JPS5938942B2 - 新規なα置換カルボン酸アミドアミン及びその製造法 - Google Patents
新規なα置換カルボン酸アミドアミン及びその製造法Info
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- JPS5938942B2 JPS5938942B2 JP55157837A JP15783780A JPS5938942B2 JP S5938942 B2 JPS5938942 B2 JP S5938942B2 JP 55157837 A JP55157837 A JP 55157837A JP 15783780 A JP15783780 A JP 15783780A JP S5938942 B2 JPS5938942 B2 JP S5938942B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D1/00—Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
- C11D1/02—Anionic compounds
- C11D1/04—Carboxylic acids or salts thereof
- C11D1/10—Amino carboxylic acids; Imino carboxylic acids; Fatty acid condensates thereof
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- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、アミド基のα一位にカルボキシエチル基を有
する一般式(1)(式中のR1はC6〜C2Oのアルキ
ル基又はアルケニル基を、R2はH又はC2H4OHを
、R3、R4はそれぞれH.C2H4CO2M又はC2
H4OHを表わし、R2がC2H4OHの場合は、R3
、R4はH又はC2H4CO2Mを表わし、R2がHの
場合はR3、R4のいずれか一方がC2H4OHを表わ
す。
する一般式(1)(式中のR1はC6〜C2Oのアルキ
ル基又はアルケニル基を、R2はH又はC2H4OHを
、R3、R4はそれぞれH.C2H4CO2M又はC2
H4OHを表わし、R2がC2H4OHの場合は、R3
、R4はH又はC2H4CO2Mを表わし、R2がHの
場合はR3、R4のいずれか一方がC2H4OHを表わ
す。
MはH、アルカリ金属、アンモニウム又は有機アンモニ
ウムのいずれかである。)で示される新規なα置換カル
ボン酸アミドアミン及びその製造法に関するものである
。
ウムのいずれかである。)で示される新規なα置換カル
ボン酸アミドアミン及びその製造法に関するものである
。
イミダゾリンとアクリル酸エステルから得られるアミド
アミン型化合物は、温和な性質を有する両性界面活性剤
として、種々の用途に用いられており、その製造法は例
えば、特開昭5265141号公報、特開昭53−68
721号公報等に開示されている方法が挙げられる。
アミン型化合物は、温和な性質を有する両性界面活性剤
として、種々の用途に用いられており、その製造法は例
えば、特開昭5265141号公報、特開昭53−68
721号公報等に開示されている方法が挙げられる。
特開昭52−65141号公報に示される方法としては
、脂肪酸とアミノエチルエタノールアミンから得られる
イミダゾリンを水と反応させ、相当するアミドアミンと
した後、アクリル酸エステルを反応させることにより、
次の一般式(H)〜()で示される構造を有するアミド
アミン型化合物を製造する方法である。(式中の、Rは
アルキル基又はアルケニル基を表わす。
、脂肪酸とアミノエチルエタノールアミンから得られる
イミダゾリンを水と反応させ、相当するアミドアミンと
した後、アクリル酸エステルを反応させることにより、
次の一般式(H)〜()で示される構造を有するアミド
アミン型化合物を製造する方法である。(式中の、Rは
アルキル基又はアルケニル基を表わす。
)また、特開昭53−68721号公報に示される製造
法はイミダゾリン誘導体にアクリル酸エステル及び水を
反応させる方法であり、この方法により前記一般式()
の構造を有するアミドアミン型化合物を得ている。
法はイミダゾリン誘導体にアクリル酸エステル及び水を
反応させる方法であり、この方法により前記一般式()
の構造を有するアミドアミン型化合物を得ている。
このような、従来知られている前記一般式()〜()で
示されるアミドアミン型化合物はイミダゾリンと水との
反応により生成するアミドアミンをアクリル酸エステル
と反応させることにより得られるものであるが、これら
のものは、高温保存時着色が著しいという欠点を有して
いる。
示されるアミドアミン型化合物はイミダゾリンと水との
反応により生成するアミドアミンをアクリル酸エステル
と反応させることにより得られるものであるが、これら
のものは、高温保存時着色が著しいという欠点を有して
いる。
本発明者らは、これらの欠点を有しないアミドアミン型
化合物を得るべく鋭意研究を重ねた結果、前記一般式(
1)で示される高温保存時の着色が少ない、新規な構造
を有するアミドアミン型化合物を見出し、本発明を完成
した。前記、―般式(1)で示される本発明の化合物の
例としてば、例えばN−〔α一(2〜カルボキシエチル
)−ラウロイル〕−N−(2−ヒドロキシエチル)〜マ
一(2−カルボキシエチル)エチレンジアミン、N−〔
α一(2−カルボキシエチル)−ラウロイル〕−N−(
2−ヒドロキシエチル)−マ一(2−カルボキシエチル
)エチレンジアミン、N−〔α−(2−カルボキシエチ
ル)ラウロイル〕−N−(2−ヒドロキシエチル)一市
一〔ジ一( 2 −カルボキシエチル)〕エチレンジア
ミン、N−〔α−( 2 −カルボキシエチル)−ステ
アリル〕一市−( 2 −ヒドロキシエチル)−N’−
( 2 −カルボキシエチル)エチレンジアミン、N−
〔α−( 2 −カルボキシエチル)−オレイル〕−N
−(2−ヒドロキシエチル)−N’ −(2−カルボキ
シエチル)エチレンジアミン、N−〔α−( 2 −カ
ルボキシエチル)ココイル〕一N −( 2 −ヒドロ
キシエチル) −N’一〔ジ一(2−カルボキシエチル
)〕エチレンジアミン等が挙げられる。
化合物を得るべく鋭意研究を重ねた結果、前記一般式(
1)で示される高温保存時の着色が少ない、新規な構造
を有するアミドアミン型化合物を見出し、本発明を完成
した。前記、―般式(1)で示される本発明の化合物の
例としてば、例えばN−〔α一(2〜カルボキシエチル
)−ラウロイル〕−N−(2−ヒドロキシエチル)〜マ
一(2−カルボキシエチル)エチレンジアミン、N−〔
α一(2−カルボキシエチル)−ラウロイル〕−N−(
2−ヒドロキシエチル)−マ一(2−カルボキシエチル
)エチレンジアミン、N−〔α−(2−カルボキシエチ
ル)ラウロイル〕−N−(2−ヒドロキシエチル)一市
一〔ジ一( 2 −カルボキシエチル)〕エチレンジア
ミン、N−〔α−( 2 −カルボキシエチル)−ステ
アリル〕一市−( 2 −ヒドロキシエチル)−N’−
( 2 −カルボキシエチル)エチレンジアミン、N−
〔α−( 2 −カルボキシエチル)−オレイル〕−N
−(2−ヒドロキシエチル)−N’ −(2−カルボキ
シエチル)エチレンジアミン、N−〔α−( 2 −カ
ルボキシエチル)ココイル〕一N −( 2 −ヒドロ
キシエチル) −N’一〔ジ一(2−カルボキシエチル
)〕エチレンジアミン等が挙げられる。
前記一般式(I)で示される本発明の化合物は、次の方
法によつて製造することができる.。
法によつて製造することができる.。
即ち、一般式(I−1):(式中のR,は一般式(I)
と同じ意味を表わす。
と同じ意味を表わす。
)で示されるイミダゾリン1モルに対し、実質的に無水
の状態で反応温度40〜90℃でアクリル酸 ニエステ
ル1.0〜 5.0モルを反応させて、一般式(I−2
):(式中のR,は一般式(I)と同じ意味を表わし、
R5は、C1〜C4のアルキル基を表わす。
の状態で反応温度40〜90℃でアクリル酸 ニエステ
ル1.0〜 5.0モルを反応させて、一般式(I−2
):(式中のR,は一般式(I)と同じ意味を表わし、
R5は、C1〜C4のアルキル基を表わす。
)で示される中間体を得、次いで、この中間体に水1.
0〜 5.0モル及び必要に応じてアクリル酸エステル
を全添加量が5.0モルを越えない割合で添加し、反応
温度40〜90℃で反応させ、この反応生成物をアルカ
リ水溶液でケン化することを特徴とする方法である。こ
の製造法を更に詳細に説明すると、まず、一般式(I−
1)で示されるイミダゾリン1モルに対してアクリル酸
エステル1.0〜 5.0モル、好ましくは、1.5〜
3.5モルを加え、反応系中に水を加えることなく実
質的に無水の状態で、40〜90℃、好ましくは50〜
80℃の温度で、0.5〜6時間、好ましくは2〜4時
間反応させて、一般式(I−2)で示される中間体とす
る。
0〜 5.0モル及び必要に応じてアクリル酸エステル
を全添加量が5.0モルを越えない割合で添加し、反応
温度40〜90℃で反応させ、この反応生成物をアルカ
リ水溶液でケン化することを特徴とする方法である。こ
の製造法を更に詳細に説明すると、まず、一般式(I−
1)で示されるイミダゾリン1モルに対してアクリル酸
エステル1.0〜 5.0モル、好ましくは、1.5〜
3.5モルを加え、反応系中に水を加えることなく実
質的に無水の状態で、40〜90℃、好ましくは50〜
80℃の温度で、0.5〜6時間、好ましくは2〜4時
間反応させて、一般式(I−2)で示される中間体とす
る。
次いで、この中間体に水1.0〜5.0モル、好ましく
は1.5〜 2.5モルを加え、40〜90℃、好まし
くは60〜80℃の温度で1〜7時間好ましくは2〜4
時間反応を行ないイミダゾリン環を開環させ、生成する
アミドアミンに共存するアクリル酸エステルを付加させ
る。尚、アクリル酸エステルは、最初に全量添加しても
よく、あるいは、最初に、イミダゾリンのα位へ付加さ
せるに必要な量又はそれ以上の適当量を加え、次に水と
共に残りの量を加える分割添加法で添加してもよい。こ
のようにして得られた反応生成物に水酸化アルカリをア
クリル酸エステルに対して通常等モル加え、40〜80
℃、通常60〜70℃で2〜3時間アクリル酸エステル
に帰因するエステル結合をケン化することにより、前記
一般式(I)で示されるα位にカルボキシエチル基を有
する親規なアミドアミン型化合物が得られる。アクリル
酸エステルの使用量がイミダゾリン1モルに対して1モ
ルよりも少ないと〒般式(I−2)で示される中間体の
収率が低下し、未反応アミンが多くなり、ひいては一般
式(I)の本発明の化合物の収率が低下する。
は1.5〜 2.5モルを加え、40〜90℃、好まし
くは60〜80℃の温度で1〜7時間好ましくは2〜4
時間反応を行ないイミダゾリン環を開環させ、生成する
アミドアミンに共存するアクリル酸エステルを付加させ
る。尚、アクリル酸エステルは、最初に全量添加しても
よく、あるいは、最初に、イミダゾリンのα位へ付加さ
せるに必要な量又はそれ以上の適当量を加え、次に水と
共に残りの量を加える分割添加法で添加してもよい。こ
のようにして得られた反応生成物に水酸化アルカリをア
クリル酸エステルに対して通常等モル加え、40〜80
℃、通常60〜70℃で2〜3時間アクリル酸エステル
に帰因するエステル結合をケン化することにより、前記
一般式(I)で示されるα位にカルボキシエチル基を有
する親規なアミドアミン型化合物が得られる。アクリル
酸エステルの使用量がイミダゾリン1モルに対して1モ
ルよりも少ないと〒般式(I−2)で示される中間体の
収率が低下し、未反応アミンが多くなり、ひいては一般
式(I)の本発明の化合物の収率が低下する。
又アクリル酸エステルの量が5.0モルよりも多いと最
終生成物中のアクリル酸ソーダが多くなり、好ましくな
い。反応に使用する水に関しては最初の中間体(I−2
)を得る段階では水を加えることなく、実質的に無水の
状態で反応させる必要がある。
終生成物中のアクリル酸ソーダが多くなり、好ましくな
い。反応に使用する水に関しては最初の中間体(I−2
)を得る段階では水を加えることなく、実質的に無水の
状態で反応させる必要がある。
実質的に無水の状態とは原料中に混入してくる微量の水
分の存在は差支えないが、特に水を加えることなく反応
させることを言い、もつと具体的には、反応系中の水分
の量が0.3%以下である状態が好ましい。水分の量が
増加すると前述した公知の製造法と近似した条件となり
、本発明の化合物の収率が低下する。このように、無水
の状態で、一般式(I−2)の中間体を得た後、原料イ
ミダゾリン1モルに対して水1.0〜5.0モル、好ま
しくは1.5〜2.5モルを加えてイミダゾリン環の開
環、アクリル酸エステルによる両性化の反応を行わしめ
る。ここで添加する水の量が1.0モルよりも少ないと
、イミダゾリン環の開環が完全に行なわれず、又水の量
が5.0モルよりも多いとアクリル酸エステルのエステ
ル結合の加水分解が起こり、結果的にアクリル酸エステ
ルのモル比が下がり、未反応アミンが多くなり、さらに
、アクリル酸ソーダも多くなり好ましくない。本発明で
使用される一般式(1−1)で示されるイミダゾリンと
しては、例えば、力フリル酸、力プリン酸、ラウリン酸
、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、エルカ
酸、オレイン酸、リノール酸、アン油脂肪酸、牛脂脂肪
酸など或いはそのエステルとアミノエチルエタノールア
ミンとを脱水縮合して得られるイミダゾリンが挙げられ
る。
分の存在は差支えないが、特に水を加えることなく反応
させることを言い、もつと具体的には、反応系中の水分
の量が0.3%以下である状態が好ましい。水分の量が
増加すると前述した公知の製造法と近似した条件となり
、本発明の化合物の収率が低下する。このように、無水
の状態で、一般式(I−2)の中間体を得た後、原料イ
ミダゾリン1モルに対して水1.0〜5.0モル、好ま
しくは1.5〜2.5モルを加えてイミダゾリン環の開
環、アクリル酸エステルによる両性化の反応を行わしめ
る。ここで添加する水の量が1.0モルよりも少ないと
、イミダゾリン環の開環が完全に行なわれず、又水の量
が5.0モルよりも多いとアクリル酸エステルのエステ
ル結合の加水分解が起こり、結果的にアクリル酸エステ
ルのモル比が下がり、未反応アミンが多くなり、さらに
、アクリル酸ソーダも多くなり好ましくない。本発明で
使用される一般式(1−1)で示されるイミダゾリンと
しては、例えば、力フリル酸、力プリン酸、ラウリン酸
、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、エルカ
酸、オレイン酸、リノール酸、アン油脂肪酸、牛脂脂肪
酸など或いはそのエステルとアミノエチルエタノールア
ミンとを脱水縮合して得られるイミダゾリンが挙げられ
る。
又、アクリル酸エステルとしてはアクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチ
ルが挙げられる。さらに本発明の製造法及びその生成物
は、前述の特開昭52−65141号および特開昭53
68721号公報の製造法及びその生成物とは本質的に
異なるものであることを説明する。
クリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチ
ルが挙げられる。さらに本発明の製造法及びその生成物
は、前述の特開昭52−65141号および特開昭53
68721号公報の製造法及びその生成物とは本質的に
異なるものであることを説明する。
特開昭52−65141号公報の製造法は、イミダゾリ
ンに水を反応させ相当するアミドアミンにした後、この
アミドアミンにアクリル酸エステルを反応させ、前記一
般式()、()、()の化合物を製造している。
ンに水を反応させ相当するアミドアミンにした後、この
アミドアミンにアクリル酸エステルを反応させ、前記一
般式()、()、()の化合物を製造している。
又、特開昭53−68721号公報には、イミダゾリン
にアクリル酸エステル及び水を反応させ、前記一般式(
)の化合物を製造することが記載されているが、イミダ
ゾリンとアクリル酸エステルに水を共存させて反応させ
ているため、イミダゾリンが水により加水分解されてア
ミドアミンとなり、このアミドアミンがアクリル酸エス
テルと反応し、前記一般式()の化合物が得られる。一
方、本発明による製造法はイミダゾリンとアクリル酸エ
ステルを実質的に無水の状態で反応させることにより、
イミダゾリンの2−アルキル基のα一位メチレン基にア
クリル酸エステルを付加させ、前記、一般式(1−2)
で示される中間体とした後、この中間体を水で開環し、
生成するアミドアミンとアクリル酸エステルを反応させ
ることにより、アミド基のα一位メチレン基にカルボキ
シエチル基を有する、前記一般式(1)の両性化合物を
製造することを特徴としており、前記の公知の方法とは
本質的に異なるものである。
にアクリル酸エステル及び水を反応させ、前記一般式(
)の化合物を製造することが記載されているが、イミダ
ゾリンとアクリル酸エステルに水を共存させて反応させ
ているため、イミダゾリンが水により加水分解されてア
ミドアミンとなり、このアミドアミンがアクリル酸エス
テルと反応し、前記一般式()の化合物が得られる。一
方、本発明による製造法はイミダゾリンとアクリル酸エ
ステルを実質的に無水の状態で反応させることにより、
イミダゾリンの2−アルキル基のα一位メチレン基にア
クリル酸エステルを付加させ、前記、一般式(1−2)
で示される中間体とした後、この中間体を水で開環し、
生成するアミドアミンとアクリル酸エステルを反応させ
ることにより、アミド基のα一位メチレン基にカルボキ
シエチル基を有する、前記一般式(1)の両性化合物を
製造することを特徴としており、前記の公知の方法とは
本質的に異なるものである。
本発明により製造された両性活性剤が一般式(1)で示
される如く、アミド基のα一位メチレン基にアクリル酸
又はアクリル酸塩が付加した構造を有していることは、
最終反応物を酸分解処理し、アミド結合を加水分解した
後、抽出により親油基成分を取り出し、分析することに
より確認された。その親油基成分は少量の原料脂肪酸R
1一CH2COOHの他は大部分一般式(V):(式中
、R1は前記一般式(1)と同じ意味を表わす。)で示
される二塩基酸を含んでいた。
される如く、アミド基のα一位メチレン基にアクリル酸
又はアクリル酸塩が付加した構造を有していることは、
最終反応物を酸分解処理し、アミド結合を加水分解した
後、抽出により親油基成分を取り出し、分析することに
より確認された。その親油基成分は少量の原料脂肪酸R
1一CH2COOHの他は大部分一般式(V):(式中
、R1は前記一般式(1)と同じ意味を表わす。)で示
される二塩基酸を含んでいた。
さらに、この一般式(V)で示される化合物は、酸価が
二塩基酸の値を示すこと及びそのメチルエステルのGC
MSスペクトルにより構造を同定した。一方、従来、公
知の方法で得られる、アミド基のα一位メチレン基にカ
ルボキシエチル基を有しない化合物では、酸分解処理後
の親油基成分は、R1−CH2COOHの一塩基酸のみ
であつた。
二塩基酸の値を示すこと及びそのメチルエステルのGC
MSスペクトルにより構造を同定した。一方、従来、公
知の方法で得られる、アミド基のα一位メチレン基にカ
ルボキシエチル基を有しない化合物では、酸分解処理後
の親油基成分は、R1−CH2COOHの一塩基酸のみ
であつた。
又、上記最終反応物のアミド結合を分解して得られる親
水基成分であるエチレンジアミン誘導体についてガスク
ロマトグラフイ一による分析を行なうことにより、本発
明により製造された化合物は、次の一般式()、()、
()のいずれか又は、その混合物、並びに、若干のエー
テル結合を有する両性化合物及び、若干の未反応アミド
アミンを含むことが確認された。このようにして得られ
た本発明のアミド結合のα一位メチレン基にカルボキシ
エチル基を有する新規なアミドアミン型化合物は、皮膚
、眼等に対して温和な性質を有し、さらに、従来公知の
アミドアミン型両性活性剤に比べて高温保存時の着色が
少ないという特徴をもつた両性活性剤として有用である
。
水基成分であるエチレンジアミン誘導体についてガスク
ロマトグラフイ一による分析を行なうことにより、本発
明により製造された化合物は、次の一般式()、()、
()のいずれか又は、その混合物、並びに、若干のエー
テル結合を有する両性化合物及び、若干の未反応アミド
アミンを含むことが確認された。このようにして得られ
た本発明のアミド結合のα一位メチレン基にカルボキシ
エチル基を有する新規なアミドアミン型化合物は、皮膚
、眼等に対して温和な性質を有し、さらに、従来公知の
アミドアミン型両性活性剤に比べて高温保存時の着色が
少ないという特徴をもつた両性活性剤として有用である
。
次に実施例によつて本発明を更に詳細に説明する。
尚、例中の%は特に注記のない限りは重量%である。実
施例 1 1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ウンデシル一2−
イミダゾリン268y(1.0モル)を40〜50℃で
溶融させた後、アクリル酸エチル2007(2.0モル
)を加え、60〜65℃の温度で攪拌しつつ3時間反応
を行い、l ν且2 C10H21−CH− C の反応中間体を′
\得た。
施例 1 1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ウンデシル一2−
イミダゾリン268y(1.0モル)を40〜50℃で
溶融させた後、アクリル酸エチル2007(2.0モル
)を加え、60〜65℃の温度で攪拌しつつ3時間反応
を行い、l ν且2 C10H21−CH− C の反応中間体を′
\得た。
尚、ここで用いた原料のイミダゾリン及びアクリル酸エ
チル中の水分は夫々0.02%及び0.10%であつた
。また、この反応中間体は、エタノール中でのUVスペ
クトルの測定で、232mμに吸収極大を示し、IRス
ペクトルでは、1605cIn−1にC=N結合に基づ
く吸収を示すことから、イミダゾリン環を有しているこ
とが確認された。さらにアルカリ及び酸分解で取り出し
た脂肪酸成分のメチルエステルのGC−MSスベクトル
分析を行ない、その主成分のマススペクトルは、m/e
(相対強度)、269(19.7、M一31)、236
(13.1、M−64)、221(8.2、M−73)
となり、この脂肪酸メチルエステルの構造はClOH2
lCH−CO2CH3(理論分子量300)であること
が確認された。以上の結果から、前記、反応中間体の構
造を同定した。次に、この反応中間体に、さらに水36
y(2,0モル)を加え、65〜7『Cの温度で攪拌し
つつ、3時間、イミダゾリン環の開環及びアクリル酸エ
チル付加反応を行なつた。
チル中の水分は夫々0.02%及び0.10%であつた
。また、この反応中間体は、エタノール中でのUVスペ
クトルの測定で、232mμに吸収極大を示し、IRス
ペクトルでは、1605cIn−1にC=N結合に基づ
く吸収を示すことから、イミダゾリン環を有しているこ
とが確認された。さらにアルカリ及び酸分解で取り出し
た脂肪酸成分のメチルエステルのGC−MSスベクトル
分析を行ない、その主成分のマススペクトルは、m/e
(相対強度)、269(19.7、M一31)、236
(13.1、M−64)、221(8.2、M−73)
となり、この脂肪酸メチルエステルの構造はClOH2
lCH−CO2CH3(理論分子量300)であること
が確認された。以上の結果から、前記、反応中間体の構
造を同定した。次に、この反応中間体に、さらに水36
y(2,0モル)を加え、65〜7『Cの温度で攪拌し
つつ、3時間、イミダゾリン環の開環及びアクリル酸エ
チル付加反応を行なつた。
さらに、これに水996yに水酸化ナトリウム807(
2.0モル)を溶解させたアルカリ水溶液を加え、65
〜70℃で2時間ケン化を行ない、その結果、淡黄色液
体を得た。このようにして得られた反応生成物を酸分解
処理し、アミド結合を加水分解して、親油基、親水基成
分を取り出した。親油基成分は、酸価(AV)405を
示し、そのメチルエステルのGC−MSスペクトルより
れるジカルボン酸であることが確認された。
2.0モル)を溶解させたアルカリ水溶液を加え、65
〜70℃で2時間ケン化を行ない、その結果、淡黄色液
体を得た。このようにして得られた反応生成物を酸分解
処理し、アミド結合を加水分解して、親油基、親水基成
分を取り出した。親油基成分は、酸価(AV)405を
示し、そのメチルエステルのGC−MSスペクトルより
れるジカルボン酸であることが確認された。
さらに親水基成分の誘導体のガスクロマトグラフィ一分
析の結果、親水基成分はおよび若干のエーテル結合を有
する化合物であつた。
析の結果、親水基成分はおよび若干のエーテル結合を有
する化合物であつた。
以上の結果より、本発明の方法により次の式()、(X
)、(XI)に示す化合物の混合物を主生成物とし、さ
らに若干のエーテル結合を有する両性化合物及び若干の
未反応アミドアミンを含む、混合物を得た。
)、(XI)に示す化合物の混合物を主生成物とし、さ
らに若干のエーテル結合を有する両性化合物及び若干の
未反応アミドアミンを含む、混合物を得た。
実施例 2
1+2−ヒドロキシエチル)−2−ウンデシル2−イミ
ダゾリン2687(1.0モル)に対してアクリル酸エ
チル3007(3.0モル)、水酸化ナトリウム120
7(3.0モル)以外は実施例1と同様の方法で行なつ
た。
ダゾリン2687(1.0モル)に対してアクリル酸エ
チル3007(3.0モル)、水酸化ナトリウム120
7(3.0モル)以外は実施例1と同様の方法で行なつ
た。
反応生成物は前記構造式():21%、(X):19%
、(X[):53%の混合物並びに、若干のエーテル結
合を有する両性化合物及び若干の未反応アミドアミンを
含んでいた。実施例 3 1+2−ヒドロキシエチル)−2−ウンデシル一2−イ
ミダゾリン268f7(1.0モル)に対してアクリル
酸エチル150f1(1.5モル)、水酸化ナトリウム
607(1.5モル)以外は実施例1と同様の方法で行
なつた。
、(X[):53%の混合物並びに、若干のエーテル結
合を有する両性化合物及び若干の未反応アミドアミンを
含んでいた。実施例 3 1+2−ヒドロキシエチル)−2−ウンデシル一2−イ
ミダゾリン268f7(1.0モル)に対してアクリル
酸エチル150f1(1.5モル)、水酸化ナトリウム
607(1.5モル)以外は実施例1と同様の方法で行
なつた。
反応生成物は、前記構造式():60%、(X):4%
、(M):1%の混合物並びに、α一置換基を有しない
アミドアミン型両性化合物:15%、若干のエーテル結
合を有する両性化合物及び未反応アミドアミンを含んで
いた。実施例 4 アン酸(AV256、平均分子量219)とアミノエチ
ルエタノールアミンより合成した1−(−2一ヒドロキ
シエチル)−2−アンアルキル−2イミダゾリン287
7(1モル)を使用した以外は実施例1と同様の方法で
行なつた。
、(M):1%の混合物並びに、α一置換基を有しない
アミドアミン型両性化合物:15%、若干のエーテル結
合を有する両性化合物及び未反応アミドアミンを含んで
いた。実施例 4 アン酸(AV256、平均分子量219)とアミノエチ
ルエタノールアミンより合成した1−(−2一ヒドロキ
シエチル)−2−アンアルキル−2イミダゾリン287
7(1モル)を使用した以外は実施例1と同様の方法で
行なつた。
反応生成物は、前記一般式():64%、():16%
、():8%の混合物並びに若干のエーテル結合を有す
る両性化合物及び若干の未反応アミドアミンを含んでい
た。実施例 5 ステアリン酸(AVl95、平均分子量288)とアミ
ノエチルエタノールアミンより合成した、ト←2−ヒド
ロキシエチル)−2−ヘプタデシルー2−イミダゾリン
3567(1モル)及びケン化時に添加する水を120
07とする以外は実施例1と同様の方法で行なつた。
、():8%の混合物並びに若干のエーテル結合を有す
る両性化合物及び若干の未反応アミドアミンを含んでい
た。実施例 5 ステアリン酸(AVl95、平均分子量288)とアミ
ノエチルエタノールアミンより合成した、ト←2−ヒド
ロキシエチル)−2−ヘプタデシルー2−イミダゾリン
3567(1モル)及びケン化時に添加する水を120
07とする以外は実施例1と同様の方法で行なつた。
反応生成物は前記一般式():65%、():17%、
():7%の混合物、並びに若干のエーテル結合を有す
る両性化合物及び若干の未反応アミドアミンを含んでい
た。実施例 6 オレイン酸(AV2OOl平均分子量280.5)とア
ミノエチルエタノールアミンより合成したイミダゾリン
348.5y(1モル)、アクリル酸メチル1727(
2.0m01)及びケン化時に添加する水を12007
とする以外は実施例1と同様の方法で行なつた。
():7%の混合物、並びに若干のエーテル結合を有す
る両性化合物及び若干の未反応アミドアミンを含んでい
た。実施例 6 オレイン酸(AV2OOl平均分子量280.5)とア
ミノエチルエタノールアミンより合成したイミダゾリン
348.5y(1モル)、アクリル酸メチル1727(
2.0m01)及びケン化時に添加する水を12007
とする以外は実施例1と同様の方法で行なつた。
反応生成物は前記一般式():63%、():15%、
():9%の混合物並びに若干のエーテル結合を有する
両性化合物及び若干の未反応アミドアミンを含むもので
あつた。実施例 71−(2−ヒドロキシエチル)−2
−ウンデシル一2−イミダゾリン2687(1.0モル
)を40〜50℃で溶融させた後、アクリル酸エチル2
007(2.0モル)を加え60〜65℃で3時間反応
させ、一般式(1−2)で示される反応中間体を得た後
、水36y(2.0モル)、アクリル酸エチル100f
(1.0モル)を加え、65〜70℃の温度で攪拌しつ
つ、3時間反応を行なつた。
():9%の混合物並びに若干のエーテル結合を有する
両性化合物及び若干の未反応アミドアミンを含むもので
あつた。実施例 71−(2−ヒドロキシエチル)−2
−ウンデシル一2−イミダゾリン2687(1.0モル
)を40〜50℃で溶融させた後、アクリル酸エチル2
007(2.0モル)を加え60〜65℃で3時間反応
させ、一般式(1−2)で示される反応中間体を得た後
、水36y(2.0モル)、アクリル酸エチル100f
(1.0モル)を加え、65〜70℃の温度で攪拌しつ
つ、3時間反応を行なつた。
さらに、これに水9967に水酸化ナトリウム1207
(3.0モル)を溶解させた水溶液を加え、65〜70
℃で2時間ケン化を行ない淡黄色液体を得た。分析の結
果、生成物は前記構造式():34%、(X):18%
、←):38%の混合物並びに若干のエーテル結合を有
する両性化合物及び若干の未反応アミドアミンを含むも
のであつた。実施例 8 1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ウンデシル一2−
イミダゾリン2687(1.0モル)を40〜50℃で
溶融させた後、アクリル酸エチル1507(1.5モル
)を加え60〜65℃で3時間反応させ、一般式(1−
2)で示される反応中間体を得た後、水996yに水酸
化ナトリウム607(1.5モル)を溶解させたアルカ
リ水溶液を加え、65〜70℃で2時間ケン化及び開環
を行ない淡黄色液体を得た。
(3.0モル)を溶解させた水溶液を加え、65〜70
℃で2時間ケン化を行ない淡黄色液体を得た。分析の結
果、生成物は前記構造式():34%、(X):18%
、←):38%の混合物並びに若干のエーテル結合を有
する両性化合物及び若干の未反応アミドアミンを含むも
のであつた。実施例 8 1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ウンデシル一2−
イミダゾリン2687(1.0モル)を40〜50℃で
溶融させた後、アクリル酸エチル1507(1.5モル
)を加え60〜65℃で3時間反応させ、一般式(1−
2)で示される反応中間体を得た後、水996yに水酸
化ナトリウム607(1.5モル)を溶解させたアルカ
リ水溶液を加え、65〜70℃で2時間ケン化及び開環
を行ない淡黄色液体を得た。
反応生成物は次の式()に示す化合物68%並びに若干
のエーテル結合を有する両性化合物及び未反応アミドア
ミンを含んでいた。試験例 本発明の化合物の高温保存時の着色安定性を試験するた
め、アミドアミン型両性活性剤として本発明の代表例と
しては実施例1の化合物並びに比較例としては特開昭5
2−65741号公報実施例1に準じて合成した化合物
及び特開昭53−68721号公報実施例1に準じて合
成した化合物を用い、以下の組成によりコンディショニ
ングジャンプ一を調整した。
のエーテル結合を有する両性化合物及び未反応アミドア
ミンを含んでいた。試験例 本発明の化合物の高温保存時の着色安定性を試験するた
め、アミドアミン型両性活性剤として本発明の代表例と
しては実施例1の化合物並びに比較例としては特開昭5
2−65741号公報実施例1に準じて合成した化合物
及び特開昭53−68721号公報実施例1に準じて合
成した化合物を用い、以下の組成によりコンディショニ
ングジャンプ一を調整した。
上記の組成のジャンプ一を50℃20日間保存し着色度
を比較した。
を比較した。
上表から明らかな如く本発明の化合物は着色しにくく、
高温保存時の色相安定性が良好である。
高温保存時の色相安定性が良好である。
比較例 11−(−2−ヒドロキシエチル)−2−ウン
デシル2−イミダゾリン2687(1.0モル)に水5
47(3.0モル)を加え、80〜85℃で2時間攪拌
しイミダゾリン環を開環させた後、アクリル酸エチル1
107(1.1モル)を加え65〜70℃で3時間反応
させ、さらに、水酸化ナトリウム447(1.1モル)
を含む水溶液775yを加え65〜70℃で2時間ケン
化し、淡黄色液体を得た。
デシル2−イミダゾリン2687(1.0モル)に水5
47(3.0モル)を加え、80〜85℃で2時間攪拌
しイミダゾリン環を開環させた後、アクリル酸エチル1
107(1.1モル)を加え65〜70℃で3時間反応
させ、さらに、水酸化ナトリウム447(1.1モル)
を含む水溶液775yを加え65〜70℃で2時間ケン
化し、淡黄色液体を得た。
分析の結果、このものの親油基成分は、α一位へのアク
リル酸エステルが付加した場合に得られる二塩基酸は含
まれず、ラウリン酸のみであり、主生成物は、の混合物
であつた。比較例 2 1f2−ヒドロキシエテル)−2−ウンデシル一2−イ
ミダゾリン268V( 1.0モル)とアクリル酸エチ
ル200y( 2.0モル)、さらに水36y( 2.
0モル)を室温で混合した後、70℃で2時間反応させ
、次に水996yに水酸化ナトリウム80y( 2.0
モル)を溶解させた水溶液を加え70℃で2時間ケン化
を行ない、淡黄色の液体を得た。
リル酸エステルが付加した場合に得られる二塩基酸は含
まれず、ラウリン酸のみであり、主生成物は、の混合物
であつた。比較例 2 1f2−ヒドロキシエテル)−2−ウンデシル一2−イ
ミダゾリン268V( 1.0モル)とアクリル酸エチ
ル200y( 2.0モル)、さらに水36y( 2.
0モル)を室温で混合した後、70℃で2時間反応させ
、次に水996yに水酸化ナトリウム80y( 2.0
モル)を溶解させた水溶液を加え70℃で2時間ケン化
を行ない、淡黄色の液体を得た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I )(式中のR
_1はC_6〜C_2_0のアルキル基又はアルケニル
基を、R_2はH又はC_2H_4OHを、R_3、R
_4はそれぞれH、C_2H_4CO_2M又はC_2
H_4OHを表わし、R_2がC_2H_4OHの場合
は、R_3、R_4はH又はC_2H_4CO_2Mを
表わし、R_2がHの場合は、R_3、R_4のいずれ
か一方がC_2H_4OHを表わす。 MはH、アルカリ金属、アンモニウム又は有機アンモニ
ウムのいずれかである。)で表わされる新規なα置換カ
ルボン酸アミドアミン。 2 一般式( I −1): ▲数式、化学式、表等があります▼( I −1)(式中
のR_1はC_6〜C_2_0のアルキル基又はアルケ
ニル基を表わす。 )で示されるイミダゾリン1モルに対し、実質的に無水
の状態で、反応温度40〜90℃でアクリル酸エステル
1.0〜5.0モルを反応させて、一般式( I −2)
:▲数式、化学式、表等があります▼( I −2)(式
中のR_1は一般式( I −1)と同じ意味を表わし、
R_5はC_1〜C_4のアルキル基を表わす。 )で示される中間体を得、次いで、この中間体に水1.
0〜5.0モル及び必要に応じてアクリル酸エステルを
全添加量が5.0モルを越えない割合で添加し反応温度
40〜90℃で反応させ、さらにこの反応生成物をアル
カリ水溶液でケン化することを特徴とする一般式( I
):▲数式、化学式、表等があります▼( I )(式中
のR_1は一般式( I −1)と同じ意味を表わし、R
_2はH又はC_2H_4OH、R_3、R_4はそれ
ぞれH、C_2H_4CO_2M又はC_2H_4OH
を表わし、R_2がC_2H_4OHの場合は、R_3
、R_4はH又はC_2H_4CO_2Mを表わし、R
_2がHの場合は、R_3、R_4のいずれか一方がC
_2H_4OHを表わす。 MはH、アルカリ金属、アンモニウム又は有機アンモニ
ウムのいずれかである。)で示される新規なα置換カル
ボン酸アミドアミンの製造法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55157837A JPS5938942B2 (ja) | 1980-11-10 | 1980-11-10 | 新規なα置換カルボン酸アミドアミン及びその製造法 |
US06/317,224 US4428884A (en) | 1980-11-10 | 1981-11-02 | Novel α-substituted carboxylamidoamine and process for producing the same |
DE19813144342 DE3144342A1 (de) | 1980-11-10 | 1981-11-07 | (alpha)-substituiertes carboxylamidoamin, verfahren zu seiner herstellung und reinigungsmittelmasse, welche diese verbindung enthaelt |
ES506997A ES506997A0 (es) | 1980-11-10 | 1981-11-10 | Un procedimiento para producir una nueva carboxiamidoamina-sustituida. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55157837A JPS5938942B2 (ja) | 1980-11-10 | 1980-11-10 | 新規なα置換カルボン酸アミドアミン及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5781446A JPS5781446A (en) | 1982-05-21 |
JPS5938942B2 true JPS5938942B2 (ja) | 1984-09-20 |
Family
ID=15658416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55157837A Expired JPS5938942B2 (ja) | 1980-11-10 | 1980-11-10 | 新規なα置換カルボン酸アミドアミン及びその製造法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4428884A (ja) |
JP (1) | JPS5938942B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5265141A (en) * | 1975-11-25 | 1977-05-30 | Kao Corp | Corrosion inhibitor for metals |
JPS5368721A (en) * | 1976-12-01 | 1978-06-19 | Lion Corp | Disubstd. aliphatic carboxylic acid amide amines, and detergents and cosmeticcompositions containing the same |
-
1980
- 1980-11-10 JP JP55157837A patent/JPS5938942B2/ja not_active Expired
-
1981
- 1981-11-02 US US06/317,224 patent/US4428884A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5265141A (en) * | 1975-11-25 | 1977-05-30 | Kao Corp | Corrosion inhibitor for metals |
JPS5368721A (en) * | 1976-12-01 | 1978-06-19 | Lion Corp | Disubstd. aliphatic carboxylic acid amide amines, and detergents and cosmeticcompositions containing the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4428884A (en) | 1984-01-31 |
JPS5781446A (en) | 1982-05-21 |
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