JPS5936210B2 - 流量計 - Google Patents
流量計Info
- Publication number
- JPS5936210B2 JPS5936210B2 JP65279A JP65279A JPS5936210B2 JP S5936210 B2 JPS5936210 B2 JP S5936210B2 JP 65279 A JP65279 A JP 65279A JP 65279 A JP65279 A JP 65279A JP S5936210 B2 JPS5936210 B2 JP S5936210B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow rate
- container
- liquid level
- valve
- flowmeter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Measuring Volume Flow (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は流量計に係り、特に測定流量範囲が広い流量計
に関する。
に関する。
従来の流量計としては、一般的なものとして、(1)オ
リフィス流量計、ペンチユリ流量計、フロ ・−ノズル
流量計、等のように管路に絞りを入れ、この絞りによつ
て発生する差圧より流量を測定するもの、(2)タービ
ン流量計のように、管路に回転翼車を入れ、その回転数
より流量を測定するもの、(3)電磁流量計のように磁
場中を移動する流体に生ずる電位差の測定より流量を測
定するもの、(4)容器中に流体を流入させ、その液位
上昇より流量を測定するもの、などが上げられる。
リフィス流量計、ペンチユリ流量計、フロ ・−ノズル
流量計、等のように管路に絞りを入れ、この絞りによつ
て発生する差圧より流量を測定するもの、(2)タービ
ン流量計のように、管路に回転翼車を入れ、その回転数
より流量を測定するもの、(3)電磁流量計のように磁
場中を移動する流体に生ずる電位差の測定より流量を測
定するもの、(4)容器中に流体を流入させ、その液位
上昇より流量を測定するもの、などが上げられる。
(1)の差圧測定式の流量計は、流速りと差圧ΔPとの
関係が、りcx−F で表わされる。
関係が、りcx−F で表わされる。
ΔPの測定可能範囲は測定誤差を考慮すると、差圧計の
フルスケールから、その5〜10%程度の間であり、こ
れにより低い流量範囲では誤差が増加する。このΔPの
測定可能範囲の平方をとつた値、すなわち22〜100
%が、上式より流速すなわち流量の測定可能範囲になる
。このことから差圧式の流量計は測定可能な流量範囲が
最低流量の5倍程度しか無いことがわかる。つぎに上記
の(2)に述べたタービン流量計は、流量と回転翼車の
回転速度が比例しているため、流量測定可能範囲は5〜
100%となり、最低流量の20倍程度の範囲まで測定
可能である。上記(3)の電磁流量計は可動部が無く、
また出力と流量が比例しているので、流量測定可能な範
囲は1〜100%となり、最低流量の100倍程度の範
囲まで測定可能である。上記3種の流量計はいずれも単
相流の瞬間流量を測定するためのもので、気泡のまじつ
た液体とか、流量範囲が極端に広い場合、間欠的に液体
が流入する場合等には使用できない。これらの目的に対
しては、上記(4)の容器内の液位上昇速度によつて流
量を測定する方式が適している。この液位上昇速度を連
続的に測定し、これを時間で微分してやれば瞬間流量を
求めることができ、また液位が一定距離だけ上昇する時
間を測定することにより、その時間の間の平均流量を求
めることができる。後者の平均流量を求める方式では、
容器中の高さの異なる位置に液位計を2本人れ、この2
本の液位計が0Nになる時間間隔を測定するだけなので
、容器の断面積を適当に大きくして、最大流量時の液位
上昇速度が極端に高くならないようにしてやれば、その
流量測定可能範囲は事実上無制限に広げることができる
。ただしこの流量計は容器が流体で一杯になつたらドレ
ンして内部を空にする必要がある。このドレン操作は、
容器底部につけた電磁弁で行なうのが一般的である。す
なわち容器が一杯になつたことを液位計等で検知して電
磁弁を開き、ドレン終了時にはこの弁を閉じてまた液位
上昇速度の測定を開始するわけである。以上容器に流入
水を一旦貯え、その液位上昇速度から流量を求める力式
は、流量の測定範囲が他の流量計に比べて非常に広くと
れる利点を有することを述べた。
フルスケールから、その5〜10%程度の間であり、こ
れにより低い流量範囲では誤差が増加する。このΔPの
測定可能範囲の平方をとつた値、すなわち22〜100
%が、上式より流速すなわち流量の測定可能範囲になる
。このことから差圧式の流量計は測定可能な流量範囲が
最低流量の5倍程度しか無いことがわかる。つぎに上記
の(2)に述べたタービン流量計は、流量と回転翼車の
回転速度が比例しているため、流量測定可能範囲は5〜
100%となり、最低流量の20倍程度の範囲まで測定
可能である。上記(3)の電磁流量計は可動部が無く、
また出力と流量が比例しているので、流量測定可能な範
囲は1〜100%となり、最低流量の100倍程度の範
囲まで測定可能である。上記3種の流量計はいずれも単
相流の瞬間流量を測定するためのもので、気泡のまじつ
た液体とか、流量範囲が極端に広い場合、間欠的に液体
が流入する場合等には使用できない。これらの目的に対
しては、上記(4)の容器内の液位上昇速度によつて流
量を測定する方式が適している。この液位上昇速度を連
続的に測定し、これを時間で微分してやれば瞬間流量を
求めることができ、また液位が一定距離だけ上昇する時
間を測定することにより、その時間の間の平均流量を求
めることができる。後者の平均流量を求める方式では、
容器中の高さの異なる位置に液位計を2本人れ、この2
本の液位計が0Nになる時間間隔を測定するだけなので
、容器の断面積を適当に大きくして、最大流量時の液位
上昇速度が極端に高くならないようにしてやれば、その
流量測定可能範囲は事実上無制限に広げることができる
。ただしこの流量計は容器が流体で一杯になつたらドレ
ンして内部を空にする必要がある。このドレン操作は、
容器底部につけた電磁弁で行なうのが一般的である。す
なわち容器が一杯になつたことを液位計等で検知して電
磁弁を開き、ドレン終了時にはこの弁を閉じてまた液位
上昇速度の測定を開始するわけである。以上容器に流入
水を一旦貯え、その液位上昇速度から流量を求める力式
は、流量の測定範囲が他の流量計に比べて非常に広くと
れる利点を有することを述べた。
しかし、流量測定範囲を非常に広くとり、かつ最大流量
時の液位上昇速度が極端に大きくならないように容器断
面積を広くとると、最小流量時の液位上昇速度が極端に
小さくなるので、上述のように容器中の高さの異なる位
置に入れた2本の液位計の0Nになる時間差で流量を測
定する方式では、この時間差(すなわち流量の1回の測
定時間)が.極端に長くなる欠点があつた。本発明の目
的は、流量測定範囲が広く、かつ小流量時でも流量の測
定時間が極端に長くならない流量計を提供するにある。
本発明は、流入流量の大小によつて測定容器の(実効断
面積を変化させることにより、小流量時でも流量の測定
時間が極端に長くならないようにしたものである。
時の液位上昇速度が極端に大きくならないように容器断
面積を広くとると、最小流量時の液位上昇速度が極端に
小さくなるので、上述のように容器中の高さの異なる位
置に入れた2本の液位計の0Nになる時間差で流量を測
定する方式では、この時間差(すなわち流量の1回の測
定時間)が.極端に長くなる欠点があつた。本発明の目
的は、流量測定範囲が広く、かつ小流量時でも流量の測
定時間が極端に長くならない流量計を提供するにある。
本発明は、流入流量の大小によつて測定容器の(実効断
面積を変化させることにより、小流量時でも流量の測定
時間が極端に長くならないようにしたものである。
第1図に本発明の一実施例を示す。
この例では容器1の上部に給水管2が接続され、流量を
測定したい流体がこれから容器1内に流入する。容器1
の内部は内筒3によつて下部で互に連通した2つの空間
領域部に分けられている。内側の領域部には2本の液位
測定用の電極4が、絶縁5を介して挿入されており、容
器1内の液位上昇によつて電極の下端が端液したときの
、電極4と容器1間の電気伝導度の変化を検出して、液
位が各電極4の下端部より下にあるか上にあるかを測定
できるようになつている。また容器1の底部には、ドレ
ン管6およびドレン弁Tがついており容器内の流体をド
レンタンク8にドレンできるようになつている。容器1
内の内筒3で仕切られた2つの領域部には、それぞれ上
部に空気抜き9,10がつけられており、液位測定用の
電極4が入つていない領域部の側の空気抜き10には弁
11が取り付けられている。これら2本の空気抜き9,
10の配管は、ドレンタンク8に接続され、容器1内の
液位上昇,下降に伴なう容器1内の空気部体積の変化を
、ドレンタンク8との間で空気をやりとりすることで吸
収している。第2図と第3図を用いて本発明の原理を説
明する。
測定したい流体がこれから容器1内に流入する。容器1
の内部は内筒3によつて下部で互に連通した2つの空間
領域部に分けられている。内側の領域部には2本の液位
測定用の電極4が、絶縁5を介して挿入されており、容
器1内の液位上昇によつて電極の下端が端液したときの
、電極4と容器1間の電気伝導度の変化を検出して、液
位が各電極4の下端部より下にあるか上にあるかを測定
できるようになつている。また容器1の底部には、ドレ
ン管6およびドレン弁Tがついており容器内の流体をド
レンタンク8にドレンできるようになつている。容器1
内の内筒3で仕切られた2つの領域部には、それぞれ上
部に空気抜き9,10がつけられており、液位測定用の
電極4が入つていない領域部の側の空気抜き10には弁
11が取り付けられている。これら2本の空気抜き9,
10の配管は、ドレンタンク8に接続され、容器1内の
液位上昇,下降に伴なう容器1内の空気部体積の変化を
、ドレンタンク8との間で空気をやりとりすることで吸
収している。第2図と第3図を用いて本発明の原理を説
明する。
第2図のA,b,cは弁11を閉じた時の特性を示して
いる。容器1内に給水管2から流体が流入すると、内筒
3で仕切られた容器1内の2つの領域部は下部で連通し
ているので、液位はこの2つの領域部で均等に上昇しよ
うとするが、弁11が閉じているので、外側の領域部の
空気が排除されず、したがつて外側の領域の液位はほと
んと上昇しない。給水管2からの給水をつづけると、内
部の領域部の液位のみが上昇してb・のような状態とな
る。aからbの状態になる途中で、電極4の長い方がま
ず接液し、つぎに短い方が接液する。前述のように各電
極4・と容器1との電気伝導度の変化でこの接液を検知
できるので、2本の電極4の接液の時間差ΔT,と、内
筒3の内側の横断面積A1および2本の電極4の下端部
の高さの差Hより、流入流量Q1をの式で求めることが
できる。
いる。容器1内に給水管2から流体が流入すると、内筒
3で仕切られた容器1内の2つの領域部は下部で連通し
ているので、液位はこの2つの領域部で均等に上昇しよ
うとするが、弁11が閉じているので、外側の領域部の
空気が排除されず、したがつて外側の領域の液位はほと
んと上昇しない。給水管2からの給水をつづけると、内
部の領域部の液位のみが上昇してb・のような状態とな
る。aからbの状態になる途中で、電極4の長い方がま
ず接液し、つぎに短い方が接液する。前述のように各電
極4・と容器1との電気伝導度の変化でこの接液を検知
できるので、2本の電極4の接液の時間差ΔT,と、内
筒3の内側の横断面積A1および2本の電極4の下端部
の高さの差Hより、流入流量Q1をの式で求めることが
できる。
内筒3内部の液位が上つてbの状態になり、短い方の電
極4が接液したら、ドレン弁?を開けて容器1内の水を
cのように−ドレンする。このときも給水管2からは連
続的に流体が流入しているので、ドレンによつて容器1
内の液位を下げるには、ドレン管6およびドレン弁Tは
十分太い必要がある。ドレンが進み、2本の電極4が空
気中に露出したら、ドレン弁Tを閉じると、状態はaに
戻る。次に第3図は弁11を開けた場合で、この場合に
は容器1内の内筒3で仕切られた2つの領域部が、上は
空気抜き管9,10で、また下は内筒3底部の連通部で
つながつているので、容器1内に流入した流体の液位は
、第3図のA,b,cに示すように容器1内で均一であ
る。このときの流入流量Q2は、前と同様にして、Q2
= A2・ H/ΔT2・・・・・・ (2)で求める
ことができる。
極4が接液したら、ドレン弁?を開けて容器1内の水を
cのように−ドレンする。このときも給水管2からは連
続的に流体が流入しているので、ドレンによつて容器1
内の液位を下げるには、ドレン管6およびドレン弁Tは
十分太い必要がある。ドレンが進み、2本の電極4が空
気中に露出したら、ドレン弁Tを閉じると、状態はaに
戻る。次に第3図は弁11を開けた場合で、この場合に
は容器1内の内筒3で仕切られた2つの領域部が、上は
空気抜き管9,10で、また下は内筒3底部の連通部で
つながつているので、容器1内に流入した流体の液位は
、第3図のA,b,cに示すように容器1内で均一であ
る。このときの流入流量Q2は、前と同様にして、Q2
= A2・ H/ΔT2・・・・・・ (2)で求める
ことができる。
ここでA2は容器1内の全横断面積、ΔT2は2本の電
極4の接液の時間差である。ここでQ1=Q2であると
、A2の方がA,より内筒3の外側の領域部の断面積分
だけ大きいので、ΔT2もこれに比例して大きくなる。
すなわち第3図のように弁11を明けた力が、同じ流入
流量でも液位上昇速度が小さくなることがわかる。した
がつて流入流量が大きいとき、すなわち液位上昇速度が
速いときには弁11を開けて容器1内全部でこれを受け
入れ、流入流量が小さいとき、すなわち液位上昇速度が
遅いときには、弁11を閉じて内筒3内のみでこれを受
け入れるようにすれば、液位上昇速度が流入流量に反比
例して極端に変化することが防止できる。以上弁11を
設けて容器1内の液体の入る部分の実効断面積を制御す
ることにより、流量測定に要する時間(ΔT,,2)が
極端に長くなることを防止できることを述べた。
極4の接液の時間差である。ここでQ1=Q2であると
、A2の方がA,より内筒3の外側の領域部の断面積分
だけ大きいので、ΔT2もこれに比例して大きくなる。
すなわち第3図のように弁11を明けた力が、同じ流入
流量でも液位上昇速度が小さくなることがわかる。した
がつて流入流量が大きいとき、すなわち液位上昇速度が
速いときには弁11を開けて容器1内全部でこれを受け
入れ、流入流量が小さいとき、すなわち液位上昇速度が
遅いときには、弁11を閉じて内筒3内のみでこれを受
け入れるようにすれば、液位上昇速度が流入流量に反比
例して極端に変化することが防止できる。以上弁11を
設けて容器1内の液体の入る部分の実効断面積を制御す
ることにより、流量測定に要する時間(ΔT,,2)が
極端に長くなることを防止できることを述べた。
第4図は、以上述べた本発明の効果を示すため、流量Q
と2本の液位計電極4の接液時間差Δtおよび弁11の
開閉の関係について示したものである。
と2本の液位計電極4の接液時間差Δtおよび弁11の
開閉の関係について示したものである。
弁11を閉じた状態でのQとΔtの関係を曲線ABCD
)弁11を開けた状態でのQとΔtの関係を曲線EFG
Hで表わす。弁11を開けた状態の力が容器1内の液体
の入る部分の断面積が大きい(A2>A1)ので、同じ
流量Qに対し液位上昇速度は遅く、したがつてΔtは大
きくなる。弁11を開けたままの状態では、流量がQm
axからQminに減少すると、ΔtはΔTminから
Δt ’Maxまで増加し、流量最小時のΔtが極端に
長くなる。また弁11を閉じたままだと、液位上昇速度
が速くなるため、流量を増加していつた場合、流量Q’
MaxでΔtがΔTminまで低下してしまう。これ以
上流量を増加させると、Δtが小さくなりすぎてΔtの
測定誤差が大きくなるので、このままでは大流量の測定
が困難である。本発明では、弁11を適当に切り換える
ことにより、Δtの変動範:用をあまり増加させること
なく、流量測定範囲を広げている。すなわち、流量Qを
Qminから増カロさせていくときは、まず弁11を閉
じたままで(1)式に従つた曲線ABCのように進み、
Δtが設定値S2に達したとき、弁11を開ける。この
ときQとΔtの関係はC点からG点に移動する。流量Q
をなおも増加させると、(2)式に従つた曲線GHのよ
うに進むことになる。逆に流量が減少した場合には、Δ
tが設定値S,に達したら、弁11を閉じ、F点からB
点に移行し、曲線BAと進むようにする。このように弁
11の閉鎖時には設定値S2で弁を開け、弁11の開放
時には設定値S,で弁を閉じることにより、Qminか
らQmaxまでの流量範囲の流量を、ΔTmaxからΔ
Tminの測定時間範囲内で測定可能になる。なお弁操
作をしない場合は、ΔtはΔt’MaxからΔTmin
まで変化する。ここで弁11の切換点付近でのハンチン
グを防止するためには、第4図のCGFBに示すような
ヒステリシスループを作つておく必要があり、これを満
足すべき条件として、のように設定値S1とS2を選ぶ
必要がある。
)弁11を開けた状態でのQとΔtの関係を曲線EFG
Hで表わす。弁11を開けた状態の力が容器1内の液体
の入る部分の断面積が大きい(A2>A1)ので、同じ
流量Qに対し液位上昇速度は遅く、したがつてΔtは大
きくなる。弁11を開けたままの状態では、流量がQm
axからQminに減少すると、ΔtはΔTminから
Δt ’Maxまで増加し、流量最小時のΔtが極端に
長くなる。また弁11を閉じたままだと、液位上昇速度
が速くなるため、流量を増加していつた場合、流量Q’
MaxでΔtがΔTminまで低下してしまう。これ以
上流量を増加させると、Δtが小さくなりすぎてΔtの
測定誤差が大きくなるので、このままでは大流量の測定
が困難である。本発明では、弁11を適当に切り換える
ことにより、Δtの変動範:用をあまり増加させること
なく、流量測定範囲を広げている。すなわち、流量Qを
Qminから増カロさせていくときは、まず弁11を閉
じたままで(1)式に従つた曲線ABCのように進み、
Δtが設定値S2に達したとき、弁11を開ける。この
ときQとΔtの関係はC点からG点に移動する。流量Q
をなおも増加させると、(2)式に従つた曲線GHのよ
うに進むことになる。逆に流量が減少した場合には、Δ
tが設定値S,に達したら、弁11を閉じ、F点からB
点に移行し、曲線BAと進むようにする。このように弁
11の閉鎖時には設定値S2で弁を開け、弁11の開放
時には設定値S,で弁を閉じることにより、Qminか
らQmaxまでの流量範囲の流量を、ΔTmaxからΔ
Tminの測定時間範囲内で測定可能になる。なお弁操
作をしない場合は、ΔtはΔt’MaxからΔTmin
まで変化する。ここで弁11の切換点付近でのハンチン
グを防止するためには、第4図のCGFBに示すような
ヒステリシスループを作つておく必要があり、これを満
足すべき条件として、のように設定値S1とS2を選ぶ
必要がある。
1例として、容器1の内径300mWL)内筒3の内径
80mmのときにはA,= 50C7rL2、A2=7
07cm2、A2/A1=14であるから、S2=7秒
とするとA2S,=100秒>− S2=98となる。
80mmのときにはA,= 50C7rL2、A2=7
07cm2、A2/A1=14であるから、S2=7秒
とするとA2S,=100秒>− S2=98となる。
A
ΔTmin= 3秒とし、2本の液位計電極4の上下刃
向の高さの差Hを420mmとすると、Qmax=A2
・H/ΔTmin2−10ρ00(V7l丹Aとなる。
向の高さの差Hを420mmとすると、Qmax=A2
・H/ΔTmin2−10ρ00(V7l丹Aとなる。
最小流量Qminをこれの1/1000(したがつてこ
の流1計の流量測定範囲は10〜10,000(V7l
3/ Sとなる。)にすると、となる。ここで弁11の
切り換えを行なわず、弁11を開けたままでQmax=
10,000C1rL3/ sからQmin=10(V
7l3/ sの範囲の流量を測定したときは、Δtの変
化はΔTmin= 3秒から、Δt′Max=A2H/
Qmin=2970秒主50分となるので、本発明によ
り最小流量時の測定時間が50分から3.5分に短縮さ
れることになる。第5図に以上述べた弁11の操作を自
動化する際のシークンスを示す。2本の液位計電極4の
出力LL(!1.LHは、液位上昇速度演算器13に入
り、LLが0Nになつた時刻tlとLHが0Nになつた
時刻T2をタイマ12との比較で求め、これらの差から
Δtを求める。
の流1計の流量測定範囲は10〜10,000(V7l
3/ Sとなる。)にすると、となる。ここで弁11の
切り換えを行なわず、弁11を開けたままでQmax=
10,000C1rL3/ sからQmin=10(V
7l3/ sの範囲の流量を測定したときは、Δtの変
化はΔTmin= 3秒から、Δt′Max=A2H/
Qmin=2970秒主50分となるので、本発明によ
り最小流量時の測定時間が50分から3.5分に短縮さ
れることになる。第5図に以上述べた弁11の操作を自
動化する際のシークンスを示す。2本の液位計電極4の
出力LL(!1.LHは、液位上昇速度演算器13に入
り、LLが0Nになつた時刻tlとLHが0Nになつた
時刻T2をタイマ12との比較で求め、これらの差から
Δtを求める。
このΔtと、別に与えた前述の設定値S,とS2の比較
より、弁11操作器14は弁11の開閉を行なう。なお
HOldと書いたのは、弁11に対しなにも操作信号を
出さないことを意味する。また別に液位計電極4の出力
LL(5LH())0N/0FFの状態により、ドレン
弁操作器15は前述のようにドレン弁Tの開閉を行なι
、容器1内の流体のドレン操作を自動的に行なう。第6
図と第T図は本発明の他の実施例で、第6図の実施例は
、第1図の実施例で内筒3の内側にあつた液位計電極4
を、外側に移し、これに伴なつて空気抜き9,10の位
置を入れ換えたものである。
より、弁11操作器14は弁11の開閉を行なう。なお
HOldと書いたのは、弁11に対しなにも操作信号を
出さないことを意味する。また別に液位計電極4の出力
LL(5LH())0N/0FFの状態により、ドレン
弁操作器15は前述のようにドレン弁Tの開閉を行なι
、容器1内の流体のドレン操作を自動的に行なう。第6
図と第T図は本発明の他の実施例で、第6図の実施例は
、第1図の実施例で内筒3の内側にあつた液位計電極4
を、外側に移し、これに伴なつて空気抜き9,10の位
置を入れ換えたものである。
効果は第1図の実施例と同じである。第T図の実施例は
、第1図および第6図の実施例のように容器1の内部を
内筒3で区切ることを止め、測定容器16と制御容器I
Tのようにまつたく別の容器を2個並べたものである。
測定容器16が第1図の実施例の内筒3の内側の領域に
対応し、また制御容器ITは、同実施例の内筒3の外側
の領域に対応しており、効果は第1図の実施例と同じで
あるが、容器が2個に増加した分だけ複雑になつており
、製造コストが高くなる。以上本発明によれば、弁11
の開閉によつて容器1の有効断面積を制御できるので、
容器1内部の液位上昇速度を測定して流入流量を求める
液位計において、流量測定範囲が広いという特徴はその
まま生かしながら、流量測定にかかる時間を大巾に(例
えば1/10)以上に短縮することができる。
、第1図および第6図の実施例のように容器1の内部を
内筒3で区切ることを止め、測定容器16と制御容器I
Tのようにまつたく別の容器を2個並べたものである。
測定容器16が第1図の実施例の内筒3の内側の領域に
対応し、また制御容器ITは、同実施例の内筒3の外側
の領域に対応しており、効果は第1図の実施例と同じで
あるが、容器が2個に増加した分だけ複雑になつており
、製造コストが高くなる。以上本発明によれば、弁11
の開閉によつて容器1の有効断面積を制御できるので、
容器1内部の液位上昇速度を測定して流入流量を求める
液位計において、流量測定範囲が広いという特徴はその
まま生かしながら、流量測定にかかる時間を大巾に(例
えば1/10)以上に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の・一実施例を示す断面図、第2図と第
3図は、本発明の動作原理を示す路線図、第4図は本発
明の動作原理を示すグラフ、第5図は本発明の装置の制
御系のシークンスを示す図、第6図と第T図は本発明の
他の実施例図である。 1 ・・・・・・容器、2・・・・・・給水管、3・・
・・・・内筒、4・・・・・・電極、6・・・・・・ド
レン管、T・・・・・・ドレン弁、11・・・・・・弁
。
3図は、本発明の動作原理を示す路線図、第4図は本発
明の動作原理を示すグラフ、第5図は本発明の装置の制
御系のシークンスを示す図、第6図と第T図は本発明の
他の実施例図である。 1 ・・・・・・容器、2・・・・・・給水管、3・・
・・・・内筒、4・・・・・・電極、6・・・・・・ド
レン管、T・・・・・・ドレン弁、11・・・・・・弁
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 容器の底部で互いに連通した2個の空間領域部と、
該領域部のいずれか一方に設けられた液体流入部と、上
記容器の低部から該容器内の液体をドレンする手段と、
上記いずれか一方の領域部の内部に設けられた高低2個
所以上の液位を測定する手段と、該液位測定手段を設置
した領域部の上部に設けられた気体排出手段と、他方の
領域部の上部に設けられた開閉自在な気体排出手段とを
含んで構成される流量計。 2 上記測定する手段は、容器内の液位上昇速度を求め
、該速度と予じめ定めた設定値とを比較し、その結果を
もつて測定結果とする機能によつて構成し、上記開閉自
在な弁の開閉制御を上記測定結果に従つて行つてなる特
許請求の範囲第1項記載の流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP65279A JPS5936210B2 (ja) | 1979-01-10 | 1979-01-10 | 流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP65279A JPS5936210B2 (ja) | 1979-01-10 | 1979-01-10 | 流量計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5594112A JPS5594112A (en) | 1980-07-17 |
JPS5936210B2 true JPS5936210B2 (ja) | 1984-09-03 |
Family
ID=11479636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP65279A Expired JPS5936210B2 (ja) | 1979-01-10 | 1979-01-10 | 流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5936210B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62170665U (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-29 | ||
JPS63119265U (ja) * | 1987-01-28 | 1988-08-02 | ||
JPH02137009U (ja) * | 1989-04-13 | 1990-11-15 | ||
JPH0392068U (ja) * | 1989-12-30 | 1991-09-19 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5756711A (en) * | 1980-08-29 | 1982-04-05 | Tlv Co Ltd | Flow rate meter for condensate |
JPS603419U (ja) * | 1983-06-22 | 1985-01-11 | 株式会社トクヤマ | 流量検知装置 |
-
1979
- 1979-01-10 JP JP65279A patent/JPS5936210B2/ja not_active Expired
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62170665U (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-29 | ||
JPS63119265U (ja) * | 1987-01-28 | 1988-08-02 | ||
JPH02137009U (ja) * | 1989-04-13 | 1990-11-15 | ||
JPH0392068U (ja) * | 1989-12-30 | 1991-09-19 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5594112A (en) | 1980-07-17 |
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