JPS5936009Y2 - マイクロ波アンテナの構造 - Google Patents

マイクロ波アンテナの構造

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Publication number
JPS5936009Y2
JPS5936009Y2 JP3615479U JP3615479U JPS5936009Y2 JP S5936009 Y2 JPS5936009 Y2 JP S5936009Y2 JP 3615479 U JP3615479 U JP 3615479U JP 3615479 U JP3615479 U JP 3615479U JP S5936009 Y2 JPS5936009 Y2 JP S5936009Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
horn
antenna
waveguide
discharge
tip
Prior art date
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Expired
Application number
JP3615479U
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JPS55135505U (ja
Inventor
長吉郎 柴田
Original Assignee
新日本無線株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は大電力のマイクロ波を用いて建造物の破壊や、
トンネル、海底などの堀削を行なう場合に好適なアンテ
ナの構造に関する。
近来、コンクリートや岩盤など強固な被破壊物を処理す
るのに、マイクロ波を照射して被破壊物の水分を膨張さ
せてクラックを生じさせ、破壊するという方法が採用さ
れ始めている。
この従来の方法は第1図に示すように矩形または円形の
導波管1に矢印3の方向にマイクロ波電力を印加し、ホ
ーン型アンテナ2あるいはホーン型同調アンテナをコン
クリート等の被破壊物4に向けてマイクロ波を放射する
この場合、マイクロ波電力をできるだけ有効に利用する
ため被破壊物4がらの反射は少なく同調するようにホー
ン型アンテナ2の位置を調整するが、普通の場合はホー
ン型アンテナ2と被破壊物4との距離は4〜10cmと
近接した距離となる。
この状態でマイクロ波加熱を行なうと、被破壊物4中の
水分が熱せられて膨張し、クラックを生じさせたり破壊
させたりすることができるが、加熱と同時に水蒸気が発
生して被破壊物4の表面を覆うようになる。
この水蒸気が発生するとホーン型アンテナ2の先端部と
被破壊物4の間に水蒸気を介してマイクロ波放電が発生
することが多い。
その放電の模様は第1図の5の部分に示すようにアンテ
ナの先端で有極放電となるが、場合によってはこの放電
がホーン内部に移って無極放電を起す可能性もある。
このマイクロ波放電が発生すると、その部分にマイクロ
波電力が消費されて被破壊物に有、効にマイクロ波電力
を吸収させることができなくなるため、この放電を可及
的速かに消滅させる必要がある。
そのため従来は放電が停止するまで、マイクロ波電力を
停止または弱くするか、あるいは横方向から強い気流を
吹付けて放電中のイオンを吹き飛ばして消滅させていた
前者の方法は著しく稼働を低下させ、また後者の方法は
アンテナ先端が遠い位置にある場合、あるいけ狭い場所
での作業には不適であり、効率良く作業できないという
欠点があった。
本考案はこの放電を速かに消滅させるため、ホーン型ア
ンテナに沿って空気を流し、アンテナ先端から気流を吹
付ける構造としたもので、以下図面により詳細に説明す
る。
第2図は本考案に係るホーン型アンテナの断面を示した
もので、第3図は第2図のA−A側からみた側面図を示
したものである。
1〜4は第1図の場合と同じで、6は導波管1およびホ
ーン型アンテナ2の外部を包囲するごとく設けた外囲器
、7はアンテナ先端部に設けたホーン型アンテナ2と外
囲器6との空隙で、空気の流出口とするもの、8はホー
ン型アンテナ2の壁面に設けた小穴でやはり空気の流出
口とするもの、9は外部から送り込む空気流の方向を示
す。
一般に前記アンテナ先端での有極放電は13m/sec
以上の空気流により、またホーン内での無極放電は4
m/sec以上の空気流により消滅することが知られて
いる。
いま、導波管の内部に空気流を作って放電を防止しよう
とすると、上記のように13m/sec以上の流速が必
要で、これを大きな導波管(一般にマイクロ波加熱に使
用される周波数は915 MHzまたは2450 MH
zで、たとえば2450MHzの矩形導波管で109.
2X54.6 mm)でしかも末広がりとなるホーン型
アンテナの形状では先端で益々流速が落ち、上記の流速
を得ることは非常に難かしい。
しかし本考案に係る第2図のような構造にしておけば、
たとえば導波管1と外囲器6との間隙をR、アンテナ先
端部のアンテナと外囲器との間隙をrとしR>rとする
と、空気流のR部における流速が■、のときr部の流速
Vrは■、=VR−R/rとなり、vrンVRとなる。
従って間隔Rおよびrを適当に選ぶことにより、前記の
放電防止に必要な流速は容易に得ることができる。
また、前記のようにホーン内部に無極放電が発生する場
合は、ホーンの壁にマイクロ波に対しカットオフとなる
ような小穴またはスリットを設けることにより、同様に
放電防止に必要な流速を得ることができる。
このホーンの壁に設ける小穴またはスリットは、マイク
ロ波に対しカットオフとなりしかも必要空気流が得られ
る範囲内で形状、寸法、個数等は任意に設計できる。
また空隙7と小穴等8は共に用いる必要はなく、用途に
よる水蒸気の発生に応じて両者を組み合わせたり、ある
いはどちらか一方だけを利用することができるし、先端
部の空隙も全周にわたって設ける必要のないことは言う
までもない。
以上説明したように本考案による構造にすれば、放電を
防止するのに必要な空気流を容易に得ることができて放
電を防止でき、従来のように放電が発生してマイクロ波
を停止したり、弱くして待機する必要がなく、作業能率
が上がるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のホーン型アンテナで被破壊物にマイクロ
波を照射するときの断面図、第2図は本考案に係るホー
ン型アンテナの断面図、第3図は第2図のA−A側から
みた側面図である。 1・・・・・・導波管、2・・・・・・ホーン型アンテ
ナ、4・・・・・・被破壊物、6・・・・・・外囲器、
7,8・・・・・・空気の流出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マイクロ波を伝播する導波管に連結されたホーン型アン
    テナにおいて、前記導波管およびホーン型アンテナの外
    側に外囲器を設け、前記導波管およびホーン型アンテナ
    と該外囲器との間に空気の流通路を形威し、前記ホーン
    型アンテナの先端部の流通路を前記導波管部分の流通路
    より狭くした第1の流出口と、前記ホーン型アンテナの
    壁面に設けた複数個の小穴より戒る第2の流出口のいず
    れかを有し、あるいは前記第1および第2の流出口を同
    時に有することを特徴とするマイクロ波アンテナの構造
JP3615479U 1979-03-20 1979-03-20 マイクロ波アンテナの構造 Expired JPS5936009Y2 (ja)

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JP3615479U JPS5936009Y2 (ja) 1979-03-20 1979-03-20 マイクロ波アンテナの構造

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JPS55135505U JPS55135505U (ja) 1980-09-26
JPS5936009Y2 true JPS5936009Y2 (ja) 1984-10-04

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JPS55135505U (ja) 1980-09-26

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