JPS5936201Y2

JPS5936201Y2 - 下ろし器

Info

Publication number: JPS5936201Y2
Application number: JP5151082U
Authority: JP
Inventors: 信四郎石山
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1982-04-08
Filing date: 1982-04-08
Publication date: 1984-10-05
Also published as: JPS58154748U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は、大根等の下ろし器に関するものである。

従来、大根等を下ろす場合、下ろし金に把持した大根を
押し付けると共に、前後方向に大根を移動させながら下
ろしていたので、手間がかがる欠点があった。

上記の点に鑑み、モーターにより円盤状の下ろし金を回
転させながら、上記下ろし金に押し付けた大根を下ろす
ようにしたものがある。

この場合、下ろし金に大根を押し付ける作業が必要にな
る。

また、洗滌に際しモーター等の駆動部分に洗滌水が侵入
しない防水加工を必要とする欠点もあった。

この考案は、大根を押し付ける作業が不要になると共に
、簡単に洗滌できるようにして、上述の欠点を解消する
ことを目的としている。

この考案は、円形筒体内にハンドルの操作により上記筒
体の末端から先端方向に回転しながら移動する円盤状の
下ろし金を組み込むと共に、筒体の先端開口を閉鎖する
先端壁に貫窓を設けて、この貫窓に大根を挿入し、また
、先端壁の前方に進退移動し、かつ移動調節後にロック
する大根との当接受板を設け、さらに、筒体の先端底面
に下ろされた大根を排出する開口を設けた下ろし器を提
供する。

以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

図において、１は座材で、この座材１の上端には、水平
の円形筒体２が設けである。

また、筒体２の末端開口は、着脱自在の末端壁３により
閉鎖されている。

上記末端壁３の着脱は、図示の場合筒体２に末端壁３の
内面から突出する環状の突条４を嵌め込むと共に、この
筒体２に末端縁から内方に向く切込みと、この切込みか
ら連ねて上記筒体２の端縁に並行する切込みとによって
Ｌ形の溝５を設け、この溝５に突条４から突出するピン
６を嵌入させて、着脱自在としている。

さらに、末端壁３の中心に透孔７を設けると共に、この
透孔７には、末端にハンドル８を有するネジ軸９が貫通
している。

また、ネジ軸９の先端には、筒体２の内周に周縁を接近
させた円板状の下ろし板１０が固定されている。

さらに、末端壁３の外面周縁部に板状体１１の先端をピ
ン１２を介して回動自在に取付けると共に、上記末端壁
３の周縁一部から透孔７に連通ずる切込み１３を設けて
、この切込み１３には、ネジ軸９に噛み合うよう上記板
状体１１が嵌入している。

また、ネジ軸９と板状体１１との噛み合いが維持される
よう上記板状体１１の末端部と末端壁３との間には、バ
ネ等の牽引部材１４が張設されている。

上記の牽引部材１４は、図示の場合板状体１１の透孔と
、末端壁３に固着された片１５の透孔とにバネのフック
が係止されている。

さらに、筒体２の先端開口は、先端壁１６によって閉鎖
されている。

上記の先端壁１６は、末端壁３と同様にピンと溝とによ
って自在自在にしておくことにより、洗滌時の分解が容
易になる。

また、先端壁１６の下部には、大根を挿入する貫窓１７
が設けられている。

上記先端壁１６の前方には、前後方向に移動調節が可能
になると共に、移動調節後に筒体２に保持できる大根と
の当接受板１８が設けられている。

上記受板１８の移動調節は、図示の場合、筒体２の上部
外面に前後一対の突片１９を設けて、この突片１９に設
けである透孔２０に軸材２１を挿通すると共に、この軸
材２１の先端に受板１８の上端を固定し、また軸材２１
の外周に等間隔を存して多数条の環状溝２２を設け、突
片１９の後面と、前面とが当接するように環状溝２２に
到立Ｕ字状の嵌合部材２３を嵌め込んで、筒体２に軸材
２１を支持するようになっている。

さらに、筒体２の先端部底面には、下ろした大根を排出
する開口２４が設けられている。

この考案に係る下ろし器は、以上の構成であって、次に
下ろし方法を説明すると、貫窓１７に細長く切断した大
根Ａを差し込んで、下ろし板１０に上記大根Ａの先端を
当接したのち、上記大根Ａの末端に受板１８が当るよう
軸材２１をスライドさせる。

その後に突片１９の後面に前面が接触するよう環状溝２
２に嵌合部材２３を嵌め込む。

しかして、ハンドル８によりネジ軸９を一方向に回動さ
せると、上記ネジ軸９に噛み合う板状体１１によりネジ
軸９を前進させると共に、上記ネジ軸９と共に回動する
下ろし板１０の下ろし爪１０′により大根Ａを下ろす。

筒体２の先端に移動した下ろし板１０を後退させるには
、板状体１１の末端を把持して、上記板状体１１とネジ
軸９との噛み合いが解除されるよう倒れる方向に板状体
１１を回動させ、然るのち、ネジ軸９と共に下ろし金１
０を引き戻す。

また、嵌合部材２３を抜き取って、受板１８と共に軸材
２１をスライドさせながら大根Ａを押し込み、その後に
、環状溝２２に嵌合部材２３を嵌め込む。

なお、下された筒体２内の大根は、開口２４から排出さ
れる。

以上のように、この考案に係る下ろし器によれば、ハン
ドルによりネジ軸を回動させると、共に回動しながら前
進する下ろし板により筒体内に挿入した大根等を下ろす
ことができると共に、大根の末端に受板を当接しである
ので、−々大根を保持する必要がない。

また、受板は、前後方向に移動し、かつ移動調節後に筒
体に保持できるようにしであるので、大根が短かくなる
にともない受板を移動させて大根を差し込むことができ
る。

このため、短かくなる゛迄大根を下ろすことができる。

さらに、末端壁にピンを介して板状体の先端を取付け、
かつ板状体とネジ軸とが噛み合うように上記板状体の末
端と末端壁との間にバネ等の牽引部材を張設しであるの
で板状体を回動させてネジ軸と板状体との噛み合いを解
除すると、簡単かつ迅速にネジ軸と下ろし板とを後退さ
せることができる。

このため、−々ハンドルを介しネジ軸を逆回転させる必
要がない。

また、末端壁は、筒体に対し着脱自在としであるので、
取り外して簡単に洗滌することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係る下ろし器の縦断側面図、第２図
は第１図Ｘ−Ｘ線に沿う断面図、第３図は第１図Ｘ−Ｘ
線に沿う断面図である。１・・・・・・座材、２・・・・・・円形筒体、３・・
・・・・末端壁、４・・・・・・突条、５・・・・・・
溝、６・・・・・・ピン、７・・・・・・透孔、８・・
・・・・ハンドル、９・・・・・・ネジ軸、１０・・・
・・・下ろし板、１１・・・・・・板状体、１２・・・
・・・ピン、１３・・・・・・切込み、１４・・・・・
・牽引部材、１５・・・・・・片、１６・・・・・・先
端壁、１７・・・・・・貫窓、１８・・・・・・受板、
１９・・・・・・突片、２０・・・・・・透孔、２１・
・・・・・軸材、２２・・・・・・環状溝、２３・・・
・・・嵌合部材、２４・・・・・・開口。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

座材を有する水平の円形筒体と、この筒体の末端に設け
た着脱自在の末端壁と、この末端壁の中央に設けた透孔
と、この透孔に嵌挿したハンドルを有するネジ軸と、こ
のネジ軸の先端に固着して筒体に嵌装した円形の下ろし
板と、末端壁にピンを介し先端を回動自在に取付けた板
状体と、この板状体とネジ軸とが噛み合うよう上記板状
体の末端側と末端壁との間に張設した牽引部材と、上記
筒体の先端を閉鎖する先端壁と、この先端壁に大根等を
差し込むよう設けた貫孔と、筒体の先端底面に下ろした
大根を排出するよう設けた開口と、先端壁の前側で前後
方向に移動調節後筒体に保持できるよう設けた受板とか
ら威る下ろし器。