JPS5940009B2 - 有底容器の製造方法 - Google Patents

有底容器の製造方法

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JPS5940009B2
JPS5940009B2 JP16981280A JP16981280A JPS5940009B2 JP S5940009 B2 JPS5940009 B2 JP S5940009B2 JP 16981280 A JP16981280 A JP 16981280A JP 16981280 A JP16981280 A JP 16981280A JP S5940009 B2 JPS5940009 B2 JP S5940009B2
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JP
Japan
Prior art keywords
bottom plate
welding
side wall
manufacturing
flange portion
Prior art date
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Expired
Application number
JP16981280A
Other languages
English (en)
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JPS5793019A (en
Inventor
勝郎 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPS5793019A publication Critical patent/JPS5793019A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は湯沸し器等に用いる有底容器の製造方法に関し
、溶接が容易で生産性が高く、溶接クラックや穴明き不
良が極めて少なく、耐食性の高い容器を母材溶接で得る
ものである。
従来、有底容器の製造方法として重ね合せ溶接する方法
があったが、この場合溶接は極めて簡単であるが、溶接
部の内面に隙間が生じ、隙間腐食を生ずる欠点があった
また、隙間腐食を防止するために、平面突合せ溶接があ
ったが、この場合、平面上で突合せているため、接合部
に隙間が出来て穴明きを生ずる欠点や、溶接部の肉厚が
母材より薄くなるため、溶接クラックが生じ易い欠点を
有していた。
本発明は上記従来の欠点を解消するものである。
以下本発明の一実施例について添付図面を参照して詳細
に説明する。
図において、1は板材を筒状に形成し継ぎ目2をアーク
溶接で母材溶接した胴体であり、上端に外向きの上縁3
が形成され、下端は断面り字状に内方へ折曲げたフラン
ジ部4が形成されている。
5は板材を皿状に絞り加工された底板であり、外周部に
側壁6が形成され、この側壁6の上端の径寸法は、胴体
1のフランジ部4の内径よりやや大きく形成されている
底板5は筒体1のフランジ部4に、第2図に示す如く、
フランジ部4の端面7と側壁6の外面8が接し、かつ、
側壁6の上端面9はフランジ部4の上面10より上方に
突出して嵌入される。
すなわち、断面T字状の突合せ部が形成される。
この寸法関係は回転治具11の凹部12に、胴体1と底
板5が底板押治具13と胴体押治具14によって押圧さ
れて一定位置に設置される。
15はアーク溶接機のトーチであり、電極棒16は底板
5の上端面9の板厚の略中央上方に位置している。
この状態でフランジ部4と側壁6の嵌合部周辺の空間部
17にアルゴン等の不活性ガスを充満し、電極棒16に
電圧印加すると側壁6上端面9にアークが達して溶解し
、更にフランジ部4の端面7近傍も溶解して第3図に示
す如く胴体1と底板5が母材接合される。
この時、側壁6の上端部18は溶解とともに下方へ流れ
るので溶接部19は胴体1や底板5の母材肉厚より厚肉
に形成される。
しかもトーチ15からのアークは側壁6に最初発生する
ので側壁6は第2図の矢A方向、即ちフランジ部4の端
面7に密着する方向に熱膨張し、隙間を無くするので母
材を突き破って穴が明くことを防止する。
更に溶接は回転治具11を回転させて連続的に行われる
この場合、トーチ15が遠ざかると急速に溶接部19は
固まるが、溶接部19は厚肉の溶融体になっているので
胴体1、底板5の次の部分の加熱に伴なって溶接部1−
9が引張られてもこれを十分吸収してクラックを発生す
ることなく凝固する。
一般に溶接穴明きは、アークが接合部を外れた時に起り
、溶接飛びは電極棒16と接合材の距離が変動しアーク
が停止して起る溶接不良現象であるが、本発明では電極
棒16が側壁6の上端面9上方に位置しているので、電
極棒16の位置が少々ズしても上端面9には板厚を有す
るのでアークが停止することがない。
しかも側壁6の上端部18はフランジ部4の上面10よ
り突出しているのでアークがフランジ部4に先に到達す
ることがない。
従って溶接穴明きや溶接飛びが極めて起り難くなってい
る。
第4図は溶接装置の概要を示し、基台20上に回転治具
11がモーター21により回転可能に設けられ、上下動
可能な上板22に固着されたガイド治具23の中央部に
底板押治具13と外周部に胴体押治具14が回転自在に
保持され、底板5の側壁6の上端面9の上方位置にトー
チ15が設置され、空間部17にアルゴンガスを供給す
るガス管24が設けられている。
トーチ15は複数本設けると溶接時間が短くなり底板5
や胴体1の加熱が少なく変形を生じさせない効果を有す
る。
回転治具11と胴体押治具14、底板押治具13により
胴体1と底板5を押圧保持したまま回転し、トーチ15
により連続的に溶接を行うことができ、本発明の生産性
をより高められるものである。
また、底板5の側壁6を上端が外方に位置する方向に傾
斜させるとフランジ部4に嵌合が容易となるのみならず
、フランジ部4と側壁6の間に隙間を生じさせず強制嵌
入することができ、穴明きを確実に防ぐことができる。
しかも溶接時に側壁6が熱膨張しよりフランジ部4に密
着するように変形し溶接を容易にする。
更に胴体1より底板5の板厚を犬にすると側壁6のフラ
ンジ部4よりの突出量を減じることができ、溶解して流
れが一定し溶接部19をより均一に仕上げることが可能
となる。
なお、この種湯沸し器等に用いる有底容器の板材は0.
02%以下の極低炭素18%クロームステンレス鋼に0
.5〜2.5%のモリブデン、0.2〜1%のチタンま
たはニオブを含有するフェライト系のステンレス鋼を用
いると溶接による耐食性低下がなくより効果を高める。
また、上記実施例の有底容器は丸状で説明したが四角形
状でも同様の効果が得られる。
さらに前記胴体の下端部と底板の外周端部によるT字状
の突合せ形状は、上記実施例に限定されるものではなく
、例えば円筒状の胴体の直径より大きな直径の底板とし
、胴体の下端部より底板の外周端部を外方に突出させて
断面がT字状の突合せ部を形成する等、要は一方の端部
の端面と他方の端部の側面とを当接させて断面T字状の
突合せ部を形成すればよいものである。
以上の説明から明らかなように本発明によれば、溶接が
簡単確実であり、しかも溶接部にクラックや穴を生ぜず
、溶接隙間がないので隙間腐食を生ずることがなく高耐
食性の有底容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造方法による有底容器の斜視図、第
2図は同製造方法の溶接加工状態を示す要部断面図、第
3図は溶接加工された有底容器の要部断面図、第4図は
溶接加工装置を示す断面図である。 1・・・・・・胴体、4・・・・・・フランジ部、5・
・・・・・底板、6・・・・・・側壁、9・・・・・・
側壁の上端面、15・・・・・・トーチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 胴体の下端部と底板の外周端部のうち、いずれか一
    方の端部の端面と他方の端部の側面とを当接させて断面
    T字状の突合せ部を形成し、かつ露出する端部側の方向
    よりアーク溶接機で胴体の下端部と底板の外周端部とを
    母材溶接することを特徴とする有底容器の製造方法。 2 胴体の板厚より底板の板厚を犬とし、かつ底板の外
    周端部の端面を露出させたことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の有底容器の製造方法。
JP16981280A 1980-12-02 1980-12-02 有底容器の製造方法 Expired JPS5940009B2 (ja)

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JP284484A Division JPS59150667A (ja) 1984-01-11 1984-01-11 有底容器の製造方法

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JPS5793019A JPS5793019A (en) 1982-06-09
JPS5940009B2 true JPS5940009B2 (ja) 1984-09-27

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JPS59197227A (ja) * 1984-03-19 1984-11-08 松下電器産業株式会社 電気湯沸器

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JPS5793019A (en) 1982-06-09

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