JPS593772Y2 - 鈑材截断鋏 - Google Patents
鈑材截断鋏Info
- Publication number
- JPS593772Y2 JPS593772Y2 JP2916281U JP2916281U JPS593772Y2 JP S593772 Y2 JPS593772 Y2 JP S593772Y2 JP 2916281 U JP2916281 U JP 2916281U JP 2916281 U JP2916281 U JP 2916281U JP S593772 Y2 JPS593772 Y2 JP S593772Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- cut
- scissors
- cutting
- flat surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Shearing Machines (AREA)
- Scissors And Nippers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はブリキ鈑等の堅い金属銀並びに段ボール等の厚
い板紙のように硬直して屈曲し難い物性の板体を裁断し
、然かも裁断方向を自由に変更して彎曲裁断ができる作
業範囲が広くて銀材の裁断に適した鋏に関する考案であ
る。
い板紙のように硬直して屈曲し難い物性の板体を裁断し
、然かも裁断方向を自由に変更して彎曲裁断ができる作
業範囲が広くて銀材の裁断に適した鋏に関する考案であ
る。
従来の鋏は金属鈑或いは厚紙材を裁断する時破裁断材の
非柔軟性により被裁断片が反り上って作業者の手元側に
到り、鋏の剪断作業の続行を妨げることとなり、また、
銀材に硬直性を具備することはカーブをして裁断するこ
とを一層困難にするものであり、斯る硬直な銀材を自由
に裁断できる鋏の開発が業者並びに使用者において斉し
て要望する所であった。
非柔軟性により被裁断片が反り上って作業者の手元側に
到り、鋏の剪断作業の続行を妨げることとなり、また、
銀材に硬直性を具備することはカーブをして裁断するこ
とを一層困難にするものであり、斯る硬直な銀材を自由
に裁断できる鋏の開発が業者並びに使用者において斉し
て要望する所であった。
本考案はその要望に答えるものである。
鼓に、本考案の実施例を添附図面により詳述すると、上
刃1と下刃1′との各基部2,2′の同じ側の側面にお
いて、夫々柄杆3,3′を一体に形成し、相対向する上
下刃の両刃面4,4′が柄杆3′の外側とほぼ同一面で
相接するように配置して、両柄杆3,3′を支軸5で枢
支し、上刃1の外側面6と、上刃1の刃縁7から下に出
た下刃1′の刃面4′とを同じ方向に傾斜した斜面8,
8′に形成するとともに、下刃1′の刃縁7′の延長線
上において、下刃1′の基部2′に刃面4′と直角に近
い角度の平坦面9を形成し、その平坦面の下刃基部の下
位部をなめらかな曲線状に欠除させ、該部分から下刃の
先端にかけて曲面状の被裁断片を導出させる誘導斜面1
0を形成するものである。
刃1と下刃1′との各基部2,2′の同じ側の側面にお
いて、夫々柄杆3,3′を一体に形成し、相対向する上
下刃の両刃面4,4′が柄杆3′の外側とほぼ同一面で
相接するように配置して、両柄杆3,3′を支軸5で枢
支し、上刃1の外側面6と、上刃1の刃縁7から下に出
た下刃1′の刃面4′とを同じ方向に傾斜した斜面8,
8′に形成するとともに、下刃1′の刃縁7′の延長線
上において、下刃1′の基部2′に刃面4′と直角に近
い角度の平坦面9を形成し、その平坦面の下刃基部の下
位部をなめらかな曲線状に欠除させ、該部分から下刃の
先端にかけて曲面状の被裁断片を導出させる誘導斜面1
0を形成するものである。
次にこの鋏の使用態様を説明すると、先づ破裁断材Aを
第7図aに示す様に裁断線Bを直線にして裁断する場合
、上下刃1,1′の各刃縁7,7′が先端部位から順次
接点位置を後退しながらその間に噛み込まれた破裁断材
Aを剪断両分し、左側の裁断片A′は上刃1の刃面4に
当接しつつ下刃1′の刃縁7′ア上を摺動し、その刃縁
7′の延長線上に臨む基部2′の平坦面9上を後退し、
作業者の手先の下をくぐって移動し、両断された一方の
裁断片A′は上刃1の刃縁7で押下げられ、続いて下刃
1′の刃面4′に沿って後退し、下刃基部2′の平坦面
9の下に設けた誘導斜面10に沿って押下げられつつ導
出し、硬直性を具備し屈曲し難い銀材の破裁断材を安全
かつ、円滑に裁断するものである。
第7図aに示す様に裁断線Bを直線にして裁断する場合
、上下刃1,1′の各刃縁7,7′が先端部位から順次
接点位置を後退しながらその間に噛み込まれた破裁断材
Aを剪断両分し、左側の裁断片A′は上刃1の刃面4に
当接しつつ下刃1′の刃縁7′ア上を摺動し、その刃縁
7′の延長線上に臨む基部2′の平坦面9上を後退し、
作業者の手先の下をくぐって移動し、両断された一方の
裁断片A′は上刃1の刃縁7で押下げられ、続いて下刃
1′の刃面4′に沿って後退し、下刃基部2′の平坦面
9の下に設けた誘導斜面10に沿って押下げられつつ導
出し、硬直性を具備し屈曲し難い銀材の破裁断材を安全
かつ、円滑に裁断するものである。
次に、この鋏を以て硬い版状の破裁断材Aをカーブさせ
て裁断する場合、例えば第7図すに示す如く裁断線Bを
左曲げにするには、鋏の全体を左側方に傾斜させつつ破
裁断材Aを剪断すると、破裁断材Aの左側裁断片A′は
その裁断端を下刃1′の基部2′に設けた平坦面9に沿
って後退し、その部位にはその後退を阻止する障害物が
無いため自由に後退し、分断された片側の右側裁断片A
“は上刃1の外側面6の斜面8と、下刃1′の反面4′
に形成する斜面8′に沿って切り口を拡げつつ後退し、
その裁断端を下刃1′の平坦面9の下に設けた誘導斜面
10に導かれて後部横方向に転廻し、堅硬な版体の破裁
断材Aに対し容易に左曲りの裁断作用を行うものであり
、この場合破裁断材Aの分断した左右の裁断片A’、A
”はその裁断端を反り上らせて作業者の手元に当ること
が無く裁断作業を円滑に続けることが出来るものである
。
て裁断する場合、例えば第7図すに示す如く裁断線Bを
左曲げにするには、鋏の全体を左側方に傾斜させつつ破
裁断材Aを剪断すると、破裁断材Aの左側裁断片A′は
その裁断端を下刃1′の基部2′に設けた平坦面9に沿
って後退し、その部位にはその後退を阻止する障害物が
無いため自由に後退し、分断された片側の右側裁断片A
“は上刃1の外側面6の斜面8と、下刃1′の反面4′
に形成する斜面8′に沿って切り口を拡げつつ後退し、
その裁断端を下刃1′の平坦面9の下に設けた誘導斜面
10に導かれて後部横方向に転廻し、堅硬な版体の破裁
断材Aに対し容易に左曲りの裁断作用を行うものであり
、この場合破裁断材Aの分断した左右の裁断片A’、A
”はその裁断端を反り上らせて作業者の手元に当ること
が無く裁断作業を円滑に続けることが出来るものである
。
更に第7図Cに示す如く破裁断材Aを右曲りに裁断する
場合、剪断両分せられた右側裁断片A//は裁断端から
下刃1′の基部2′の下に設けた誘導斜面10に沿って
横方向に逃れつつ後退し、一方左側截断片A′は上刃1
の刃面4に当接しつつ下刃1′の刃縁7′に沿って後退
し、裁断作用が進むに従って裁断端が下刃1′の柄杆3
′の上方にかぶさるようになって横方向に転向し、分断
せられた切り口は開口度を拡げることなく裁断作業を続
けることとなり右曲りの裁断作用もまた円滑に行うこと
ができるものである。
場合、剪断両分せられた右側裁断片A//は裁断端から
下刃1′の基部2′の下に設けた誘導斜面10に沿って
横方向に逃れつつ後退し、一方左側截断片A′は上刃1
の刃面4に当接しつつ下刃1′の刃縁7′に沿って後退
し、裁断作用が進むに従って裁断端が下刃1′の柄杆3
′の上方にかぶさるようになって横方向に転向し、分断
せられた切り口は開口度を拡げることなく裁断作業を続
けることとなり右曲りの裁断作用もまた円滑に行うこと
ができるものである。
斯くして裁断に困難であった金属銀、厚紙等の堅硬材を
容易かつ、円滑に裁断し、裁断し難い波型或いは筒型金
属銀の裁断を可能にし、更に困難であったカーブをさせ
て裁断することをもまた出来るものであり、使用の範囲
を著しく拡大し、構造が簡単で製造がし易い上、使い易
くて作業能率を促進させる等の供用効果を具備した極め
て有用かつ、進歩した技術考案である。
容易かつ、円滑に裁断し、裁断し難い波型或いは筒型金
属銀の裁断を可能にし、更に困難であったカーブをさせ
て裁断することをもまた出来るものであり、使用の範囲
を著しく拡大し、構造が簡単で製造がし易い上、使い易
くて作業能率を促進させる等の供用効果を具備した極め
て有用かつ、進歩した技術考案である。
添附図面は本考案の実施例を示すものであり、第1図a
は柄杆付上刃の側面図、同図すは後方から見た一部端面
図、第2図aは柄杆付下刃の側面図、同図すは後方から
見た一部端面図、第3図は全体平面図、第4図は全体側
面図、第5図は第3図XX線における断面図、第6図は
裁断作用をするため上下刃が相分離した状態に在る場合
の断面図、第7図a、l)、cはこの鋏を使用して破裁
断材を直線裁断、左曲り裁断、右曲り裁断をする状態図
、第8図は刃部の拡大斜面図 第9図はその裏返しにし
た斜面図、第10図は背面図である。 1.1′・・・・・・上下刃、2,2′・・・・・・基
部、3,3′・・・・・・柄杆、4゜4′・・・・・・
反面、5・・・・・・支軸、6・・・・・・上刃の外側
面、7゜7′・・・・・・刃縁、8,8′・・・・・・
斜面、9・・・・・・平坦面、10・・・・・・誘導斜
面、A・・・・・・破裁断材、A′・・・・・・左側裁
断片、A″・・・・・・右側裁断片、B・・・・・・裁
断線。
は柄杆付上刃の側面図、同図すは後方から見た一部端面
図、第2図aは柄杆付下刃の側面図、同図すは後方から
見た一部端面図、第3図は全体平面図、第4図は全体側
面図、第5図は第3図XX線における断面図、第6図は
裁断作用をするため上下刃が相分離した状態に在る場合
の断面図、第7図a、l)、cはこの鋏を使用して破裁
断材を直線裁断、左曲り裁断、右曲り裁断をする状態図
、第8図は刃部の拡大斜面図 第9図はその裏返しにし
た斜面図、第10図は背面図である。 1.1′・・・・・・上下刃、2,2′・・・・・・基
部、3,3′・・・・・・柄杆、4゜4′・・・・・・
反面、5・・・・・・支軸、6・・・・・・上刃の外側
面、7゜7′・・・・・・刃縁、8,8′・・・・・・
斜面、9・・・・・・平坦面、10・・・・・・誘導斜
面、A・・・・・・破裁断材、A′・・・・・・左側裁
断片、A″・・・・・・右側裁断片、B・・・・・・裁
断線。
Claims (1)
- 上下刃の各基部とその柄杆とを夫々一体に形成し、その
両柄杆を支軸で枢支した鋏において、相対向する上下刃
の両刃面が柄杆の外側とほぼ同一面で相接するようにし
て、その下刃の刃縁の延長線上における下刃の基部に刃
面とほぼ直角になる平坦面を形成し、その平坦面の下に
なめらかな曲線状の欠除部分を設は下刃の先端にかけて
曲面状の誘導斜面を形成したことを特徴とする銀材裁断
鋏。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2916281U JPS593772Y2 (ja) | 1981-03-02 | 1981-03-02 | 鈑材截断鋏 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2916281U JPS593772Y2 (ja) | 1981-03-02 | 1981-03-02 | 鈑材截断鋏 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57145617U JPS57145617U (ja) | 1982-09-13 |
JPS593772Y2 true JPS593772Y2 (ja) | 1984-02-02 |
Family
ID=29826773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2916281U Expired JPS593772Y2 (ja) | 1981-03-02 | 1981-03-02 | 鈑材截断鋏 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS593772Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-03-02 JP JP2916281U patent/JPS593772Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57145617U (ja) | 1982-09-13 |
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