JPS5935771A - 真空凍結乾燥装置のトラツプの除霜再生方法と装置 - Google Patents

真空凍結乾燥装置のトラツプの除霜再生方法と装置

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JPS5935771A
JPS5935771A JP14673682A JP14673682A JPS5935771A JP S5935771 A JPS5935771 A JP S5935771A JP 14673682 A JP14673682 A JP 14673682A JP 14673682 A JP14673682 A JP 14673682A JP S5935771 A JPS5935771 A JP S5935771A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は蒸気捕集器(略称トラップ)を、被乾燥物およ
び加熱系を収容する真空室内に遮断弁なしに設けた凍結
乾燥装置、つまり内股トラップ型凍結乾燥装置において
、それのトラップの除霜(デフロスト)方法、およびそ
のための装置に関する。
本発明における目的は、従来、乾燥が終了し乾燥製品を
取出した後で、未だ次回の被乾燥物を装入する以前の間
に実施されていたトラップの除霜を、凍結乾燥装置の乾
燥能力を損なうことなく乾燥期間中の短い時間で行なえ
るようにして、凍結乾燥装置の正味稼動率を向上させ得
るようにすることにある。
凍結乾燥装置のトラップは、直接あるいは間接に冷凍装
置(冷媒蒸発温度なtrと記す)によって冷却される管
またはプレート(表面温度をtcと記す)によって構成
される。空気に妨げられない真空下においては、トラッ
プ冷却面tc上では、温度tcの平衡水蒸気圧p♂゛(
総て、温度tXの平衡水蒸気圧をpxの如く記す)を超
える水蒸気はトラップ冷却面に氷として凝結し、圧力は
ptを保つ。したがって被乾燥物の凍結部(温度tf)
に比べ、トラップtcを充分低く保てば、被乾燥凍結部
と平衡している水蒸気(圧力pt)は、圧力差1)f’
  f)c’を推力としてトラップ冷却面に吸引され、
冷却面に氷として捕集される。等しい昇華速度(Qm 
(kg/hと記す)の水蒸気流をトラップ冷却面に吸引
する推力1)f−pJ〔氷結が進んだ後には、冷却面を
被う氷層表面(温度ti)として、推力はpf−pi)
は、昇華面から水面までの水蒸気流動抵抗Rmが小さい
ほど、小さくて良く、等しいpJに対するptは高く(
温度tiは高()で良い。また、トラップ凝結氷面ti
で発生t ル昇華潜熱約7ookcal/kg 、 7
00XQm(kcal/h)の熱流を、冷媒蒸発湿度t
rま1び去り・氷面の昇温を防ぐ熱移動の推力ti−t
rは、tiからtrまでの熱抵抗が小さいほど、小さく
て良(、trlま高くて良い。
公知の通り、等しい冷凍能力(700XQm(kcal
/h))のための冷凍設備とその運転で消費される電力
は、冷媒蒸発温度trが高いほど低減でき、省エネルギ
ーと経済性の見地から合理的である。言(・替えれば、
昇華面1f、あるいは装置として言えば、被乾燥物の存
在する空間の真空圧力pOと、冷媒蒸発器trとの間の
水蒸気流動抵抗Rmと熱抵抗Rhが共に小さいことが合
理的である。
移動現象論によれば、一般に物質や熱の移動抵抗は、流
路面積(間口)が広いほど、流路の長さく奥行)が短い
ほど小さい。
第1図乃至第4図は、実用されている凍結乾燥装置の被
乾燥物と加熱面が存在するブロックM(通常は加熱棚段
だが、その他の形式もある)と、トラップの冷却管又は
プレート群が存在するブロックCの幾可学的関係を模式
化した略図である。
既述の見地からすれば、ブロック1■からブロックCの
正面に至る流路が広く短かく、かつブロックCの間口面
積が広く奥行が短かく、またブロックC内の冷却管(又
はプレート)表面積が広く、氷が薄く広く凝結されるト
ラップ配置がもつとも優れるはずであり、第1図の形態
のものがもつとも優れ、第2図の形態のものがそれに次
ぐはずである。仮に各装置のブロックCの体積が等しい
ものとし、そのブロックC内部に等面積の冷却面を設け
るとすれば、間口が狭く奥行の長いブロックCの場合水
蒸気流の奥への侵入は水蒸気流動抵抗により−C妨げら
れ、氷は人口部に集積してしまうから、幾可学的な冷却
管(又はプレート)面積が等しくても、実効冷却面積は
小さくなり、流動抵抗だけでなく熱抵抗も増大する。真
空弁■でブロックMとブロックCを遮断できるようにし
た第3図及び第4図の形態の場合には、大口径弁の不経
済性を避けるために、ブロックMとブロックCの間の流
路を絞らざるをえないだけでなく、−たび絞った水蒸気
流を再び広い間口のブロックCに均等に拡げるためGこ
は、過度に広い助走空間を備けざるをえない。真空空間
の拡大は、設備費と真空ポンプの消費電力を共に増大さ
せる。
以上の明白な不利にも拘らず、第3図及び第4凍結乾燥
装置が、第1図及び第2図に示すタイプ(内股トラップ
型)の凍結乾燥装置と並んで実用されている重要な理由
の一つは、トラップの除霜操作上の利点である。
分離トラップ型の場合には、乾燥終了時に遮断弁■によ
ってブロックIVIとブロックCを遮断すれば乾燥製品
の取出、次回分の装入作業の途中であっても、製品や材
料を損なうことな(、冷却管(又はプレート)上の氷層
を融解除去して、次回分のためにトラップを再生できる
。除霜の方法は散水・満水・スチーム(高常圧又は真空
)であるが、ブロックIVIと分離済みであるから、ど
の方法でも採用でき、かつ激しく行うことができる。
他方、内股トラップ型の場合には、乾燥製品の吸湿や水
濡れを避けるために、真空室が空白の時に行わざるをえ
ず、また仮に製品が存在しなくても、ブロックM空間を
濡らすことは次回乾燥の妨げとなるため、除霜手段が制
限され、満水・高・常圧スチームは使用できず、真空ス
チームを用いるには・製品取出後に再び真空室を閉じて
排気して後実施し、次回分の装入のために再び常圧に復
圧しなければならず、散水を用いる場合(こも飛沫をさ
げる静かな散水に限られる。かくして、除霜作業は長時
間を必要とし、正味の乾燥稼動時間を短縮せざるをえな
い、以上が定着した通念でありこの不利が、既述の利点
を打消してしまう場合が少くなかったのである。
本発明は内股トラップ型の除霜を、凍結乾燥過程の中の
2次乾燥期間中に行うことによって、内設トラップの上
述の不利を解消したものである。
凍結乾燥過程は、被乾燥物内に凍結水分が存在し、凍結
水分が昇華して減小し消滅していく1次乾燥期(昇華期
)と凍結水分消滅後Gこ残留している結合水を脱湿して
いく2次乾燥期(仕上乾燥期)の2段階を経て終rする
。既述の如く1次乾燥期においては、トラップ氷面ti
は、凍結部tf より低温でなげれば凍結はゆるみ凍結
乾燥は失敗する。しかし、2次乾燥期の適当な過程を選
べば、トラップ氷面ti’ko”cに昇温しても、平衡
水蒸気圧は4.6トール(TOrr)であり、2次乾燥
期の品温は、食品では通常50’C〜70°Cであるか
ら、品温に対応する平衡水蒸気圧は92トール〜230
トールである。したがって、トラップ0°Cにおける被
乾燥物の環境の相対湿度(R,l−1,)は5,0%〜
2.0%という除湿環境であり、水分活性(Aw)が0
.2(通常は残水率5〜2%)程度の状態にある被乾燥
物の2次乾燥を妨げないはずである。トラップ0°Cに
おいて除籍し、より高い水蒸気圧が被乾燥物の環境に侵
入せず、飛沫や霧が被環境物に振りかからない条件下で
、除霜を終了できれば、大半の食品は、この条件下で保
存に充分な残水率に達しうるし、更に低残水率を要する
物質の場合には、除霜受にトラップを再冷却し、充分な
低圧下で中断な(所望の残水率に達しうるはずである。
再冷却後の結霜は、微小量であり、次回分の凍結乾燥の
妨げとならない。1回の乾燥サイクルごとに、1回分の
結氷量が除霜されれば、除霜時間が乾燥サイクルの切れ
目と一致せず、位相のズレがあっても何ら支障はない。
以上が、本発明の基礎をなす基本思想である。
だが、在来の各種の除霜方法の何れをもってしても、上
述の環境条件を実現することはできない。例えば、在来
の内股トラップの除媚法として用いられているブロック
C上部から゛の散水に依る場合、真空圧力が散水温度の
平衡水蒸気圧より低ければ、散水は沸騰し、飛沫を伴な
って被乾燥物の環境に飛散する。除湿窒素(又は空気)
を導入して沸騰を防ぐとしても、その全圧が高ければ空
気(窒素)によって2次乾燥が妨げられ、散水温度を1
5°C(平衡水蒸気圧工3トール)程度以上にできず、
凝結、氷の除霜に要する熱i (−40°Cの氷として
−4゜°Cから0°Cまでの昇温に約20 kcaz−
融解に80kCa7、計100kcal/kg)ノタメ
ニハ、その7倍の水を注がねばならず、飛沫を生じない
よう静かに散水する、とすれば、通常の2次乾燥時間2
〜3時間を超えてしまう。
本発明は、除霜中の温度を0°Cに充分な低温に保ち、
かつ、飛沫やミストが被乾燥物に振りかかることを防ぎ
必要なら、除霜後にトラップを再冷却して2次乾燥を更
に続けることを可能にした。
以下、第5図乃至第7図によって、本発明法と、その装
置を例示する。
第5図は、円筒横型真空室aの円筒軸に垂直な断面を単
純化した説明図、第6図は、その片端の縦断面を単純化
した説明図であり、中央部の棚段(20)は内部を加熱
流体が循環する加熱部で、各棚段(20)の中間CDに
被乾燥物を゛充填したトレイが置かれる。円筒横型の真
空室aは、それの両端面が、扉(ハ)により開閉する扉
面となるか、または一端面が扉(23)により開閉する
扉面で他端が閉塞面である。
また棚段(20)の両端は、真空室aの前記両端面に接
近している。したがって、第5図において、棚段(20
)およびそれの中間(21)のつくる矩形の空間が、既
述のブロックM(乾燥水蒸気の発生部)であり、水蒸気
はそのブロックMの両側面から流れ出す。
中央部のブロックMの両側に、左右1対のトラップ(第
1図のブロックC)が設けられる。ブロックC内部に、
適度の間隔を置いて冷却管(1)又は冷却プレートが配
列し、それらの内部を低湿流体(例えばフレオン冷媒)
が循環する。第5図には冷却管[1)を用いた場合であ
り、その冷却管(1)の管断面が黒点として模式的に描
かれている。ブロックMとブロックCの中間には、鎧戸
状の遮蔽案内板(2)が置かれる。円筒真空室aの下腹
部には、例えばスチームジャケットによるヒーター(3
)が設けられ、真空室aの内底部が加熱面となり、また
、その加熱面の上面側に水溜部すが形成されている。
給水管(4)は、真空室aの内底面に治って該真空室a
の軸腕と平行の端末を具備している。給水管(4)は真
空室aの壁面を貫いて、直接水道口に連結してもよいが
、第5図の例のごとく給水槽(5)に給水弁を介して連
結することが望ましい。また真空室aより低い位置に円
筒横型の受水槽(6)が、弁材のオ−バーフロー配管(
7)および弁材の排水管(8)によって真空室a底部に
連結されている。また受水槽(6)の底部には排水弁(
9)が設けられる。真空ポンプ糸α0)は弁材の引目配
管μm)によって真空室に連結されるが引目の取付位置
は、第5図の実施例装置の配置では左右の側腹部である
。この引目の位置は後述する通り、特に重要である。真
空室aには空空計03)および、前記オーバーフロー配
管(7)のレベルより僅か下に過度感熱部04)(水温
計)が設けられる。
次に上述の装置を用いて行なう本発明の詳細な説明する
第5図において、トラップ冷却の後、排水管(8)およ
び排水弁(9)ならびに空気導入Wuつを閉じ、他の図
示のオーバーフロー配管(7)の弁および引目配管(1
1)の弁を開き、真空ポンプ系α0)によって真空室a
と受水槽(6)を真空排気の後、加熱を開始し、昇華乾
燥を行う。ブロックIVi内の被乾燥物中の水分は、水
蒸気としてトラップ(ブロックC)内の冷却管(1)(
又はプレート)に移り、冷却面に氷結する。
昇華の終了は公知の通り、被乾燥物温度の上昇真空圧力
の低下などで判定できる。昇華終了が確認されると 第1に、トラップ′への冷熱供給を停止し空気導入管(
taの弁を僅かに開き、全圧が約5トール以上、約20
トール前後以下になるまで窒素ガスまたは除湿空気を導
入する。
第2に給水管(4)の弁を開き、給水管(4)より、水
溜部すにオーバーフロー配管(7)のレベル以下の所定
の量の水を導入する。
第3にヒーター(3)にスチームを送り水溜部すに溜め
た水を加熱する。
第1の操作による窒素等の導入での真空室a内の全圧の
上昇は、真空室a内の底部に導入された水が、高真空下
で空沸し飛沫を伴って高真空の真空室内に拡散し、ある
いは、給水が高真空下で凍結と空沸を繰返し氷片を散乱
するなどして製品を損なうおそれに対する、予防措置で
ある。したがって昇圧の目安5〜20ト一ル程度とは、
給水が凍結するO′Cの平衡水蒸気E4.6トール以上
、給水の水温の平衡水蒸気圧(22°Cで20トール)
程度以下である。ヒーター(3)による加熱が開始され
ると共に真空ポンプ系θ0)の引口弁(lla)を開き
全圧を約5トールに保つ。
真空室aの下腹部のヒーター(3)で均等に加熱される
結果、真空室a内の底部の水溜部すに導入された水の表
面からは、均等に水蒸気が発生する。
5トール下であるから、水温も、発生する水蒸気湿度も
、約O′Cである。水蒸気は、より低湿のブロックC内
の冷却管(1)の表面に吸引されてそこに凝結して、約
6ookcamkgを冷却管(1)に云える。冷却管(
1)の冷却は停止されているから、既凝結氷は昇温し、
初期温度が約マイナス40°Cなら20 kcal /
 kgの熱を吸収してOoCに達する。つまり既凝結氷
の加分の1の水が底部の水溜部から追加凝結するとOo
Cに達し、融解が始まる。したがって真空室の底部の水
溜部に対する給水必要量は、既凝結氷の30分の1相当
が蒸発して冷却面に凝結しても底部に最小限の面積の溜
水が残る程度である。
凝結水が0°Cに達すれば、底部からの蒸気の凝縮によ
って約+7.5倍量(600÷80)の既凝結氷が融け
て除去され、真空室a内の底部に流れ落ち、その底部の
水溜部すに張られた水の水位は上昇しオーバーフロー配
管(力から受水槽(6)に流下し、水面はオーバーフロ
ー配管(力によるレベルを保つ、除霜され冷却管(I)
(又はプレート)が流下する水は、落由落下することな
くブロックC内の構造物を云って静かに落下する。仮に
僅がな飛沫を伴っても遮蔽案内板(2)によって、ブロ
ックM内には侵入しない。かくして総ての氷が除かれる
と、底部水温は0°C近辺から昇温し、温度計圓がこれ
を感知して、過剰なスチームをカットし、逐にスチーム
供給は停止され除霜は終了する。
この間、ブロックM内、すなわち例えば熱板の間の被乾
燥物の2次乾燥は進行する。一般に食品の保存に最適の
含水率は単分子層吸着水分であり種類によって異るが、
常温+5°Cで水分活性Aw=0.16〜0.06であ
り、Awは食品温度と共に増大し、食品の標準的2次乾
燥温度である+70〜+50’Cでは、Awは2倍以上
である。他方0℃除霜中の相対温度(+50〜+70℃
の平衡水蒸気圧92〜230トールに対する0°Cの平
衡水蒸気圧4.6トールの比)は5〜2%であり、同温
度における単分子層吸着水分のAwより充分小さい。し
たがって通常の食品凍結乾燥の場合には、より低い相対
温度の下で2次乾燥を継続するためトラップを再冷却す
る必要はな(、以下の操作は不要であり、もし、オーバ
ーフロー配管(7)により水を受水槽(6)に送らなく
ても、水面が最下段の棚段(20)に近づかない容積を
設けておけば、受水槽(6)、オーバーフロー配管(7
)は不要であり、また弁封の排水管(8)の端末は開放
でもよく、排水は、乾燥製品の取出時に行えばよい。
しかし、2次乾燥品温を30°C程度に抑える必要があ
るか、あるいは最終含水率をAW = ODI程度に下
げたい特別の場合には、さらに次の操作を行う。
除霜終了の確認に続き、以前から閉鎖されていた弁を開
き排水管(8)がら真空室a底部の水溜部から総ての水
を排水する。排水後、オーバーフロー配管(力および排
水管(8)に夫々設けられている弁を閉じ・ トラップ
を再冷却する。真空ポンプ系(IQIの作動についての
5トールの信号は解除され、トラップの冷却と共に真空
室a内の圧力を充分低圧にし、かくして所望の低含水率
に達することができる。この間のトラップへの着氷は極
めて僅がであり、除霜なしに次回の工程に進め得る。オ
ーバーフロー配管(7)および排水管(8)の夫々の弁
を閉鎖後、次回の乾燥の開始以前に受水槽(6)の水は
排水弁(9)を開き排出する。以上の操作は、予めプロ
グラムとして運転系に組込むなら全自動も可能である実
施した食品を例示すれば、ねぎ、しく・たけ、その他各
種の軒梁、みそ、各種麺類、調理肉、油揚など、いずれ
も0°C除霜後の再冷却なし【こ充5)な低含水率に達
し、市販の凍結乾燥コーヒーの含水率2%を、既に大量
の氷が氷結した真空室【こ装入後、真空室を10トール
まで排気、45°Cで1時間経過後、取出して含水率を
測定したところ、1%に減小しており、除霜中にも乾・
操が進行して(・ることか確かめられた。
昇華期の終了時、ブロックM内の総ての被乾燥物が均等
の含水率にあるわけでなく、通゛帛をま各種の避けがた
い要因によって、除霜操作開始時(こ、既に充分な低含
水率に達し、0°C除霜時の相対湿度の平衡含水率以内
に達して(・る部分も存在することが無いとは言えな(
・。し力・し、真空室a rM =vr圧力5〜70ト
ールへの昇圧の際に、多孔体である既乾燥体内の細孔は
窒素等で満される。既乾燥体が除霜時の相対湿度Gこお
ける平衡水分より多い水分を保有している時は、既乾多
孔体内から水蒸気が発生して充満している窒素を容易に
追い出す。
しかし、含水率が既に平衡水分以下の場合(こは、多孔
体を満した窒素は、同圧の外部水蒸気の侵入を著しく妨
げる。したがって、第5図の如く、ブ。
ロックMが、最下段の棚段(2■の下面と、最上段の棚
段(20)の上面、および左右の遮蔽案内板(2)によ
って、底部の水溜部に張られた水の表面から発生する水
蒸気流が、ブロックCの冷却面(除霜中0°C)に吸引
される流路に対し、袋小路的に保護されている場合、既
に高度に除湿された部分は除霜中殆んど吸湿せずに低含
水率を保つことGこなる。局所的低含水率部分が除霜時
に吸湿することを厳密Gこ防止したい時は、第6図の如
く、棚側端部もカバー付案内板(18)で蔽い、空気導
入管(12)の端末(12a)を第6図の如く、カバー
付案内板(181の内側心こ・力・つ全棚段C20)の
間しこ導入気体が拡がるようしこ、導入することが望ま
しい。こうすれば両端から導入された乾燥空気(窒素)
が、より確実Gこプロ′ツクM内を満し、水蒸気の侵入
を防ぐ。
以上の実施例は、受水槽(6)が、給水管(4)から導
した給水と除去された既凝結水の合計を収容す歴容量を
もつ場合である。しかし、建物の制約なとにより、真空
室の下に充分な容量の受水槽(6)を鮎げえない場合に
は、受水槽(6)を可能な容積Gこ正反、受水槽(6)
に、弁封の空気導入管05)および真空2ンプ系α0)
へ弁(16a)を介して連結するり10管(16)を設
け、除霜過程(こおいて、週明的に、オーバ−フロー配
管(力と排水管(8)を閉じ、空気導入管(151より
空気を導入して、排水弁(9)より排水後、暫一時真空
室の引目配管(Illを閉じ、受水槽(6)の引目管(
[6)の弁(16a)を開いて受水槽(6)を真空とし
、再びオーバ−フロー配管(力を開いて底部水溜部の水
を受水槽(6)に導けばよい。除霜中の真空排気の目的
しま、僅かに侵入する空気の排気であるから、暫時引目
配管ul)の弁を閉じ真空排気を停止しても支障なし・
のである。
また、第5図に示す例は一例であって、例え(f、オー
バーフロー配管(7)を省略し、替りに真空室)  内
底部にレベル計を設けて、レベル計の信号でυトド  
水管(8)の弁(8a)を開閉してもよ(・。要1−る
Gこ底部に真空蒸気発生のための水面を残して余分の水
を受水槽(6)に落せばよいのである。
次に第7図は、第2図に示すタイプの凍結乾燥装置の真
空室aに実施した例であって、棚段(2o)・・・より
なる加熱部が配置されるブロックMと、冷却管(1)ま
たは冷却プレート等よりなるトラップが配置されるブロ
ックCとが、円筒状の真空室a内にそれの軸線方向に並
列するよう配設されている点で前述の実施例と異なるだ
けで、基本的な構成については変わりがなく、同一の部
材については同一の符号が付しである。このタイプの装
置においては、真空室aの内部に形成する水溜部すは、
真空室a内に設ける仕切板α力によりトラップが配置さ
れるブロックCの領域の底部に限定し、その水溜H5b
に供給された水から発生する水蒸気がブロックMの領域
を通過することのないようにすることが望ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、標準的な凍結乾燥装置における被
乾燥物及び被乾燥物に熱を供給する加熱系とが存在する
領域「ブロックM」と、ブロックMから発生する水蒸気
を捕集するトラップ、つまり冷却面の存在する領域「ブ
ロックC」との相互関係を示す説明図で、第1図(a)
は、「ブロックM jの両側に1ブロツクC」を配し、
その間に遮断弁を設けない内股型の縦断正面図、第1図
(b)は同上の縦断側面図、第2図は、「ブロックM」
と直列に「ブロックC」を配し、その間に遮断弁を設け
ない内股型の縦断側面図、第3図は、「ブロックM」と
「ブロックC」を遮断弁付の隔壁で区分した分離型の縦
断側面図、第4図は、「ブロックM」と「ブロックC」
を遮断弁付の配管で連結した分離型の縦断側面図である
。第5図乃至第7図は本発明の実施例装置の説明図で、
第5図は「ブロックM」の両側に「ブロックC」を配し
た内股型(第1図のタイプ)に適用した例の縦断正面図
、第6図は第5図の装置の前扉面部の縦断側面図、第7
図は、ブロック1■と直列にブロックCを配した内股型
(第2図のタイプ)に適用した例の縦断側面図である。 図面符号の説明 1・・・ブロックC内に配列された冷却管2・・・遮蔽
案内板  3・・・ヒーター4・・・給水管  5・・
・給水槽  6・・・受水槽7・・・オーバーフロー配
管  8・・・排水管9・・・排水弁  lO・・・真
空ポンプ系11・・・側口配管   12・・・空気導
入管13・・・真空計  14・・・水温計  15・
・・空気導入管16・・・側口管  17・・・仕切板
18・・・カバー付導入空気案内板  加・・・棚段2
1・・・棚段と棚段との中間  22・・・真空室壁路
・・・扉  12a・・・扉に堆付けた空気導入管第1
図 (a)             (b)第 2 図 第 3 図 第4図 M5図          硝6図 364 第 7v 手続補正書−発) 特許庁長官  若 杉 和 夫 殿 1、 事件の表示 昭和57年 特許願 第146736号2、発明の名称
   真空凍結乾燥装置のトラップの3、補正をす6者
 ′翻赫Il 事件との関係 出願人 工 ア   共和眞空技術株式会社 代表者  山 中 勝 男 4、代理人 住  所   〒160  東京都新宿区西新宿6丁目
7番n号(ストークビルディング10F) 氏 名 (6505)  噌理士 新  関  和  
部電話東京(342) 0826 5、 補正命令のトI付 6、 補正により増加する発明の数 7、補正の対象  「明細書」 8、補正の内容  明細書を別紙の通り補正する。 (1)明細書第17頁第2行中に、「充分な低温」とあ
るのを、「充分近い低温」と補正する。 (2)  明細書第加頁第3行中に、「過度感熱部(1
4)Jとあるのを、「温度感熱部aa」と補正する。 (3)明細書第21頁第14行中、同、第22頁第1行
中に、「空沸」とあるのを、夫々「突沸」と補正する。 (4)明細書用お頁末行中に、「冷却管けj(又はプレ
ート)が流下する・・・」とあるのを、「冷却管(1)
(又はプレート)から流下する・・・」と補正する。 (5)  明細書第5頁第5行中に、「相対温度」とあ
るのを、「相対湿度」と補正する。 以   上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 El)  凍結して装入される被乾燥物に熱を供給する
    加熱部と、被乾燥物から蒸発せしめた水蒸気を凝結捕集
    (しめるトラップとが内設しである真空凍結乾燥装置の
    真空室内の底部に設けた水溜部に対し、該真空室内に装
    入した被乾燥物の乾燥行程における昇華期の終了時期に
    、仕上乾燥を継続しながら所定量の水を送給し、該真空
    室に通ずる排気系を作動させた状態で前記水溜部に送給
    した水を加熱して気化蒸発せしめ、その水蒸気の凝縮潜
    熱によりトラップに凝結している氷を仕上乾燥と並行し
    て融解除去せしめることを特長とする真空凍結乾燥装置
    のトラップの除霜再生方法。 (2)凍結して装入される被乾燥物に熱を供給する加熱
    部と、被乾燥物から蒸発せしめた水蒸気を凝結捕集せし
    めるトラップとが内設しである真空凍結乾燥装置の真空
    室内の底部に設けた水溜部に対し、該真空室内に装入し
    た被乾燥物の乾燥行程における昇華期の終了時期に、仕
    上乾燥を継続しながら所定量の水を送給し、次いでその
    水の突沸を抑える程度に非凝縮性の気体を該真空室内に
    導し、しかるのち、該真空室内に通ずる排気系を作動さ
    せた状態で前記水溜部に送給した水を加熱して気化蒸発
    せしめ、その水蒸気の凝縮潜熱によりトラップに凝結し
    ている氷を仕上乾燥と並行して融解除去せしめることを
    特長とする真空凍結乾燥装置のトラップの除霜再生方法
    。 (3)凍結して装入される被乾燥物に熱を供給する加熱
    部と、被乾燥物から蒸発せしめた水蒸気を凝結捕集せし
    めるトラップとが内設しである真空凍結乾燥装置の真空
    室内の底部に設けた水溜部に対し、該真空室内に装入し
    た被乾燥物の乾燥行程における昇華期の終了時期に、仕
    上乾燥を継続しながら所定量の水を送給し、該真空室に
    通ずる排気系を作動させた状態で前記水溜部【こ送給し
    た水を加熱して気化蒸発せしめて、その水蒸気の凝縮潜
    熱によりトラップに凝結している氷を仕上乾燥と並行し
    て融解除去せしめ、しかるのち、水溜部から前記水を前
    述真空室を継続せしめることを特長とする真空凍結乾燥
    装置のトラップの除霜再生方法。 (4)真空ポンプ系に接続連通する真空室山番こ、凍結
    して装入される被乾燥物に熱を供給する加熱部と被乾燥
    物から蒸発せしめた水蒸気を凝結捕集せしめるトラップ
    とが内設してあり、かつ、該真空室内には、被乾燥物を
    配置すべき空間とトラップを配設する空間とを遮断でき
    る真空弁機構が装備されていない凍結乾燥装置において
    、林の前記真空室内で前述のトラップを配設した空間の
    底部に、その底部内面自体が加熱面となる加熱器を設置
    し、かつ、その加熱面上に所定の水深以下の水面を形成
    して保持できる水溜部と、該水溜部【こ張られる溜水の
    温度を検出する測温体と、その測温体が検出する温度信
    号により前記加熱器による加熱を調節する制御機構を装
    備せしめたことを特長とする真空凍結乾燥装置のトラッ
    プの除霜再生装置。 (5)真空ポンプ系に接続連通する真空室内に、凍結し
    て装入される被乾燥物に熱を供給する加熱部と被乾燥物
    から蒸発せしめた水蒸気を凝結捕集せしめるトラップと
    が内設してあり、かつ、該真空室内には、被乾燥物を配
    置すべき空間とトラップを配設する空間とを遮断できる
    真空弁機構が装備されていない凍結乾燥装置におし・て
    、それの前記真空室内で前述のトラップを配設した空間
    の底部に、その底部内面自体が加熱面となる加熱器を設
    置し、かつ、その加熱面上に所定の水深以下の水面を形
    成して保持できる水溜部と、該水溜部に張られる溜水の
    温度を検出する測温体と、その測湿体が検出する温度信
    号により前記加熱器による加熱を調節する制御機構を装
    備せしめ、かつ、真空室内には遮閉案内板を設けで、前
    記被乾燥物を配置すべく真空室内に形成する空間を、前
    記水溜部に溜められた水から蒸発してトラップに凝縮す
    る水蒸気の流れ及びこの水蒸気流に巻込まれた非凝縮性
    の気体が真空ポンプ系の引目に吸引される流れに対して
    、袋小路状の関係に位置せしめたことを特長とする真空
    凍結乾燥装置のトラップの除霜再生装置。
JP14673682A 1982-08-24 1982-08-24 真空凍結乾燥装置のトラツプの除霜再生方法と装置 Granted JPS5935771A (ja)

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US5163542A (en) * 1989-03-31 1992-11-17 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Clutch actuating hydraulic circuit

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