JPS5936811B2 - 変圧器中身固定装置 - Google Patents
変圧器中身固定装置Info
- Publication number
- JPS5936811B2 JPS5936811B2 JP8602077A JP8602077A JPS5936811B2 JP S5936811 B2 JPS5936811 B2 JP S5936811B2 JP 8602077 A JP8602077 A JP 8602077A JP 8602077 A JP8602077 A JP 8602077A JP S5936811 B2 JPS5936811 B2 JP S5936811B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
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- fixing device
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、変圧器中身固定装置の改良に関するものであ
る。
る。
変圧器やリアクトルが太谷量化するとともに、短絡など
によつて巻線に発生する機械力も大となり、これに対す
る支持、固定が充分でないと、巻線が軸方向に変位し、
遂には損傷に至る。
によつて巻線に発生する機械力も大となり、これに対す
る支持、固定が充分でないと、巻線が軸方向に変位し、
遂には損傷に至る。
従来の変圧器中身固定装置は第1図に示す如く、鉄心1
の上下部の両側面には上部締金具3、下部締金具4が当
金具5を介しピンTにより連結固定されている。
の上下部の両側面には上部締金具3、下部締金具4が当
金具5を介しピンTにより連結固定されている。
鉄心1外周には、絶縁筒12を介して巻線2を巻装し、
巻線2は上部締金具3、下部締金具4間にシールドリン
グ11、絶縁物10、締付板9(上部のみ)を介し取付
けられ、また、上部締金具3と下部締金具4とを連結ロ
ッド6で連結し強固に固定している。上記構成では、巻
線2は締付板9、絶縁物10、シールドリング11など
を介して複数個の締付ボルト8で上部締金具3、下部締
金具4間に固定される。
巻線2は上部締金具3、下部締金具4間にシールドリン
グ11、絶縁物10、締付板9(上部のみ)を介し取付
けられ、また、上部締金具3と下部締金具4とを連結ロ
ッド6で連結し強固に固定している。上記構成では、巻
線2は締付板9、絶縁物10、シールドリング11など
を介して複数個の締付ボルト8で上部締金具3、下部締
金具4間に固定される。
この場合、連結ロッド6は、鉄心1と同電位であるため
、巻線2、口出しリード13などとの絶縁が高電圧機器
では難しくなる。これの対策として、第2図に示すよう
に、連結ロッドbの代りに、上部締金具3の所定位置に
ピン穴14を設けて連結ピン16を介し連結金具15と
結合させる構造も用いられる。
、巻線2、口出しリード13などとの絶縁が高電圧機器
では難しくなる。これの対策として、第2図に示すよう
に、連結ロッドbの代りに、上部締金具3の所定位置に
ピン穴14を設けて連結ピン16を介し連結金具15と
結合させる構造も用いられる。
この場合、巻線2に発生する短絡機械力による図示の如
きモーメントMに耐えるために、連結金具15は充分な
断面係数を有する必要がある。しかし、一般に、大容量
器では、鉄道輸送限界などから連結金具15のH寸法を
大きくすることは難しく、連結金具15の幅を増すか数
を増加しなければならず、構造が複雑となる。更にこの
構造では、輸送に対しては、別に振れ止め金具(図示せ
ず)を設けて中身を固定する必要がある。本発明の目的
は、輸送時、短絡時などに発生する衝撃時発生力を、変
圧器中身からタンク側へ伝達しタンク側にて支持分担さ
せることにより全体構造を単純化するとともに、運転中
に発生する鉄心、巻線などの電磁振動を吸収緩和しタン
クヘ直接伝達しないようにした変圧器中身固定装置を提
供することにある。
きモーメントMに耐えるために、連結金具15は充分な
断面係数を有する必要がある。しかし、一般に、大容量
器では、鉄道輸送限界などから連結金具15のH寸法を
大きくすることは難しく、連結金具15の幅を増すか数
を増加しなければならず、構造が複雑となる。更にこの
構造では、輸送に対しては、別に振れ止め金具(図示せ
ず)を設けて中身を固定する必要がある。本発明の目的
は、輸送時、短絡時などに発生する衝撃時発生力を、変
圧器中身からタンク側へ伝達しタンク側にて支持分担さ
せることにより全体構造を単純化するとともに、運転中
に発生する鉄心、巻線などの電磁振動を吸収緩和しタン
クヘ直接伝達しないようにした変圧器中身固定装置を提
供することにある。
本発明は、中身側とタンク側とを中身締付装置を介し固
定し、この中身締付装置は、電磁振動を吸収する弾性部
材と衝撃時発生力をタンク側に伝達するオイルダツシユ
ポツトにより構成するようにしたものである。
定し、この中身締付装置は、電磁振動を吸収する弾性部
材と衝撃時発生力をタンク側に伝達するオイルダツシユ
ポツトにより構成するようにしたものである。
以下本発明の変圧器中身固定装置の一実施例を従米と同
部品は同符号で示し、第3図により説明する。
部品は同符号で示し、第3図により説明する。
17は中身締付装置で、上部締金具3側に上部締金具3
とカバー19との間に取付けられている。
とカバー19との間に取付けられている。
中身締付装置17は、上部締金具3に固定したシリンダ
20内を摺動するピストン21を設け、ピストン21端
面とシリンダ20内端面との間にばね22を取付け、シ
リンダ20端面にシリンダ20とタンク25内が油が往
復する小穴24を備えたオイルダツシユポツト18と、
オイルダツシユポツト18のピストン21他端とカバー
19間に取付けられたニトリルゴムなどによる弾性絶縁
体の弾性部材23とからなつている。弾性部材23はば
ね22により押圧されるピストン21によつてカバー1
9内面に押付け固定づれている。カバー19はボルト2
6によりタンク25と一体に結合されている。カバー1
9はステー27により補強されている。上記の構造にお
いて、ピストン21はばね22によつて押出されるがカ
バー19によつて所定の位置まで押下げされる。
20内を摺動するピストン21を設け、ピストン21端
面とシリンダ20内端面との間にばね22を取付け、シ
リンダ20端面にシリンダ20とタンク25内が油が往
復する小穴24を備えたオイルダツシユポツト18と、
オイルダツシユポツト18のピストン21他端とカバー
19間に取付けられたニトリルゴムなどによる弾性絶縁
体の弾性部材23とからなつている。弾性部材23はば
ね22により押圧されるピストン21によつてカバー1
9内面に押付け固定づれている。カバー19はボルト2
6によりタンク25と一体に結合されている。カバー1
9はステー27により補強されている。上記の構造にお
いて、ピストン21はばね22によつて押出されるがカ
バー19によつて所定の位置まで押下げされる。
従つて、変圧器タンク25、カバー19の寸法公差や、
鉄心1下部に置かれた弾性支持体などの経年変化があつ
ても、ピストン21は常にカバー19に弾性部材23を
介して接触している。外部短絡時の巻線2の急激な発生
機械力によつて上部締金具3が変位しようとする場合、
ピストン21の断面積は小穴24の断面積に比べ著しく
大きく、油は非圧縮性であるから、急激な衝撃発生力に
対して剛体となり、その力は直接タンク25側へ伝達さ
れ、タンク25によつて保持される。
鉄心1下部に置かれた弾性支持体などの経年変化があつ
ても、ピストン21は常にカバー19に弾性部材23を
介して接触している。外部短絡時の巻線2の急激な発生
機械力によつて上部締金具3が変位しようとする場合、
ピストン21の断面積は小穴24の断面積に比べ著しく
大きく、油は非圧縮性であるから、急激な衝撃発生力に
対して剛体となり、その力は直接タンク25側へ伝達さ
れ、タンク25によつて保持される。
地震などの低周波の振動により、タンク25と中身とが
別々に振動しようとする場合は、ピストン21がダンパ
ーとして働き、振動を急速に減衰▲せる。また、運転時
の鉄心1の電磁振動は、鉄心1とタンク25の絶縁を兼
ねた弾性絶縁体の弾性部材23とばね22とによつて吸
収される。上記実施例は、中身締付装置17を中身側に
取付けて中身側とタンク25側とを固定した場合につい
て述べたが、逆に中身締付装置17をタンク25のカバ
ー19側に取付けることもできる。以上記述した如く本
発明の変圧器中身固定装置は、輸送時、短絡時などに発
生する衝撃時発生力を、中身締付装置の一部を構成する
ダツシユポツトを活用して、変圧器中身からタンク側へ
伝達しタンク側にてその発生力を受止めるようにしたの
で全体構造を単純化することができる効果を有するもの
である。また、中身締付装置の一部をなす弾性部材にて
、運転中に発生する鉄心、巻線などの電磁振動を吸収緩
和しタンク側へ直接伝達しないようにすることができる
効果も有するものである。
別々に振動しようとする場合は、ピストン21がダンパ
ーとして働き、振動を急速に減衰▲せる。また、運転時
の鉄心1の電磁振動は、鉄心1とタンク25の絶縁を兼
ねた弾性絶縁体の弾性部材23とばね22とによつて吸
収される。上記実施例は、中身締付装置17を中身側に
取付けて中身側とタンク25側とを固定した場合につい
て述べたが、逆に中身締付装置17をタンク25のカバ
ー19側に取付けることもできる。以上記述した如く本
発明の変圧器中身固定装置は、輸送時、短絡時などに発
生する衝撃時発生力を、中身締付装置の一部を構成する
ダツシユポツトを活用して、変圧器中身からタンク側へ
伝達しタンク側にてその発生力を受止めるようにしたの
で全体構造を単純化することができる効果を有するもの
である。また、中身締付装置の一部をなす弾性部材にて
、運転中に発生する鉄心、巻線などの電磁振動を吸収緩
和しタンク側へ直接伝達しないようにすることができる
効果も有するものである。
第1図は従来の変圧器中身固定装置の断面図、第2図は
他の従来例の変圧器中身固定装置の要部断面図、第3図
は本発明の変圧器中身固定装置の一実施例を示す要部断
面図である。 1・・・鉄心、2・・・巻線、3・・・上部締金具、4
・・・下部締金具、17・・・中身締付装置、18・・
・オイルダツシユポツト、23・・・弾性部材。
他の従来例の変圧器中身固定装置の要部断面図、第3図
は本発明の変圧器中身固定装置の一実施例を示す要部断
面図である。 1・・・鉄心、2・・・巻線、3・・・上部締金具、4
・・・下部締金具、17・・・中身締付装置、18・・
・オイルダツシユポツト、23・・・弾性部材。
Claims (1)
- 1 上部締金具及び下部締金具により締付ける鉄心と、
前記鉄心に巻装する巻線とからなる中身をタンク内に配
置して固定し、前記タンクにカバーを結合するものにお
いて、前記中身は上部締金具とタンクのカバー間に設け
る中身締付装置により固定し、かつ前記中身締付装置は
中身の電磁振動を吸収する弾性部材と、衝撃時発生力に
対して作動して発生力をタンク側に伝達するオイルダツ
シユポットにより構成することを特徴とする変圧器中身
固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8602077A JPS5936811B2 (ja) | 1977-07-20 | 1977-07-20 | 変圧器中身固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8602077A JPS5936811B2 (ja) | 1977-07-20 | 1977-07-20 | 変圧器中身固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5421529A JPS5421529A (en) | 1979-02-17 |
JPS5936811B2 true JPS5936811B2 (ja) | 1984-09-06 |
Family
ID=13874975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8602077A Expired JPS5936811B2 (ja) | 1977-07-20 | 1977-07-20 | 変圧器中身固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5936811B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018117052A (ja) * | 2017-01-19 | 2018-07-26 | 株式会社日立製作所 | 静止誘導電器 |
-
1977
- 1977-07-20 JP JP8602077A patent/JPS5936811B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5421529A (en) | 1979-02-17 |
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