JPS5938176B2 - 粉末原料の仮焼装置 - Google Patents
粉末原料の仮焼装置Info
- Publication number
- JPS5938176B2 JPS5938176B2 JP5613876A JP5613876A JPS5938176B2 JP S5938176 B2 JPS5938176 B2 JP S5938176B2 JP 5613876 A JP5613876 A JP 5613876A JP 5613876 A JP5613876 A JP 5613876A JP S5938176 B2 JPS5938176 B2 JP S5938176B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- raw material
- powder raw
- exhaust gas
- furnace
- plate bottom
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はセメント、アルミナ等の粉末原料を高温気流中
で仮焼する仮焼炉に関するものである。
で仮焼する仮焼炉に関するものである。
現在、実用に供されている粉末原料の仮焼炉に第６図に
示す如き截頭円錐部を有する竪形のものがあるが、この
方式のものは、クーラから導く燃焼用の２次空気ａ（０
２：２１％、６００°Ｃ）と焼成炉からの排気ガスｂ（
０□ ：２％、１１００℃）といった全く異質のガスを
仮焼炉に導入する以前に合流させ、０□ ：１３％、８
５０℃の混合ガスとなした後、仮焼炉Ｃの炉底から旋回
流を与えて導入して炉内に乱気流を形成し、そこでバー
ナで重油を燃焼させ、その雰囲気内で原料投入口ｄから
投入される予熱原料を仮焼するものなので、炉内での火
炎温度が低くかつ燃焼がゆっくり行なわれ、燃焼が不完
全であることから、粉末原料への伝熱が不充分で仮焼率
が低く、高く保つためには多量の燃料が必要であった。
示す如き截頭円錐部を有する竪形のものがあるが、この
方式のものは、クーラから導く燃焼用の２次空気ａ（０
２：２１％、６００°Ｃ）と焼成炉からの排気ガスｂ（
０□ ：２％、１１００℃）といった全く異質のガスを
仮焼炉に導入する以前に合流させ、０□ ：１３％、８
５０℃の混合ガスとなした後、仮焼炉Ｃの炉底から旋回
流を与えて導入して炉内に乱気流を形成し、そこでバー
ナで重油を燃焼させ、その雰囲気内で原料投入口ｄから
投入される予熱原料を仮焼するものなので、炉内での火
炎温度が低くかつ燃焼がゆっくり行なわれ、燃焼が不完
全であることから、粉末原料への伝熱が不充分で仮焼率
が低く、高く保つためには多量の燃料が必要であった。
また、粉末原料が上部から投入されるので、その原料の
一部が短絡して炉の出口側に直ちに排出され、炉内下方
まで降下した原料の浮上によって両者が混合して出口か
ら出てくるので、原料にむら焼きが生じ易い欠点があっ
た。
一部が短絡して炉の出口側に直ちに排出され、炉内下方
まで降下した原料の浮上によって両者が混合して出口か
ら出てくるので、原料にむら焼きが生じ易い欠点があっ
た。
本発明は上記の欠点に鑑み、仮焼すべき粉末原料の全量
を焼成炉排ガスに同伴して導入後高温域を通過させると
共に、燃料の燃焼を速やかに完結させて仮焼反応を行な
わしめるに必要な伝熱をなさしめ得る粉末原料の仮焼装
置を提供することを目的とするものである。
を焼成炉排ガスに同伴して導入後高温域を通過させると
共に、燃料の燃焼を速やかに完結させて仮焼反応を行な
わしめるに必要な伝熱をなさしめ得る粉末原料の仮焼装
置を提供することを目的とするものである。
以下、図面によって本発明の詳細な説明する。
第１図〜第３図において、１は倒置截頭円錐形板底付円
筒体であって、その頂部密閉部中央には、例えばタリン
カークーラ（図示せず）に一端が接続された燃焼用の２
次空気ダクト２の他端が接続され、底部は焼成炉、例え
ばロータリキルンにの排ガスダクト３が接続されている
。
筒体であって、その頂部密閉部中央には、例えばタリン
カークーラ（図示せず）に一端が接続された燃焼用の２
次空気ダクト２の他端が接続され、底部は焼成炉、例え
ばロータリキルンにの排ガスダクト３が接続されている
。
排ガスダクト３には、サスペンションプレヒータの最下
段サイクロンＣのシュートＳが接続されていて、予熱原
料を供給するようになっている。
段サイクロンＣのシュートＳが接続されていて、予熱原
料を供給するようになっている。
４は円筒体１の倒置截頭円錐形板底内部に間隙をあけて
装備した倒置円錐形板底付円筒体の拡散器で、その底部
には分離サイクロン５の入口側に一端を接続したダクト
６の他端が連結されている。
装備した倒置円錐形板底付円筒体の拡散器で、その底部
には分離サイクロン５の入口側に一端を接続したダクト
６の他端が連結されている。
なお、図中７は本体１上面から先端を垂下させたバーナ
、８は２次空気量を調節するダンパー、９は分離サイク
ロンで、捕集した原料をロータリキルンＫに導入するシ
ュートをそれぞれ示す。
、８は２次空気量を調節するダンパー、９は分離サイク
ロンで、捕集した原料をロータリキルンＫに導入するシ
ュートをそれぞれ示す。
上記の構成を有する本考案において、サスペンションプ
レヒータで予熱された粉末原料は、その最下段サイクロ
ンＣからシュートＳを介して排ガスダクト３へ投入され
、キルンからの約１１００’Ｃ，０，２： ２％の排気
ガス流に舞い上げられて、第１次の熱交換をしながら、
排気ガスに浮遊同伴され、拡散器４と本体１の底部との
間隙を通って本体１内面に沿うて上昇するが、拡散器４
は、ダクト６と連通されており、分離サイクロン５の出
口側から図示してないサスペンションプレヒータに連接
されるブロワ（図示せず）によって吸引されているので
、本体１内面に沿うて上昇したガスは反転して下降流と
なり、バーナ７によって発生する燃焼ガスとともにダク
ト６側に導かれる。
レヒータで予熱された粉末原料は、その最下段サイクロ
ンＣからシュートＳを介して排ガスダクト３へ投入され
、キルンからの約１１００’Ｃ，０，２： ２％の排気
ガス流に舞い上げられて、第１次の熱交換をしながら、
排気ガスに浮遊同伴され、拡散器４と本体１の底部との
間隙を通って本体１内面に沿うて上昇するが、拡散器４
は、ダクト６と連通されており、分離サイクロン５の出
口側から図示してないサスペンションプレヒータに連接
されるブロワ（図示せず）によって吸引されているので
、本体１内面に沿うて上昇したガスは反転して下降流と
なり、バーナ７によって発生する燃焼ガスとともにダク
ト６側に導かれる。
その際、粉末原料は、ガス流の運動の方向が大きく変わ
るため、慣性によって本体１内の上部まで移動し、同伴
ガス流と分離され、バーナ７と２次空気（０゜：２１％
、６００℃程度）とによって本体１内中央部に下降流と
して形成される高温ガスと熱交換してほぼ仮焼な完了す
ることになる。
るため、慣性によって本体１内の上部まで移動し、同伴
ガス流と分離され、バーナ７と２次空気（０゜：２１％
、６００℃程度）とによって本体１内中央部に下降流と
して形成される高温ガスと熱交換してほぼ仮焼な完了す
ることになる。
しかる後、粉末原料は仮焼炉１からの排ガスに浮遊同伴
して分離サイクロン５に至り、排ガスから分離きれ、シ
ュート９を介してロータリキルンＫに導かれる。
して分離サイクロン５に至り、排ガスから分離きれ、シ
ュート９を介してロータリキルンＫに導かれる。
一方、その排ガスは、最下段サイクロンＣの入口側に導
かれ、粉末原料の予熱源に供される。
かれ、粉末原料の予熱源に供される。
第４図、第５図は、本発明の他の実施例で、本体１上面
に連結される２次空気ダクトに、２次空気に旋回流を与
える渦巻室１０を設けた点前記実施例と異り、かくする
ことによって、バーナ７の燃料効率を高めることができ
、炉内に高温ガスを形成することができる。
に連結される２次空気ダクトに、２次空気に旋回流を与
える渦巻室１０を設けた点前記実施例と異り、かくする
ことによって、バーナ７の燃料効率を高めることができ
、炉内に高温ガスを形成することができる。
以上の如き構成を有する本発明の装置によれば、焼成炉
排ガスと２次空気とをそれぞれ本体１底部と上面とから
内部に別々に導入するので焼成炉排ガスと２次空気との
混合ガス（０□ ：１３％。
排ガスと２次空気とをそれぞれ本体１底部と上面とから
内部に別々に導入するので焼成炉排ガスと２次空気との
混合ガス（０□ ：１３％。
８７５℃程度）を導入する方式の従来のものでは、理論
空燃比の燃料を投入した時の断熱燃焼温度は、約２１４
０℃となるのに対し、クリンカークーラからの２次空気
に理論空燃比の油を投入した時の断熱燃焼温度は２６０
０℃になる。
空燃比の燃料を投入した時の断熱燃焼温度は、約２１４
０℃となるのに対し、クリンカークーラからの２次空気
に理論空燃比の油を投入した時の断熱燃焼温度は２６０
０℃になる。
い壕、伝熱量をＱとすれば、
Ｑ＝αｆ ａ（Ｔ、−Ｔｍ）ｄ 良代表温度差×滞留時
間 となる。
間 となる。
ただし α：熱伝達係数
τ：原料の炉内滞留時間
Ｔｇ：ガス温度
Ｔｍ：粉体温度
このように本発明によれば、本体内で燃料の燃焼が速堂
かに完結し、炉内中央部に下降流の高温域を形成でき、
拡散器によって本体内で焼成炉排ガスから分離された粉
末原料を前記高温域を通過させ得るので、２段階で仮焼
反応を行なわしめることができ、仮焼効率を高めること
ができる。
かに完結し、炉内中央部に下降流の高温域を形成でき、
拡散器によって本体内で焼成炉排ガスから分離された粉
末原料を前記高温域を通過させ得るので、２段階で仮焼
反応を行なわしめることができ、仮焼効率を高めること
ができる。
また、粉末原料は本体内面に沿って上方に案内されるの
で、バーナから発生する燃焼ガスが直接本体に触れない
し、輝炎燃焼による輻射熱は原料粉末に吸収されるので
、炉体な保護できる等、種種の利点を有する。
で、バーナから発生する燃焼ガスが直接本体に触れない
し、輝炎燃焼による輻射熱は原料粉末に吸収されるので
、炉体な保護できる等、種種の利点を有する。
第１図は本発明の実施例の概略図、第２図は第１図の部
分拡大断面図、第３図は第２図のＸ−Ｘ矢視図、第４図
は本発明の他の実施例の要部断面略図、第５図は第４図
Ｙ−Ｙ矢視図、第６図は従来のものの要部略図である。 １・・・・・・本体、２・・・・・・２次空気ダクト、
３・・・・・・排ガスダクト、４・・・・・・拡散器、
５・・・・・・分離サイクロン、６・・・・・・排ガス
ダクト、７・・・・・・バーナ、８・・・・・・ダンバ
ー、９・・・・・・シュート。
分拡大断面図、第３図は第２図のＸ−Ｘ矢視図、第４図
は本発明の他の実施例の要部断面略図、第５図は第４図
Ｙ−Ｙ矢視図、第６図は従来のものの要部略図である。 １・・・・・・本体、２・・・・・・２次空気ダクト、
３・・・・・・排ガスダクト、４・・・・・・拡散器、
５・・・・・・分離サイクロン、６・・・・・・排ガス
ダクト、７・・・・・・バーナ、８・・・・・・ダンバ
ー、９・・・・・・シュート。
Claims (1)
- １ 密閉上面より下向きに送入する燃焼用空気が、注入
される燃料で下降流の高温ガス域を形成する円筒体と、
この円筒体の倒置截頭円錐形板底に粉末シュートを交叉
した焼成炉排ガス管を連結すると共に、前記円錐形板底
に間隙をあけて倒置円錐形板底付円筒体の拡散器を装備
し、この拡散器を分離サイクロンとダクトを介して連結
してなることを特徴とした粉末原料の仮焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5613876A JPS5938176B2 (ja) | 1976-05-18 | 1976-05-18 | 粉末原料の仮焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5613876A JPS5938176B2 (ja) | 1976-05-18 | 1976-05-18 | 粉末原料の仮焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52139132A JPS52139132A (en) | 1977-11-19 |
| JPS5938176B2 true JPS5938176B2 (ja) | 1984-09-14 |
Family
ID=13018705
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5613876A Expired JPS5938176B2 (ja) | 1976-05-18 | 1976-05-18 | 粉末原料の仮焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5938176B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9707143B2 (en) | 2012-08-11 | 2017-07-18 | Hill-Rom Services, Inc. | Person support apparatus power drive system |
-
1976
- 1976-05-18 JP JP5613876A patent/JPS5938176B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9707143B2 (en) | 2012-08-11 | 2017-07-18 | Hill-Rom Services, Inc. | Person support apparatus power drive system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52139132A (en) | 1977-11-19 |
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