JPS5939327B2 - 車輌の懸架装置における着氷防止プロテクタ - Google Patents
車輌の懸架装置における着氷防止プロテクタInfo
- Publication number
- JPS5939327B2 JPS5939327B2 JP6779977A JP6779977A JPS5939327B2 JP S5939327 B2 JPS5939327 B2 JP S5939327B2 JP 6779977 A JP6779977 A JP 6779977A JP 6779977 A JP6779977 A JP 6779977A JP S5939327 B2 JPS5939327 B2 JP S5939327B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protector
- icing
- vehicle suspension
- ice
- lower arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G7/00—Pivoted suspension arms; Accessories thereof
- B60G7/04—Buffer means for limiting movement of arms
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、車輌、例えば、自動車等の懸架装置において
、雪氷が懸架腕等に附着するのを防止するためのプロテ
クタに関するものである。
、雪氷が懸架腕等に附着するのを防止するためのプロテ
クタに関するものである。
一般に、冬期において、積雪面に近接し、あるいは地表
面附近などのような氷雪が付着しかつ累積成長し易い部
位に、はぼ静止状態の構造体と、これと相対的に運動す
る（例えば往復運動、回転運動など）部材が近接して配
置されでいる場合、前者に付着した氷雪が気象状況によ
り次第に累積され、平常では成る程度の大きさに設定さ
れていた両者間の間隙が結氷のために埋められ、遂には
後者の運動の都度接触するに到る。
面附近などのような氷雪が付着しかつ累積成長し易い部
位に、はぼ静止状態の構造体と、これと相対的に運動す
る（例えば往復運動、回転運動など）部材が近接して配
置されでいる場合、前者に付着した氷雪が気象状況によ
り次第に累積され、平常では成る程度の大きさに設定さ
れていた両者間の間隙が結氷のために埋められ、遂には
後者の運動の都度接触するに到る。
この結果、運動部分は結氷と摩擦あるいは衝突等の現象
を起し、甚しいときは運動部材の破損や運動機能の支障
、またさらには停止を招来せしめる。
を起し、甚しいときは運動部材の破損や運動機能の支障
、またさらには停止を招来せしめる。
特に運動部材が例えば高速回転運動中であるようなとき
は、その衝撃も接触速度の２乗に比例して増大し、衝突
部分を破壊するに止まらず、これにより飛散した氷塊に
より近接の部材等に不慮の損傷を与えることになる。
は、その衝撃も接触速度の２乗に比例して増大し、衝突
部分を破壊するに止まらず、これにより飛散した氷塊に
より近接の部材等に不慮の損傷を与えることになる。
一般に着氷防止対策としては、防水（アンチアイシング
）方式と除氷（デアイシング）方式があり、前者が着氷
のおそれのある表面への油液等の塗布、あるいは該表面
の内面よりの加熱等による氷結の防止であり、後者が空
圧伸縮性ゴムブーツを事前に装着しこれに付着した結氷
をブーツ内部への加圧空気によってブーツを膨張し結氷
を破断離散せしめる等の機械的手段であることは周知で
ある。
）方式と除氷（デアイシング）方式があり、前者が着氷
のおそれのある表面への油液等の塗布、あるいは該表面
の内面よりの加熱等による氷結の防止であり、後者が空
圧伸縮性ゴムブーツを事前に装着しこれに付着した結氷
をブーツ内部への加圧空気によってブーツを膨張し結氷
を破断離散せしめる等の機械的手段であることは周知で
ある。
また、自動車等の車輌の懸架装置における着氷防止プロ
テクタとしては、本願の同一出願人の先願である実開昭
５２−１３２５１６号公報（実願昭５１−４１２６６号
）があり、このものは、自動車等の車輌の懸架装置にお
いて、その進行方向の前面にプロテクタを取り付け、プ
ロテクタの表面に多数の突起を立設し、これ等多数の突
起により粗面を形成し、この粗面に氷雪を効果的に附着
させて、氷雪が前記懸架装置に附着するのを防止する作
用効果を奏するものであるが、しかしこの様な対策の実
施にはその重要性や対象規模等の諸因子によりその経済
的効果には自ら適用範囲が制約される。
テクタとしては、本願の同一出願人の先願である実開昭
５２−１３２５１６号公報（実願昭５１−４１２６６号
）があり、このものは、自動車等の車輌の懸架装置にお
いて、その進行方向の前面にプロテクタを取り付け、プ
ロテクタの表面に多数の突起を立設し、これ等多数の突
起により粗面を形成し、この粗面に氷雪を効果的に附着
させて、氷雪が前記懸架装置に附着するのを防止する作
用効果を奏するものであるが、しかしこの様な対策の実
施にはその重要性や対象規模等の諸因子によりその経済
的効果には自ら適用範囲が制約される。
本発明は上記不具合を新規かつ簡易な方式で解決せんと
するもので、相対運動する部材間で一方（静止または軽
度な運動をする）の部材の運動部材と隣接する外側面、
即ち氷結成長時には運動部材と結氷を介して当接する側
に、ゴム等の柔軟可撓材薄板製の袋状体、あるいは該表
面に相互間に空気室が形成されるように複数層のゴム薄
板を貼着させてなる着氷防止プロテクタを提供すること
を目的とする。
するもので、相対運動する部材間で一方（静止または軽
度な運動をする）の部材の運動部材と隣接する外側面、
即ち氷結成長時には運動部材と結氷を介して当接する側
に、ゴム等の柔軟可撓材薄板製の袋状体、あるいは該表
面に相互間に空気室が形成されるように複数層のゴム薄
板を貼着させてなる着氷防止プロテクタを提供すること
を目的とする。
以下、本発明を、実施例に前輪駆動型自動車懸架部位を
とった附図を参照しつつ説明する。
とった附図を参照しつつ説明する。
第１図は、前輪駆動車のマツクファーソン型懸架装置の
１部の前面図である。
１部の前面図である。
図においてショックアブソーバストラット４、ナックル
アーム５およびロアアーム２を主構造とする懸架構造と
前輪駆動軸６、これと車軸とを回転結合する等速ジヨイ
ントを収納したダストブーツ１が配設されている。
アーム５およびロアアーム２を主構造とする懸架構造と
前輪駆動軸６、これと車軸とを回転結合する等速ジヨイ
ントを収納したダストブーツ１が配設されている。
３は本発明によるブーツであって、３１は該ブーツ内に
形成された空気室である。
形成された空気室である。
第２図はゴム袋型ブーツをロアアームに装着した場合の
１例で該ブーツおよびロアアームの断面（Ａ−Ａ’）を
第３図に示す図からも判るように継手用ブーツ１の近傍
の懸架部材（ロアアーム）２に空気室３１を内蔵する偏
平ゴム袋３が貼付されている。
１例で該ブーツおよびロアアームの断面（Ａ−Ａ’）を
第３図に示す図からも判るように継手用ブーツ１の近傍
の懸架部材（ロアアーム）２に空気室３１を内蔵する偏
平ゴム袋３が貼付されている。
一般に上記ダストブーツ１はロアアーム２の上方に位置
し、このため寒冷地において冬期にロアアーム２の上に
結氷が生ずると、該着氷の累積成長に伴い遂には着氷と
高速回転しているブーツが干渉しダストブーツ、すなわ
ち内部の等速ジヨイントを破壊させる恐れがあったが、
本発明によるブーツの提供により、もし該防水ブーツを
外側より押圧する力が作用すれば、前記空気室３１があ
るためプロテクタは変形し、従って車輌運転に伴う核部
の自励振動、他励振動によって着氷の付着生成を防ぐと
共に、たとえ成長結氷が高速回転体と接触しても該プロ
テクタ内の空気層によって衝撃が緩和されて運動部の破
損を防止し、併せて結氷の剥落を助長する効果を有する
。
し、このため寒冷地において冬期にロアアーム２の上に
結氷が生ずると、該着氷の累積成長に伴い遂には着氷と
高速回転しているブーツが干渉しダストブーツ、すなわ
ち内部の等速ジヨイントを破壊させる恐れがあったが、
本発明によるブーツの提供により、もし該防水ブーツを
外側より押圧する力が作用すれば、前記空気室３１があ
るためプロテクタは変形し、従って車輌運転に伴う核部
の自励振動、他励振動によって着氷の付着生成を防ぐと
共に、たとえ成長結氷が高速回転体と接触しても該プロ
テクタ内の空気層によって衝撃が緩和されて運動部の破
損を防止し、併せて結氷の剥落を助長する効果を有する
。
第１図は前輪駆動車のマツクファーソン型懸架装置の１
部の前面図で本発明によるプロテクタがロアアームに配
設されており；第２図は本発明によるプロテクタ取付状
態を示す部分断面図；第３図は第２図のＡ−Ａ’断面の
拡大図である。 １・・・・・・ダストブーツ、２・・・・・・ロアアー
ム、３・・・・・・着氷防止プロテクタ、４・・・・・
・ショックアブソーバストラット、５・・・・・・ナッ
クルアーム、６・・・・・・前輪駆動軸。
部の前面図で本発明によるプロテクタがロアアームに配
設されており；第２図は本発明によるプロテクタ取付状
態を示す部分断面図；第３図は第２図のＡ−Ａ’断面の
拡大図である。 １・・・・・・ダストブーツ、２・・・・・・ロアアー
ム、３・・・・・・着氷防止プロテクタ、４・・・・・
・ショックアブソーバストラット、５・・・・・・ナッ
クルアーム、６・・・・・・前輪駆動軸。
Claims (1)
- １ 車輌の懸架装置において、ショックアブソーバスト
ラットの下端にナックルアームを固着し、このナックル
アームに回転自在に保持されている車軸と、駆動軸とを
前記車軸と駆動軸とを回転結合する等速ジヨイントを収
納するダストブーツを介して連結し、前記駆動軸の下方
にロアアームを装着させ、該ロアアームに空気室を有す
る偏平ゴム袋を貼着したことを特徴とする着氷防止プロ
テクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6779977A JPS5939327B2 (ja) | 1977-06-10 | 1977-06-10 | 車輌の懸架装置における着氷防止プロテクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6779977A JPS5939327B2 (ja) | 1977-06-10 | 1977-06-10 | 車輌の懸架装置における着氷防止プロテクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS543724A JPS543724A (en) | 1979-01-12 |
| JPS5939327B2 true JPS5939327B2 (ja) | 1984-09-22 |
Family
ID=13355349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6779977A Expired JPS5939327B2 (ja) | 1977-06-10 | 1977-06-10 | 車輌の懸架装置における着氷防止プロテクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5939327B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58110506U (ja) * | 1982-01-21 | 1983-07-28 | トヨタ自動車株式会社 | 着氷プロテクタ |
| JPS59106708U (ja) * | 1983-01-10 | 1984-07-18 | トヨタ自動車株式会社 | サスペンシヨンア−ム |
| JPS62195507U (ja) * | 1986-06-04 | 1987-12-12 | ||
| EP2012302A1 (en) * | 2006-03-30 | 2009-01-07 | Pioneer Corporation | Harmonic producing device, digital signal processing device, and harmonic producing method |
-
1977
- 1977-06-10 JP JP6779977A patent/JPS5939327B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS543724A (en) | 1979-01-12 |
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