JPS5936264B2 - シフト制御方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アルファ、ニユーメリツク、カナ文字等の文
字コード群から、漢字等の文字コード群にシフト状態を
切替える制御を行うシフト制御方式に関し、特に所定の
フィールド内でシフト制御容易なシフト制御方式に関す
る。

近年、漢字を含む文字を印字出力、表示出力する所謂日
本語処理装置が提案されているが、こうした日本語処理
装置においては、アルフアニユーメリツク、カナ文字等
の簡易文字と、漢字文字等、１文字の画情報量が多い文
字とを各々区別し、且つ文字数が数万個にも及ぶ漢字文
字を表現するために、漢字文字に対しては２バイト（１
６ビット）のコードを与え、簡易文字に対しては１バイ
ト（８ビット）のコードを与えるようにされている。

また、こうした異るコード系を持つシステムで、コード
系を切替えるために、出力のデータストリーム、即ち、
各文字コードと制御キャラクタ、例えば、改行キャラク
タコード、フィールドキャラクタ、出力されるデータの
所定の区画（フィールド）を定義するためのキャラクタ
等とを出力順に配置したデータの流れの中に、コード体
系をシフトさせるシフトキャラクタを挿入する事が行わ
れている。これは、例えば、ＣＲＴ表示装置、タイプラ
イタ等の装置において筒用されている。

しかるにこうした装置においては何れのコード体系から
のシフトであつてもデータストリーム中に必ずシフトキ
ャラクタを挿入して一旦シフト状態を指定してから、文
字コードを挿入しなければならず、１つのデータストリ
ームを作成するための制御が複雑となる欠点を持つてい
る。また更に、ＣＲＴ表示’ 装置の如く、一画面に表
示できるキャラクタ数が多いものであつては、一画面中
に、複数の表示フィールドを設け、異る種類の情報例え
ば、任意の一区画に回線を介して中央処理装置から送信
され、当該端末で受信人力されたデータを表示し、他の
・ 一区画に、当該端末に備え付けられたキーボード等
の入力部分から入力されたデータを表示し、更に他の一
区画には、カナ、漢字変換するためのワーク領域として
、カナデータ、漢字データが混在して表示される等、さ
れている。しかるにこうしたＣＲＴ表示装置等にあつて
は、各区毎に、フイールドキヤラクタ、及びフイールド
内のシフト状態を指定するシフトキヤラクタが必ずその
区画の先頭に設けられなければならないので、それら制
御キヤラクタを挿入制御が複雑となり、更に画面に対応
してメモリを設けるとそのメモリ容量も区画の数によつ
て大きなものを必要とするという欠点を有している。

本発明の目的は、こうした従来の欠点を解消すべく、シ
フトキヤラクタコードの挿入を減少させ得るシフト制御
方式を提供することにある。

上記目的を達成するために本発明においては何れのフイ
ールド内でもアルフアニユ メリツク・カナ文字等の簡
易文字のコード系は使用される点に着目し、フイールド
を区別するためのフイールドキヤラクタを所定のシフト
キヤラクタコードとして代用し、当該フイールドキヤラ
クタが検出されたら、その前のフイールドのシフト状態
が、簡易文字のシフト状態であつても漢字文字のシフト
状態であつても、そのフイールドの先頭の文字のシフト
状態を、所定のシフト状態、例えば、簡易文字のシフト
状態にせしめたものである。即ち、各フイールドにデー
タストリームが突入する際必ずシフト状態が使用頻度の
高いシフト状態に変化するから、わざわざ当該シフト状
態のシフトキヤラクタを挿入する必要はなく、シフト制
御の複雑さが改善される。以下実施例によつて説明する
。

第１図ａは、本発明の一実施例のプロツク図第１図ｂは
、データストリームを第１図ｃは表示画面を示す図であ
る。

図中、ＰＯＷは電源、Ｎは入力装置であつてキーボード
、受信回路、等を含むもの、ＣＯＮＴは制御部、ＤＢは
データバツフア、ＦＢはフイールドキヤラクタバツフア
、ＷＲＯ，ＷＲｌは書込レジスタ、ＲＲＯ，ＲＲｌは読
出しレジスタ、ＦＦＯ，ＦＦｌは、ＪＫタイプのフリツ
プフロツプ、ＳＣＧは、シフトコード、ＴＲは送信制御
回路、ＤＩＳＰは表示器、ＤＰは表示画面、Ｆｌ，Ｆ２
はフイールド、ＣＨは単位文字表示領域を示す。

また、Ｆｃ，ｆｃｌ，ｆｃ２はフイールドキヤラクタコ
ード、Ｓｃ，ｓｃＫ，ｓｃＡはシフトキヤラクタコード
、 Ａｃｉ？ＡｃｊラＡｃｋ２ａｃｍ》Ａｃｐ？Ｋｃｉ
ラＫｃｊ，ｋｃｍは各々文字コードである。

動作を説明する。

入力装置１Ｎ、例えば、キーボードから或は電源ＰＯＷ
から装置を初期化するための信号が入力されると、制御
部ＣＯＮＴは、これを図示されない判別回路でこれを判
別し、クリア信号ｃｌを出力する。

このクリア信号ｃ１は、フリツプフロツプＦＦＯ，ＦＦ
ｌをりセツトするとともに、データバツフアＤＢｌフイ
ールドキヤラクタバツフアＦＢ、書込レジスタＷＲＯ，
ＷＲｌ及び読出しレジスタをクリア即ち、レベル１０”
にせしめる。尚、同実施例の場合、シフト状態を指定す
るものがレベノピＯ”の場合、簡易文字、即ち、アルフ
アニユーメリツク、カナ、カナ記号、英文字、英記号を
示すシフト状態とされ、レベル”１゜゛が漢字を指定す
るシフト状態とされる。従つて、こうした初期化によつ
て、データバツフアＤＢ内のシフトキヤラクタコードと
対応する部分Ｓｃは、簡易文字群を指定する信号となる
。

入力装置１Ｎから、先ず、フイールドを指定するフイー
ルドキヤラクタコードＦｃ対応の信号が入力される。尚
、この信号は、ＣＲＴ表示装置等、予め、フイールドが
固定されたものである場合、制御部ＣＯＮＴ内部のメモ
リ等に格納された画面のフオーマツトプログラムの１つ
の制御キヤラクタであつても良い。この信号が入力され
、制御部ＣＯＮＴ内で、フイールドを区別するコードで
ある事が判別されると、フリツプフロツプＦＦＯのりセ
ツト状態はそのままにし、フイールドキヤラクタバツフ
アＦＢに、フイールドキヤラクタコードＦｃを書込レジ
スタＷＲｌを介して供給する。

また同時に、入力される文字データについては、フリツ
プフロツプＦＦＯのＱ出力とともに書込レジスタＷＲＯ
に供給され、フイールドキヤラクタコードの書込レジス
タＷＲｌの書込タイミングと同期してデータバツフアＤ
Ｂへの書込みが行われる。

従つて、データバツフアＤＢの書込レジスタＷＲＯのシ
フト状態を指定するビツト位置は、制御部ＣＯＮＴのシ
フト制御なしに、簡易文字のシフト状態を示すレベル゛
０”のデータが書込まれる。

例えば、同図ｂのデータストリームで、データが入力さ
れるものとすると、先ず制御部ＣＯＮＴは、フイールド
キヤラクタＦｃｌによつて、書込レジスタＷＲｌにはフ
イールドキヤラクタＦｃｌに対応するデータ、例えばレ
ベル”１”の信号を書込む。この時、フリツプフロツプ
ＦＦＯは、りセツト状態、即ち、Ｑ出力レベル゛Ｏ”に
保持される。また、次の文字コードＡｃｉの入力によつ
て制御部ＣＯＮＴは、この文字コードＡｃｉを、書込レ
ジスタＷＲＯに書込み、同時にフリップフロップ′ＦＦ
ＯのＱ出力（レベル“Ｏ”）を書込んで、当該文字コー
ドが簡易文字のシフト状態である事を指示せしめる。同
様に、文字コードＡｃｊ，ａｃｋの入力により、シフト
コードＳｃを決定するフリツプフロツプＦＦＯの状態は
りセツト状態のままにして書込レジスタＷＲＯを介し、
データバツフアＤＢに書込む。また、シフトキヤラクタ
コードＳｃｋが入力されると、制御部ＣＯＮＴは信号Ｅ
ｆを出力し、フリツプフロツプＦＦＯをセツト状態にせ
しめる。

従つて、フリツプフロツプＦＦＯのＱ出力はレベル６ビ
となる。次に漢字の文字コードＫｃｉが入力されると、
この文字コードＫｃｉと、フリツプフロツプＦＦＯのセ
ツト状態にあるＱ出力とを書込レジスタＷＲＯを介して
データバツフアＤＢに格納する。

同様にして、漢字の文字コードＫｃｊ，ｋｃｍが入力さ
れると、シフト状態はそのままにして、即ち、フリツプ
フロツプＦＦＯのＱ出力をレベル８ビにしたまま、文字
コードとともに、レジスタＷＲＯを介し、バツフアＤＢ
に書込むようにされる。

更に、漢字文字のシフト状態から、簡易文字のシフト状
態に移る際には制御回路ＣＯＮＴは、シフトコードＳｃ
Ａを検出し、以上同様にして文字コードをバツフアレジ
スタＤＢに書込むようにされる。制御回路ＣＯＮＴはフ
イールドコードＦｃ２をデータストリーム中に検出する
とフリツプフロツプＦＦＯをりセツトし、そのＱ出力を
レベノピＯ゛゜にせしめ、フイールドキヤラクタバツフ
アＦＢにレベル゛１”のデータを書込む。従つて、シフ
ト状態を示すフリツプフロツプＦＦＯがレベル８『゛と
されるので、簡易文字のシフト状態にされる。

データバツフアＤＢに書込まれた文字データを表示する
場合について以下に説明する。表示器Ｄ［ＳＰは、例え
ばＣＲＴ表示装置で構成され、データバツフアＤＢのデ
ータを順次読出し、これを表示走査と同期して、図示さ
れない公知のキャラクタジェネレータをアクセスし、表
示画面ＤＰ上に文字コードに対応する文字の表示を行う
。

また、表示器Ｄ［ＳＰにおいては、表示画面ＤＰに表示
するための表示フオーマツトを、フイールドキヤラクタ
コード等の制御コードによつて制御しつつ文字を表示す
るように構成される。これらは何れも、公知の表示技術
によつて達成される。即ち、表示画面ＤＰは、簡易文字
を表示するに足る領域ＣＨの所定数によつて構成され、
漢字文字はこの領域ＣＨを２つ使用して表現される。従
つて、同図ｂに示される簡易文字のコードＡｃｉは、こ
の場合、ア文字「ア」を示すコードとされ、漢字コード
Ｋｃｉは、［富」を示すコードとされる。先ず、データ
バツフアＤＢが順次格納順に読出しレジスタＲＲＯ，Ｒ
Ｒｌに読出される。

表示器ＤＩＳＰは、フイールドキヤラクタコードを、読
出しレジスタＲＲｌがレベル１『゛からレベル８Ｆ゛に
変化するのを識別し、シフト状態を簡易文字シフトとす
る。即ち、例えば、簡易文字のコードをパターンに変換
するキヤラタタジエネレータと、漢字文字のコードをパ
ターンに変換するキャラクタジェネレータとが表示器Ｄ
ＩＳＰに存在すれば、このフイールドキヤラクタのレベ
ル１１”の信号によつて、簡易文字のキヱラクタジエネ
レータを、文字コードバツフアと接続するが如くされる
。また、文字コードは読出しレジスタＲＲＯを介し、表
示器ＤＩＳＰに与えられ、文字パターンに変換されて、
フイールドＦ１に表示される。レジスタＲＲＯのシフト
キヤラクタを格納するビツト位置は、この時は、簡易文
字シフト状態におかれている。漢字文字Ｋｃｉが表示部
ＤＩＳＰに入力される時シフトキヤラクタは、レベル０
ｒ゛となり、漢字文字である事を指定しているから、表
示部ＤｌＳＰは、漢字文字コードを２つの領域ＣＨに渡
つてパターンを表示するようにされる。また、これらデ
ータを、例えばセンタ装置に送信する場合、送信制御回
路ＴＲに表示部ＤＩＳＰの場合と同様にデータバツフア
ＤＢ及びフイールドキヤラクタバツフアＦＢから各デー
タを読出し送出するようにされる。

センタ側で、シフトギアラクタをフイールの先頭に必要
とする場合には、フイールドキヤラクタがレジスタＲＲ
ｌに読出された時点で、フリツプフロツプＦＦｌがクリ
ア、即ち、そのＱ出力のレベルを６０”にするようにさ
れる。これによつて、シフトキャラクタジェネレータＳ
ＣＧが、シフトキヤラクタコードを発生し、フイールド
キヤラクタコードの後に、送信制御回路ＴＲが、シフト
キヤラクタコードを送出するようにする。以上説明した
実施例においては、制御部ＣＯＮＴが、フイールドキヤ
ラクタコードを検出した時シフト状態を所定のシフト状
態となるようにフリツプフロツプＦＦＯをレベル６０゛
に保持させたが、表示器或は、送信制御回路側にデータ
ストリーム中からこのコードを検出する機能を設けシフ
ト制御しても良い。

以上説明した様に本発明においては、データフイールド
を区分するフイールドキヤラクタコードを検出した際、
所定のコード系とするようにしたから、シフトキヤラク
タをフイールドキヤラクタの後に必ず挿入しなければな
らないという不便さがなくなり、シフト制御が著く簡便
化される。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ−ｃは、本発明の一実施例のプロツク図、デー
タストリームを示す図、及び表示画面の模式図である。 図中、ＩＮは入力装置、ＣＯＮＴは制御部、ＤＢはデー
タバツフア、ＦＢはフイールドキヤラクタバツフア、Ｄ
ＩＳＰは表示器、ＴＲは送信制御回路である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 処理装置と、文字出力装置とを有し、各々異る種類
   の文字群の各文字に割付けられた各々異るコード群の文
   字コードと、該コード群のシフト状態の切替えを示すシ
   フトキャラクタコードと、所定数の文字コードにより構
   成されたフィールドの区切りを示すフィールドキャラク
   タコードとが出力順序に応じて配置されたデータストリ
   ームを、該文字出力装置に供給し、該シフトキャラクタ
   コードを検出して、文字の種類を切替え出力する文字処
   理装置のシフト制御方式において、該フィールドキャラ
   クタコードを検出する手段を設け、該フィールドキャラ
   クタコードの検出出力により該フィールドを所定のシフ
   ト状態にせしめることを特徴とするシフト制御方式。