JPS5940019B2 - 歯科用ハンドピ−ス - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は５．駆動部分と、この１駆動部分と連結可能で
それに対して回転可能なグリップ部分と、このグリップ
部分の頭部に回転可能に支えられた歯科器具保持ケース
と、この歯科器具保持ケースを駆動するための駆動軸と
、駆動部分に配置され駆動軸を包囲する案内スリーブと
、スリーブ状部分に組込まれて配置され１コ、少くとも
１種類の冷媒を導くための冷媒導管セクションとを備え
、その際冷媒導管セクションが一方のハンドピース部分
の環状溝と、この環状溝に合致し半径方向にそれに開口
する他方の相対的に回転可能なハンドピース部分の孔と
を経て互いに接続されでいるような歯科用ハンドピース
に関する。

たとえば特開昭５１−２５３９２＠公報ｌこ記載されて
いるようｌこ、冷媒導管セクションを、駆動部分および
グリップ部分に組込んだ歯科用／’％ンドピースが最近
ますます普及しているが、この歯科用バンドピースでは
、断面積が比較的小さく従って非常ｔコ閉塞しやすい冷
媒導管の掃除または交換を容易に可能ｌこすることに問
題がある。

ドイツ連邦共和国特許出願公開第２６５３５８８号公報
には、グリップ側のバンドピース部分に対して上記の問
題を解決するため、冷媒導管セクションの直線状に軸線
に対して平行ｌこ延びる部分から半径方向に環状溝に開
口する部分への移行部に位置する個所をおおい、かつも
し冷媒導管に閉塞が生じた場合１コは取外され得る外部
から近接可能な栓要素をグリップ部分のスリーブに設け
ることが提案されている。

このような構造では１両バンドピース部分の相対的回転
のためにいずれにせよ必要な０リングパツキンのはカ）
に栓要素のところに封じ個所が追加されるという欠点が
ある。

さらに、このような構造では、もし冷媒導管に閉塞が生
じた場合にその掃除または交換を直接に回転連結個所に
おいて、すなわち、駆動部分からグリップ部分へ冷媒が
移行する範囲において、また特に、駆動部分自体の範囲
において容易に行ない得るようにすることができない。

駆動部分へ連結可能なバンドピースが互いに回転可能で
あるが軸線方向には分離できないようにされた２個の部
分から成り、その−万は歯科器具を備えたケーシング頭
部を有するグリップ部分であり、他方はこのグリップ部
分に対して同心的に配置されバンドピース端部をかぶさ
って延びた円錐形の外側スリーブであるような歯科用ノ
１ンドピースは、ドイツ連邦共和国特許出願公開第２６
３３２３３号公報から公知である。

環状溝と半径方向開口部とを有する画部分はこの場合ノ
１ンドピースｔこ対応づけられている。

バンドピースを駆動部分へ機械的に連結する場合外側ス
リーブから突出する当該冷媒導管セクションの短管がこ
れに適合し１駆動部分にある導管路１こ食い込んでいる
ので５．駆動部側の冷媒導管セクションとの媒介結合は
、はめ込み結合ｌこよって行われる。

このような構造では外側スリーブのバンドピースからの
分離可能酸もスリーブ状ハソドピース端部を有する部分
のその他のバンドピース部分からの分離可能酸も生じな
いので、詩に方向転換箇所で半径方向の媒介液状へのつ
まり媒介引渡しの範囲への相対的に回転可能の軸線方向
にあるスリーブ状部分によって生じる目詰まりが導管に
事情によって起こった場合には、バンドピース全体を交
換しなければならない。

本発明の目的は、冒頭に記載した種類の歯科用ハンドピ
ースヲ１．駆動部分カ）らグリップ部分へ冷媒を導く経
路に追加的な封じ個所が必要とならず。

導管の汚れまたは閉塞の恐れが少なく、またもし導管に
閉塞が生じた場合には掃除または交換が容易であり、交
換部材が構造的に簡単な部材ですむように改良すること
である。

この目的は本発明ｌこよれば１．駆動部分及びグリップ
部分の冷媒導管セクションを支持する部分がその縦寸法
においてほぼ同一の三筒形の２つのスリーブであり、こ
の２つのスリーブは互いに同心的に配置されておりしか
も摩擦結合ないしはまり合い結合の部材によって軸線方
向に容易に分離可能に互いに結合されており、この両ス
リーブに堅く取付けられた冷媒導管セクションは一方で
は１駆動部分の他方ではグリップ部分の冷媒導管セクシ
ョンにおける突出端部で係合し、そしてその結果面スリ
ーブを回り止めされているが軸線方向に取外し可能なよ
うに保持していることによって達成される。

本発明による構造の主な利点は、冷媒が１駆動軸を包囲
している案内スリーブの中ないしはそれを通して案内さ
れておらず、むしろ導管の保持および案内のため製造が
簡単で安価なスリーブか別個に設けられていることであ
る。

また、両バンドピース部分の相対的回転を可能とするた
めバンドピースの一方の部分から他力の部分への移行個
所にいずれにせよ必要な０リングパツキンのはカ）に、
封じ個所が追加される必要はもはやない。

以下１図面により本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図には歯科用バンドピースが斜視図で示されており
、その、駆動部分１の一端に供給ホース２が接続されて
おり、また他端にはグリップ部分３が回転可能に軸線方
向に１こだし取外し可能ｔこ接続され得る。

グリップ部分３はいわゆるアングル形バンドピースであ
り、その頭部に回転歯科器具５を保持するためのケース
４が支えられている。

ケ−ス４は公知のように、電気式または空気式上−タを
含む７駆動部分１によって、グリップ部分３のなかに配
置された歯車機構（詳細には図示せず）を介して駆動さ
れる。

駆動エネルギーは供給ホース２を経て供給される。

グリップ部分３と駆動部分１との連結は公知のように必
要に応じて解除可能な係止装置を介して行なわれる（図
面を見やすくするため図示せず）。

歯科器具５またはそれにより処理される個所を冷却する
ため通常バンドピースの頭部には２種類の冷媒（空気お
よび水）が必要とされる。

従って。供給ホース２は冷媒をバンドピースに導入する
ための少なくとも２つの導管６，７を含んでおり。

また１駆動部分１およびグリップ部分３のなかに冷媒案
内用の導管セクション６ａないし６ｄおよび７ａないし
７ｄが設けられている。

頭部の範囲で導管セクション６ｄ、７ｄはノズル９を含
むミキサ８に終端しており、そこで冷媒の混合（スプレ
ィ）が行なわれ得る。

第１図にグリップ部分３と駆動部分１との間に２つのス
リーブ１０．１１が示されているが、これらのスリーブ
は組立状態（第２図参照）で望遠鏡的にはまり合い１両
部分の相対的回転を許しなから５駆動部分１からグリッ
プ部分３へ冷媒を伝達する役割をする。

第２図および第３図カ１られかるように、１駆動部分１
の、駆動軸１２を包囲する案内スリーブ１３は組立状態
すなわち差込み連結状態でグリップ部分３のスリーブ１
４と密に嵌合する。

それらに対して同心に％ ２つの導管セクション６ｃ、
７ｃまたは６ｂｙ７ｂｔ保持するスリーブ１０および１
１が配置されている。

これらの要素の詳細を分解図で示す第３図かられかるよ
うに、一方のスリーブ１０はグリップ部分３のなかに入
り込む２つの冷媒導管セクション６ＣおよびＩＣの保持
体であり、他方のスリーブ１１は、駆動部分１のなカ）
に入り込む２つの冷媒導管セクション６ｂおよび７ｂの
保持体である。

冷媒導管セクション６ｂおよび７ｂはスリーブ１１の内
壁ｌこ載る形に配置されており、それに対して冷媒導管
セクション６ｃおよび７ｃはスリーブ１０の壁のなかを
延びており、まγこはそれ自体がスリーブの壁の一部を
成している。

、駆動部分１の案内スリーブ１３にもグリップ部分３の
フランジ１５にも溝１６，１７および１８が設けられて
おり、そのなかに組立状態で冷媒導管セクション６ｂ、
７ｂおよび６ｃ、７ｃが入れ込まれている。

両スリーブ１０．１１はそれにより回り止めされている
。

スリーブ１１は、０リング２１により互いに封じられる
２つの環状溝１９．２０を含んでいる。

冷媒を伝達するため、導管セクション７ｂに対しでは半
径方向の孔２２が設けられ、また反対側の導管セクショ
ン６ｂに対しでは隣りの環状溝（図面では見えない）に
同様の孔２２′が設けられている。

同様に導管セクション７ｃ（ま１こは６ｃ）には環状溝
１９（または２０）と一致する半径方向の孔２３または
２３′が設けられている。

冷媒は先ず軸線に対して平行に導入され、次いで半径方
向に孔２２ま１こは２２′を経て環状溝１９または２０
に導かれ、そこから孔２３（または２３′）を経て軸線
に対して平行に延びる導管セクション７Ｃ（または６Ｃ
）に導かれる。

端部で導管セクション６ｂ、７ｂおよび６ｃ、７ｃは止
め栓２４゜２５により封じられでいる。

もしも導管セクションに閉塞が生じた場合ｌこワイヤな
どにより導管セクションを容易に掃除し得るように、止
め栓が取外し可能に保持されでいることは有利である。

止め栓を設ける代りに、導管セクションをこれらの個所
で盲孔としで構成して２くこともできる。

、駆動部分１カ）らグリップ部分３を引抜く際、スリー
ブ１０および１１は、一方ではスリーブ１１および案内
スリーブ１３ならびに導管セクション７ｂと０リングパ
ツキン２６との間、他方では導管セクション７Ｃと溝１
６または０リングパツキン２６に相当する別の０リング
パツキン（導管セクション６ｃとＩＣとの間でバンドグ
リップ内に設けられているが図面には示されていない）
との間に存在する摩擦またははまり合い結合のために、
最初（ばハンドピース部分に残留する。

１駆動部分１とグリップ部分３とが互いに引き離された
状態で。

導管セクション６ｂおよび１ｂの保持体としてのスリー
ブ１１を、駆動部分１カ八ら引抜くことが可能になる。

この引抜きを容易にするため、孔として構成された導管
セクション７ａの端部付近にＯリンクハラキン２６を設
け、そこに導管セクション７ｂを差込んで両セクション
を連結することは目的にかなっている。

同様に、導管セクション６ｃｐ７ｃを保持するスリーブ
１０も掃除または交換の目的でグリップ部分３から引抜
かれ得る。

互いに同心に配置される両スリーブ１０および１１は製
造が非常に簡単な部材であるから、導管セクションの交
換が必要な場合にも、その１こめの費用および時間はわ
ずかですむ。

本発明の範囲内で、両スリーブを、確かに軸線方向ｌこ
互いに分離可能であるｉれども工具を用いなければ分離
できないユニットとして構成することも考えられる。

このユニットは、グリップ部分を駆動部分から引抜く際
に駆動部分側に残留するように駆動部分と結合され得る
。

それｔこより、１こトエばアングル形ハンドピースを直
線形ハンドピースと交換する１こめグリップ部分を交換
する際、回転連結部は１駆動部分側に残留することｔこ
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による歯科用ハンドピースを一部分解状
態で示す斜視図、第２図は組立状態で第１図の線■−■
に沿う断面図、第３図は冷媒導管の配置の詳細を示す分
解図である。 １・・・・・・１駆動部分、２・・・・・・供給ホース
、３・・・・・・グリップ部分、４・・・・・・ケース
、５・・・・・・歯科器具、６゜７・・・・・・導管、
８・・・・・・ミキサ、９・・・・・ノズル、１０゜１
１・・・・・・スリーブ、１２・・・・・・１駆動軸、
１３，１４−・・・・・・スＪ−ブ、１５・・・・・・
フラッジ、１６〜１８・・・・・・溝、１９ 、２０・
・・・・・環状溝、２１・・・・・・０リング、２２．
２２’、２３，２３’・・・・・・孔、２４，２５・・
・・・・栓、２６−０．−０リングパツキン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 、駆動部分と案内スリーブと冷媒導管セクションを
   備え、駆動部分はこの駆動部分４と連結可能でそれに対
   して回転可能なグリップ部分で回転可能に支持され１こ
   歯科器具保持ケースを有し、案内スリーブは７駆動部分
   に配置されて駆動軸を包囲し。 冷媒導管セクションは少くとも一種類の冷媒を導くため
   にスリーブ状部分ｔこ組み込まれて取り付けられ、その
   際冷媒導管セクションが一方のハンドピース部分の環状
   溝と、この環状溝に合致し半径方向にそれに開口する他
   方の相対的に回転可能なハンドピース部分の孔とを経て
   互いに接続されているような歯利用ハンドピースにおい
   て５．駆動部分１及びグリップ部分３の冷媒導管セクシ
   ョン６ｂ 、７ｂ； ５ｃ 、７ｃを支持する部分かそ
   の縦寸法においてほぼ同一の円筒形の２つのスリーブ１
   ０．１１であり、この２つのスリーブは互いに同心的に
   配置されておりしかも摩擦結合ないしはまり合い結合の
   部材２１によって軸線方向に容易に分離可能Ｉこ互いに
   結合されており、この両スリーブに堅く取付けられた冷
   媒導管セクション６ｂ。 ７ｂ：６ｃ、７ｃは一方では、駆動部分１の他方ではグ
   リップ部分３の冷媒導管セクションにおける突出端部６
   ａ、７ａ；６ｄ、７ｄで係合し、そしてその結果スリー
   ブを回り止めされているが軸線方向に取外し可能なよう
   に保持していることを特徴とする歯科用ハンドピース。 ２ 一方の冷媒導管セクション６ｂ、７ｂがスリーブ内
   壁力）ら突出するように一方のスリーブ１０に配置され
   、他方の冷媒導管セクション６ｃｔ７ｃはスリーブ内壁
   の内部に延びてそれ自体でスリーブ壁の一部を形成して
   おり、両冷媒導管セクション６ｂ 、７ｂ； ６ｃ ｓ
   γＣがそれぞれスリーブ１０．１１に取付けられている
   端部において取外し可能な栓２４．２５により封じられ
   ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の歯
   科用ハンドピース。