JPS5936888B2 - 青汁中の血圧降下成分の採取方法及び剤 - Google Patents

青汁中の血圧降下成分の採取方法及び剤

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JPS5936888B2 JP53159165A JP15916578A JPS5936888B2 JP S5936888 B2 JPS5936888 B2 JP S5936888B2 JP 53159165 A JP53159165 A JP 53159165A JP 15916578 A JP15916578 A JP 15916578A JP S5936888 B2 JPS5936888 B2 JP S5936888B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はイネ科植物の緑葉の青汁成分に含有される血圧
降下作用を示す成分を、工業的に容易な操作で有利に収
得できる該青汁成分から血圧降下成分を採取する方法に
関する。
更に詳しくはイネ科植物の緑葉の青汁成分から得られる
水可溶部の水溶液から、該水溶液容量に基いて60〜8
0容量%の極性溶媒の添加により形成される不溶性固形
分及び/又は該水溶液を70°〜100℃に加熱するこ
とにより形成される不溶性固形分を除去することを特徴
とする青汁中の血圧降下成分の採取方法に関する。
イネ科植物たとえば麦類の成熟期前の緑葉の青汁成分が
、食品、飲料、嗜好品、保健薬、化粧品、医薬品を包含
する広い食品、医薬用用途に有用な ・多様且つ豊富
な有用成分を含有することは知られており、そのような
青汁成分の乾燥粉末を製造するのに、麦類の成熟期前の
機械的破砕物から粗大固形分を分離除去して得られる青
汁のpH6〜9に中和したものを、噴霧乾燥又は凍結乾
燥することを特徴とする方法が知られている(日本国特
許第645378号:特公昭46−98548号:対応
米国特許第3787591号)。
発明者は得られたイネ科植物の若葉のエキス末即ち前針
床を麦緑素と名付けた。
そして、該青汁成分の食品用や保健薬もしくは医薬とし
ての作用についての研究を進めた。
本発明者は青汁中に、特にイネ科植物の青汁及びその乾
燥粉末が、人間の血圧の異常を調節し、高血圧症の防止
に著しく有効であることを見出し、イネ科植物の青汁の
服用の効用の一つと考え、イネ科植物の青汁中に高血圧
症を防ぐ作用のあるものがあることを示唆して発明者の
著書〔驚異の健康源麦緑素、祥伝社発行1976年4月
5日。
緑の血液、青汁の効用、日本青汁普及会発行。
〕をはじめ、各種の刊行物で公けにしてきた。
発明者は更に研究を進め青汁そのものが血圧降下作用を
有することをつきとめ、該作用を示す成分を工業的に有
利な方法で製造する方法を開発すべく研究を行ってきた
その結果、イネ科植物の緑葉(茎及び葉を総称する)の
青汁およびそのエキス末即ち麦緑素そのものを被試験動
物に経口投与しても明らかに血圧降下作用を示すこと即
ち青汁およびそのエキス末自体が血圧降下剤として有用
であることを確認するに至った。
更に青汁およびそのエキス末より血圧降下有効成分をよ
り濃厚なより純度の高い状態のものとして、工業的に有
利に取得する方法を発見し、本発明を完成した。
即ちイネ科植物の緑葉(茎及び葉を総称する)の機械的
破砕物から粗大固形分を分離除去して得られる青汁成分
から、例えば遠心分離や沖過法、凝集沈降法等の手段に
より青汁中の微細な懸濁固形分を除去して得られるよう
な水可溶性部、或は上記粗大固形分を除去した青汁成分
を例えば噴霧乾燥や凍結乾燥等で粉末化した青汁エキス
末を水性媒体に再溶解して、微細な懸濁固形分を除去し
て得られる水可溶性部に降血圧作用があること、即ち降
血圧作用を示す成分が該水可溶性部に存在することを見
い出した。
更にこの水可溶性部の水溶液に、該水溶液容量に基いて
約60〜約80容量係好ましくは約70〜約80容量係
の極性溶媒たとえば低級アルコールを添加することによ
り形成される固形分及び/又は該水溶液を約700〜約
100℃に加熱した際に形成される固形分を除去すると
いう工業的に操作容易な手段で、青汁成分中の血圧降下
成分を、該水可溶部中に共存し得る不都合な他の挾雑諸
成分から選択的に分離できることを発見した。
更に、例えば、上記搾汁から粗大固形分を除した青汁を
そのまま、或は上記青汁成分粉末の再溶解物をそのまま
、約60℃以上の温度に加熱して、形成される固形分を
除去することによって、約60℃以上の熱履歴を実質的
に受けさせた青汁成分から得られた水可溶部を用いたり
、或は又、水可溶部に上記濃度条件を逸脱した条件で極
性溶媒を添加したり及び/又は上記加熱条件を逸脱した
条件で加熱したりして、形成される固形分を除去した場
合には、得られる製品の血圧降下作用は低下することが
わかった。
従って、青汁或は青汁成分末より上記水可溶性部を収得
する際に青汁或は青汁成分末の水害溶解液を約60°以
上の温度に実質的な時間加熱し、約60−以上の熱履歴
を実質的に受けさすことは好ましくないことがわかった
その理由は明らかではないが、原料のイネ科植物緑葉の
青汁成分は天然源の複雑な複合成分であって、例えば、
アミノ酸類、蛋白質類、ガム質類、多糖類、配糖体類、
葉緑素、カロチン等の色素類、酵素類、ミネラル類、サ
ポニン等々の極めて多種多様な種類及び性質及び状態の
成分が、互いに影響し合ったバランスを保って、化学的
及び物理的に解離したり結合したり脱離したりしてコロ
イド状態を伴って共存する系である。
そして、この複雑な系中に存在する血圧降下作用を示す
成分系の実態及び共存状態は、全く不明である。
従って、上記熱履歴条件、極性溶媒濃度条件及び加熱条
件を逸脱すると、どのような作用機序によって血圧降下
作用を示す成分系部分が、どのようにして失われるかは
全く不明であるが、上記諸条件が適用される時期の変更
によって、上記複雑な共存系中に存在する多様な成分間
に、互いに影響し合う多くの変化が生じ、例えば、凝集
する固形分への有用成分の吸着や包接現象、有用成分の
不都合な変性や分解もしくは会合現象、インヒビクー成
分もしくは非有用成分の不都合は遊離や有用成分との結
合現象、等々の現象が互いに影響し合って併収するため
に生ずるものと推測している。
例えば、後に比較のために示す比較例Aには、植物の水
性抽出エキスを採取するのに慣用の加熱濃縮手段を用い
、大麦の若葉の搾汁から粗大固形物を除去して得た青汁
から水可溶部を採取することなく、そのまま約90℃に
20分間加熱し形成される固形分を除去して水可溶部を
用いる外は実施例1と同様に処理して得た成分は、血圧
降下作用においてずっと劣ることが判明した。
従って、本発明の目的はイネ科植物の緑葉の天然青汁成
分から、該成分中に含有される血圧降下作用を示す成分
を、工業的に容易な操作で選択的に分離採取できる方法
及び得られる該血圧降下作用成分を有効成分として含有
する天然源血圧降下剤を提供するにある。
本発明の上記目的及び更に多くの他の目的ならびに利点
は、以下の記載から一層明らかとなるであろう。
本発明方法によれば、イネ科植物の緑葉の青汁成分から
得られる、好ましくは約60°以上の熱履歴を受けてい
ない青汁成分中の水可溶部の水溶液から、該水溶液容量
に基いて約65〜約90容量係の極性溶媒により形成さ
れる固形分及び/又は該水溶液の約70°〜約100℃
の加熱により形成される固形分を除去することにより、
該青汁中の血圧降下成分を採取することができる。
上記イネ科植物の例としては、イネ、小麦、大麦、ライ
麦、エン麦、ハトムギ、イタリアンダイグラス、 トウ
モロコシ、サトウキビ、ツルガム、笹などを例示するこ
とができる。
これらの中でも麦類の利用が好ましい。
本発明においては、上記例示の如きイネ科植物の緑葉(
葉、茎を包含する呼称)の青汁成分中の水可溶部を利用
する。
該緑葉として麦類を利用する場合には最大分ケツ期もし
くはその前後の緑葉の利用が好ましい。
この際、核水可溶部を採取する以前に、該青汁成分に約
60℃以上の熱履歴を与えないことが好ましい。
但し、ここで約60℃以上の熱履歴を与えないと称する
のは、実質的な熱履歴が生ずる時間、そのような温度に
さらさないことを意味する。
従って、瞬間加熱殺菌、加熱噴霧乾燥の如き、該青汁成
分に約60℃以上の実質的な熱履歴を与えない操作に、
該青汁成分を賦することを除外するものではない。
例えば、青汁成分の煮沸加熱濃縮の如き、実質的な熱履
歴の賦与を除外する意味である。
例えば、イネ科植物の緑葉の機械的搾汁たとえば、磨砕
機、搾汁機などの如き手段で破細したイネ科植物緑葉か
ら、粗大固形分及び微細固形分を包含して固形分を除去
した搾汁水相を、上記青汁成分中の水可溶部として利用
することができる。
固形分の除去は一段で行ってもよいし多段で行うことも
できる。
例えば、まず粗大固形分を炉別除去したのち、更に適当
なp紙、炉布、その他の炉材を用いて涙過し、或は遠心
分離により微細固形分を除去した水相を利用することが
できる。
或は例えば上述の如き粗大固形分を除去した搾汁即ち青
汁、もしくは粗大固形分及び微細固形分を除去した青汁
を噴霧乾燥、凍結乾燥の如き該水可溶部に好ましくは約
60℃以上の熱履歴を実質的に与えない条件下で乾燥し
て得られる青汁成分乾燥物もしくはその水可溶部の乾燥
物を水に再溶解し、さらに必要に応じ固形分を除去して
得られた水相を利用することができる。
本発明で利用する上記例示の如き水相は、通常、淡黄褐
色乃至黄褐色の水溶液である。
本発明方法によれば、たとえば上述のようにして得るこ
とのできるイネ科植物の緑葉の青汁成分から得られる、
好ましくは約60℃以上の熱履歴を受けていない青汁成
分中の水可溶部の水溶液から、該水溶液容量に基いて約
60〜約80容量係、好ましくは約70〜約80容量係
の極性溶媒を添加した際に形成される固形分及び該水溶
液を約70゜〜100℃、好ましくは約80°〜約10
0℃に加熱した際に形成される固形分のいずれか一方も
しくは両者、好ましくは両者を除去する。
両者を除去する場合には、どちらの固形分を先に除去し
ても差支えないが、加熱固形分を除去したのち、極性溶
媒による固形分を除去するのが操作上有利である。
上記極性溶媒としては、メタノール、エタノール、プロ
パツールの如きアルコール類、アセトンなどを例示する
ことができる。
又、上記極性溶媒による固形分の除去及び/又は加熱固
形分の除去操作は複数回行うことができる。
固形分の除去は、任意の固−液分離手段で行うことがで
き、例えは、沢過、遠心分離などの手段を例示すること
ができる。
又、上記極性溶媒による固形分の形成操作は室温で行わ
れるが望むならば、当該極性溶媒水溶液の沸点以下の温
度条件を採取することもできる。
上述のようにして得られた液相は、例えば減圧乾燥、噴
霧乾燥、凍結乾燥などの手段で液分を除去し、褐色乃至
黄褐色の粉末状として青汁中の血圧降下成分を固体とし
て得ることができる。
本発明方法によれば、上述のようにして得られる液相或
は該液相から液分を除去して得られた粉末を、前述の如
き極性溶媒−水混合系に再溶解した液相を、更にゲル濾
過法により精製することができる。
好ましくは該ゲル沢過処理によって、分子量約5000
以上の分画を除去して、それ以下の分画きして青汁中の
血圧降下成分をより精製された状態で採取することがで
きる。
好ましくは分子量約1000を超え約5000以下の分
画を採取することができるし、分子量約1000以下の
分画を採取することもできる。
ゲル濾過法に用いる炉材としては、例えば、合成ゲルで
あるデキストランゲル、5ephadex G −25
、5ephadex G −15、5ephadex
LH−20(Pharmacia F ine Che
micals社) B io −GetP−6、Blo
−Ge1 P−4、Bio −Gel P−2等のポ
リアクリルアミドゲル或は各種アガロースゲルの如きP
材をあげることができる。
ゲル濾過操作それ自体は公知の手段で行うことができ、
例えば、既に述べた如く青汁成分中水可溶部の水溶液に
エチールアルコールを添加しエチールアルコールの濃度
を約60 v / v %になるようにする。
析出せる不溶性凝集物を遠心沈降法で沈降させ、その上
清液を分取する。
これを減圧下で約115容量になるまで濃縮する。
これに水を加え溶解せる固形分の濃度を約1係程度にな
るように稀釈する。
予じめ用意せるセエファテツクスG−25カラムにカラ
ム容量の約30係量を添加し、水で離溶さす。
溶出溶量がカラムベット容量の35係に達するまでの流
出液を捨て、溶出容量がカラムベット容量の80%に達
するまでの流出液を採取する。
この液にはイネ科植物の緑葉の青汁の水可溶部成分中の
分子量約5000以下1000前後の成分が得られる。
又上述のカラムベットからの溶出容量を分画的に採取し
分子量1000前後のものを選択的に採取することもで
きる。
この目的のためにセエファデツクスG−15などの分別
領域の低いゲルを使用することもできる。
更に注射薬等にするためには更に常用の手段を用いて精
製することができる。
本発明方法で得られる青汁中の血圧降下成分は、各種の
高血圧症に対して副作用のない優れた薬剤として利用で
きる。
投与手段としては、例えば、内服、静脈、皮下注射など
の如き投与手段を例示することができる。
本発明方法で得られる青汁中の血圧降下成分は、各種の
剤形で利用することができる。
このような剤形の例としては、例えば、散剤、顆粒剤、
錠剤、液剤等の如き剤形を例示することができる。
更に、上述の如き各種の剤形での利用に際して用いる補
助剤の例としては、たとえば、澱粉、砂糖、乳糖、デキ
スl−IJン、水、アルコールの如き、液状もしくは固
体状の稀釈剤もしくは担体類;投与量は高血圧症の種類
、症状などにより適宜に選択されるが、例えば、約10
〜約5007rIg/に7体重/日の如き投与量を例示
することができる。
又、LD5oは12000mg/にり以上で殆んで毒性
は見られない。
以下、実施例により、本発明方法実施の数例について更
に詳しく説明する。
実施例 1 大麦若葉(葉茎共)草丈20〜25CWlのもの100
に9をよく水洗し、水切り後搾汁機に掛は圧搾機磨砕し
、次いで圧縮抽出機で締り粗大固形分(主さして繊維)
を除いた緑色を呈した青汁約80tを得た。
これを噴霧乾燥して約4.OKりの緑色の大麦若葉の青
汁エキス末を得た。
これに本釣40tを加え、乳化機に掛は均一な青汁乳濁
液を調整した。
これをバスケット型遠心分離を用いp布にて微細不溶成
分を分離除去し褐色を呈する青汁成分中可溶部水溶液約
30tを得た。
これを約80〜90℃に加熱し、熱凝固性不溶化成分を
凝集析出させたのち、これをP別し、沖液約30を弱を
得た。
このものを真空凍結乾燥し、粉末約2、OK9を得た。
これを試料Bとする。実施例 2 実施例1と同様な方法で約30tの青汁成分水可溶部水
溶液を得た。
この液を撹拌し、なから120tのエチールアルコール
を徐々に加える。
凝集析出せる約80 v / v %エチールアルコー
ルに不溶な成分を遠心分離法にて分別し、上澄液約11
0tを得た。
分離した凝集析出物区分に80v/V%エチールアルコ
ール30tを加え撹拌洗浄し、再び遠心分離し上澄液約
30tを得た。
これを先の上澄液と合し、減圧蒸留しエチールアルコー
ルの大部分を留去したのち、減圧低温乾燥し粉末約1.
9Kgを得た。
これを青汁成分の水可溶性部中80 v / v %エ
ナールアルコール可溶性成分のエキス末とし、試料Cと
する。
実施例 3 実施例1と同様な方法で得られた青汁成分水可溶部のエ
キス末IKL!を水20,6にとかし沖過する。
沖液約20tを得る。
これを径40crn高さ約100口のガラス製管内にセ
ファデックスG−25、Coarse型を詰め(ゲルペ
ット容積的66t)たカラムに流す(流速4t/m1n
)。
最初の流出液約30tを除き以降の流出液約53tを回
収する。
このものの中には分子量約5000以下の低分子物質が
含まれている。
これを凍結乾燥して粉末約8502を得た。
これを青汁成分水可溶部のゲル沖過分画低分子画分エキ
ス末(試料D)と称する。
比較例 1 実施例1と同様に行って得られた大麦若葉の青汁的80
tを、温度90℃で20分間加熱濃縮処理したのち、バ
スケット型遠心分離機を用い固−液分離操作を行い青汁
成分中の水可溶部を得た。
該水可溶部を実施例1と同様にして真空凍結乾燥して粉
末約1.sKg(試料A)を得た。
薬効試験ニー 〔高血圧自然発生ラット(SHR)の血圧に及ぼす影響
〕 10〜12週令の雄のSHHに24時間間隔で3回、検
体を強制経口投与し、投与直後および1゜2.4時間後
に(但し3回目の投与の方はその24時間後にも)水銀
マノメーターを介して尾動脈圧(収縮期圧)を非観血圧
に測定した。
用量は、比較例である試料A群については1500T1
g/に7、実施例1の試料B群については1500■/
KL!、実施例2の試料C群については1000T1g
/に、7、実施例3の試料り群については1000mg
を倒れも蒸留水に溶解して体重1001当りの投与液量
が0.5−になるように調整して用い、ほかの蒸留水の
みを同容量投与する群を設けて、これを対照群とした。
使用した動物の数は1群につき6例で、試験開始時にお
ける体重は200〜300P、Jl’l圧は〕50〜2
00mmHgであった。
試験期間中これらの動物はステンレス製飼育篭(巾19
へ奥行26へ高さ20−)に2匹ずつ収容し、固型飼料
(オリエンタル酵母製NMF)および水道水を自由に摂
取させた。
実験の結果 試料投与後の血圧の変動を後掲表1および添付図面に写
した。
対照群においてはほとんど変動が見られなかったのに対
して各投与群においては血圧の下降がみられた。
比較例試料Al500〜/Ky投与群;毎回投与の1〜
2時間後には下降がみられるが其後徐々に上昇し、24
時間目にはほぼもとのレベルに復した。
試料B1500′mg/にり投与群;毎回投与の直後に
低値を示し、下降中は比較例試料Aより大きく、有意水
準に達する低値を示す。
経時的な復元傾向はあるも全般的に回を重ねるに従い初
回に比して下降傾向を示し、比較例Aに比べ効果は明ら
かに認められる。
試料Cl000〜/にり、試料D1000mg/に7投
与群は何れも顕著な低下を示した。
経時的な復元傾向はみられるが、試料Bよりも更に優れ
た血圧下降作用を示す。
【図面の簡単な説明】
添付図面は第1表に示した高血圧自然発生ラットの血圧
に及ぼす本発明血圧降下剤の影響の一例についての血圧
一時間の関係を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 イネ科植物の緑葉の青汁成分から得られる水可溶部
    の水溶液から該水溶液容量に基いて60〜80容量係の
    極性溶媒の添加により形成される水溶性固形分及び/又
    は該水溶液を70°〜100℃に加熱することにより形
    成される不溶性固形分を除去することを特徴とする青汁
    中の血圧降下成分の採取方法。 2 該青汁成分の水可溶部の水溶液が60℃以上の熱履
    歴を受けていないイネ科植物の緑葉の青汁成分から得た
    ものである特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 該極性溶媒の量が70〜80容量係である特許請求
    の範囲1〜2項のいずれかに記載の方法。 4 該青汁成分中の水可溶部が、イネ科植物の緑葉の搾
    汁から不溶性固形分を除去して得られた水相であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1〜3項のいずれかに記
    載の方法。 5 該青汁成分中の水可溶部が、イネ科植物の緑葉の搾
    汁を噴霧乾燥、凍結乾燥の如き該水可溶部に60℃以上
    の熱履歴を実質的に与えない条件下で乾燥して得られる
    青汁成分乾燥物を水に再溶解し、固形分を除去して得ら
    れた水相であることを特徴とする特許請求の範囲2〜3
    項のいづれかに記載の方法。 6 該イネ科植物が麦類であることを特徴とする特許請
    求の範囲1〜5項のいずれかに記載の方法。 7 イネ科植物の緑葉の青汁成分から得られる水可溶部
    の水溶液から該水溶液容量に基いて60〜80容量係の
    極性溶媒の添加により形成される不溶性固形分及び/又
    は該水溶液を70°〜100℃に加熱することにより形
    成される不溶性固形分を除去した液相を、更にゲル沢過
    処理することを特徴とする青汁中の血圧降下成分の採取
    方法。 8 該イネ科植物が麦類であることを特徴とする特許請
    求の範囲7項記載の方法。
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