JPS5936442Y2 - 断熱シ−ト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は断熱シートに関するものである。

従来、断熱シートとして、独立した空気室を多数形成し
たプラスチックシート、例えば第１図イ。

口に示すよう・に、ポリエチレン製などとされたプラス
チックシートＡの表面Ｒに真空成形等により多数の独立
した空気Ｂ・・・Ｂを形成し、さらに、空気室Ｂ・・・
Ｂの包括表面上にプラスチックシート又はフィルムＣを
積層一体化した断熱シートが知られている。

しかしながら、この断熱シートは、多数の独立した空気
室Ｂ・・・Ｂの周囲の空気Ｅは矢印Ｆで示すように連続
した空間となるため、この部分に空気が流通し、断熱効
果が薄れてし普う欠点があった。

この考案は上記に鑑み、十分な断熱効果を発揮し得る断
熱シートを得ることを目的としてなされたものであって
、表面に多数の独立した空気室が突起状に形成された二
枚のプラスチックシートを、前記空気室を対向させて嵌
合状態となるよう積層一体化して成ることを特徴とする
ものである。

次に、この考案を実施例により説明する。

第２図はこの考案の実施例の断面図、第３図は第２図の
■−■線断面図である。

この考案の断熱シート１は、表面に多数の独立した空気
室２−・・２が突起状に形成されたプラスチックシート
３が二枚、前記空気室２・・・２を対向させ、突起状空
気室２・・・２が互いに喰い込み合うようにして積層一
体化されて構成されている。

上記実施例におけるプラスチックシート３の空気室２は
真空成形などによ１４形され、素材としてはポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニ
ールなど熱可塑性の真空成形可能なものが用いられる。

又、上記実施例として、空気室の断面形状が円形をなす
ものを示したが、これに限らず、三角形状、四角形状、
あるいは六角形状の断面形状としても良い。

さらに、上記断熱シート１を形成する二枚のプラスチッ
クシート３を透明なものとすれば、透光性の断熱シート
とすることができ、例えば温室、窓ガラスなどの断熱材
としても使用できる。

この考案は以上のように表面に空気室を有する二枚のプ
ラスチックシートを積層一体化して成るものであるから
、シート内部に形成される空気室は、独立空気室とされ
るので、シート内における空気の流通ないしは対流が防
止され、十分な断熱効果が発揮されるのである。

さらに、この考案の断熱シートを構成するプラスチック
シート３は、薄いシートに上り形成可能であるから、き
わめて軽量とすることができ、包装材料としても、ある
いは室内断熱素材としても使用でき、適用範囲が広く、
かつ、安価に製造できるなどの実用的効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図イ図は従来例の断面図、第１図口図は第１図イ図
のローロ線断面図、第２図はこの考案の実施例の断面図
、第３図は第２図のｌｌｌ−１１１１線断面図である。 １・・・断熱シート、 クシート。 ２・・・空気室、 ３・・・プラスチッ

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 （］）表面に多数の独立した空気室が突起状に形成され
   た二枚のプラスチックシートを、前記空気室を対向させ
   て嵌合状態となるよう積層一体化して成ることを特徴と
   する断熱シート。 （２）積層一体化されるプラスチックシートが透明であ
   る実用新案登録請求の範囲第１項記載の断熱シート。