JPH04183685A - 自動車の着氷防止塗装 - Google Patents

自動車の着氷防止塗装

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JPH04183685A
JPH04183685A JP30628090A JP30628090A JPH04183685A JP H04183685 A JPH04183685 A JP H04183685A JP 30628090 A JP30628090 A JP 30628090A JP 30628090 A JP30628090 A JP 30628090A JP H04183685 A JPH04183685 A JP H04183685A
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JP
Japan
Prior art keywords
wheel
snow
wheel house
icing
ground
Prior art date
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Pending
Application number
JP30628090A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kishi
博之 岸
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車の塗装に関し、特にホイールハウス内
への氷雪の付着を防止することができる塗装である。
(従来の技術) 自動車のホイールハウスは、車体の内側にタイヤを収納
すると共に、タイヤが跳ね上げた泥雪等が車体の外板に
飛散しないようにタイヤの外周を覆うように形成されて
いる。したがって、雪道を走行した場合には、タイヤが
跳ね上げた氷雪がホイールハウスの内壁に付着する場合
があった。
また、特に油圧式ブレーキを採用している自動車におい
ては、第6図に示すように車体側からナックル側にブレ
ーキホース1が架設されており、車体側およびナックル
側でそれぞれブラケット2により当該ブレーキホース1
を支持しているが、第7図に示すようにホイールハウス
3に付着した氷雪4はエンジンルームの熱気や車体の振
動などによって徐々にホイールハウス3から離れブレー
キホースlのみに残るという現象が生じる。この場合、
第8図に示すようにブレーキホース1に付着した雪玉4
が成長して、その重量によりブレーキホース1が変形す
る虞れがあるため、それに耐えるべく高剛性、高品質の
ブレーキホースを使用しており原価の上昇を招いている
という問題があった。
(発明が解決しようとする課題) このような着氷を防止するものとしては着氷防止剤が開
発されている(例えば、特開平1−190.783号公
報参照)。この着氷防止塗装は、塗膜表面に脆弱な氷を
形成させることができ、これにより付着した氷雪を落下
させようとするものである。
本発明は、かかる着氷防止剤をホイールハウス内へ適用
した場合の最適な塗布方法を提供するものである。すな
わち、本発明者らが探求したとこるによれば、この着氷
防止剤をホイールハウス全面に塗布した場合、シルアウ
タ付近からの積雪成長を防止することによりホイールハ
ウスへの付着量を減少させることができたものの、ブレ
ーキホースの車体側ブラケット近傍に付着した氷雪も脆
弱となっていることから、ブレーキホースのブラケット
上に落下し易くなっているということが判明した。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされ
たものであり、ホイールハウスへの着氷防止と、ブレー
キホースへの雪の付着防止とを図ることができる自動車
の着氷防止塗装を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本発明の自動車用着氷防止塗装は
、車体側から車輪のナックル側にブレーキホースを架設
し、前記車輪を車体に形成したホイールハウス内に収納
してなる自動車において、前記ホイールハウスの前記車
輪の後方部分であって、前記車輪の接地面の前端を基準
とした地面から70°の範囲に、着氷防止剤を塗布した
ことを特徴としている。
このとき、上記範囲に加えて、ホイールハウスの車輪の
前方部分であって、前記車輪の接地面の前端を基準とし
た地面から40″乃至55°の範囲に、着氷防止剤を塗
布することもできる。
(作用) 第5図には、30km/h以上の速度にて走行した場合
におけるタイヤが跳ね上げる水の飛散方向とその割合が
示されているが、ホイールハウス内の積雪は、一般に濡
れた路面を走行した後に雪道を走行しこのサイクルを繰
り返すことにより積雪量が増加することが知られている
。したがって、ホイールハウス内の積雪は第5図に示す
飛水方向とその割合に比例して増加することが理解され
る。
すなわち、タイヤの接地面の前端を基準とした場合、ホ
イールハウスの後方部分であって地面から70°以内の
範囲に積雪量の70%が付着する(第5図に示すAおよ
びB方向)。また、残りの30%の積雪(第5図に示す
C方向)はタイヤの接地面の前端を基準とした場合、ホ
イールハウスの前方部分であって地面から40〜55°
以内の範囲に生じる。
本発明に係る着水防止塗装は、ホイールハウスの後方部
分であって地面から70°以内の範囲に着氷防止剤を塗
布しているため、ホイールハウスに付着した氷雪の大部
分を脆弱化させてホイールハウスから落下させることが
できる。
このとき、地面から70°以上の範囲、すなわち、ブレ
ーキホースのブラケット近傍まで積雪は僅かながらも進
行するが、その積雪量は少なく、しかも、この範囲は着
氷防止剤を塗布していない部分であることから、氷雪の
付着力は大きく、これによりブレーキホースへの積雪を
防止することができる。
また、上記範囲に加えて、ホイールハウスの車輪の前方
部分であって、車輪の接地面の前端を基準とした地面か
ら40°乃至55°の範囲に、着氷防止剤を塗布すれば
、前方部分からの積雪の進行をさらに抑制することがで
きる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す側面図、第2〜4図
は同実施例に対する比較例を示す側面図である。
まず、第1図に示すように、本実施例の自動車5には、
エンジンルームからホイールハウス3に溶接されたブラ
ケット2aを介して車輪6側にブレーキホース1が架設
されている。ナックルには別のブラケット2bが溶接さ
れており、車体側ブラケット2aとナックル側ブラケッ
ト2bとによって当該ブレーキホース1は支持されてい
る。自動車5の前後左右には、都合4つのホイールハウ
ス3が形成されて(第1図は左前側のみを示す)、ここ
に車輪6(タイヤ)が収納されており、さらに、本実施
例に係る自動車のホイールハウス3には、着氷防止剤が
所定の範囲に塗布されている。
すなわち、ホイールハウス3の車両後方側であって、タ
イヤ6と雪面7との接触面の前端8を基準とした場合、
地面から70°以下の範囲と、ホイールハウス3の車両
前方側であって、タイヤ6と雪面7との接触面の前端8
を基準とした場合、地面から40〜55°以下の範囲と
に着氷防止剤が塗布されている。
着氷防止剤の塗布範囲を上述した範囲に特定したのは、
以下の理由による。つまり、ホイール/Sウス内の積雪
は、一般に濡れた路面を走行した後に雪道を走行しこの
サイクルを繰り返すことにより積雪量が増加することが
知られているが、30km/h以上の速度にて走行した
場合におけるタイヤが跳ね上げる水の飛散方向とその割
合を調べてみると第5図に示すような結果となる。この
結果、ホイールハウス内の積雪は飛水方向とその割合に
比例して増加することが理解され、タイヤの接地面の前
端を基準とした場合、ホイールハウスの後方部分であっ
て地面から70″以内の範囲に積雪量の70%が付着す
る(第5図に示すAおよびB方向)と共に、残りの30
%の積雪はタイヤの接地面の前端を基準とした場合、ホ
イールハウスの前方部分であって地面から40〜55°
以内の範囲に生じる(第5図に示すC方向)ことが判明
した。
以上のことから、本実施例においては、ホイールハウス
3の後方部分であって雪面から70″以内の範囲に着氷
防止剤を塗布しているため、ホイールハウス3に付着し
た氷雪の大部分を脆弱化させてホイールハウス3から落
下させることができる。
このとき、雪面から70°以上の範囲、すなわち、ブレ
ーキホース1のブラケット2a近傍まで積雪は僅かなが
らも進行するが、その積雪量は少なく、しかも、この範
囲は着氷防止剤を塗布していない部分であることから、
氷雪の付着力は大きく、これによりブレーキホース1へ
の積雪を防止することができる。
また、上記範囲に加えて、ホイールハウス3の車輪の前
方部分であって、車輪6の接地面の前端8を基準とした
地面から40″乃至55°の範囲に、着氷防止剤を塗布
しているため、前方部分からの積雪の進行をさらに抑制
することができる。
本実施例の塗装に用いられる着氷防止剤としては、炭素
原子数が6以下の多価アルコールと、無機酸または炭素
原子数が4以下の有機酸のアルカリ金属塩と、必要に応
じてpHM整のための塩基性化合物とを水性媒体中に配
合してなるpH値が7〜11の着氷防止剤を挙げること
ができる。また、炭素原子数が6以下の多価アルコール
と、無機酸または炭素原子数が4以下の有機酸のアルカ
リ金属塩と、界面活性剤と、必要に応じてpH調整のた
めの塩基性化合物とを水性媒体中に配合してなるpH値
が7〜110着氷防止剤を挙げることができる。さらに
、炭素原子数が6以下の多価アルコールと、無機酸また
は炭素原子数が4以下の有機酸のアルカリ金属塩と、水
溶性樹脂と、必要に応じてpH調整のための塩基性化合
物とを水性媒体中に配合してなるpH値が7〜11の着
氷防止剤を挙げることができる。このとき、上述した水
性媒体が、水溶性のモノアルコール成分5〜50重量%
と水50〜95重量%とを含有するものであることが好
ましい。
本発明をさらに具体化して説明する。
実施例1 第1図に示すように、ホイールノ\ウス3の車両後方側
であって、タイヤ6と雪面7との接触面の前端8を基準
とした場合、地面から70°以下の範囲と、ホイールノ
\ウス3の車両前方側であって、タイヤ6と雪面7との
接触面の前端8を基準とした場合、地面から40〜55
°以下の範囲とに着氷防止剤を塗布した自動車を、 外気温度;−7〜−15℃、 積雪量;1.2m。
走行速度;40廟/h の条件で、30km走行させ、ホイールtzf)ス内へ
の積雪量と、ブレーキホースへの積雪量とを観察した。
ホイールハウス内への積雪量については、1 kg以下
の場合を「◎」、1kg〜10kgの場合を「○J、1
0kg以上の場合を「×」とし、一方、ブレーキホース
への積雪量については、3kg以上の積雪量を「×」、
3〜0.5kgを「△」、0゜5kg以下を「○」とし
て結果を表に示す。
実施例2 第2図に示すように、ホイールハウス3の車両後方側で
あって、タイヤ6と雪面7との接触面の前端8を基準と
した場合、地面から70°以下の範囲のみに着氷防止剤
を塗布した自動車を、実施例1と同様の条件で走行させ
た。この結果を表に示す。
比較例1 第3図に示すように、ホイールハウス全面に着氷防止剤
を塗布した自動車を、実施例1と同様の条件で走行させ
た。この結果を表に示す。
比較例2 第4図に示すように、ホイールノ\ウス3の車両前方側
であって、タイヤ6と雪面7との接触面の前端8を基準
とした場合、地面から40〜55゜以下の範囲のみに着
氷防止剤を塗布した自動車を実施例1と同様の条件で走
行させた。この結果を表に示す。
比較例3 ホイールハウスに着氷防止剤を全く塗布していない自動
車を実施例1と同様の条件で走行させた。
この結果を表に示す。
表 ホイールハウス内  ブレーキホース への積雪量     への積雪量 実施例1     ◎       ○実施例2   
 0      0 比較例1    0      ×〜△比較例2   
   x        x比較例3      x 
       xこの結果から明らかなように、少なく
ともホイールハウス3の車両後方側であって、タイヤ6
と雪面7との接触面の前端8を基準とした場合、地面か
ら70°以下の範囲に着氷防止剤を塗布すれば(実施例
2)、ホイールハウス内への積雪を防止できると同時に
、ブレーキホースへの積雪をも抑制することかできる。
また、この範囲に加えて、ホイールハウス3の車両前方
側であって、タイヤ6と雪面7との接触面の前端8を基
準とした場合、地面から40〜55°以下の範囲に着氷
防止剤を塗布すれば(実施例2)、さらに積雪量を抑制
することができる。
なお、上述した実施例は、自動車の前輪に付いて説明し
たが、本発明は後輪にも適用することができる。
(発明の効果) 以上述べたように本発明の自動車の着氷防止塗装によれ
ば、ホイールハウス内への着氷防止と、ブレーキホース
への着氷防止とを同時に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す側面図、第2〜4図
は同実施例に対する比較例を示す側面図、第5図は30
km/h以上の速度にて走行した場合におけるタイヤが
跳ね上げる水の飛散方向とその割合を示す概念図、第6
図は従来の自動車を示す側面図、第7〜8図は従来のブ
レーキホースを示す一部破断圧面図である。 1・・・ブレーキホース、   2・・・ブラケット、
3・・・ホイールハウス、  4・・・氷雪、5・・・
自動車、       6・・・車輪(タイヤ)、7・
・・雪面、       8・・・基準点。 特許出願人     日産自動車株式会社代理人   
    弁理士 八 1)幹 雄(他1名) 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)車体側から車輪のナックル側にブレーキホースを架
    設し、前記車輪を車体に形成したホイールハウス内に収
    納してなる自動車において、前記ホイールハウスの前記
    車輪の後方部分であって、前記車輪の接地面の前端を基
    準とした地面から70゜の範囲に、着氷防止剤を塗布し
    たことを特徴とする自動車の着氷防止塗装。 2)車体側から車輪のナックル側にブレーキホースを架
    設し、前記車輪を車体に形成したホイールハウス内に収
    納してなる自動車において、前記ホイールハウスの前記
    車輪の後方部分であって、前記車輪の接地面の前端を基
    準とした地面から70゜の範囲と、前記ホイールハウス
    の前記車輪の前方部分であって、前記車輪の接地面の前
    端を基準とした地面から40゜乃至55゜の範囲とに、
    着氷防止剤を塗布したことを特徴とする自動車の着氷防
    止塗装。
JP30628090A 1990-11-14 1990-11-14 自動車の着氷防止塗装 Pending JPH04183685A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2743610A1 (fr) * 1996-01-17 1997-07-18 Skf Gmbh Butee a roulement, notamment butee destinee a un palier de pivot de fusee d'essieu d'un vehicule

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2743610A1 (fr) * 1996-01-17 1997-07-18 Skf Gmbh Butee a roulement, notamment butee destinee a un palier de pivot de fusee d'essieu d'un vehicule

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