JPS5938300Y2 - 安全チエツクメモ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は確認器具に係り、戸閉まりやガス栓、ストーブ
のスイッチ等の閉鎖状態を確認する安全確認、その他学
童用の宿題、吉日の準備事項等の確認を行える確認器具
に関するものである。

入口の鍵や、ガス栓、ストーブのスイッチ等は外出や就
寝の前に確認するが、これらの確認すべき対象が多（な
ればなるほど混同や誤認などにより安全確認を忘れる場
合が多い。

また、小学校の低学年においては、吉日に持っていく学
用品、ハンカチ、チリガ□等を自分で忘れないよう準備
したり、宿題をやることは学校生活ひいては大人になる
うえにおいても基本的な躾である。

しかし、これらの確認事項を紙に文字で書いたメモノー
トのようなものでもれなくすることは、子供の注意力５
文字を読めない等のことから非常に難しい。

本考案は上記事項に鑑みて考案されたもので、確認すべ
き対象を文字や図形で表わすとともに、それぞれの対象
に応じて確認用のスライド式の確認片を設け、確認すべ
きすべての対象についてその安全を確実にチェックする
ことができる確認器具を提供するものである。

以下、図面に基いて本考案の実施例を説明する。

第１図以下は本考案の１実施例を説明するもので、第１
図において全体を符号１で示す確認器具は、合成樹脂板
や厚紙等を用いてほぼ四辺形状に形成されている。

その大きさは任認であるが、壁掛式の比較的大きなもの
から、キーホルダーにも用いることができる小型のもの
まで各種の大きさのものが考えられる。

第２図は第１図のＡＡ’面における断面図である。

この確認器具は、カバー２と、その裏面に接着剤等によ
り固定される基板３とからなり、カバー２の表面には安
全を確認すべき対象物、たとえば戸閉まりの状態をシン
ボル化した鍵の絵や、フロのガス栓の状態をシンボル化
したフロの絵などの安全確認対象物の図柄４が印刷表示
されており、これらの図柄４と対応して図柄に対応する
文字である「カギ」、「フロのガス」などの文字５等が
印刷表示されている。

そしてこれら安全を確認すべき対象物を示す文字５と対
応して、確認表示部６が複数個設げうれている。

これら確認表示部６の構造は次のように構成されている
。

確認表示部６は、カバー２に設げられた開口部８と、基
板に設けられた凹部Ｔと、上記開口部８及び上記凹部７
に挾持された確認片９とからなっている。

すなわち、前記基板３には前記文字５に対応して比較的
幅の広い凹部Ｔが形成されている。

そしてカバー２には凹部Ｔに対応する範囲より内側にカ
ギ穴状の開口部８が形成されている。

このカギ穴状の開口部８は一端すなわち外方端側か円形
の開口部８ａとなって、内方端側は、上記円形開口部８
ａに連続する幅狭の開口部８ｂとなっており、図示の例
においては、幅狭の開口部８ｂは内方端が下方に向かっ
てゆるやかにわん曲した形状とされているが、必ずしも
わん曲していなくてもよい。

一方、確認片は一端に前記円形の開口部８ａよりも−回
り大きく、かつ前記凹部７の幅よりも小なる直径を有す
る円板部９ａを有し、この円板部９ａの側方からは、前
ｇ欄狭の開口部８ｂよりも幅の狭い突出部９ｂが突設さ
れており、この突出部９ｂ上にはつまみ９Ｃが突設され
て（・る。

このつまみ９ｃの幅は前記幅狭の開口部８ｂよりも幅が
狭く、開口部８より上面に突出している。

そしてこの確認片９の上面はたとえば赤色に着色されて
いる。

なお上記確認片９の厚みは基板３に設げられた凹部１９
の深さよりわずかに薄く形成されている。

確認表示部６は上記のような構造を有するため、まず確
認片９を基板３の凹部Ｔ中に嵌合におき、その上からカ
バー２を重ねて両者を一体化させれば、開口部８かも確
認片９が外れることがなく、かつ自由にスライドできる
ようにして取付けることができる。

ところで、前記カバー２の開口部８０円形の開口部８ａ
に対応して、基板３の凹部Ｔ上には確認器を示す文字や
記号、たとえばｒＯＫＪなとの確認器表示１０が印刷表
示されており、また、幅狭の開口部８ｂに対応して凹部
γ上にはたとえばｒＮＯＪなとの未確認表示１１が印刷
表示されている。

したがって確認片９の大きさを適当に選べば、これをス
ライドさせることによってｒＯＫＪの文字を覆ってｒ
Ｎｏ Ｊの文字を表示する未確認の状態と、その逆にｒ
ＮＯＪの文字を覆ってｒＯＫＪの文字を表示する確認の
状態との二つの状態を表示することができる。

このような操作は確認片９つまみ９ｃを指先でつまんで
スライドさせることによって行われる。

一方、確認器具１の上端部には膨出部１ａが設げられ、
その中央部には吊下げるための孔１ｂが形成されている
。

他方、確認器具１の裏面１′には第３図に示すようにた
とえば緊急連絡先記入欄１２が白地のま匁設けられてお
り、利用者が自由に書込めるようになっている。

またその近傍において、火事や救急、警察などの電話番
号が印刷表示されている。

なお、確認器具１の表面においても図柄４、文字５を自
由に使用者側で記入することができる白地の部分を幾つ
か残しておき、これらに確認スべき対象物の増加に応じ
て使用者が自由に記入できるような構造を採用するとよ
い。

また、安全確認事項のみならず、学童用等の宿題、吉日
の準備事項等を採用してもよい。

このように構成された確認器具の使用方法は以下の通り
である。

まず、確認片９を、すべて開ロ部８０円形開ロ部８ａ側
にスライドした状態にすると、確認片９は確認器表示１
０の上面を覆い、未確認表示１１のみが見える。

次に、安全確認事項を確認したのち、確認片９を８ｂ側
にスライドさせた状態にすると、確認片９は未確認表示
１１の上面を覆い、確認器表示１０が見える。

このような操作によって、混同や誤認を生じることなく
必要な部分の安全チェックを行うことができる。

以上の説明から明らかなように、本考案によれば、確認
片をスライドさせることにより安全を確認すべき対象の
一つずつについて安全確認を行うことができる構成とさ
れているため、確認事項を視覚によって個別的に認識で
き、老眼の老人や、文字の読めない子供でも印象的かつ
−ベつするだけで確認できるので確認もれによる事故等
を防止でき、しかも構造が簡単で操作が簡易で確実であ
るという効果がある。

さらに、子供は楽しみながら吉日の準備をすることがで
き、自然と躾が身につくという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は全体斜視図、第２図は、第１図のＡＡ’面にお
ける横断面図、第３図は底面図である。 １・・・・・・確認器具、２・・・・・・カバー、３・
・・・・・基板、４・・・・・・図柄、５・・・・・・
文字、６・・・・・・確認表示部、７・・・・・・基板
の凹部、８・・・・・・カバーの開口部、９・・・・・
・確認片、１０・・・・・・確認器表示、１１・・・・
・・未確認表小。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基板と、その表面に固定されるカバーとを備え、このカ
   バーの表面には所定の確認すべき対象物を文字およびシ
   ンボリックに表示した図柄を１個以上表示するとともに
   、前記文字および図柄に隣接する位置に開口部を形成す
   ・る一方、前記カバーと基板の間には前記開口部中につ
   まみを臨ませた状態で確認片を摺動自在に配設し、他方
   前記基板の前記開口部に対応する位置を確認表示部とし
   て、この確認表示部上で前記確認片を開口部の一端もし
   くは他端に摺動させることにより確認の有無が認識でき
   るようにしたことを特徴とする確認器具。