JPS593770Y2 - 高速切断装置 - Google Patents

高速切断装置

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JPS593770Y2
JPS593770Y2 JP1978038167U JP3816778U JPS593770Y2 JP S593770 Y2 JPS593770 Y2 JP S593770Y2 JP 1978038167 U JP1978038167 U JP 1978038167U JP 3816778 U JP3816778 U JP 3816778U JP S593770 Y2 JPS593770 Y2 JP S593770Y2
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strip
shear
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shearing
pair
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JP1978038167U
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English (en)
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JPS53152282U (ja
Inventor
智 矢原
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株式会社東研機械製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、走行帯板用追従切断機に関するものである
圧延コイルのごとき鋼帯ストリップを代表例として、一
般に帯状をなしてその長手方向に連続走行して送給され
る帯板(走行帯板という)を、たとえばある長さ毎に切
揃えて定尺板としてパイリングを行うような場合には、
上記送給の間の走行に追従移動しつつ、幅方向にわたっ
て帯板にせん断加工を加えることがとくに有利である。
かようなせん断加工では、それに用いる刃物台の相互接
近、離隔運動を走行帯板の厚みの方向に規制しつつせん
断力のかみ合いの直前から少くとも切断の完了までの間
に、走行帯板と同方向にほぼ等しい速度で移動させる、
偏心回転による同期駆動手段が適合し、その一例が、米
国特許第3128660号明細書に示されてはいる。
しかしこの場合はせん断力のかみ合い面から走行帯板の
走行方向に沿う距離をへだてているナイフ支承部材78
.80すなわち偏心軸のまわりに働くせん断反力に由来
した回転モーメントを、ブラケット104に利かせた引
張りばね118により対抗させようとしているため、鋼
帯ストリップのようにせん断抵抗が大きい場合に採用さ
れ難い。
もちろん上記の距離つまりせん断反力が作用すべきモー
メントアームの縮少を図ることについては、いわゆる回
転フランス型走間せん断機(鉄鋼便覧新版昭和40年8
月30日丸善株式会社発行の第804〜805ページ、
図9.125)にて、せん断力のかみ合い面と上記の偏
心軸すなわちクランクピンの軸線とを一致させる場合が
示されている。
しかしこの場合も上、下刃物台1,2の接近、離隔運動
を規制する案内棒7(刃物台1,2のボス8,9に嵌合
)の中心がやはり上、千両クランク5,6の軸心を含む
平面から通板方向に沿ってかなり隔たる設計にされてい
る。
ここにこの隔たりをLであられすと、これが次のように
せん断挙動に影響する。
すなわち、一般にせん断加工では材料のせん断抵抗と、
曲げ抵抗との合力としてのせん離反力がせん断開始と同
時に発生し、その反力の方向と上記クランクピン間の垂
直距離をモーメントアームとしてせん断力を取付けた刃
物台に対しクランクピンのまわりで回転モーメントを生
じ、これに対し案内棒の摺動面における面圧が案内棒の
中心線上の一点のまわりに働く偶力の形で該モーメント
の支持を司る。
この間刃物台は案内棒に沿って摺動しつつあるので、上
記偶力の発生によってそれに基く摩擦抵抗が増し、その
結果該摩擦抵抗は上記のLをモーメントアームとしてや
はりクランクピンのまわりに回転モーメントを発生し、
これはクランクピンに作用する駆動トルクの一部を減殺
することとなる。
この摩擦抵抗は上記せん離反力の発生に起因しているの
で、上記の駆動トルクを減殺すべき摩擦抵抗による回転
モーメントにつき、単にせん離反力に基く回転モーメン
トということにする。
そこでこの考案はそのように不利な回転モーメントを事
実上発生せずにせん離反力を有利かつ適切に支持するこ
とができる、刃物台の案内のための構造に特色をもち、
適切でかつ軽快なせん断加工を容易に行うことができる
、走行帯板用追従切断機の改良を提案するものである。
この考案の目的は、板面に対し切り立って揃うせん段端
縁を呈するせん断加工を、走行帯板の走行中に成就する
のはもちろんのこと、とくにせん断力を有効かつ適切に
走行帯板に加えることにより、せん断力の切れ味を長期
不変に維持して、せん断面の仕上り性状を有利に改善す
るとともに、せん断所要動力を減じ、その分装量の構造
の簡素化をも可能ならしめるところにある。
このような要請を充足すべくこの考案の走行帯板用追従
切断機は、走行帯板2をその幅方向に挾んで対をなしそ
の長手方向に沿う往復移動が可能な一組みの平行ガイド
バー12.12と、上記走行帯板をその厚み方向に挾ん
で対をなし上記平行ガイドバー12.12の案内下に相
互の接近、離隔を可能として組合わせた一組みの刃物台
11.11’および、両刃輪台11.11’をそれらに
取付けたせん断力26゜26′のかみ合い閉合と開放を
司る同期駆動に供する偏心回転伝導子16.15とをそ
なえ、これらのせん断力26,26’を、上記両ガイド
バー12.12の各中心を含む平面内においてかみ合い
閉合をする配置で各刃物台11.11’に取付けるとと
もに、刃物台11.11’と偏心回転伝導子16.15
とを、該平面内に軸心が含まれる駆動ピン16’、 1
5’で伝導連結することを構成上不可欠とする。
第1図には、この考案を薄鋼板の定尺裁断に利用した場
合の作業手順の一例を示し1は、アンコイラに枢架した
ストリップコイル、2はストリップコイル1から繰出し
たストリップ、3はレベラーであり、4は繰出し長さを
検出するメジャリングロール、そして5がこの考案によ
る切断機、また6は切断された定尺板7は送り出しコン
ベヤ、そして8がパイリングスタッカで゛ある。
この例ではメジャリングロール4は、レベラ3によって
引出されるストリップ2の繰出し長さを検出し、それに
従う信号に応じて切断機5に動作指令を伝えることによ
り定尺板6の長さを一定に揃えるのに利用することがで
きる。
さて切断機5についてはそのストリップ2の長手方向と
直交する断面を第2図に示し、10はフレーム、10′
はその側壁、11.11’はストリップ2を上下に挾む
刃物台、12は両刃輪台11.11’のたて孔11aを
貫通して、それらの相互接近、離隔移動を確実に導くよ
うにストリップ2をその幅方向に挾んで対をなす平行ガ
イドバーである。
平行ガイドバー12は、それぞれこの例で左右に対をな
す上下二組みのガイドローラ13により、フレーム10
の頂部に設けた支持レール14に沿いストリップ2の長
手方向(紙面に直交する向き)に往復移動を可能としで
ある。
側壁10’には、その左右とも上下に距り、とくにこの
例でクランク軸をもって示した偏心回転伝動子15.1
6を、同じくこの例では球軸受17.18による場合を
示すようにして枢架する。
図中15’、 16’は、この例でクランクピンの形を
なす駆動ピン、また17’、 18’は軸受蓋である。
クランク軸つまり偏心回転伝動子15.16には、それ
ぞれ互いにかみ合う同一歯数の伝動ギヤ20゜20′を
くさびの如きによって一体に固着する一方で、左右側壁
10’の底部に設けた球軸受21により両側壁間にかけ
渡した伝動軸22に、伝動ギヤ20とかみ合うピニオン
23をくさびの如きによって一体に固着し、伝動軸22
の一端に継手またはクラッチ24を介し原動機出力端2
5を駆動連結する。
また図中26、26’は、刃物台11.11’に、スト
リップ2に面して取付けたせん断力であり、そして27
は、クランクピンの形で示した駆動ピン15’、 16
’を受ける刃物台11.11’の軸受であり、図におい
て左側のみ、駆動ピン15’、 16’の偏心半径につ
きRで示した。
第3図には、片側の平行ガイドバー12の中心を含む平
面における断面を示し、図から明らかなように刃物台1
1.11’に対しそれぞれ傾斜ウェッジ28.28’の
組みのごとき摺動すき間を調整する手段により、刃物台
11.11’の円滑かつ確実な摺動移動ならびにせん断
力26.26’のかみ合いすき間と平行度の確保が行え
るようにする。
従っていよ第4図のように、刃物台11.11’が最大
離隔位置にあるとき、ストリップ2は、せん断力26.
26’の間を自由に通り抜は得るが、切断指令に応じ第
2図の原動機出力端25から、一回転停止クラッチ24
を通して伝動軸22に、さらにピニオン23から伝動ギ
ヤ20.20’に駆動トルクが加えられると、伝動ギヤ
20.20’は偏心回転伝動子15.16を互いに反対
の向きに駆動し、従って駆動ピン15′。
16′は、刃物台11’、11に偏心回転伝動子15.
16の中心o’、oのまわりにおける回転を強いる。
このとき刃物台11.11’は平行ガイドバー12に沿
って、また平行ガイドバー12は、支持レール14に沿
って、それぞれ摺動可能なので、上記回転が、刃物台1
1に関して中心Oを原点とする直交座標系を考えて第1
象限(刃物台11′についてはO′を原点とする第4象
限:以下同主旨にて括弧書きする)にあるうちはストリ
ップ2の走行に逆行して、第4、第3象限(第1、第2
象限)内では、ストリップ2と同じ向きにそして第2象
限(第3象限)での逆行を経て元の位置にもどる間に、
せん断力26,26’の刃先の軌跡は第4図に円2Rで
示した円周であられされる。
ここに刃先がストリップ2と接触するに至ってから少く
とも刃先のかみ合い代が最大つまり刃物台11.11’
の最接近位置に至る間、すなわち図に示した中心角αの
区間では、刃先の円周線速度の水平分速度がちょうどス
トリップの走行速度にほぼ等しくなるように駆動するこ
とにより、恰も静止状態と殆どかわりのないせん断加工
が、ストリップの走行中にあるにも拘らず、実現される
わけである。
とくにこの考案では、第4図、第2図から明らかなよう
にせん断力26,26’のせん断かみ合い面を延長した
平面内に、いつも駆動ピン15’、 16’(図示例で
クランクピン)の軸心が含まれ、しかも、その平面はま
た平行ガイドバー12.12の中心を含む平面とも一致
しているので、刃先がストリップと接触することによっ
てせん断力26.26’に働くせん断反力に基く回転モ
ーメントにより、駆動トルクが減殺される不利が大幅に
軽減される。
従って偏心回転伝動子15.16に加えた駆動トルクが
、有効なせん断力としてせん断加工に供せられ、上記の
配慮がかなった従来装置でせん断反力に基く回転モーメ
ントを圧倒すべき必要はなく、その分動力伝達系に必要
な剛性の軽減が可能になるわけである。
なお図示例で偏心回転伝動子につきクランク軸を用いた
場合をのべたが、類似機能を有することが機構学上自明
な、偏心輪その他の伝動系を転用することは、単なる設
計事項にすぎないのは、明らかである。
以上のようにしてこの考案によれば、一対のせん断力物
を、同期的にしかも相互に反対の向きに偏心回転駆動し
て、ストリップの走行速度とほぼ合致した準静的条件下
にせん断加工を加える場合に、せん断反力に基く不所望
な回転モーメントを生じない直接かつ確実な支持案内を
与え、せん断加工面の品質向上と、装置の性能の有用な
拡大を、しくみの簡素化、必要動力の低減にあわせ実現
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は定尺切断系統図、第2図は切断機の断面図、第
3図は、要部の断面図、第4図は、せん断加工要領の説
明図である。 2・・・・・・走行帯板、11.11’・・・・・・刃
物台、12・・・・・・平行ガイドバー、15.16・
・・・・・偏心回転伝動子、15′。 16′・・・・・・駆動ピン、26.26’・・・・・
・せん断力。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 走行帯板2をその幅方向に挾んで対をなし、その長手方
    向に沿う往復移動が可能な一組みの平行ガイドバー12
    .12と、 上記走行帯板をその厚み方向に挾んで対をなし上記平行
    ガイドバー12.12の案内下に相互の接近、離隔を可
    能として組合わせた一組みの刃物台11.11’および
    、 両刃吻合11.11’をそれらに取付けたせん断力26
    .26’のかみ合い閉合と開放を司る同期駆動に供する
    偏心回転伝導子16.15とをそなえ、これらのせん断
    力26,26’を、上記両ガイドバー12.12の各中
    心を含む平面内においてかみ合い閉合をする配置で各刃
    物台11.11’に取付けるとともに、刃物台11.1
    1’と偏心回転伝導子16.15とを、該平面内に軸心
    が含まれる駆動ピン16’、 15’で伝動連結して成
    る 走行帯板用追従切断機。
JP1978038167U 1978-03-25 1978-03-25 高速切断装置 Expired JPS593770Y2 (ja)

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JP1978038167U JPS593770Y2 (ja) 1978-03-25 1978-03-25 高速切断装置

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JP1978038167U JPS593770Y2 (ja) 1978-03-25 1978-03-25 高速切断装置

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JPS53152282U JPS53152282U (ja) 1978-11-30
JPS593770Y2 true JPS593770Y2 (ja) 1984-02-02

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ID=28902611

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JP1978038167U Expired JPS593770Y2 (ja) 1978-03-25 1978-03-25 高速切断装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3128660A (en) * 1960-04-04 1964-04-14 Rene J Gaubert Web cutting mechanism

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US3128660A (en) * 1960-04-04 1964-04-14 Rene J Gaubert Web cutting mechanism

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JPS53152282U (ja) 1978-11-30

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