JPS5935607B2 - 吊棚 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は計量装置を備えた吊棚に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来、台所にて食品を計量したいときには簡易な計量装
置を買い求め、調理台上などに置いて計量していたが、
目盛指針を読みとるときにかがんで読み取る等、読みづ
らいとともに、使用しないときには計量装置全体を持っ
て厨房家具内へ収納保管する等、計量装置の出し入れが
面倒であった。

また最近において、吊棚の下部に下方へ受皿を突出した
構成の計量装置を具備する情報パネルなるものが提案さ
れているが、常に受皿、およびその支持具が下方に突出
した形で存在しているため、異和感があるとともに、厨
房家具上の作業空間が常に阻害され、作業性が悪い等の
問題があった。

発生の目的 本発明は上記従来の欠点を解消するもので、作業空間を
阻害することなく、計量作業を容易にするとともに、外
観を良好とすることを目的とする。

発明の構成 上記目的を達成するため、本発明の吊棚は、吊棚本体の
下部に格納部を形成し、この格納部内に計量装置本体を
配設し、この計量装置本体の表示部を前記格納部の前面
に設けた表示窓にのぞませるとともに、計量装置本体と
連係する受皿を前記格納部の下面に形成した開口から導
出する支持具を介して格納部の下面位置から下方に昇降
自在とし、かつ受皿の外設時には前記開口を受皿で覆設
するとともに、前記受皿のすくなくとも前面側を吊棚本
体で覆設する構成であり、これより計量装置の準備、収
納収業が簡単となり、また計量装置の不使用時には受皿
、支持体を吊棚下面部に外設しているので作業空間を阻
害するようなことはないきともに、支持体導出用の開口
及び受皿前面側を受皿、吊棚本体で覆設しているので、
外観が良好となる等の効果を有するものである。

実施例の説明 以下本発明の一実施例について、図面に基づいて説明す
る。

１は調理台、２はこの調理台１上の上方に配設した吊棚
で、その吊棚本体３の下部に下面開口の４ａ格納部４が
形成され、この格納部４内には計量装置本体５が配設さ
れている。

格納部４の下面開口４ａには計量装置本体５と連係し、
下面開口４ａを覆設する大きさの受皿６が下面開口４ａ
から導出する吊架紐等の支持体７を介して格納部４の下
面開口４ａから下方に昇降自在としている。

そして受皿６の外設時には、受皿６が吊棚本体３の格納
部４に嵌入され、吊棚の前方から受皿が見えにくく構成
となっている。

支持体１にはスプリング８によって常に上方へ付勢され
たラック９が連設してあり、受皿６に載置された調理食
品１０等の重量に応じてラック９が下方に移動するよう
になっている。

格納部４の前面板４ｂには横方向が長寸となる矩形状の
表示窓１１が設けてあり、この表示窓１１には計量表示
体１２がのぞむようにしである。

計量表示体１２は第７図に示すようにラック９、ピニオ
ン１３，１４，１５，１６゜１７、ローラ１８、ベルト
１９により連係され、受皿６に載置される食品１０の重
量に比例して回動偏位するようになっている。

２０は表示窓１１に設けである表示文字、２１は受皿６
を格納部４の下面開口４ａ内に嵌合係止する係止具、２
２は引出しである。

なお収納部３の下部格納部４は、メンテナンス、生産性
等を考慮して第４図、第５図に示すように吊具２３．２
４を介して着脱自在に設けである。

上記構成において、計量装置は通常第３図に示すように
受皿６が格納部４の下面開口４ａ、支持体７を覆設し、
かつ受皿６の前面側を吊棚本体３で覆設した形で昇設さ
れており、調理台１上での作業の邪魔にならないととも
に、外観が良好となる。

次にこの状態から係止具２１による受皿６の係止を解除
すると、受皿６が降下して第２図に示すように使用可能
な状態となり、使用者は受皿７上に調理食品１０等を載
置すれば計量することができる。

この時、表示窓１１が使用者の目の高さに位置している
ので、かがみ込んだりすることなくその表示を読むこと
ができ、また使用後は、受皿６と支持体７を昇設するこ
とにより収納保管ができる等、計量作業が容易である。

なお上記実施例では受皿６を吊架式にしたが、装置本体
５と調理台１との間が狭い時には載置方式のものとする
のが好ましい。

また上記実施例では、受皿６、支持体１の外設時に受皿
６を吊棚本体３の格納部４内に嵌入して受皿６を吊棚２
前方から見えに＜＜シたが、これに限定されるものでは
なく、要は受皿６を吊棚２； の前方から見えにくくす
るものであればよい。

発明の効果 このように本発明によれば、計量装置の準備、収納作業
が装置全体を移動させる作業ではなく、受皿と支持体の
昇降作業となり、その作業が簡： 単であるとともに、
計量装置の不使用時には受皿、支持体を吊棚下面に昇設
しているので、計量装置下方の作業空間が阻害されるよ
うなことがなく異和感もなく、また受皿、支持体の外設
時には支持体導出用の開口を受皿で覆設するので外観が
良好； となり、しかも受皿のすくなくとも前面側を吊
棚本体で覆設するので、吊棚前方から受皿が見えにくく
吊棚全体の外観が良好となる等、種々の効果を得るもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す使用状態の外観斜視図
、第２図は同使用時の断面図、第３図は同不使用時の断
面図、第４図は吊棚の分解斜視図、第５図は一部を切欠
いて示す正面図、第６図は不使用時の状態を示す斜視図
、第７図は計量装置の機構説明図である。 ２・・・・・・吊棚、３・・・・・・吊棚本体、４・・
・・・・格納部、５・・・・・・計量装置本体、６・・
・・・・受皿、７・・・・・・支持体、１１・・・・・
・表示窓、１２・・・・・・計量表示体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 吊棚本体の下部に格納部を形成し、この格納部内に
   計量装置本体を配設し、この計量装置本体の表示部を前
   記格納部の前面に設けた表示窓にのぞませるとともに、
   計量装置本体と連係する受皿を前記格納部の下面に形成
   した開口から導出する支持体を介して格納部の下面位置
   から下方に昇降自在とし、かつ受皿の外設時には前記開
   口を受皿で覆設するとともに、前記受皿のすくなくとも
   前面側を吊棚本体で覆設してなる吊棚。