JPS5935810Y2 - 計器箱等における配線穴のノックアウト構造 - Google Patents
計器箱等における配線穴のノックアウト構造Info
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- JPS5935810Y2 JPS5935810Y2 JP1980034722U JP3472280U JPS5935810Y2 JP S5935810 Y2 JPS5935810 Y2 JP S5935810Y2 JP 1980034722 U JP1980034722 U JP 1980034722U JP 3472280 U JP3472280 U JP 3472280U JP S5935810 Y2 JPS5935810 Y2 JP S5935810Y2
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- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、プラスチック成形加工の分野にかいて、プ
ラスチックで成形された計器箱等に配線穴をノックアウ
トによる破断が可能な構造で用意するためのノックアウ
ト構造に係り、さらにいえば、対をなす配線の引込位置
(配線穴の位置)ないしその間隔を任意に選択可能な構
成の配線穴ノックアウト構造に関する。
ラスチックで成形された計器箱等に配線穴をノックアウ
トによる破断が可能な構造で用意するためのノックアウ
ト構造に係り、さらにいえば、対をなす配線の引込位置
(配線穴の位置)ないしその間隔を任意に選択可能な構
成の配線穴ノックアウト構造に関する。
(従来技術とその問題点など)
積算電力計用計器箱1は、第1図に示したように取り付
は板2を介して建物の壁3に取り付け、囲壁3の内側に
配設したケーブル等の配線4は、壁3の配線用パイプ5
及び積算電力計用計器箱1の配線穴6を通じて積算電力
計用計器箱1の中に導入し、積算電力計7と接続されて
いる。
は板2を介して建物の壁3に取り付け、囲壁3の内側に
配設したケーブル等の配線4は、壁3の配線用パイプ5
及び積算電力計用計器箱1の配線穴6を通じて積算電力
計用計器箱1の中に導入し、積算電力計7と接続されて
いる。
従来、プラスチックで成形された積算電力計用計器箱1
の配線穴6は、第2図に示したように同局の背面下部の
左右に2個を一対として、かつ、ノックアウト構造のも
のとして設けられていた。
の配線穴6は、第2図に示したように同局の背面下部の
左右に2個を一対として、かつ、ノックアウト構造のも
のとして設けられていた。
その理由は、配線4を積算電力計用計器箱1の中へ導入
する都合上、不使用の配線穴はノックアウトせずその1
1にしておいて雨水や塵埃が侵入しがたくするためであ
る。
する都合上、不使用の配線穴はノックアウトせずその1
1にしておいて雨水や塵埃が侵入しがたくするためであ
る。
ところで、左右2個の配線穴のピッチは、積算電力計用
計器箱の製造者、使用者によって異なる(第2図)。
計器箱の製造者、使用者によって異なる(第2図)。
通常、P1=60朋の場合と、P2−80朋の場合とが
多い。
多い。
いずれにせよ、既設の積算電力計用計器箱1が破損した
り老朽化して新しい積算電力計用計器箱に交換するよう
な場合、当然、既設の配線4,4の位置及びピッチは配
線用パイプ5の位置として決っている。
り老朽化して新しい積算電力計用計器箱に交換するよう
な場合、当然、既設の配線4,4の位置及びピッチは配
線用パイプ5の位置として決っている。
従って、新らしい積算電力計用計器箱の配線穴位置が既
存の配線用パイプ5の位置と不一致のときは、壁3の配
線用パイプ5の位置を変更して新しい積算電力計用計器
箱の配線穴の位置と一致させるほかなく、積算電力計用
計器箱の交換を困難にしていた。
存の配線用パイプ5の位置と不一致のときは、壁3の配
線用パイプ5の位置を変更して新しい積算電力計用計器
箱の配線穴の位置と一致させるほかなく、積算電力計用
計器箱の交換を困難にしていた。
この点の従来の対策技術は、例えばピンチP1=60m
mの位置及びp2=80imの位置の両方に及ぶ2個の
配線穴(例えば第2図中の実線と2点鎖線の穴6と6′
)を接線方向に連続せしめた長円形の配線穴を設けるこ
とが行なわれた。
mの位置及びp2=80imの位置の両方に及ぶ2個の
配線穴(例えば第2図中の実線と2点鎖線の穴6と6′
)を接線方向に連続せしめた長円形の配線穴を設けるこ
とが行なわれた。
しかし、このように大きな配線穴の場合、配線が占める
部分以外は三日月形の隙間となり、この隙間が雨水や塵
埃の侵入を許す開口となる欠点があった。
部分以外は三日月形の隙間となり、この隙間が雨水や塵
埃の侵入を許す開口となる欠点があった。
次に、実公昭16−1151号公報第4図に記載された
ように、複数個の円輪が同一円の中で相互にラップする
ノックアウト構造による配線穴を用意することも一つの
手段である。
ように、複数個の円輪が同一円の中で相互にラップする
ノックアウト構造による配線穴を用意することも一つの
手段である。
但し、同公報に記載されているように、1個の大きな円
輪の中に順次小さい円輪を各々内側にラップさせた構造
の場合、配線ピッチの変更はある程度(即ち、最大円の
半径の範囲で)可能であるとしても、開口された配線穴
の径もノックアウトした円輪によって大小様々となる。
輪の中に順次小さい円輪を各々内側にラップさせた構造
の場合、配線ピッチの変更はある程度(即ち、最大円の
半径の範囲で)可能であるとしても、開口された配線穴
の径もノックアウトした円輪によって大小様々となる。
従って、位置又はピッチを主に選択してノックアウトす
ると、あるときは穴が小さすぎて配線を通せなかったり
、またあるときは必要以上に大きな穴がおいてし1い、
隙間を生じて雨水や塵埃の侵入を心配せねばならない欠
点があった。
ると、あるときは穴が小さすぎて配線を通せなかったり
、またあるときは必要以上に大きな穴がおいてし1い、
隙間を生じて雨水や塵埃の侵入を心配せねばならない欠
点があった。
(考案の目的、解決すべき技術的課題)
そこで、この考案の目的は、例えば既設の配線の位置又
は配線用パイプの位置と一致するように位置ないしピッ
チを適正に選択してノックアウトし適正位置及びピッチ
で配線穴をあけることができ、勿論、新設のときにも同
様な選択ができ、しかもそうした選択の如何にかかわら
ず、ノックアウトして出来た配線穴の大きさ、形状は配
線の横断面と一致し、即ち、雨水や塵埃が侵入する隙間
は一切生じさせない構成に改良した、計器箱における破
線穴のノックアウト構造を提供することにある。
は配線用パイプの位置と一致するように位置ないしピッ
チを適正に選択してノックアウトし適正位置及びピッチ
で配線穴をあけることができ、勿論、新設のときにも同
様な選択ができ、しかもそうした選択の如何にかかわら
ず、ノックアウトして出来た配線穴の大きさ、形状は配
線の横断面と一致し、即ち、雨水や塵埃が侵入する隙間
は一切生じさせない構成に改良した、計器箱における破
線穴のノックアウト構造を提供することにある。
(考案の構成、課題解決の手段)
上記目的を遠戚するために、この考案の配線穴ノックア
ウト構造は、配線穴とほぼ同形、同大の例えば円輪状を
なす複数のノックアウト部を、隣り合うもの同志外側か
ら相互に所望量交差せしめた形状で計器箱等の壁に形成
している。
ウト構造は、配線穴とほぼ同形、同大の例えば円輪状を
なす複数のノックアウト部を、隣り合うもの同志外側か
ら相互に所望量交差せしめた形状で計器箱等の壁に形成
している。
しかも、同ノックアウト部は、向かい合う二つ(一対)
の交差点より内側部分のノックアウト強度が同外側部分
のノックアウト強度よりも小さくなるようにその肉厚を
大小に形成した構成とされている。
の交差点より内側部分のノックアウト強度が同外側部分
のノックアウト強度よりも小さくなるようにその肉厚を
大小に形成した構成とされている。
もつとも、この考案の構成上、計器箱等の材質は通常合
成樹脂であるが、金属等であってもよい。
成樹脂であるが、金属等であってもよい。
また、ノックアウト構造の構成は、強度上最弱点部とし
た構成であればよく、例えば薄膜状に連続する構成のほ
か、細紐状体の最小断面部の構成とすることも可能であ
る。
た構成であればよく、例えば薄膜状に連続する構成のほ
か、細紐状体の最小断面部の構成とすることも可能であ
る。
(作用効果)
つlす、複数のノックアウト部のいずれをノックアウト
するかを選ぶことにより、配線穴の位置及びピッチを自
由に選択することができる。
するかを選ぶことにより、配線穴の位置及びピッチを自
由に選択することができる。
即ち、選択した位置、ピッチに配線穴を形成することが
できる。
できる。
その際、1ず向かい合う二つの交差点より内側部分を打
ち抜くと、同部分のノックアウト強度が外側部分よりも
小さいため、外側部分に亀裂や破断等の悪影響を一切及
ぼすことのないノックアウト処理ができる。
ち抜くと、同部分のノックアウト強度が外側部分よりも
小さいため、外側部分に亀裂や破断等の悪影響を一切及
ぼすことのないノックアウト処理ができる。
しかる後に、選択された方の外側部分を打ち抜くと、確
実にして容易な、かつ、きれいなノックアウト処理、配
線穴の形成ができるのである。
実にして容易な、かつ、きれいなノックアウト処理、配
線穴の形成ができるのである。
また、かくして形成された配線穴の大きさ、形状は、前
記選択の如何、ノックアウト順序の如何にかかわらず、
常に同形、同大である。
記選択の如何、ノックアウト順序の如何にかかわらず、
常に同形、同大である。
よって、このようにして形成した配線穴に所定の配線を
通すので、雨水や塵埃が侵入する恐れのある隙間は全く
生じないか、又は雨水や塵埃の侵入の恐れは無視できる
程に小さい隙間を残すにすぎないものとなる。
通すので、雨水や塵埃が侵入する恐れのある隙間は全く
生じないか、又は雨水や塵埃の侵入の恐れは無視できる
程に小さい隙間を残すにすぎないものとなる。
従って、雨水や塵埃の侵入をきらう計器を覆う計器箱等
のノックアウト構造として極めて優れている。
のノックアウト構造として極めて優れている。
のみならず、新設時に配線の位置を現場の状況に応じて
設計変更できる自由さがあることは勿論のこと、新旧の
計器箱等を交換する際にも既設の配線の位置に応じて配
線穴を形成できる融通性があり、交換作業を容易に行な
うことができるのである。
設計変更できる自由さがあることは勿論のこと、新旧の
計器箱等を交換する際にも既設の配線の位置に応じて配
線穴を形成できる融通性があり、交換作業を容易に行な
うことができるのである。
(実施例)
次に図示した実施例を説明する。
第3図〜第5図は、第2図に示した如くピッチがP2と
Pl に異なる配線穴6′又は6を任意に選択して形成
することが可能なノックアウト構造を示している。
Pl に異なる配線穴6′又は6を任意に選択して形成
することが可能なノックアウト構造を示している。
第3図は、計器箱本体1a(第1図)の内側からノック
アウト構造を見た図である。
アウト構造を見た図である。
すなわち、計器箱本体1aの壁には、配線4の横断面外
形とほぼ同形、同大の円輪状をなす2個のノックアウト
部11.11が、ピッチ差H(P2−Pl )だけ偏心
した配置で、換言すれば、隣り合う2個の円輪中心が両
針側から前記偏心量となるように交差せられた形状(第
3図)で形成されている。
形とほぼ同形、同大の円輪状をなす2個のノックアウト
部11.11が、ピッチ差H(P2−Pl )だけ偏心
した配置で、換言すれば、隣り合う2個の円輪中心が両
針側から前記偏心量となるように交差せられた形状(第
3図)で形成されている。
各ノックアウト部11.11は、計器箱本体1aの壁に
十分深く切りこんだ、断面がナイフェツジ形状の溝10
により、薄膜状に連続する破断可能な最小断面部分(第
4,5図)として形成されている。
十分深く切りこんだ、断面がナイフェツジ形状の溝10
により、薄膜状に連続する破断可能な最小断面部分(第
4,5図)として形成されている。
前記ナイフェツジ形状の溝10の垂直な外周縁12が、
ノックアウト後に配線穴6又は6′の縁(穴壁)を形成
する。
ノックアウト後に配線穴6又は6′の縁(穴壁)を形成
する。
前記円輪状をなす2個のノックアウト部11゜11のう
ち上下に向い合う交差点13.13より内側部分11’
、 11’のノックアウト強度、即ち、当該ノックアウ
ト部11,11の最小断面積(=肉厚11)は、同交差
点13.13より外側部分(符号11.11部分)のノ
ックアウト強度、即ち、当該ノックアウト部ii、ii
の最小断面積(=肉厚t2)よシも小さく形成されてい
る。
ち上下に向い合う交差点13.13より内側部分11’
、 11’のノックアウト強度、即ち、当該ノックアウ
ト部11,11の最小断面積(=肉厚11)は、同交差
点13.13より外側部分(符号11.11部分)のノ
ックアウト強度、即ち、当該ノックアウト部ii、ii
の最小断面積(=肉厚t2)よシも小さく形成されてい
る。
従って、内側部分11,11で囲1れた部位■は、両外
側の部位@、Oよりもノックアウトしやすい。
側の部位@、Oよりもノックアウトしやすい。
もつとも、ノックアウト強度の小さい内側部分11′は
、第14図に示したように交差点13を超えて外側部分
11の方に若干の長さ延長して形成してもよく、この場
合にも作用効果に大差はない。
、第14図に示したように交差点13を超えて外側部分
11の方に若干の長さ延長して形成してもよく、この場
合にも作用効果に大差はない。
第4図中14は計器箱本体1aの内面側のうちノックア
ウト部11.11を形成する溝10の外周縁12,12
で囲まれた部分を若干薄肉に形成した凹部である。
ウト部11.11を形成する溝10の外周縁12,12
で囲まれた部分を若干薄肉に形成した凹部である。
これはノックアウト部11゜11′の破断の容易性及び
破断面のきれいさを得るためのものである。
破断面のきれいさを得るためのものである。
もつとも、凹部14は無くても不都合はない。
従って、上記ノックアウト構造の使用に際しては、1ず
上下に向かい合う交差点13.13より内側のノックア
ウト部11,11で囲1れた構内部分■を、例えばドラ
イバーの柄で叩く等の方法で打ち抜く。
上下に向かい合う交差点13.13より内側のノックア
ウト部11,11で囲1れた構内部分■を、例えばドラ
イバーの柄で叩く等の方法で打ち抜く。
この時、同交差点13.13より外側のノックアウト部
11.11で囲オれた左右の三日月部分@、Oは、前記
衝撃を直接受けないため、及びそのノックアウト強度が
大きいために前記構内部分■と一緒に打ち抜かれること
はない。
11.11で囲オれた左右の三日月部分@、Oは、前記
衝撃を直接受けないため、及びそのノックアウト強度が
大きいために前記構内部分■と一緒に打ち抜かれること
はない。
しかる後に、配線−4又は配線用パイプ5の位置に一致
するように左右いずれかの部分@又は○を選択し、やは
り同様な方法で打ち抜く。
するように左右いずれかの部分@又は○を選択し、やは
り同様な方法で打ち抜く。
例えば第3図中左側の三日月部分@を打ち抜くと、ピッ
チP2=80mmの配線穴Cを形成できる。
チP2=80mmの配線穴Cを形成できる。
逆に、右側の三日月部分Oを打ち抜くと、ピッチp1=
60mmの配線穴6を形成することができるのである。
60mmの配線穴6を形成することができるのである。
しかも、かくしてノックアウトし形成される配線穴6又
はピは、溝10の外周縁120通りの形状にきれいに形
成され、配線の横断面外形と同形、同大であるから、雨
水や塵埃が侵入する隙間を生じさせないのである。
はピは、溝10の外周縁120通りの形状にきれいに形
成され、配線の横断面外形と同形、同大であるから、雨
水や塵埃が侵入する隙間を生じさせないのである。
(第2の実施例)
次に、第6図と第7図は、上記第1実施例に採用された
溝10によらないノックアウト構造を示している。
溝10によらないノックアウト構造を示している。
第6図は計器箱本体1aの内側からノックアウト構造を
見た図である。
見た図である。
本実施例の場合は、配線4の横断面外形と略同形、同大
である2個の円輪たるノックアウト部11、INその垂
直な外周縁12)が、配線穴6.6′のピッチ差”(P
2−P、)で外側から相互に交差せしめられた形状であ
り、計器箱体1aの壁について前記外周縁12,12で
囲1れた部分がノックアウト容易な肉厚t2の薄膜状に
形成されている。
である2個の円輪たるノックアウト部11、INその垂
直な外周縁12)が、配線穴6.6′のピッチ差”(P
2−P、)で外側から相互に交差せしめられた形状であ
り、計器箱体1aの壁について前記外周縁12,12で
囲1れた部分がノックアウト容易な肉厚t2の薄膜状に
形成されている。
のみならず、前記2個の円輪状をなす外周縁12,12
の上下の交差点13.13より内側のノックアウト部1
1’、 11’(外周縁12’。
の上下の交差点13.13より内側のノックアウト部1
1’、 11’(外周縁12’。
12′)で囲1れた構内部分■の肉厚t1 は、交差点
13.13よシ外側の前記肉厚t2よシも小さく形成さ
れている。
13.13よシ外側の前記肉厚t2よシも小さく形成さ
れている。
つまり、内側のノックアウト部11,11で囲1れた構
内部分■のノックアウト強度は両外側のノックアウト部
11.11で囲まれた三日月部分@、■のノックアウト
強度よりも肉厚差分だけ小さく、ノックアウトが容易で
ある。
内部分■のノックアウト強度は両外側のノックアウト部
11.11で囲まれた三日月部分@、■のノックアウト
強度よりも肉厚差分だけ小さく、ノックアウトが容易で
ある。
従って、本実施例のものは、上記第1実施例のものより
ノックアウトの使用材料量を節約できる。
ノックアウトの使用材料量を節約できる。
その使用方法及び作用効果においては変りがない。
(第3の実施例)
第8図と第9図に示したノックアウト構造は、計器箱本
体1aの壁に、配線4の横断面外形と略同形、同大の円
輪状をなす2個のノックアウト部11.11が固壁に十
分深く切り込まれた、断面が直角三角形状の溝10′に
より破断可能な薄肉部が線状に連続するものとして形成
されている。
体1aの壁に、配線4の横断面外形と略同形、同大の円
輪状をなす2個のノックアウト部11.11が固壁に十
分深く切り込まれた、断面が直角三角形状の溝10′に
より破断可能な薄肉部が線状に連続するものとして形成
されている。
但し、溝10′は、第1実施例とは逆に内周縁が垂直で
、外周縁12は末広がりの傾斜面(テーパ面)として形
成されている。
、外周縁12は末広がりの傾斜面(テーパ面)として形
成されている。
勿論、2個の円輪状をなすノックアウト部11゜11は
、2個の配線穴6.6’(第2図)のピッチ差H(P2
−Pl)だけ外側から相互に交差するものとして形成さ
れている。
、2個の配線穴6.6’(第2図)のピッチ差H(P2
−Pl)だけ外側から相互に交差するものとして形成さ
れている。
前記2個の円輪状をなすノックアウト部11゜11が交
差して出来た上下に向かい合う二つの交差点13,13
より内側のノックアウト部11′のノックアウト強度(
−肉厚11)は、同交差点13゜13より外側のノック
アウト部11のノックアウト強度(=肉厚t2)よシも
小さく形成されている。
差して出来た上下に向かい合う二つの交差点13,13
より内側のノックアウト部11′のノックアウト強度(
−肉厚11)は、同交差点13゜13より外側のノック
アウト部11のノックアウト強度(=肉厚t2)よシも
小さく形成されている。
第9図中15は、ノックアウト時の衝撃によってノック
アウト部以外の特に外周縁により外方部分が破損しない
ように、計器本体1aの内面側にかつ、上下の各交差点
13.13より外側の外周縁12,12に沿って形成さ
れた補強リブである。
アウト部以外の特に外周縁により外方部分が破損しない
ように、計器本体1aの内面側にかつ、上下の各交差点
13.13より外側の外周縁12,12に沿って形成さ
れた補強リブである。
本実施例のノックアウト構造の使用方法及び作用効果は
上記第1実施例のものと大体同じである。
上記第1実施例のものと大体同じである。
(第4の実施例)
第10図〜第12図に示したノックアウト構造は、計器
箱体1aの壁に、配線4の横断面外形と略同形、同大の
円輪状をなす2個のノックアウト部が、囲壁を貫通せし
められた細幅の溝10”と細い連結片16とで形成され
ている。
箱体1aの壁に、配線4の横断面外形と略同形、同大の
円輪状をなす2個のノックアウト部が、囲壁を貫通せし
められた細幅の溝10”と細い連結片16とで形成され
ている。
溝106外周縁12が、ノックアウト後の配線穴6又は
6′を形成する。
6′を形成する。
勿論、2個の円輪状をなすノックアウト部は、2個の配
線穴6.6’(第2図)のピッチ差−H(P2−Pl)
だけ外側から相互に交差せしめられている。
線穴6.6’(第2図)のピッチ差−H(P2−Pl)
だけ外側から相互に交差せしめられている。
前記連結片16は、各円周を3等分(但し、等分数はこ
の限りでない。
の限りでない。
等分でなくともよい。)したそれぞれの位置に、かつ、
上下の交差点18゜18より外側部分の溝中にその溝1
σ′を横断して対面の外周縁12に連接する細紐状に形
成されている。
上下の交差点18゜18より外側部分の溝中にその溝1
σ′を横断して対面の外周縁12に連接する細紐状に形
成されている。
また、交差点18.18より内側部分の溝1σ、1d′
で囲まれた楕内部■を保持するため、交差点18.18
より内側部分の略中夫に溝1d′。
で囲まれた楕内部■を保持するため、交差点18.18
より内側部分の略中夫に溝1d′。
11fを横断して対面の外周縁12に連接する左右2個
(個数はこの限りでない。
(個数はこの限りでない。
)の連結片16′。16′が形成されている。
従って、2個の円輪状をなす溝1(f、1d′で囲1れ
た■、O,0部分は、計器箱本体1aの壁と一体的に連
結している。
た■、O,0部分は、計器箱本体1aの壁と一体的に連
結している。
また、連結片16,16′は、外周縁12とのつけ根の
部位が破断可能な最小断面のノックアウト部17.17
’に形成されている。
部位が破断可能な最小断面のノックアウト部17.17
’に形成されている。
その上交差点18.18より内側部分の溝1(fに設け
た連結片16′のノックアウト部17′の幅すは、同外
側部分の溝1(f中に設けた連結片16のノックアウト
部170幅aよりも小さく形成されている。
た連結片16′のノックアウト部17′の幅すは、同外
側部分の溝1(f中に設けた連結片16のノックアウト
部170幅aよりも小さく形成されている。
従って、前者のノックアウト強度は、後者のノックアウ
ト強度よりも小さい。
ト強度よりも小さい。
本実施例のノックアウト構造の使用方法及び作用効果は
、上記第1実施例のそれとほぼ同じである。
、上記第1実施例のそれとほぼ同じである。
(その他の実施例)
次に、第13図A 、 B 、Cは、ノックアウト部を
形成する切込み又は溝の形状の異なる例を示している。
形成する切込み又は溝の形状の異なる例を示している。
また、上記第1〜4実施例は、いずれも選択可能な円輪
状のノックアウト部が2個外側から相互に交差した形状
の場合のみ示しているが、これに限るものではない。
状のノックアウト部が2個外側から相互に交差した形状
の場合のみ示しているが、これに限るものではない。
3個若しくは4個又はそれ以上多数のものが各々隣り合
うもの同志外側から相互に所望量交差した形状とするこ
とが可能である。
うもの同志外側から相互に所望量交差した形状とするこ
とが可能である。
かくすればそれだけ選択可能な幅を拡大できる。
円輪の限りでないこと勿論である。
また、上記各実施例は、ノックアウト構造が薄膜状に連
続する構成のものと、連結片による構成のものとに大別
されているが、この限りでない。
続する構成のものと、連結片による構成のものとに大別
されているが、この限りでない。
即ち、両者を組み合わせた構成、例えば、交差点より内
側のノックアウト部を連結片によって形成し、交差点よ
う外側の部位のノックアウト部を薄膜状の構成とするこ
とも可能である。
側のノックアウト部を連結片によって形成し、交差点よ
う外側の部位のノックアウト部を薄膜状の構成とするこ
とも可能である。
かくすればノックアウトが一層安易なものとなる。
第1図は積算電力計用計器箱の使用状態を示す断面図、
第2図は計器箱本体に設ける配線穴のピッチが異なる例
を示す正面図、第3図はこの考案の第1実施例たるノッ
クアウト構造を示す正面図、第4図と第5図は第3図の
A−A、B−B断面図である。 第6図はこの考案の第2実施例たるノックアウト構造を
示す正面図、第7図は第6図のC−C断面図である。 第8図はこの考案の第3実施例たるノックアウト構造を
示す正面図、第9図は第8図のD−D断面図である。 第10図はこの考案の第4実施例たるノックアウト構造
を示す正面図、第11図と第12図は第10図のE−E
、F−F断面図である。 第13図A、B、Cはノックアウト部の異なる構成の例
を示す断面図、第14図は外周縁相互の交差点部の異な
る構成を示す部分図である。
第2図は計器箱本体に設ける配線穴のピッチが異なる例
を示す正面図、第3図はこの考案の第1実施例たるノッ
クアウト構造を示す正面図、第4図と第5図は第3図の
A−A、B−B断面図である。 第6図はこの考案の第2実施例たるノックアウト構造を
示す正面図、第7図は第6図のC−C断面図である。 第8図はこの考案の第3実施例たるノックアウト構造を
示す正面図、第9図は第8図のD−D断面図である。 第10図はこの考案の第4実施例たるノックアウト構造
を示す正面図、第11図と第12図は第10図のE−E
、F−F断面図である。 第13図A、B、Cはノックアウト部の異なる構成の例
を示す断面図、第14図は外周縁相互の交差点部の異な
る構成を示す部分図である。
Claims (1)
- 配線4とほぼ同形、同大である複数のノックアウト部1
1.11が、隣り合うもの同志外側から相互に所望量交
差せしめた形状で計器箱1等の壁に形成されており、か
つ、ノックアウト部11゜11は向かい合う二つの交差
点13.13より内側部分11’ 、 11’のノック
アウト強度が同外側部分11,11のノックアウト強度
よりも小さくなるようにその肉厚t1.t2が大小に形
成されていることを特徴とする計器箱等における配線穴
のノックアウト構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980034722U JPS5935810Y2 (ja) | 1980-03-17 | 1980-03-17 | 計器箱等における配線穴のノックアウト構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980034722U JPS5935810Y2 (ja) | 1980-03-17 | 1980-03-17 | 計器箱等における配線穴のノックアウト構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56137076U JPS56137076U (ja) | 1981-10-17 |
JPS5935810Y2 true JPS5935810Y2 (ja) | 1984-10-03 |
Family
ID=29630359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980034722U Expired JPS5935810Y2 (ja) | 1980-03-17 | 1980-03-17 | 計器箱等における配線穴のノックアウト構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5935810Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50131640A (ja) * | 1974-04-03 | 1975-10-17 | ||
JPS52104412A (en) * | 1976-03-01 | 1977-09-01 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Temper type high tensile steel superior in weldability |
-
1980
- 1980-03-17 JP JP1980034722U patent/JPS5935810Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50131640A (ja) * | 1974-04-03 | 1975-10-17 | ||
JPS52104412A (en) * | 1976-03-01 | 1977-09-01 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Temper type high tensile steel superior in weldability |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56137076U (ja) | 1981-10-17 |
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