JPS5937361Y2 - 繊維補強合成樹脂製ホイ−ル - Google Patents

繊維補強合成樹脂製ホイ−ル

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JPS5937361Y2
JPS5937361Y2 JP10957578U JP10957578U JPS5937361Y2 JP S5937361 Y2 JPS5937361 Y2 JP S5937361Y2 JP 10957578 U JP10957578 U JP 10957578U JP 10957578 U JP10957578 U JP 10957578U JP S5937361 Y2 JPS5937361 Y2 JP S5937361Y2
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JP
Japan
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fiber
wheel
synthetic resin
reinforced synthetic
reinforced
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JP10957578U
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JPS5527112U (ja
Inventor
鉄郎 中沢
Original Assignee
東レ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この発明は繊維補強合成樹脂製ホイーlしに関するもの
である。
最近、ガラス繊維や炭素繊維など補強繊維やその短繊維
を積層し、これにエポキシなど熱硬化は合成樹脂を浸潤
して加熱、加圧すること1こより製造される繊維補強合
成樹脂製のホイールが注目を集めている。
しかしながら、現在開発されでいるホイールは一般1こ
、第1図a1こ平面図で示すように補強繊維1のプリプ
レグ2を単に積層して構成されているため、ホイーlし
に補強繊維1の方向酸が残留し応力の方向によっては著
しく強度が低下する。
そもそもホイールは、これlこある外力が加えられた場
合、これを引張の内部応力として支えるのが理想的とさ
れている。
そこで第1図すに示すように。補強繊維を交差させた一
般にクロスと呼ばれている素材を使用する力)、又は第
1図Cに示されているように上記クロスをさらに交差さ
せ重合して使用することが考えられているが、これらも
製造工程が煩雑になる割合に十分な効果は期待できない
ば力)りでなく材料の無1駄が多い。
加えて上記ホイーlしを製造する場合には、タイヤを載
架する部分その他を成形するため、全周にわたって折り
曲げる必要があるが、上記従来の補強繊維はいずれも一
定の密度で形成されているだめ、これを型内で折り曲げ
ようとすると、どうしてもその折り曲げ部にしわが寄っ
てしまうばかりでなく、折り曲げた外周縁でIJ引きつ
れてしまうなど折り曲げ作業は非常に困難である。
そこで熱硬化は樹脂の中に直接補強繊維を細分した短繊
維を混入してホイーlしを成形することも試みられてい
るが、これでは所期の強度が得られないなどの問題があ
る。
さらlこ従来のものはタイヤを装着するりフジ部が構造
上どうしでも弱い欠点があった。
この考案は、上記現状に鑑みてなされたもので、上記諸
問題を解決した極めて適切な繊維補強合成樹脂製ホイー
ルを提供することを考案の目的とする。
すなわち1本考案の特徴は1円形織物あるいはラセン織
物を円錐1段付き円錐状に変形させた状態で合成樹脂に
よってホイール構成部材12を成形し、これらのホイー
Iし構成部材12の底部13を相互1こ接合することに
より構成しγこホイール14の外周面15に、ガラス繊
維、炭素繊維などを補強繊維10とするプリプレグまた
はクロスあるいはフィラメントワインデングを一体的に
巻き付けることによって繊維補強層16を形成して繊維
補強合成樹脂製ホイールを構成した点lこある。
以下、本考案の繊維補強合成樹脂製ホイーlしを実施例
により図面を参照しながら説明する。
第2図は1本考案の繊維補強合成樹脂製ホイールの一部
断面側面図であり、第3図は、このホイールを構成する
織物の平面図を示す。
図示したように1本考案の繊維補強合成樹脂製ホイーl
しAは、ガラス繊維、炭素繊維などの補強繊維10を素
材とする縦糸17を円周方向に配列した織物11を成形
してホイール構成部材12を作成し、これらのホイール
構成部12の底部13(すなわち、ホイーlレデスク部
)を相互lこ接合。
例えば接着あるいはボIレト締めなどにより結合してホ
イール14を構成し、このホイール14の外周面15(
すなわちホイーlしのリッチ部)1こ、ガラス繊維、炭
素繊維などの補強繊維10を素材とするプレプレグまた
はクロスあるいはフィラメントワインデングを一体的に
巻き付けて繊維補強層16を形成することにより構成さ
れでいる。
ここで、上記織物11は、第3図1こ図示したように、
上記補強繊維10を素材とする縦糸17を織物11の中
心部lこ向って放射状をなすように設け、この各縦糸1
1に、これと同等の素材力)らなる横糸18を円周方向
lこ織り上げたものである。
次lこ、この考案の繊維補強合成樹脂製ホイールAの製
造過程を簡単lこ説明すると、まず、第4図の断面斜視
図に示すように、金型19内に、エポキシ樹脂などの熱
硬化は樹脂を含浸した上記織物11を金型19の内面に
円錐台体に変型させてフィツトさせながら所要枚数積層
した後、上記金型19に対応した型状の金型(図示して
いない)を嵌合し、所定の圧力でこれに加圧しつつ、所
定の温度で所定時間加熱することにより本考案のホイー
lし構成部材、すなわち補強繊維を素材とする縦糸を中
心部分に向って放射状をなすようlこし、横糸を円周方
向に配夕1ルた織物をその所要箇所を全周lこわたって
適宜折り曲げて合成樹脂中1こ介在させて成形されたホ
イール構成部材12が製造される。
他方のホイーlし構成部材12も上記と同様1こしで成
形され、これらのホイール構成部材12は。
それぞれ底部13(デスク部)で重ね合わせられ。
接着あるいはボIレト締めなどの適宜の手段によって相
互に接合されホイール14が組み立てられる。
ソ(、で、この実施例では、ホイーIし14の外周面(
すなわち、リッチ部)#こ、エポキシ樹脂を含浸させた
炭素繊維力)らなるクロスを巻き付けて積層することに
よって繊維補強層16が形成される。
続いて1本考案の効果を説明すると、上述したように本
考案においては、ホイーlし14の外周面15(リッチ
部)Iこガラス繊維や炭素繊維などの補強繊維10を素
材とするプリプレグまたはクロスあるいはフィラメント
ワインデングを一体的lこ巻き付けた力)ら、タイヤが
着座するホイールの外周面15(リッチ部)に繊維補強
層16を形成することができ1強靭な車両用ホイーlし
Aを得ることができる。
また1本考案においては、上記織物11を用いてこれを
円錐台体に変形させてホイール構成部材12の主要部を
補強しでいるので、織物11を構成する縦糸17および
横糸18が放射方向および円周方向にバランス良く配列
されることにより強度、剛性が均−Eコなり、従って補
強効果極めて向上したものになる。
なお1本考案lこおいで上記補強繊維10として炭素繊
維を使用すると、これを素材として織り上げた織物11
(1非常にドレープ世に富んでいるから、より加工はを
向上し、極めて正確な円錐台体のホイール構成部材12
を成形することができるし、また、製品を著しく軽量化
したり、加えて振動減衰%世、疲労特注、耐熱’Flな
ど多くの優れた世紀を有する車両用ホイールを得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a、b、cはそれぞれ従来のホイール成形を説明
する説明図、第2図は本考案の繊維補強合成樹脂製ホイ
ーlしの一部断面側面図、第3図は本考案の繊維補強合
成樹脂製造ホイーlしの製造に使用する織物の一列を示
す平面図、第4図は本考案の繊維補強合成樹脂製ホイー
ルを製造するため1こ用いられる金型の断面斜視図であ
る。 A・・・・・・本考案の繊維補強合成樹脂製ホイール、
10・・・・・・補強繊維、11・・・・・・織物、1
2.・・・・・ホイール構成部材、14・・・・・・ホ
イール、16・・・・・・繊維補強層、17・・・・・
・縦糸、18・・・・・・横糸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 補強繊維10を素線とする縦糸17を中心部に向って放
    射状をなすようにし、横糸18を円周方向tこ配列した
    織物11を、その所要箇所を全周lこわたって適宜折り
    曲げて合成樹脂中に介在させて形成されたホイーlし構
    成部材12を、その底部13において相互1こ結合する
    ことによりホイール14を構威し、このホイール14の
    外周面15に、ガラス繊維、炭素繊維などの補強繊維1
    0を素線とするプリプレグ又はクロスあるいはフィラメ
    ントワインデング1こよる繊維補強層16を一体的に巻
    き付けたことを特徴とする繊維補強合成樹脂製ホイーl
    し。
JP10957578U 1978-08-11 1978-08-11 繊維補強合成樹脂製ホイ−ル Expired JPS5937361Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5527112U JPS5527112U (ja) 1980-02-21
JPS5937361Y2 true JPS5937361Y2 (ja) 1984-10-17

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ID=29055660

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Families Citing this family (6)

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