JPS5938961B2 - ポリエチレンの改良された製造法 - Google Patents

ポリエチレンの改良された製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は低密度ポリエチレンの改良された製造法に関す
るものである。
より詳しくは第1反応帯と第2反応帯を有する前段の槽
型反応器と第1反応帯、第2反応帯の区分を有しない後
段の槽型反応器を直列に連結した複合反応器を用いる、
高圧法によるエチレンの改良された重合方法に関するも
のである。
ポリエチレンは工業的に種々の方法で製造され、・ そ
れぞれ特有の性質を有するポリエチレンば市販されてい
る。
これら種々のタイプのポリエチレンは一般に密度によつ
て低密度、中密度および高密度ポリエチレンと3つに分
類されている。その中でも0.900〜0.9359/
Cmの範囲の密度を有する低密度ポリエチレンはフイル
ムとして包装分野に広く使用されている。この分野にお
ける低密度ポリエチレンには特に優れた光学的性質、強
靭性、加工特性が要求される。
かかる特性を有する低密度ポリエチレンの槽型反応器に
よる製造方法としては、例えば特公昭47−3726号
公報あるいは特公昭50−19599号報に記載されて
いるような第1反応帯と第2反応帯で、それぞれ重合反
応温度の異なる温度で重合する2帯域重合法が知られて
いる。しかしながら、特公昭50−19599号公報記
載の方法によつて、上記2帯域重合を実施した場合、次
に述べるような欠点を有する。すなわちポリエチレンの
反応収率(反応器に供給する原料ガス単位重量当りの生
成重合体重量の百分率)は、工業規模における反応にお
いては反応器での熱収支発生重合熱量(重合熱X反応収
率)= 顕熱差+外部からの除熱巻 によつて決することはよく知られている。
したがつて、反応収率は顕熱差が大きいほど、外部から
の除熱量が大きいほど大きくなる。一方、上記2帯域重
合法では、光学的性質、加工特性の優れたポリエチレン
を製造するために、第1反応帯と第2反応帯における反
応温度に差をつけてエチレンの高圧重合を実施しており
、第1反応帯の反応温度は一般に140〜200℃と低
いことが特徴である。
したがつて、特公昭50−19599号公報記載の方法
では、原料エチレンの反応器入口での注入温度および反
応器出口の反応混合物の温度が決まれば、顕熱差は決ま
るが、外部からの除熱量は前段の槽型反応器における反
応温度と前段の槽型反応器の後に設置された熱交換器に
よつて冷却された温度との差に比例するから、上記2帯
域重合法を特公昭50−19599号記載の方法で実施
すると、前段の槽型反応器における反応温度が前述のよ
うに一般に低いこと、および前記熱交換器で冷却される
反応混合物の温度は120℃以下にはできないことを考
慮すると外部からの除熱量はわずかであつて、それに基
づくポリエチレンの反応収率の増加は小さいという欠点
がある。
かかる欠点を改良しポリエチレンの反応収率をさらに増
加させる方法を、本発明者らは特開昭53−22582
号に開示した。
特開昭53−22582号記載の方法は、第1反応帯と
第2反応帯を有する2個以上の憎型反応器を用いた高圧
法によるエチレンの重合方法である。
しかし、特開昭53−22582号記載の方法には以下
に述べるような欠点を有する。
すなわち、重合開始剤効率(重合開始剤1モル当りの重
合エチレンのモル数)ηは、完全混合モデルがほぼ適用
できる槽型反応器においては重合開始剤の種類によらず
で表わされる。
それゆえ、反応温度が低ければ低い程重合開始剤効率は
低下する。
特開昭53−22582号記載の方法では、それぞれの
槽型反応器の第1反応帯の反応温度は前述のように一般
に140〜200℃と低いので、かかる第1反応帯にお
ける重合開始剤効率が低いという欠点を有するのである
本発明の目的は、上記の欠点を改良する方法を提供する
ことである。
すなわち、本発明は高温高圧下でエチレンを、2個の槽
型反応器を熱交換器を含む配管によつて直列に連結され
た複合反応器を用い、前段の槽型反応器から排出された
反応混合物を熱交換器によつて冷却し、冷却された反応
混合物を後段の槽型反応器に導入して重合させる方法に
おいて、原料エチレンの大部分を第1反応帯と第2反応
帯を有する前段の槽型反応器の第1反応帯注入し、残余
の原料エチレンは後段の内部がバツフル等により仕切ら
れておらず単一の反応帯を有する槽型反応器に注入し、
前記前段の槽型反応器の第1反応帯に注入された原料エ
チレンは重合開始剤の存在下1000〜2800k9/
CT!lの圧力、130〜200℃の温度で重合させ、
かくして得られた反応混合物を該前段の槽型反応器の第
2反応帯に導き、重合開始剤の存在下、210〜280
℃の温2度で重合させ、該前段の槽型反応器の先端から
排出された反応混合物を前後の槽型反応器と後段の槽型
反応器との間に設置された熱交換器によつて120℃以
上であり、かつ該前段の槽型反応器の第2反応帯におけ
る反応温度より20℃以上低い温度に冷却した後、前記
後段の槽型反応器に注入し重合開始剤の存在下、100
0〜2800kg/dの圧力、210〜280℃の温度
で重合させることを特徴とするポリエチレンの製造法で
ある。
本発明の方法によれば、後段の槽型反応器における反応
温度は210〜2800Cであつて、特開昭53−22
582号記載の方法による後段の槽型反応器の第1反応
帯における反応温度130〜200℃より高くできるの
で、かかる反応帯域における重合開始剤効率は本発明の
方が優るのである。
本発明の方法による重合開始剤効率の改良は、使用する
重合開始剤量の低減をもたらすもので、経済的、商業的
価値は大きいものがある。
次に本発明のさらに細部の説明を述べる。
本発明の実施にあたつては、前段の槽型反応器がバツフ
ル(仕切板)又は他の分離手段により反応帯が2つに区
切られた第1反応帯、第2反応帯で異なつた反応温度で
エチレンを重合させる。
本発明の方法の実施にあたつては、前段の槽型反応器の
第1反応帯/第2反応帯の容積比は1(すなわち同容積
)でなくてもよい。すなわち、前段の槽型反応器の第1
反応帯における重合開始剤効率を改良するために、反応
器への原料エチレンの一定注入量に対して、ガスの第1
反応帯における平均滞留時間を大きくすると、重合開始
剤効率が平均滞留時間にほぼ比例して向上するというこ
とも表わしている。
(1)式に基づいて、前記容積比を1より大きくするこ
とができる。
しかし、その容積比には自ら上限界があつて6以上にす
ることはできない。
なぜならば、エチレンの重合に際して約800ca1/
gの重合熱が発生するが、槽型反応器を用いる重合方法
においては、その重合熱の除去は槽型反応器より排出さ
れていく反応混合物と原料として注入される冷エチレン
の顕熱差によつて行なわれるので、一定の原料エチレン
の注入量において第1反応帯/第2反応帯の容積比を大
きくし過ぎると、第2反応帯における平均滞留時間は必
然的に短くなり過ぎて、平均滞留時間内に発生するエチ
レンの重合発熱量が、第2反応帯に流入するエチレン(
より正確には、第1反応帯で反応した130〜200℃
の反応混合物)を第2反応帯における所定の反応温度ま
で上昇させる熱量より小さくなつてしまつて、第2反応
帯においては所定の反応温度まで温度を上げることがで
きなくなるのである。
この上限界は以上の説明から明らかのように、第二反応
帯の反応温度、使用する重合開始剤、用いる反応器の容
積および原料エチレンの供給速度が主に関係するので一
概に決定できないが、現在のポリエチレン製造時の原料
エチレンの供給速度や槽型反応器の容積を考慮すると、
その容積比は前記した6が上限である。
また、前段の槽型反応器の全容積(第1反応帯の容積と
第2反応帯の容積の和)は後段の槽型反応器の容積以上
にすることができるが、前段の槽型反応器の第1反応帯
/第2反応帯の容積比が1〜6である前述の理由と同様
の理由によつて、前段の槽型反応器の全容積は後段の槽
型反応器の容積の1〜6倍の範囲に限られる。
本発明において、原料エチレンの大部分は前段の槽型反
応器の上部反応帯に注入されるが、原料エチレンの大部
分とは全原料エチレンの60%以上を意味する。
60%以下では、得られるポリエチレンの品質を損うの
で好ましくない。
本発明における反応圧力、反応温度は以下の範囲が生成
ポリエチレンの品質上好ましい。
反応圧力は1000〜2800kg/CTLl好ましく
は1100〜2500kg/Cdである。
本発明における反応圧力については、前段の槽型反応器
での反応圧力ら後段の槽型反応器へ通する配管での圧力
損失分を差引いた値が後段の槽型反応器における圧力の
最大値となるが、その範囲内での前段の槽型反応器出口
にある圧力調節弁によつて任意に調節できる。本発明に
おける反応温度は前後の槽型反応器の第1反応帯では1
30〜200℃、好ましくは140〜180℃、第2反
応帯では210〜280℃、好ましくは220〜270
℃である。
後段の槽型反応器における反応温度は210〜280℃
、好ましくは215〜275℃である。本発明の方法の
実施に際して、前段の槽型反応器の第1反応帯に注入す
る原料エチレンおよび重合開始剤の注入点の個数を、反
応器の長さ方向に沿つてそれぞれ2個以上にすると、従
来の方法よりさらに優れた光学的性質、加工性を有した
ポリエチレンを得ることができる。なお、重合開始剤は
原料エチレンと同じ注入点から注入してもよいが、原料
エチレンと異なる注入点から注入してもよい。
第1反応帯に注入する前記原料エチレンおよび重合開始
剤の注入点の位置の組み合せは種々考えられるが、光学
的性質、加工性の優れたポリエチレンを得るためには、
第1反応帯における反応温度分布ができるかぎり均一に
なるように決定されるべきであつて、かような位置の組
み合せの決定は当業者にとつて容易である。
本発明における前段の槽型反応器と後段の槽型反応器と
の間に設置された熱交換器によつて前段の槽型反応器の
第2反応帯の末端から排出された反応混合物の温度は、
120℃以上であり、かつ前段の反応器の第2反応帯に
おける反応温度より20℃以上低い温度まで冷却した後
、後段の槽型反応器に注入される。
後段の反応器では、前記熱交換器を通つた反応混合物お
よび40%以下の残余の原料エチレンを重合開始剤の存
在下で重合させる。
後段の槽型反応器における反応温度は、前述のように2
10〜280℃、好ましくは215〜275℃であるが
、前記反応混合物および40%以下の残余の原料エチレ
ンと重合開始剤の注入点との組み合わせによつて、後段
の槽型反応器における底部の反応温度を上部の反応温度
よりO〜70℃高くできる。
後段の槽型反応器における上部と底部に反応温度差をつ
けても、ポリエチレンのフイルムの光学的性質は悪化し
ない。
前段の槽型反応器における第1反応帯に使用される重合
開始剤は、10時間の半減期を得るための分解温度が4
0〜80℃である重合開始剤が好ましく、具体的にはジ
イソプロピルペルオキシジカーボネート、ジ一2−エチ
ルヘキシルペルオキシジカーボネート、第三ブチルペル
オキシピバレート、3,5,5−トリメチルヘキサノイ
ルペルオキシド、オクタノイルペルオキシド、デカノイ
ルペルオキシド、ラウロイルペルオキシド、プロピオニ
ルペルオキシド、第三ブチルペルオキシ一2−エチルヘ
キサノエート、第三ブチルペルオキシイソブチレートな
どがあげられる。
前段の槽型反応器の第1反応帯においてエチレンの重合
に用いられる重合開始剤の通常の使用量は、エチレン1
,000,000重量部に対して50〜1,000重量
部である。
該前段の第2反応帯および後段の槽型反応器に使用され
る重合開始剤は、10時間の半減期を得るための分解温
度が70〜140℃である重合開始剤が好ましく、具体
的には第三ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエー
ト、第三ブチルペルオキシイソブチレート、第三ブチル
ペルオキシラウレート、第三ブチルペルオキシイソプロ
ピルカーボネート、第三ブチルペルオキシアセテート、
第三ブチルペルオキシベンゾエート、ジグミルペルオキ
シド、第三ブチルハイドロペルオキシド、ジ第三ブチル
ペルオキシドなどがあげられる。
該前段の第2反応帯および後段の槽型反応器において、
エチレンの重合に用いられる重合開始剤の通常の使用量
は、エチレン1,000,000重量部に対して5〜5
00重量部である。本発明における重合開始剤は1種又
は2種以上の混合物が通常の重合開始剤量で使用できる
本発明の原料エチレンガス中には、通常エチレンに対し
て0.1〜10モル%の連鎖移動剤を含むことができる
。連鎖移動剤としては、エタン、プロパン、ブタン、ペ
ンタン、ヘキサン、ヘプタンのようなパラフイン類、プ
ロピレン、ブテン−1、ヘキセン1,3−メチルベンゼ
ン−1のようなα−オレフイン類、ホルムアルデヒド、
アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒドのようなアル
デヒド類、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケ
トン、シクロヘキサノンのようなケトン類、ベンゼン、
トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素などの1種
叉は2種以上の混合物が使用できる。
本発明の方法によつて重合開始剤効率が改良されるばか
りでなく、光学的性質、加工特性の優れた商品価値の高
いポリエチレンが得られる。次に本発明の実施例と比較
例を図面によつて具体的に説明するが、本発明はこれら
によつて限定されるものではない。第1,2,3図は本
発明の方法の実施に用いられた好ましい型の反応器の概
略図である。
第4図は比較例としてあげた反応器の概略図である。
第1〜4図中に示された機器あるいは配管等に付された
番号は各図において共通であり、同じ番号は同じ機器あ
るいは配管等を表わす。
実施例 1 第1図において1300k9/CTiまで圧縮された0
.8v01%のエタンを含む88k9/Hの原料エチレ
ンは配管9から前段の槽型反応器1の第1反応帯3に配
管10,11を通つてそれぞれ22kg/H,44kg
/H注入される。
残余の22kg/Hの原料エチレンは配管12を通つて
後段の槽型反応器2に注入される。なお、前段の槽型反
応器1ではバツフル18によつて第1反応帯3、第2反
応帯4に分離されていて、その第1反応帯/第2反応帯
の容積比は1である。
また、前段の槽型反応器の全容積は後段の槽型反応器の
容積に等しい。
各反応器には、反応混合物を撹拌するための攪拌機が設
置されているが図では省略している。
該撹拌機に前記バツフルは取り付けられている。第1反
応帯3には、配管13,14から重合開始剤オクタノイ
ルペルオキシド33.4g/Hが注入され、反応圧力1
300kg/d1反応温度170℃でエチレンの重合が
行なわれる。第1反応帯3における反応混合物は第2反
応帯4に導かれ、配管15から重合開始剤ジ第三ブチル
ペルオキシド2.1g/Hが注入され反応温度260℃
で重合が行なわれた後、槽型反応器1の底部から排出さ
れ圧力調節弁6を通つて熱交換器7に導かれる。
熱交換器7によつて該反応混合物は140℃に冷却され
槽型反応器2に導入される。
後段の槽型反応器2の反応帯5では、前記熱交換器を通
つて導入された反応混合物と配管12から注入された残
余の原料エチレンとの混合物に、重合開始剤第三ブチル
ペルオキシベンゾエート3.0g/H1ジ第三ブチルペ
ルオキシド1.7g/Hがそれぞれ配管16,17から
注入され、1200kg/〜の反応圧力、反応帯5の上
部では230℃、反応帯5の底部では260℃の反応温
度で重合が行なわれる。
後段の槽型反応器2から排出された反応混合物は、圧力
調節弁8によつて通常の分離圧力まで減圧後、生成ポリ
エチレンと未反応エチレンに分離される。
未反応エチレンは反応圧力まで再圧縮後、反応器に循環
される。
生成ポリエチレン量は19.4kg/Hでポリエチレン
の反応収率は22.11:fl)であつた。
ASTMD−1505で測定した密度は0.922g/
〜,ASTMD−1238で測定した融解指数は2g/
10分であつた。ポリエチレンフイルムのヘイズ、クロ
スはそれぞれASTMD−1003およびASTMD−
523,D−2103によつて測定したが、ヘイズ2.
9%、クロス1.30(f)であつた。
次の比較例1との対比から明らかなようにヘイズ、クロ
スは比較例1と同等である。薄膜加工性は、樹脂温度1
60℃でフイルム加工できる最低のフイルム厚み(単位
μ)であるが、その値は13μであつた。
比較例 1 実施例1の比較を第4図において、実施例1に準じて実
施した。
実施例1とでは次の点で異なる。
原料エチレン中のエタンは1.5v01%である。
後段の槽型反応器2はバツフル19によつて第1反応帯
20と第2反応帯21に分離されている。後段の槽型反
応器の第2反応帯21では、熱交換器を通つて導入され
た反応混合物と該反応器2の第1反応帯20に注入され
た原料エチレンに配管22から重合開始剤オクタノイル
ペルオキシド6,8g/Hが注入され、1200kg/
C7lの反応圧力、17『Cの反応温度で重合が行なわ
れた反応混合物との混合物に、重合開始剤ジ第三ブチル
ペルオキシド4.6g/Hが配管23から注入され26
0℃の反応温度で行なわれる。該比較例での生成ポリエ
チレン量は19.4Kg/Hでポリエチレンの反応収率
は22.1%であつた。
密度は0.922g/Crltl融解指数は2g/10
分であつた。フイルムのヘイズ、クロスはそれぞれ2.
8%、130%で、薄膜加工性は13μであつた。実施
例 2〜7 実施例2〜7は実施例1に準じて行なつたが、表に実施
例1〜7および比較例1を整理して示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高温高圧下でエチレンを、2個の槽型反応器が熱交
    換器を含む配管によつて直列に連結された複合反応器の
    前段の槽型反応器から排出された反応混合物を熱交換器
    によつて冷却し、冷却された反応混合物を後段の槽型反
    応器に導入して重合させる方法において、原料エチレン
    の大部分を第1反応帯と第2反応帯を有する前段の槽型
    反応器の第1反応帯に注入し、残余の原料エチレンは後
    段の内部が仕切られておらず単一の反応帯を有する槽型
    反応器に注入し、前記前段の槽型反応器の第1反応帯に
    注入された原料エチレンは重合開始剤の存在下1000
    〜2800kg/cm^2の圧力、130〜200℃の
    温度で重合させ、かくして得られた反応混合物を該前段
    の槽型反応器の第2反応帯に導き、重合開始剤の存在下
    、210〜280℃の温度で重合させ、該前段の槽型反
    応器の末端から排出された反応混合物を前段の槽型反応
    器と後段の槽型反応器との間に設置された熱交換器によ
    つて120℃以上であり、かつ該前段の槽型反応器の第
    2反応帯における反応温度より20℃以上低い温度に冷
    却した後、前記後段の槽型反応器に注入し重合開始剤の
    存在下、1000〜2800kg/cm^2の圧力、2
    10〜280℃の温度で重合させることを特徴とするポ
    リエチレンの製造法。 2 前段の槽型反応器の全容積(第1反応帯の容積と第
    2反応帯の容積の和)が後段の槽型反応器の容積の1〜
    6倍である特許請求の範囲第1項記載の製造法。 3 前段の槽型反応器における第1反応帯/第2反応帯
    の容積比が1〜6である特許請求の範囲第1項記載の製
    造法。 4 前段の槽型反応器の第1反応帯に注入する原料エチ
    レンおよび重合開始剤の注入点の個数が、反応器の長さ
    方向に沿つてそれぞれ2個である特許請求の範囲第1項
    記載の製造法。 5 後段の槽型反応器における底部の反応温度が上部の
    反応温度より0〜70℃高い特許請求の範囲第1項記載
    の製造法。
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