JPS5936744Y2 - 自転車用フリ−ホイ−ル - Google Patents

自転車用フリ−ホイ−ル

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Publication number
JPS5936744Y2
JPS5936744Y2 JP5907181U JP5907181U JPS5936744Y2 JP S5936744 Y2 JPS5936744 Y2 JP S5936744Y2 JP 5907181 U JP5907181 U JP 5907181U JP 5907181 U JP5907181 U JP 5907181U JP S5936744 Y2 JPS5936744 Y2 JP S5936744Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
core
gear body
free gear
rollers
roller
Prior art date
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Expired
Application number
JP5907181U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57171432U (ja
Inventor
烈 木根
Original Assignee
マエダ工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by マエダ工業株式会社 filed Critical マエダ工業株式会社
Priority to JP5907181U priority Critical patent/JPS5936744Y2/ja
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  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自転車用フリーホイールに関し、詳しくは、
フリーギヤ体に対し、中子が一方向(駆動方向)にのみ
共回りし、逆方向に空転する一方向クラッチとして、所
謂ローラクラッチを利用した自転車用フリーホイールの
改良に関する。
自転車用フリーホイールに適用すべき所謂一方向クラッ
チとしては、従来からラチェット機構を用いたものが一
般であった。
しかしながら最近においては、ラチェット機構の複雑さ
や、空転時カチャカチャという雑音を発するという点に
鑑み、所謂ローラクラッチを内装したフリーホイールが
開発されている。
斯るローラクラッチ付自転車用フリーホイールのクラッ
チ部は、一般に、第7図に示すように、フリーギヤ体a
の内周面に駆動方向(第7図時計回り)に向かうにつれ
、徐々に半径方向外方に深くなる凹陥部す、b・・・を
等間隔に設け、前記フリーギヤ体の内側に中子Cを回転
自由に嵌装し、前記凹陥部す、 b・・・と前記中子
Cの外周面とが形成する略楔状空間部d、 d・・・
に、該空間部d、 d・・・の最大中より若干小さい外
径を有する円筒状ローラe、 e・・・を夫々介装して
構成されている。
而して、フリーギヤ体aが駆動方向(第7図時計回り)
に回転しようとすると、ローラeは時計回りに若干自転
すると共に、前記凹陥部すの斜面壁b′と中子Cの外周
壁C′に噛み込み状に圧当接せしめられ、このときの摩
擦力、及び斜面反力の円周方向分力により、フリーギヤ
体aの駆動回転動力を中子Cに伝達する一方、フリーギ
ヤ体aが前記と逆方向(第7図反時計回り)に回転して
も、ローラe。
eは、前記略楔状空間部d、 d・・・のうちローラの
外径より大きい巾を有する部分において遊転するのみで
、中子〇にはフリーギヤ体aの回転は伝達されないよう
になっている。
しかしながら、上記のような横取のみのローラクラッチ
においては、以下に述べる問題点があった。
即ち、前記各ローラe、 e・・・は、第7図に詳示
するように、各楔状空間内の下方に位置するため、5ケ
所の凹陥部及びローラA、 B、 C,D、 Eのうち
、実際上玉として上述のようなりラッチ作用を行うのは
、A、即ち、ローラeが中子Cの外周面Cと凹陥部すの
斜面壁b′の双方に当接している箇所の1ケ所Aだけで
ある。
従って、フリーギヤ体aの回転動力は、前記1ケ所の凹
陥部及びローラAにより中子Cに伝達されるのであって
、このため前記Aに係る凹陥部の内壁面及び沖子Cの外
壁面を押圧する半径方向反力は、相当大となり、フリー
ギヤ体a、又は中子Cが、破壊する危険性がある。
更に、前記従来例においては、円筒状ローラeは、前記
略楔状空間部dに遊装するのみなので、ローラeが前記
凹陥部すの斜面壁b′と中子Cの外周面Cに常に噛み込
み状に圧当接されるとは限らず、場合によっては、前記
ローラeが前記外周面C′上を滑り、前記略楔状空間部
dの拡開方向(第7図時計回り方向)に逃げて、クラッ
チ作用を果さないことがあった。
これは、乗者が、負荷を意識してペダルを踏み込んでも
、場合によってはペダルが空転してしまうことを意味し
、走行安全上非常に問題である。
本考案は、上記の問題点を解決し、フリーギヤ体の駆動
力を全てのローラに均等に荷重負担せしめて従動部材に
伝達するようにし、且つ、いかなる場合であっても、確
実にクラッチ作用を為すようにしたローラクラッチ付自
転車用フリーホイールを提供することを目的とし、各ロ
ーラを保持器により等間隔に保持すると共に、保持器と
中子との間に、クラッチスプリングを介在せしめ、各ロ
ーラを中子に対して駆動方向に回り難く、空転方向に回
り易くしたことを特徴とする。
以下、本考案を図面に示す実施例に基き、具体的に説明
する。
1は、フリーホイールFの駆動部材たるフリーギヤ体で
、これの内側に、従動部材たる中子2を回転自由に嵌装
する。
図面に示す実施例においては前記フリーギヤ体の外方部
内壁にV字状ベアリングアウターレース1aを形成する
一方、中子2の外方端外周部を斜状に削除してベアリン
グインナーレース2bを形威し、前記各レース1a及び
2b間に複数個の鋼球0を介装した後、球押し部材Qa
を前記中子2に螺合せしめである。
しかし、フリーギヤ体1と中子2の嵌装方法は上記に限
定されないことは熱論である。
フリーギヤ体1は、外周にスプロケット歯部3を有し、
内周中央部には駆動方向に向かうにつれ半径方向に深く
なる凹陥部4,4・・・を等間隔に7ケ所形威してあり
、該フリーギヤ体1の内周外方部は、前記凹陥部4,4
・・・の最深部4a、4a・・・と同一内径としである
前記凹陥部4,4・・・と中子2の外周面2aとが形成
する略楔状空間部5゜5・・・には、夫々円柱状ローラ
6.6・・・を保持器7により等間隔に保持しつつ介装
する。
前記円柱状ローラ6.6・・・の外径は、前記空間部5
,5・・・の最大幅より若干小さい寸度に定める。
保持器7は、前記フリーギヤ体1と中子2との間隙内に
おいて、遊転自由に介在しつる外径及び内径を有する略
円筒状を呈し、その内方部には、前記ローラ6゜6・・
・を回転自由に収容するための切欠部7a、7aを有し
、外方部には鍔状の拡径部7bを有し、該拡径部7bの
半径方向内方には後述するクラッチバネ8を収納する段
部7Cを形成し、更に該段部7Cにはクラッチバネ8の
一端を止着するための掛止孔7dを設ける。
クラッチバネ8は、弾性線材を円環状に折曲形威し、一
端部に掛止用突部8aを形威し、これを前記保持器7の
掛止孔7dに掛止しつつ、保持器7の段部7Cと中子2
との間隙に介装される。
尚、クラッチバネ8は、組み付けたとき、中子2に巻き
付くように付勢しておき、且つ第3図鎖線で示すように
、中子2に反時計回りに巻き付けるように組み付ける。
尚、図中、符号9はフリーホイールFをハブ(図示略)
に螺着するための螺条、10は球押し部材Oaの締付は
穴、11は中子2とフリーギヤ体1の内端部間隙を封栓
する除塵シールである。
次に本考案の作用及効果について説明する。
中子2に巻き付いたクラッチバネ8の掛止用突部8aを
、第4図X方向(即ち空転方向)に回動せんとすると、
クラッチバネ8は、中子2から離反する如くなると共に
、中子2との接触面積が極小(点的接触)となるため、
該クラッチバネ8は、中子2に対して抵抗少なく回動す
るが、逆に、第5図Y方向(即ち駆動方向)に回動せん
とすると、クラッチバネ8は、中子2を締め付ける如く
なると共に、中子2との接触面積が極大(線的接触)と
なるため、摩擦抵抗が大となって中子2に対して回動し
難くなる。
本考案において、前記クラツチバネ8の掛止用突部8a
を、ローラ6.6・・・を等間隔に保持すべくフリーギ
ヤ体1と中子2との間隙に介装せしめた保持器7に止着
するのである。
従って、保持器7及びローラ6.6・・・は、中子2に
対し、駆動方向(第3図時計回り)には相対移動し難く
、空転方向(同反時計回り)には移動し易くなるのであ
る。
而して、今、フリーギヤ体1が駆動方向(第3図時計回
り)に回転し出すと、各ローラ6.6・・・は前記の如
く、クラッチバネ8の作用により、中子2に対して第3
図時計回り方向に移動し難くなっているので、該各ロー
ラ6.6・・・は、必ずフリーギヤ体1内周に設けた凹
陥部4の斜面壁4bと中子2の外周面2aとに噛み込み
状に圧当接されることとなり、フリーギヤ体1の回転駆
動力は、確実に中子2に伝達され、ハブ及び車輪を駆動
することとなるのである。
従って、従来のローラクラッチ付フリーホイールのよう
に、ローラが略楔空間内で滑り、拡開方向に逃げるとい
う現象は起り得す、確実なりラッチ作用が行われる。
しかも、各ローラ6.6・・・は、保持器7により等間
隔に位置せしめられているので、全てのローラ6.6・
・・が同時に前記のように斜面壁4b及び中子の外周面
2aに噛み込むこととなり、各ローラに均等に荷重が分
散され、フリーギヤ体1又は中子2の一部分に応力が集
中して破壊するという従来例における問題点も解決され
、寿命も長くなる。
次に、フリーギヤ体1が第3図反時計回りに回転せんと
するときは、各ローラ6.6・・・は、前記のようにク
ラッチバネ8の作用により、中子2に対し反時計回りに
移動し易くなっているので、中子2はフリーギヤ体1の
回転に対し共回りしない 第6図は、一方向クラッチバネ8の組み付は方法の他の
実施例を示す。
本実施例においては、保持器7に内側から付着するよう
に付勢したクラッチバネの一端を中子2に止着する。
尚、この場合クラッチバネ8を、第5図に示すように、
コイルバネの掛止用突部8イから時計回りに曲回するよ
うに組付ければ、該クラッチバネは、第3図に示す例と
同様の作用を為すのである。
以上述べたように、本考案に係る自転車用フッ−ホイー
ルによれば、従来例に比して確実なりラッチ作用が行わ
れると共に、フリーホイールの一部に無理がかからず、
破損の危険性が減少し、これはフリーホイールの耐久性
の向上及び材料コストの低減につながる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案に係る実施例に関し、第1図
は縦断面図、第2図は構成部品を分解した状態で示す斜
視図、第3図は第1図のG−G線断面図、第4図及第5
図は作用説明図、第6図は他の実施例を示す断面図、第
7図は従来例を示す要部断面図である。 1・・・・・・フリーギヤ体、2・・・・・・中子、4
・・・・・・凹陥部、5・・・・・・略楔空間部、6・
・・・・・ローラ、7・・・・・・保持器、8・・・・
・・クラッチバネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フリーギヤ体1と、これに回転自由に嵌装される中子2
    との間の環状空間を、フリーギヤ体1の内周に凹陥部4
    ,4・・・を設けることにより、駆動方向(自転車右方
    からみて時計回り)に向かうにつれ拡開する略楔状空間
    5,5・・・が連続するように形成し、前記各略楔状空
    間5,5・・・内に、それぞれローラ6.6・・・を遊
    装して、前記中子2が前記フリーギヤ体1に対し、駆動
    方向にのみ共回りするように構成したローラクラッチ式
    フリーホイールにおいて、前記各ローラ6.6・・・を
    等間隔に保持する保持器7を、前記フリーギヤ体1と前
    記中子2との間に遊転自由に介装するとともに、前記保
    持器7と前記中子2との間に、一方向クラッチバネ8を
    介在させて、前記保持器7およびこれに保持されるロー
    ラ6.6・・・を、前記中子2に対し、駆動方向に回転
    し難く、空転方向に回転し易くしたことを特徴とする、
    自転車用フリーホイール。
JP5907181U 1981-04-23 1981-04-23 自転車用フリ−ホイ−ル Expired JPS5936744Y2 (ja)

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JP5907181U JPS5936744Y2 (ja) 1981-04-23 1981-04-23 自転車用フリ−ホイ−ル

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Publication Number Publication Date
JPS57171432U JPS57171432U (ja) 1982-10-28
JPS5936744Y2 true JPS5936744Y2 (ja) 1984-10-11

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JP5907181U Expired JPS5936744Y2 (ja) 1981-04-23 1981-04-23 自転車用フリ−ホイ−ル

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