JPS5935930Y2 - 同軸ケ−ブル - Google Patents

同軸ケ−ブル

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JPS5935930Y2
JPS5935930Y2 JP1982179217U JP17921782U JPS5935930Y2 JP S5935930 Y2 JPS5935930 Y2 JP S5935930Y2 JP 1982179217 U JP1982179217 U JP 1982179217U JP 17921782 U JP17921782 U JP 17921782U JP S5935930 Y2 JPS5935930 Y2 JP S5935930Y2
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coaxial cable
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洋介 鈴木
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株式会社潤工社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は同軸ケーブルに関する。
更に詳しくは端末部に内部導体を露出させ、端末部に上
記露出内部導体を接続ピンとする内部導体−接続ピン兼
用型コネクタを取付けて使用する同軸ケーブルに係るも
ので、伝送減衰が小さい、コネクタを取付ける場合の端
末処理が容易である、全体可撓性を有する、等の特長を
有するものを提供するものである。
同軸ケーブルA(第7図)について、外部導体3の外形
寸法d3及びケーブルの基本的電気特性である特性イン
ピーダンスは変えないで伝送減衰のより小さいケーブル
を横取する目的に於ては誘電体2として比誘電率の小さ
いのもを用いることにより誘電体2の層の厚さd2を減
らしその分向部導体1の径d1を太くするように設計す
ればよい。
一方同軸ケーブルに限らず伝送線路の一般的接続方法と
しではコネクタを用いる方法と、コネクタを使用せず半
田付け・カシメ等の手段で永久接続する方法の二つがあ
る。
前者のコネクタ接続方式に利用されるコネクタとしては
各種形式のものが数多公知である。
同軸ケーブル用コネクタも種々の形式のものが公知であ
り中でも、例えば米国軍用規格(の個別仕様書) M
I L−C−17/130Aに規定のセミリジット同軸
ケーブルに対する同規格M I L−C39012/9
2に規定のSMAオス型コネクタ構戊構成のように、ケ
ーブルAの内部導体1をコネクタ接続ピンとして兼用す
るようにしたコネクタ構成方式(以下内部導体−接続ピ
ン兼用型コネクタという)は種々の点で優れており推奨
される。
即ち第7図例のように、ケーブルA端末の所定長さ部分
の外被(ジャケット)4・外部導体3・誘電体2を除去
して内部導体1を所定長さ露出させ、その露出導体1′
の先端は適当な工具或は機械で円錐状に切削してとがら
せ、又そのケーブルA端末の所定長さ部分の外被4を剥
離除去して外部導体3の外周面を露出させ、その露出外
部導体3の外周に、袋ナツト5を回転自由に且つ抜止め
して保持させたスリーブ6を嵌込んで固定することによ
り上記の露出導体1′を接続ピンとするオス型コネクタ
を構成するもので、その露出導体1′を接続ピンとして
図に省略したメス型コネクタ側のピン受穴に挿入し、袋
ナツト5をメス型コネクタ側の碓ネジ部に嵌合させて緊
締することによりオス型コネクタ側のケーブルAと、メ
ス型コネクタ側のケーブル或は機器との接続を行わせる
ものである。
なお・オス型コネクタのスリーブ6・袋ナツト5、及び
メス型コネクタ側の雄ネジは外部導体3の電路とするた
めの良導電材で構成しである。
なお、M I L−(、−17/130 Aに規定のセ
ミリジット同軸ケーブルには外被4が設けられておらず
、外部導体である銅パイプが露出しているが、本考案の
説明に用いるフレキシブル同軸ケーブルにはそれが設け
られているので説明は均一化するために外被を設けた。
上記の内部導体−接続ピン兼用型コネクタは、接続ピン
を別途内蔵し、そのピンの後部にケーブル端末の露出内
部導体を半田付け・カシメ等の手段で固着する接続ピン
内蔵型コネクタに比べて、a、機械的に強度があり、信
頼性が高い。
b、接続部(コネクタ部)に於ける特性インピーダンス
のマツチングが良好で電磁波の反射が小さい。
C、コネクタ自体の価格が安く、又組付けも簡単で作業
性がよいので、接続コストを低減できる。
ところで前述したように伝送減衰の小さいケーブルにす
る目的に於て内部導体1につきその径d1を規格より太
く設計変更し、そのケーブルに上記の内部導体−接続ピ
ン兼用型コネクタ5,6を適用して使用する場合に問題
となるのは設計変更前のケーブルには使用し得た規格コ
ネクタがケーブル内部導体径とメス型コネクタの受入径
との不一致により使用不能となることである。
例えば前記例のM I L−(,17/130 Aに規
定のセミリジット同軸ケーブルの内部導体1の径d1は
0.912mmであり、外部導体3の径d3は3.58
mmであるが、該ケーブルの伝送減衰を小さくする目的
に於て該ケーブルの上記外部導体径d3、及び特性イン
ピーダンス50Ωは変えないで、誘電体2として比誘電
率の小さいものを使用して誘電体2の層の厚さd2を減
らすことにより内部導体1の径d1を1.2mmと太い
ものに設計変更すると、M I L −C−39012
/92に規定の規格コネクタは内部導体1の径とメス型
コネクタの受入径との不一致により使用不能となる。
これに対する対応策の一つとして少なくともメス型コネ
クタについて設計変更後の内部導体がピンとして受入れ
される受入を有するものを新規製造して使用することが
考えられる。
然しなからこれは大量生産の場合はともがく少量生産の
場合はコネクタ自体が高価なものとなり、その種方式コ
ネクタの前記Cの利点が失われる。
又ケーブル端末に露出させた内部導体1′につき、これ
を旋盤・グラインダ等で削る、ロールダウンさせる、た
たいて細くする等の手段で規格径に縮径する、或は内部
導体1′の先端面に穴あけ加工し、その穴に規格径の別
途用意した接続ピンの後端部を挿入して半田付け・カシ
メ等の手段で一体に固定するなどの方法も考えられる。
しかしこれ等は何れも一つの端末を処理するのにがなり
の手間がかかり実用的ではない。
又導体1′および誘電体2に物理的衝撃・キズ等を与え
ることになるので機械的強度低下および電気特性の劣化
をまねきやすく好ましくない。
又上記の加工後その加工導体1′の外周面にメッキをあ
らためて施こすことを必要とする場合が多い。
又内部導体1につきその径d1を単純に太くしただけで
はケーブルAの全体の可撓性が悪くなることにもなる。
本考案は同軸ケーブルについてその内部導体の径を太く
して伝送減衰を小さくすることを前提とするものである
が、その内部導体増径構成に工夫を加えることにより、
伝送減衰の小さいケーブルを得ると共に、そのケーブル
に内部導体−接続ピン兼用型コネクタを適用する場合に
於けるケーブル端末導体の縮径を規格のメス型コネクタ
のピン受穴径に対応させて容易に行うことができ、又ケ
ーブル全体に良好な可撓性を保持ぎせることができる等
の利点を有する同軸ケーブルを提供するもので、内部導
体10が、内部導体−接続ピン兼用型コネクタの接続ピ
ンとしての所定規格径d11(メス型コネクタのピン受
穴径に対応する外径)の中心導体11と、該導体外周面
に長平に沿って該導体を包む如く密接形成した包囲導体
層12との内外二重導体構造体である同軸ケーブルを特
徴とする。
中心導体11に対する包囲導体12は具体的には第1図
示のように中心導体11の外周面に長手に沿って該導体
を包む如く1本或は適当複数本の導体12′を密にコイ
ル巻きすることにより包囲導体層12を形成する、第2
図のように中心導体1の外周面に長平に沿って多数本の
導体12′を密に樅添え密接させて包囲導体層12を形
成する、第3図のようにテープ状導体12″で導体11
を樅にのり巻状に包み込んで包囲導体層12を形成する
、第4図示のようにテープ状導体12″を導体11の外
周に長手に沿って単層或は多層重ねでコイルに巻付けて
包囲導体層12を形成する等して包囲導体層12を形成
するものである。
なお、包囲導体層12はかならず゛しも一層である必要
はない。
例えば第1図例の中心導体11の外周面に複数本の導体
12′を密にコイル巻きして包囲導体層12を形成する
場合に於て、包囲導体層12を形成させる素線12′と
して例えば直径0.16mmのものを用いこれを19本
のテープ状に並列させて中心体11の外周面の長手に沿
って螺旋状に密に巻き付けて一層巻きの包囲導体層12
を形成する代りに、素線12′として上記素線の半分の
直径0.08mmのものを用いこれを上記とは倍の36
本テープ状に並列させて上記と同様に中心導体11の周
りに例えば右巻きに付けて第1の包囲導体層を形成し、
次いでその第1の右巻き包囲導体層の周りに同じく直性
0.08mmの素線を40本テープ状に並列させたもの
を密に上記とは逆に左巻きに螺状に巻き付けて第2の包
囲導体層を形成する。
このようにすると、前者の1層巻きよりも後者の2層巻
きのものは表面の凹凸が少なくなり、信号の伝送特性も
改善され、又可撓性も増すなどの効果も得られる。
このように包囲導体層を所望の目的と効果に合せて2層
以上にすることは意味がある。
中心導体11は内部導体−接触ピン兼用形コネクタの接
続ピンとしての所定規格径(メス型コネクタのピン受穴
径に対応する外径)のもので、単線導体でも、複数本の
導体の並行東線或は撚り合せからなるのでもよい。
又その断面形状は円形を普通とするが、その他例えば四
角等任意である。
なお、接続部の電気特性の劣化を少なくするために、包
囲導体層12の厚さく円形導体を多数使用する場合は導
体直径)を中心導体11の外径(円型でない場合は短径
)の%以下にすることが好ましい。
また包囲導体と中心導体の材質が互いに異なっていでも
よい。
第1.3.4図の導体巻付は法により包囲導体層12を
形成するものにあってはその巻付は用導体12′或はテ
ープ状導体12″として弾性を有するものを用いること
により形成した包囲導体層12に積極的に中心導体締付
は押圧弾性力を具備させて中心導体11と包囲導体層1
2との密接性の向上を図るようにするを可とする。
第2図例の場合は包囲導体層12を構成する各導体12
′を中心導体11の外周面に何等かの手段で密接保持状
態にしてやる必要があり、その手段として本例は包囲導
体層12の外周面を誘電体物質の層13で被覆処理(例
えば押出し被覆法)したものを示す。
この被覆処理は第1. 3. 4図例の導体10につい
て適用しても勿論よく、その層13に導体締付は押圧弾
性力を具備させて中心導体11と包囲導体層12を積極
的に密接させるようにするを可とする。
而してこのような内外二重導体構造11.12の導体1
0の内部導体として構成した同軸ケーブルは次のような
利点がある。
第5,6図は第1図の構成の導体10を内部導体として
利用してその外周に誘電体層2・外部導体層3・外被4
を順次に形成して構成した同軸ケーブルである。
尚このケーブルAの外部導体3の径d3は規格品の内部
導体−接続ピン兼用型コネクタを使用出来る径であり、
内部導体10の中心導体11はその規格品コネクタのメ
ス型コネクタのピン受穴に丁度嵌合する径dllのもの
を用いであるものとする。
即ち上記同軸ケーブルAはその内部導体10が実質的に
太径dlo(中心導体11の径dllに包囲導体層12
の厚さの2倍寸法を加えた径)であるから伝送減衰の小
さいケーブルが構成される。
内部導体−接続ピン兼用型コネクタを取付けるに当って
は第7図で説明した従来手順に従ってケーブルA端末の
所定長さ部の外被4・外部導体3誘電体2を除去して内
部導体10を所定長さ露出させる。
そしてその露出内部導体10の根元部に於てカミソリの
刃等の刃物により中心導体11は切断しないように注意
して薄肉誘電体被覆層13及び包囲導体層12を切断し
中心導体11まわりから引抜き除去することにより中心
導体11を露出11′させる(第5図ケーブル右端側)
以後は従来手順と同様にその露出中心導体11′の先端
をとがり加工し、又そのケーブル端末の所定長さ部分の
外被4を剥離除去して外部導体3の外周面を露出させ、
その露出外部導体3の外周に袋ナツト5付スリーブ6を
嵌込んで固定することにより露出中心導体11′を接続
ピンとするオス型コネクタを構成するものである。
上記露出中心導体11′の径dllは用いた規格品コネ
クタのメス型コネクタのピン受穴に適合スる径であるか
ら支障なくコネクタ接続がなされる即ち包囲導体層12
を中心導体11′まわりから除去する簡単な工程が入る
だけで、前述の例えば切削・ロールダウン等の面倒で手
間のかかる内部導体縮径加工の必要性が除去されて迅速
な端末処理を行うことができ、又中心導体11′は何等
キズ付けないので信頼性のよい接続部を構成することが
できる。
又内部導体10は内外二重構造11,12にして全体径
を増径したものであるから、単に径を太くした導体より
も全体に可撓性があり従って全体に可撓性のあるケーブ
ルが構成される。
又中心導体11を包囲導体層12の密着力或は積極的締
付は押圧力に抗して長手方向に包囲導体層12と相対摺
動移動可能に構成すると、ケーブルAの一端側の中心導
体11の端面を細い突き棒で強く押圧することによりそ
の中心導体11が包囲導体層12の内面を摺動移動して
他端がケーブル端面から突き出た状態(第5図ケ・−プ
ル右端側)となるのでケーブル端末に中心導体11を露
出させるに作業性がよく極めて便利である。
尚、この場合突き出させた中心導体11′の戻りを防止
する手段としては例えばその突出中心導体11′の基部
に少量の半田を付着させておけばよい。
又逆に突き棒側のケーブル端は中心導体11の押し込み
移動により包囲導体層12内に中心導体11が逃げた穴
12’1(第5図ケーブル左端側)が形成される。
従ってこの穴12′1を、メス型コネクタをケーブルに
取付ける場合のピン受孔として利用でき、又この場合包
囲導体層12或は層13に中心導体締付は方向の弾性力
を具備させてお・けばその穴12′1にオス型コネクタ
側のピン(ケーブル中心導体11′)が挿入されたとき
ピンが層12により適度に締め付は保持された状態とな
り結合が確実に行われる。
中心導体11の摺動移動が不能である場合にはドリルを
用いることによりケーブル端部の中心導体11を適当長
さ包囲導体層12内からくり抜き除去することにより上
記と同様のピン受穴12′1を形成することができる。
実施例 1 中心導体11として外周面に銀メッキを施こした直径d
11 =0.912mmの軟銅線を用い、その中心導
体11の外周面長手に沿って第1図示の要領で0 、1
6mm径の銀メツキ軟銅線12′を19本テープ状に並
列させて20 mmピッチで螺旋に密に巻付けることに
より包囲導体層12を形成して導体10を得た。
上記導体10を内部導体として、その外周に誘電体層2
として比誘電率1.54の延伸多孔質PTFE(四弗化
エチレン樹質)を被覆し、その誘電体層2の外周面に外
部導体3として厚さ40μmの銀メツキ銅箔を少なくと
も一部が重なるようにしてコイル巻きして外径3 、5
8mmにし、更にその外周にジャケラI・を形成して特
性インピーダンス50Ωの同軸ケーブルを製造した。
上記ケーブルは内部導体を包囲導体層12を形成しない
0.912mm径の軟銅線のみにしたものよりも伝送減
衰が小さい。
又そのケーブル端部の外被4・外部導体3・誘電体層2
を除去して内部導体10を2.3mm露出させ、更にそ
の露出内部導体10の根元部に於て中心導体11まわり
の包囲導体層12″をカミソリで切断除去して中心導体
11のみを露出させ、その露出中心導体11′(第5図
)の先端はとがり加工した。
又そのケーブル端部の外被を適当長さ剥離して外部導体
3の外面を露出させた。
そしてその露出外部導体3の外周にM I L −C−
39012/92に規定のSMAオス型コネクタの袋ナ
ツト5付スリーブ6を嵌込んで固定することにより露出
中心導体11′を接続ピンとするオス型コネクタを構成
した。
なお、ケーブルへのコネクタの固定には半田を用いた。
該オス型コネクタは対となるメス型コネクタのピン受穴
にピンである露出中心導体11′が合致するからメス型
コネクタと支障なく結合された。
父上記のオス型コネクタ付同軸ケーブルと、それと対と
なるメス型コネクタを取付けた標準ケーブルとを接続し
て接続部分の電気特性を調べたところ、特性インピーダ
ンスの変化は0.3Ω(パルス立上り35Pico 5
econdのTDR使用)、VSWRは18.5G H
zにおいて1.2であり、コネクタとして中心導体を包
む形式の接続ピン内蔵型を用いた場合よりも優れていた
なお上記の測定値は試料ケーブル及び標準ケーブルの長
さを1mにして測定したものである。
又ケーブルは全体に可摺性を有するものであった。
なお、外部導体の補強および電磁波の漏洩防止のために
コイル巻きされた銅箔の外部に編組構成の導体を設けた
ケーブルを用いて同様の実、験をしたところ同様の結果
を得た。
この場合ケーブル端部にコネクタを取付ける際は編組構
成の外部導体を外被4の剥離場所と同じところで除去し
た。
一方、比較のための中心導体11として直径0.18m
mの銀メツキ銅線を素線として19本を撚合わせて外径
0.9の導体とし上記と同様のケーブルを作成したとこ
ろ同様の特性を得た。
なお、ピンとして使用する部分はあらかじめ半田止めし
た。
また外部導体3として外径3.58mmの銅パイプを套
嵌した特性インピーダンス50Ωの同軸ケーブルに同様
にSMAオス型コネクタを取付けて使用したところ伝送
の減衰量が小さく、コネクタ部での反射特性も良好であ
った。
実施例 2 実施例1に於て、中心導体11のまわりに第2図例のよ
うに21本の細導体(0,16mm径の銀メツキ軟銅線
)12′を密に縦添えし、その上に肉厚0 、15mm
の薄いFEP樹脂(四弗化エチレンと六弗化エチレンの
共重合樹脂)被覆層13を形成するこのにより中心導体
11に各縦添え細導体を密接保持させて包囲導体層12
を形成して導体10を製造した。
これを内部導体として用いて実施例1と同様の同軸ケー
ブルを製造した。
このケーブルも実施例1と同様に、伝送減衰の小さいも
のであり、MIL −C−39012/92に規定のコ
ネクタを適用して支障なく使用でき (内部導体10は
薄肉被覆層13・包囲導体層12を除去して中心導体1
1を露出させ接続ピンとして兼用する)、接続部の電気
特性も良好であった。
又ケーブルは全体に可撓性を有するものであった。
実施例 3 0 、16mm径の銀メツキリン青銅線を0.5mm径
の細丸棒にピッチ30mmで螺旋に巻付けて細丸棒を抜
くことにより細径の弾性螺旋巻銅線を作り、これを径d
11 =0.912mmの銀メツキ軟鋼線11(中心
導体)の外周面に密に巻きなおして包囲導体層12とし
て導体10を製造した。
この導体10の包囲導体層12は中心導体11を積極的
に締付ける弾性を有し中心導体11の外周面に密接して
いる。
これを内部導体としで用いて実施例1と同様の同軸ケー
ブルを製造した。
このケーブルも実施例1・2と同様に伝送減衰の小さい
ものであった。
上記ケーブルの一端側の中心導体端面を細棒で強く押す
ことにより中心導体11を包囲導体層12内に於てスラ
イド移動させて中心導体の他端をケーブル他端面から2
.3mm突出11′させた(第5図)。
そしてその突出中心導体11′の根元部に少量の半田を
固着することにより導体11′の戻り止めをして、以後
はそのケーブル端部に実施例1と同様にしてM I L
−C−39012/92に規格のSMAオス型コネクタ
を取付けて、これと対となるメス型コネクタと結合して
使用した。
その接続部の電気特性は実施例1・2のものと同様に優
れたものであった。
又中心導体11を押し込んだ側のケーブル端に、中心導
体11の移動により生じた穴12′1をピン受穴とする
メス型コネクタを取付け、その受入12′1にオス型コ
ネクタ側の接続ピン(中心導体11′)を挿入してコネ
クタ接続したところ受入12′1の包囲導体層12が縮
径方向の弾性を有することから接続ピンがしっかりと摺
入して受入れられ良好な接続がなされた。
又このケーブルも実施例1・2と同様に全体可摺性のも
のであった。
尚以上の各実施例は従来市販の規格コネクタ利用のため
、用いる中心導体11の径dllをそのコネクタに合う
ものにして構成したが、中心導体11は任意径のものに
し、コネクタはその径に合ったものを製造して利用する
ようにしでもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は夫々内部導体の構成例の説明図、第
5図はその導体を内部導体として利用して構成した同軸
ケーブルの構成説明図、第6図は第5図VI−Vl線拡
大断面図、第7図は従来の同軸ケーブルにその内部導体
を接続ピンとするコネクタを取付けた状態の断面図。 1は内部導体、2は誘電体層、3は外部導体、4は外被
、5,6はオス型コネクタを構成する袋ナツトとスリー
ブ、10は中心導体11と包囲導体12とからなる導体
、13はその導体外周に施こした薄肉の誘電体被覆。

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)端末部に内部導体を露出させ、端末部に上記露出
    内部導体を接続ピンとする内部導体−接続ピン兼用型コ
    ネクタを取付けて使用する同軸ケーブルであって、内部
    導体10が、内部導体−接続ピン兼用型コネクタの接続
    ピンとしての所定規格径dllの中心導体11と、該導
    体外周面に長手に沿って該導体を包む如く密接形成した
    包囲導体層12との内外二重導体構造体である、ことを
    特徴とする同軸ケーブル。
  2. (2)包囲導体層12に中心導体締付は抑圧弾性力を具
    備させた、実用新案登録請求の範囲1項に記載の同軸ケ
    ーブル。
  3. (3)中心導体11の外周面に長手に沿って1本或は適
    当複数本の導体12を密にコイル巻きすることにより包
    囲導体層12を形成した、実用新案登録請求の範囲1又
    は2項記載の同軸ケーブル。
  4. (4)中心導体11の外周面に長手に沿って多数本の導
    体12′を密に縦添え密接させることにより包囲導体層
    12を形成した、実用新案登録請求の範囲1又は2項記
    載の同軸ケーブル。
  5. (5)中心導体11の外周面をテープ状導体12で縦に
    のり巻状に包み込んで、或は中心導体11の外周面にテ
    ープ状導体12″をコイル巻きすることにより包囲導体
    層12を形成した、実用新案登録請求の範囲1又は2項
    記載の同軸ケーブル。
  6. (6)包囲導体層12の外周を誘電体13で被覆してそ
    の被覆層により包囲導体層12の中心導体外面に対する
    密接力或は積極押圧力を得るようにした、実用新案登録
    請求の範囲l又は2項記載の同軸ケーブル。
  7. (7)中心導体11が包囲導体層12の密接力或は積極
    押圧力に抗して長平方向に包囲導体層12と相対摺動移
    動可能である、実用新案登録請求の範囲1又は2項記載
    の同軸ケーブル。
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JP (1) JPS5935930Y2 (ja)

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JPS58109114U (ja) 1983-07-25

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