JPS5940906Y2 - コ−ヒ−パツク - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はコーヒーパックに関する。

コーヒーに一定の味を出すためには、常に一定量のコー
ヒー粉末を使用することが必要である。

そこで−回分のコーヒー粉末を予めパックして、真空包
装して置けば保存に耐え、小形であるので携帯にも便利
である。

しかし従来のコーヒーパンクは第１図及び第２図に示す
ものであって、第１図は下端部を一部切断して示した従
来のコーヒーパックの側面図であり、第２図はそれを第
１図の矢印Ｒで示す如く下方からみたところを示すもの
である。

容器１はプラスチック等で作られ、下方に向って先細円
錐台状となっていで、下端に突出部２が突き出していで
、突出部の底部３には第２図から明らかな如く任意形状
の窓部４がおいている。

そして突出部２の内部に一回分のコーヒー粉末８を充填
する。

突出部の上方の段部５のところに濾紙６を、又突出部２
の底部に濾紙７を夫々展張し、この両濾紙６゜７の間に
、コーヒー粉末８を−ばい封入しである。

使用の際は容器１をコーヒーカップの上に載置し、」―
方から湯を一気に容器内に注げば、湯は濾紙及びコーヒ
ー粉末８を通過してカップ内に落ちるのであるが、上下
の濾紙間にコーヒー粉末が−ばいにつまっているために
、コーヒー粉末が湯を吸って膨れる余地がないので、目
づまりを起こして時間がかかりすぎ美味なコーヒーとは
ならないし、−回毎に容器１ごと捨てるので容器ぶんだ
け損である。

そこで本出願人は第３図に示す如きコーヒーパックの考
案を提供するものである。

第３図はこの考案のコーヒーパックを側断面図で示した
ものであって、コーヒーカップ１０の上に容器１１を載
置する。

容器１１の下端には下方に向って先細となった突出部１
２が突き出していて、その底は開口となっている。

そしてその突出部の斜面と対応してそこに挿入して使用
されるｉ２０を紙、樹脂又はアルミ等で別体として作り
、その皿２０内にその容積の約％に当る体積になるよう
に一回分のコーヒー粉末２３を充填するのであるが、皿
の上下に夫々濾紙２１゜２２が展張され、両派紙間にコ
ーヒー粉末が封入されるのである。

第４図は皿２０を抜き出して示した斜面図である。

皿の底には必要に応じ皿の形を維持するため皿の下端に
すしかいを設けるか又は任意形状の窓のある底を設けて
もよい。

使用に当っては、上下の７戸紙２１．２２間にコーヒー
粉末２３を封入した皿２０を容器１１の突出部１２の下
端に嵌合し、容器１１をコーヒーカップ１０の上に載置
し、容器１１の上方から一回分の湯を一気に注ぐのであ
る。

そうすればコーヒー粉末は濾紙間の空間の体積の約％の
体積に相当する量しか封入しないので、湯を注がれて残
った％の空隙にの中で充分に膨張することができ充分に
蒸されてコーヒーのエツセンスを凡て抽出して、コーヒ
ーカップ１０に滴り落ちることになり、美味なコーヒー
を作ることができる。

即ち、湯は上方の濾紙２１からシャワー状にしたたりお
ち、コーヒーは充分に湯を吸って膨張し、蒸されるまで
滴らず、充分にコーヒーのエツセンスが凡て引き出され
るようになってからはじめて下方のン戸紙からしたたり
おちることとなる。

空隙Ｋがなければコーヒー粉末が膨れる余地がなく、湯
は充分にエツセンスを引き出さないまま滴り落ちてしま
うのである。

コーヒーをいれ終れば下方から指でついて皿２０を除き
、皿だけを捨て次の皿を嵌合すればよい。

容器１１は何回でも使えるのである。

この考案のコーヒーパックはこのように一回毎に皿を取
り替えるだけで、容器１１は何回も使えるのでそれだけ
経済的でありかつ簡便に美味なコーヒーを喫することが
できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のコーヒーパックの一部断面で示した側面
図、第２図は第１図を下方からみたところを示す図、第
３図はこの考案のコーヒーパックの側断面図、第４図は
皿を抜き出して示した図である。 （符号の説明）、１・・・・・・容器、２・・・・・・
突出部、３・・・・・・底部、４・・・・・・窓、５・
・・・・・段部、６，７・・・・・・濾紙、８・・・・
・・コーヒー粉末、１１・・・・・・容器、１２・・・
・・・突出部、２０・・・・・・皿、２１．２２・・・
・・・７戸紙、２３・・・・・・コーヒー粉末、Ｋ・・
・・・・空隙。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）コーヒーカップ１０上に載置すべき容器１１の下
   端に底が開［」シている先細状の突出部１２を設は該突
   出部の斜辺と対応する形状の皿２０を突出部１２に嵌め
   こみ、皿２０の上下に濾紙２１．２２を展張し、内部に
   コーヒー粉末２３を充填しであることを特徴とするコー
   ヒーパック。
2. （２）前記の７戸紙２１．２２の間の空間の約九の容積
   に当る量のコーヒー粉末を同空間に封入したことを特徴
   とする前記実用新案登録請求の範囲第１項記載のコーヒ
   ーバラツク。