング部材を使用すること
ができる構造となっているため、硬管の切断に適してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す部分切断側面図、第2
図は第1図におけるII−[1線断面図である。 2・・・パイプカッタ一本体、3・・・ガイドローラー
5・・・カッタ一部材、6・・・カッター取付部材、7
・・・押出し操作環、8・・・スプリング圧受部材、9
・・・ストッパー作用部分、10・・・スプリング部材
、X・・・パイプ状被加工物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1組のパイプ状被加工物挾持用腕部分2ay2bから成
    るパイプカッタ一本体2を形成し、このパイプカッタ一
    本体の内側個所に適当数のガイドローラー3を配設し、
    その中の少なくても1つのガイドローシーをどちらか一
    方の第1の前記部分2aに取着し、もう一方の第2の前
    記腕部分2bに対しねじ軸から成る押出し操作環7を進
    退自在に装着し、この押出し操作環上にそれと共に進退
    するようにスプリング圧受部材8を設置し、前記押出し
    操作環7を一方向(前進方向)に弾圧するためのコイル
    スプリング等のスプリング部材10の一端部を前記スプ
    リング圧受部材8によって支持し、その他端部を第2の
    前記腕部分2bにより固定し、前記押出し操作環7の第
    2の前記腕部分2bに対する係止位置の設定のための押
    出し操作環係止面12を第2の前記腕部分2bの適所に
    形成し、前記押出し操作枠7上にストッパー作用部分9
    を一体的に形成し、このストッパー作用部分を介して、
    前記スプリング部材10の弾圧力により前進しようとす
    る前記押出し操作環7を前記係止面12で係止した状態
    となし、前記押出し操作環7の内側位置にパイプ状被加
    工物Xの半径線方向に沿って進退するが、回転しないよ
    うにカッター取付部材6を配置し、このカッター取付部
    材と前記押出し操作環1とを、前者の取付部材の内部に
    後者の押出し操作環の外周ねじ7′と噛み合う内周ねじ
    6′を設けることによって連結し、かつ前記カッター取
    付部材6に対し、第1の前記腕部分2a上のガイドロー
    ラー3と対面するようにカッタ一部材5を取着したこと
    により、前記被加工物Xの外周に前記ローラー3及び前
    記カッタ一部材5を当てがってから、前記押出し操作環
    7を回転させて、前記カッター取付部材6と前記押出し
    操作環1間の内周ねじ6′と外周ねじT′の噛合い作用
    により、前記スプリング部材10を圧縮しつつ前記押出
    し操作環Iを後退させると、その後の前記被加工物Xの
    切断回転操作に伴ない、前記スプリング部材10の弾圧
    力を以って後退時の前記操作環γの動き幅:△Sだけ前
    記カッター取付部材6及び前記カッタ一部材5が一体的
    に前進することを特徴とする自動切込み装置付パイプカ
    ッター。
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