JPS593517B2 - 磨き剤組成物 - Google Patents

磨き剤組成物

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JPS593517B2
JPS593517B2 JP50046938A JP4693875A JPS593517B2 JP S593517 B2 JPS593517 B2 JP S593517B2 JP 50046938 A JP50046938 A JP 50046938A JP 4693875 A JP4693875 A JP 4693875A JP S593517 B2 JPS593517 B2 JP S593517B2
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    • C11D17/0008Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties aqueous liquid non soap compositions
    • C11D17/0013Liquid compositions with insoluble particles in suspension
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Description

【発明の詳細な説明】 15発明の背景 本発明は半液体、すなわち偽稠度、流動研摩性磨き剤組
成物に関する。
偽稠度(falsebody)の性質は、水溶液および
粘土のようなコロイド形成剤から偽稠度流動相を作るこ
とによつて現われク0 る。次いで、研摩性磨き剤物質
を偽稠度流動相全体に懸濁させ、かつ比較的軽い充填剤
物質を加えて偽稠度組成物の相の分離を最少限にする。
液体または半液体状の研摩性硬質表面用クレンザーは、
一般家庭の清掃のための便利で有用な手25段となる。
しかし、研摩剤を含む流動組成物の配合物は、流動性の
磨き剤組成物全体に比較的高密度の研摩物質を均一に懸
濁または分散させることが困難であるため、問題がある
。液体または半液体の研摩剤含有組成物に広範囲の増粘
剤または分30散剤を用いることによつて、この研摩剤
の分布の問題を解決しようとする試みが先行技術におい
てなされて来た。しかし、増粘化液体の清浄組成物中に
懸濁または分散させた研摩剤は、研摩剤を保持または懸
濁35させるのに用いた増粘化またはコロイドの流動構
造物上で下向きの力を生じることにより、流動製品内で
の相の分離を助長する。
この作用は増粘化された流動構造物から液体を「絞り取
る」傾向があり、その際研摩性清浄用製品を収容する容
器の頂部に透明な液相を生じる。このような組成物を輸
送および貯蔵中に長期にわたつて撹拌せずに静置せねば
ならないときは、前記の問題は一層悪化する。また、磨
き斎1組成物が、研摩物質用の懸濁剤を分解し、かつ効
果を少なくする傾向のある漂白剤および/または界面活
性浄のような化学的に活性な成分を含むと、この問題は
一層重大になる。望ましくない液相が分離、形成する流
動性の研摩剤含有組成物の傾向は、特定組成の成分を選
ぶことによつて少なくすることができる(例えば、19
71年12月28日のマッグレーンらによる米国特許第
3630922号、1971年11月30日のキヤンブ
レによる米国特許第3623990号、1973年11
月12日出願のウイリアム・エル・ハードマツによる米
国特許出願第415033号および同時に出願されたウ
イリアム・エル・ハードマツによる米国特許出願(出願
番号未定)の各明細書参照)。しかし、望ましくない液
相の分離が進行することなしに輸送期間の長期貯蔵に耐
え得る流動研摩剤組成物に対する必要性は引続き存在す
る。従つて、本発明の自的は、このような組成物を収容
する容器の頂部に液相を生じる傾向の少ない均一で流動
性の研摩剤含有磨き剤組成物を提供することにある。
本発明の第二の目的は、このような組成物の研摩剤懸濁
能または相安定性に悪影響を与えることなしに化学的に
活性な漂白剤および界面活性剤物質を含有できる研摩性
磨き剤組成物を提供することにある。
ある種の偽稠度の流動性磨き剤組成物中で極めて特殊な
物理的性質を有する研摩性で粒状の充填剤を用いること
によつて、上記の目的を達成でき、先行技術の類似製品
よりも著しく優れた研摩性の硬質表面清浄化製品を配合
できることを意外にも見いだ”した。
発明の要約 本発明の偽稠度の硬質表面磨き清浄化剤(クレンザ一)
組成物は、水性液およびコロイド形成剤から形成された
偽稠度流動相、この偽稠度流動相全体に懸濁させた比較
的重い研摩性物質および同じく偽稠度流動相全体に懸濁
させた比較的軽い粒状充填剤物質を含む。
偽稠度流動相を形成させるのに用いる水性液は全組成物
の約30〜90重量%含まれ、そして偽稠度流動相を形
成させるのに用いるコロイド形成剤は全組成物の約1〜
10重量%含まれる。
比較的重い粒状の研摩物質は1〜250ミクロンの間の
範囲にある直径を有し、偽稠度流動相のものに等しいか
より大きい比重を持ち、そして全組成物の約2〜60重
量%の程度まで存在する。比較的軽い粒状の充填剤物質
は、1〜250ミクロンの間の範囲にある直一径を有し
、偽稠度流動相のものより小さい比重を持ち、そして全
組成物の約1〜15重量%の程度まで存在する。さらに
、比較的重い研摩物質の平均粒径の、比較的軽い充填剤
物質の平均粒径に対する比は約0.25:1〜2.0:
1の間の範囲にある。本組成物は、種々の漂白剤、界面
活性剤、緩衝剤、ビルダ一、および偽稠度流動相を形成
させるのに用いる水性液に溶けるその他の物質を任意に
含むことができる。
発明の詳しい説明 本発明の水性の偽稠度磨き剤組成物は、3種の基本成分
、すなわち、水性液およびコロイド形成剤から形成させ
た連続偽稠度相、比較的重い研摩剤物質および比較的軽
い粒状の充填剤物質を含む。
これらの各々の基本的組成成分、ならびに種々の任意物
質および組成物の製造について、以下請細に述べる。偽
稠度流動相 本発明の磨き剤組成物は完全に偽稠度化されている。
[偽稠度」流動体とはチキソトロビ一特性を有する流動
体に関連はあるが、同一ではない。真のチキソトロビ一
性の物質は高い応力下で完全に破壊され、かつ応力を除
いた後でも真の液体のように振舞う。一方、偽稠度の物
質は応力を除いた後にそのコ”ロイド的性質を完全に失
わず、そしてたとえ降伏値が小さくなつても依然として
降伏値を示すことができる。このような流動体をかなり
長時間静置した後にのみ、本来の降伏値が回復される。
静止状態での本偽稠度混合物は極めて粘稠であり、完全
にピンカム塑性であり、そして比較的高い降伏値を有す
る。
しかし、ピン内で振トウするかオリフイスを通して絞る
かするようにして剪断応力に付すと、本組成物は流動化
し、そして容易に分配される。剪断応力を止めると、本
偽稠度組成物は速かに高粘度/ピンカム塑性状態に戻る
。本組成物の偽稠度特性は、このような組成物中に偽稠
度流動相が本質的に存在することによつて現われる。こ
の偽稠度流動相は、水性液をコロイド形成剤とともに適
当な剪断撹拌によつて混合することにより形成する。水
性液 水性液は、本組成物の偽稠度流動相を形成させるために
コロイド形成剤を懸濁する媒体である。
以下に述べる通り、水性液はこれに溶ける多くの任意成
分を含み得るが、水が水性液の主成分である。この偽稠
度流動相の水性液成分中に用いる水は「軟水]または脱
イオン水であることが好ましい。このことは、水中の不
純物と本荒磨き組成物中に好ましく用いられる多くの任
意成分との間の相互反応を妨げる。水性液は、本偽稠度
流動相中に全組成物の約30〜90重量%、好ましくは
約55〜90重量%の程度まで存在する。
コロイド形成剤 必要な偽稠度流動相を形成させるのに、本組成物中に水
と混合して偽稠度流動体を形成し得るいかなる試剤を用
いてもよい。
これらには、一般に技術において増粘剤または懸濁剤と
して認められた多くの無機または有機物質がある。ここ
で用いるのに最も好ましいコロイド形成剤は、スメクタ
イト、アタパルジヤイト、およびスメクタイトとアタパ
ルジヤイトの混合物からなる群より選んだ無機のコロイ
ド形成粘土である。
本組成物中でコロイド形成剤として働くこれらの粘土物
質は、膨張性の層をなした粘土、すなわちアルミノケイ
酸塩およびケイ酸マグネシウムとして表わすことができ
る。この粘土を表わすのに用いた[膨張性」なる用語は
、水と接触する際に層をなした粘土構造が膨潤、または
膨張する能力に関連がある。前記の通り、ここで好まし
く用いられるこれらの膨張性の粘土は、地質学上スメク
タイト(またはモンモリロン石群鉱物)およびアタパル
ジヤイト(パリゴルスカイト)として分類される物質で
ある。スメクタイトは3層をなした粘土である。
2つの別種の分類のスメクタイト型の粘土がある。
第′一の分類ではケイ酸塩結晶格子中に酸化アルミニウ
ムが存在し、そしてスメクタイトの第二の分類ではケイ
酸塩結晶格子中に酸化マグネシウムが存在する。
酸化アルミニウムおよび酸化マグネシウムについてのこ
れらのスメクタイトの一般式は、それぞれAl2(Sl
2O5)2(0H)2およびMg3(Sl2O5)(0
H)2である。上記の式中の水和の水の範囲は、粘土が
付された処理によつて変化する。水和した粘土の膨張特
性はケイ酸塩の格子構造によつて定まるので、前記のこ
とは本組成物中でのスメクタイト粘土の使用にとつて重
要でない。さらに、鉄およびマグネシウムでの原子交換
をスメクタイトの結晶格子内で行なうことができ、一十
++
+方、Na,Caのような金属陽
イオンHは水和水中に共存して電気的に中性となし得る
。このような粘土物質中に鉄が存在することは粘土と任
意組成成分との間の化学的相互反応を最少限にするとは
いえ、粘土の所望の物理的性質が実質的に変わることは
ないので、一般にこのような陽イオンの交換はここでの
粘土の使用にとつて重要でない。ここで有用な層をなし
た膨張性のアルミノケイ酸塩のスメクタイト粘土は、さ
らにジオクタヘドラル結晶格子を有し、一方膨張性のケ
イ酸マグネシウムのスメクタイトはトリオクタヘドラル
結晶格子を有することが特徴である。ここでの組成物中
に用いるスメクタイト粘土はすべて商業的に入手可能で
ある。
このような粘土には、例えばモンモリロナイト(ベント
ナイト)、ウオルコンスコイト、ノントロナイト、バイ
デライト、ヘコトライト、サポナイト、ソーコナイトお
よびビル石がある。ここでの粘土は、′1フーラークレ
イ(FOOlerClay)″(ブラツクヒルズにおけ
るベントナイトまたはモンモリロナイト主鉱脈上の比較
的薄い鉱脈中で見いだされた粘土)のような取引名、お
よびニユ一・ジヤージ一州エリザベスのジヨージア・カ
オリン・カンパニーからのナキソゲル・▲1およびゲル
・ホワイト・ジ一・ピ一(両者ともモンモリロナイトで
ある):イリノイ州スコーキ一のアメリカン・コロイド
・カンパニーからのヴオルクレイ・ビ一・シ一およびヴ
オルクレイ◆325;インターナシヨナル・ミネラルズ
・アンド・ケミカルズからのブラツク・ヒルズ・ベント
ナイト・ビ一・エイチ450;アール・テイ一・ヴアン
ダービルトからのウイーガム・プロおよびヴイーカム・
エフ(両者ともヘクトライトである);エヌ・エル・イ
ンダストリーズ・インコーポレーテツドのバロイドデビ
ジヨンにより市販”されているバラシム(Barasy
m)・エヌ・エ一・エス一100、バラシム・エヌ●エ
一・エイチ一100、バラシム・エヌ・エム・エム一2
00、およびバラシム・エル・アイ・エイチ一300(
すべて合成ヘクトライトおよびサポナイトである)のよ
うな種々の商品名で入手可能である。本発明で用いるに
はスメクタイト粘土が極めて好ましい。
モンモリロナイト、ヘクトライトおよびサポナイトが好
ましいスメクタイトである。ゲルホワイト・ジ一・ピ一
、バラシム・エヌ・エーエス一100、バラシム・エス
・エ一・エイチ一100、およびヴイーカム・エフは好
ましいモンモリロナイト、ヘクトライトおよびサボナイ
トである。本発明で有用な第二の型の膨張性の粘土物質
は地質学上アタパルジヤイト(パリゴルスカイト)とし
て分類される。
アタパルジヤイトはマグネシウムに富む粘土で、スメク
タイトとは異なる四面体および八面体の単位格子原子の
重ね合せの原理を有する。アパタルジヤイト単位格子の
理想組成は(0H2)4(0H)2Mg5S18020
4H20として与えられる。典型的にアバタルジヤイト
の分析値は、SiO255.O2%、Al2O3lO.
24%、Fe2O33.53%、MgOlO.49儀
K2OOA7俤、150℃で除去したH2O9.73%
、より高温で除いたH2OlO.l3%となる。
アタパルジヤイト粘土もスメクタイトと同様に商業的に
入手可能である。
この種の粘土は、例えばアタゲル(Attagel)、
すなわちエンゲルハード・ミネラルズ・アンド・ケミカ
ル・コーポレーシヨンからアタゲル401アタゲル50
およびアタゲル150の商品名で市販されている。スメ
クタイトおよびアタパルジヤイトの混合物は、本組成物
のある具体例中におけるコロイド形成成分に特に好まし
い。
研摩剤を多量、すなわち約20重量%以上用いる場合、
このような粘土混合物は、スメクタイトまたはアタパル
ジヤイトのいずれかを単独に用いて製造した組成物より
も驚異的に望ましい偽稠度特性を有する組成物となる。
一般に、このような混合粘土組成物は剪断応力を加えた
ときに増加した長期の流動性を示すが、流れることを望
まない時には適当に増稠された溶液となる。スメクタイ
ト/アタパルジヤイト重量比4:1〜1:5の粘土混合
物が好ましい。重量比2:1〜1:2がより好ましく、
重量比約1:1が最も好ましい。前記の通り、本発明の
組成物に用いる粘土は、フロトン、ナトリウムイオン、
カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオ
ンなどのような陽性対イオンを含む。
圧倒的または独占的に吸着したある陽イオンに基づいて
粘土を区別することが普通である。例えば、ナトリウム
粘土とは、吸着した陽イオンが圧倒的にナトリウムであ
るものである。このような吸着した陽イオンは水溶液中
に存在する陽イオンとの交換反応にあずかり得る。前記
の商品名で得られる粘土物質は種々雑多の鉱物質混合物
を含み得る。
このような鉱物の混合物は本組成物に用いるのに適して
いる。さらに、天然の粘土は時として異なる種類の粘土
鉱物の単位層が重なり合つた(混合層化(Inters
tati一FicatiOn))の粒子からなる。この
ような粘土は混合層粘土と呼ばれ、そしてこれらの物質
もここで用いるのに適している。本発明で有用なコロイ
ド形成性の粘土物質は、エイチ・ヴアフ・オルフエン著
「クレイ・ミネロロジ一1、アン・イントロダクシヨン
・ツ一・クレイ・コロイド・ケミストリ一(粘土コロイ
ド化学序論)、インターサイエンス・パプリツシヤーズ
、1963年発行、54〜73ページ、ならびにロスお
よびヘンドリツクス著「ミネラルズ・オブ・ザ・モンモ
リロナイト・グループ」、プロフエツシヨナル・ペーパ
ー・205B・オブ・ザ・ユーナイテツド・ステーツ・
デパートメント・オブ・ジ・インチリヤー・ジエオロジ
カル・サーヴエイ(米国内地地質調査部報告第205B
)、1945年発行、23〜79ページにさらに詳しく
説明されている。
両文献とも本発明で引用してある。コロイド形成剤は、
本組成物の偽稠度流動相中に、コロイド形成剤の濃度が
全組成物の約1〜10重量%、好ましくは約3〜5重量
%の範囲にある程度で存在する。
研摩物質 本組成物中のその他の基本成分は、比較的重く、水に不
溶の粒状研摩剤物質であつて、偽稠度流動相中に懸濁し
ている。
このような不溶性物質は約1〜約250ミクロンの範囲
の粒径を有し、かつ偽稠度相のものに等しいかより大き
い比重を持つ。粒径゛が約2〜約60ミクロンの範囲に
あり、かつその比重が約1.1〜約5.0の範囲にある
ことが好ましい。この大きさおよび比重の不溶な研摩性
粒状物質は、静止止状態にある本発明の偽稠度荒磨き組
成物中に容易に懸濁し得る。使用できるこれらの研摩剤
には石英、軽石、プユーミサイト、二酸化チタン(Ti
O2)、ケ不砂、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、
ケイ酸ジルコニウム、ケイソウ土、白亜、パーライト、
トリポ゛り、メラミン、尿素一ホル仏アルデヒドおよび
長石があるが、これらに制限されることはない。
異なる種類の研摩物質の混合物を用いることもできる。
ケイ砂およびパーライトは本組成物に用いる好ましい研
摩剤である。比較的重く、水に不溶の粒状研摩物質を偽
稠度流動相全体に懸濁させて、研摩物質の濃度が本組成
物の約2〜60重量%、好ましくは約4〜30重量%の
範囲となるようにする。
充填剤物質 本組成物中のその他の基本成物は、比較的軽く、水に不
溶の粒状充填剤物質であつて、これは研摩物質と同様に
偽稠度流動相全体に懸濁させる。
このような不溶物質は約1〜約250ミクロンの範囲の
粒径を有し、そして偽稠度流動相のものより小さい比重
を有する。充填剤粒子の直径が約2〜約60ミクロンの
範囲にあり、かつその比重が約0.2〜約1.1の範囲
にあることが好ましい。本発明は特定のいかなる理論ま
たは機構に制限されることはないが、偽稠度流動相に不
溶の充填剤物質を含むことは、容器内で本偽稠度研磨組
成物上へ透明液相の形成を最少にするのに二通りの方法
で役立つ。第一は、充填剤物質が偽稠度相内での浮力に
より、偽稠度相内のコロイド形成剤の構造上で上向きの
力を発することである。この上向きの力は、重い研摩剤
が偽稠度構造を圧縮し、かつ液体を絞り出そうとする傾
向を妨げる。第二は、充填剤物質が水の部分を置換える
ための増量剤として働くことである。本組成物中ではこ
のような充填剤の不在下に一般に水を用いる。従つて、
より少ない水性液が透明の層の形成および分離をひき起
こすのに用いられる。使用し得る低密度の充填剤物質に
は、粉末ポリエチレン、粉末ポリプロピレン、粉末ポリ
スチレン、粉末ポリエステル樹脂、粉末フエノール樹脂
および粉末ポリスルフイドのような粉末化された可塑性
重合性物質、発泡パーライト、ガラス微小球および中空
のガラス微小中空体があるが、これらに制限されること
はない。
これらの物質は、(フイラデルフイア・クオーツ・カン
パニー販売の)キユ一・セル(Q−CELl(ハーキユ
ルス・インコーポレーテツド販売の)ハーコフラツト(
HERCOFLAT)、およびエマーソン・アンド・カ
ミング・イーンコーポレーテツド販−売の)エコスフエ
ア一(ECCOSPHERES)およびマイクロバルー
ンズ(MlCROBALLOONSfどの商品名で市販
されている。一般に、このような低密度の充填剤粒子は
研摩物質の粒子にほぼ等しい大きさであるべきである。
従つて、比較的重い研摩物質および比較的軽い充填剤物
質の平均粒径の比は、約0.25:1〜2.0:1、好
ましくは約0.5:1〜1.5:1の範囲をとるべきで
ある。比較的軽く、水に不溶の粒状充填剤物質を偽稠度
流動相全体に懸濁させて、充填剤物質の濃度が全組成物
の約1〜15重通%、好ましくは約1.5〜3.0重量
%の範囲となるようにする。
水に不溶の比較的軽い粒状充填剤−物質は、この充填剤
物質が本組成物中で若干の研摩または荒磨きする役割を
するような硬度を有し得ることに留意すべきである。
しかし、上記の比重がより高く、より重い研摩物質のあ
るものは、本組成物の基本成分である。たとえ充填剤物
質が研摩性荒磨きに付随的に寄与するにしても、前記の
ことは事実である。本発明の特に好ましい具体例では、
比較的重い研摩物質および比較的軽い充填剤物質の両者
とも単一の物質である膨張パーライトから製造すること
ができる。
パーライト自体は天然に産するケイ質火山鉱物である。
パーライトの典型的化学分析値を示すと次の通りである
。典型的なパーライト分析値 二酸化ケイ素 (SiO2) 71−75%本発
明の研摩物質および軽い充填剤物質の両者として有用な
パーライトは膨張パーライトである。
鉱物をそのもとの体積の4〜20倍の範囲まで膨張させ
るため、871〜1093倍C(1600〜2000′
F)の軟化範囲内の点まで原料を加熱することによつて
パーライトの膨張を行なう。膨張の工程の間、水蒸気の
泡を溶融パーライト内に捕える。冷却および破砕時に、
これらの泡は若干の膨張したパーライト粒子内に留る。
パーライトの膨張法は、ハウルによる1951年11月
23日の米国特許第2572483号、およびマキシ一
による1960年5月3日の米国特許第2935267
号明細書にさらに詳しく記載されている。両特許とも本
明細書冫こ引用してある。膨張したパーライト内に捕え
られた水蒸気の泡が存在することにより研摩剤混合物を
生じるが、このうちのある粒子は1.0〜1.2または
それ以下の比重を有し、またある粒子は1.0〜1.2
以上の比重を有する。
研摩剤、軽い充填剤物質、または、本発明の好ましい具
体例においては重い研摩剤および軽い充填剤の両者とし
て用いるのに適する商業的に入手可能な膨張パーライト
の例には、ジヨンズ・マンヴイル・プロダクツ・コーポ
レーシヨン発売の商品名テラ・プール(TERRA−F
JL)なる物覧 およびシルブリコ・コーボレーシヨン
発売の商品名スーパーフアインズ(SUPERFINE
S)なる物質がある。
テラ・プール製品の銘柄X−2,X−3,X一4および
X−5は、約1.2以上の平均比重を有し、従つて本発
明の組成物中の研摩剤物質として特に有用である。例え
ば、テラーフイルの銘柄X−4は、この種類のうち極め
て好ましい物質である。この特別の膨張パーライトは約
1.7の平均比重を有する。典型的な篩分け分析結果を
以下に示す。シルブリコ・コーポレーシヨン発売の「ス
ーパーフアインズ]は約1.0以下の平均比重を有し、
従つて本発明の組成物中の充填剤物質として特に有用で
ある。例えば、スーパーフアインズは約0.7の平均比
重を有する。典型的な篩分け分析値は下記の通りである
。任意物質 以上説明した研摩物質、充填剤物質、およびコロイド形
成剤と水性液を含む偽稠度流動相のみを用いて有用な荒
磨き組成物を製造することができる。
しかし、一般に商業的荒磨きクレンザ一は多くのその他
の成分を含めてその性能または美感を向上させている。
このような物質は本組成物中の任意成分であり、そして
これらには漂白剤、界面活性剤、緩衝剤、ビルダ一化合
物、着色剤および香料が含まれる。以下これらの任意成
分について詳しく述べる。漂白剤 本組成物は漂白剤を任意に含み得る。
水溶液中で活性な塩素または活性な酸素を生ずるいかな
る適当な漂白剤を用いてもよい。極めて好ましい漂白剤
は、水溶液中で次亜塩素酸塩種を生ずるものである。
次亜塩素酸イオンは式0ctによつて化学的に表わされ
る。次亜塩素酸イオンは強力な酸化剤であり、そのため
この種を生じる物質は強力な漂白剤であると考えられる
。次亜塩素酸イオンを含む水溶液の強さは、有効塩素に
基づいて測る。この強さは、酸性にしたヨウ化物の溶液
からヨウ素を遊離させる溶液の能力によつて測つた溶液
の酸化力である。1個の次亜塩素酸イオンは2原子の塩
素、すなわち1分子の塩素ガスの酸化力を有する。
低いPH値では、次亜塩素酸イオンを生じる化合物を溶
かすことによつて製した水溶液は、一部が次亜塩素酸残
基の状態で、かつ一部次亜塩素酸イオンの状態の活性な
塩素を含む。
約10以上のPH値、すなわち本組成物の好ましいPH
値では、本質的にすべての活性な塩素が次亜塩素酸イオ
ンの状態である。水溶液中で次亜塩素酸塩種を生じるこ
れらの漂白剤には、アルカリ金属およびアルカリ土類金
属次亜塩素酸塩、次亜塩素酸塩付加生成物、クロラミン
、クロリミン、クロラミド、およびクロリミドがある。
この種の化合物の特定な例には、次亜塩素酸ナトリウム
、次亜塩素酸カリウム、一塩基性次亜塩素酸カルシウム
、二塩基性次亜塩素酸マグネシウム、塩素化リン酸三ナ
トリウムドデカヒトラード、ジクロロイソシアヌル酸カ
リウム、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム、ジクロロ
イソシアヌル酸ナトリウムジヒドラート、トリクロロシ
アヌル酸、1,3−ジクロロ−5,5−ジメチルヒダン
トイン、N−クロロスルフアミド、クロラミンT1ジク
ロラミンT、クロラミンBおよびジクロラミンBがある
。本発明の組成物中に用いるのに好ましい漂白剤は次亜
塩素酸ナトリウムである。上記の次亜塩素酸塩を生ずる
漂白剤のほとんどは固体または濃縮状態で入手し、そし
て本発明の組成物の製造中に水に溶わす。
上記の物質のあるものは水溶液として入手できる。上記
の漂白剤があるとすれば、偽稠度流動相を形成するのに
用いる水性液成分中に溶かす。
一般に漂白剤は全組成物の約0.1〜10重量%、好ま
しくは0.5〜2.0重量%である。界面活性剤 本組成物中に用いるその他の極めて好ましい任意成分に
は界面活性剤がある。
硬質の表面からの汚れおよびシミを落すのにこの組成物
をより効果的にするため、このような界面活性剤を荒磨
きクレンザ一、例えば本発明のものに用いることが極め
て好ましい。他の組成物成分と適合性があるいかなる界
面活性剤を用いてもよい。
これらには水溶性の陰イオン、非イオン、両性、陽イオ
ンおよび双性イオン界面活性剤がある。極めて好ましい
組成物の具体例では、使用にあたつて選択する界面活性
剤は、存在が予想される漂白剤による化学的分解および
酸化に対して安定でなければならない。
従つて、漂白剤(殊に次亜塩素酸塩漂白剤)を含む組成
物中に用いようとする界面活性剤物質は官能性(例えば
エーテル結合、不飽和、若干の芳香族的構造、またはヒ
ドロキシル基)を含んではならない。これらの官能性は
漂白種による酸化を受ける恐れがある。従つて、先行技
術の一般に用いられた界面活性剤の多く、すなわちアル
キルベンゼンスルホン酸塩、オレフインスルホン酸塩、
アルキルグリセリルエーテルスルホン酸塩、アルキルエ
ーテル硫酸塩およびエトキシ化非イオン界面活性剤は、
強力な漂白剤を任意に含む本発明の組成物中には避ける
べきである。次亜塩素酸塩による酸化に対して特に抵抗
性のある、漂白剤に安定な界面活性剤は2つの主要な分
類に入る。一方のこの分類の漂白剤に安定な界面活性剤
は、アルキル基中に炭素原子約8〜18を含む水溶性の
アルキル硫酸塩である。アルキル硫酸塩は硫酸化した脂
肪アルコールの水溶性塩である。これらは炭素原子約8
〜18を含む天然または合成脂肪アルコールから製造す
る。天然の脂肪アルコールには、天然に産する脂肪およ
び油脂のグリセリドを還元することによつて製造したも
のが含まれる。また、合成的に、例えばオキソ法によつ
ても脂肪アルーコールを製造し得る。アルキル硫酸塩の
製造に−用い得る適当なアルコールの例には、デシル、
ラウリル、ミリスチル、パルミチルおよびステアリルア
ルコール、ならびに獣脂およびココナツ油のグリセリド
を還元して誘導した脂肪アルコールの混合物がある。本
洗剤組成物中に用い得るアルキル硫酸塩の特定の例には
、ラウリルアルキル硫酸ナトリウム、ステア」ノルアル
キル硫酸ナトリウム、パルミチルアルキル硫酸ナトリウ
ム、デシル硫酸ナトリウム、ミリスチルアルキル硫酸ナ
トリウム、ラウリルアルキル硫酸カリウム、ステアリル
アルキル硫酸カリウム、デシル硫酸カリウム、パルミチ
ルアルキル硫酸カリウム、ミリスチルアルキル硫酸カリ
ウム、ドデシル硫酸ナトリウム、ドデシル硫酸カリウム
、タローアルキル硫酸カリウム、タローアルキル蝋ナト
リウム、ココナツアルキル佛酸ナトリウム、ココナツア
ルキル硫酸カリウム、およびこれらの界面活性剤の混合
物がある。
極めて好ましいアルキル硫酸塩は、ココナツアルキル硫
酸ナトリウム、ココナツアルキル硫酸カリウム、ラウリ
ルアルキル硫酸カリウム、およびラウリルアルキル硫酸
ナトリウムである。次亜塩素酸塩の漂白剤を含む本発明
の組成物中に用いるのに極めて好ましい第二の分類の漂
白剤安定性の界面活性剤物質は、水溶性のペタイン界面
活性剤である。
これらの物質は下記の一般式を有する0R9 ここで、R1は炭素原子約8〜18を含むアルキル基で
あり、R2およびR3は各々炭素原子1〜4を含む低級
アルキル基であり、そしてR4はメチレン、プロピレン
、ブチレンおよびペン゛チレンからなる群より選んだア
ルキレン基である(プロピオネートベタインは水溶液中
で分解するので、本組成物中に任意に加えるには好まし
くない)。
この型の適当なベタイン化合物の例には、ドデシルジメ
チルアJャcjウムアセテート、テトラデシルジメチルア
ンモニウムアセテート、ヘキサデシルジメチルアンモニ
ウムアセテート、アルキル基が平均炭素原子約14.8
の長さのアルキルジメチルアンモニウムアセテート、ド
デシルジメチルアンモニウムブタノエート、テトラデシ
ルジメチルアンモニウムブタノエート、ヘキサデシルジ
メチルアンモニウムブタノエート、ドデシルジメチルア
ンモニウムヘキサノエート、ヘキサデシルジメチルアン
モニウムヘキサノエート、テトラデシルジエチルアンモ
ニウムペJャ^ノエートおよびテトラデシルジプロピルア
ンモニウムペンタノエートがある。殊に好ましいベタイ
ン界面活性剤には、ドデシルジメチルアンモニウムアセ
テート、ドデシルジメチルアンモニウムヘキサノエート
、ヘキサデシルジメチルアンモニウムアセテート、およ
びヘキサデシルジメチルアンモニウムヘキサノエートが
ある。上記の界面活性剤物質を存在させるとすれば、こ
れらを偽稠度流動相を形成するのに用いる水性液成分中
に溶かす。
一般に界面活性剤は全組成物の約0.1〜630重量%
、好ましくは約0.25〜1.0重量%である。緩衝剤 本荒磨き組成物が漂白剤および界面活性剤のような任意
成分を含む場合、一般に本組成物のPHをアルカリ性の
領域に保持し得る緩衝剤を含むことも望ましい。
漂白剤および界面活性剤の最高性能が発揮されるのはこ
のPH領域であり、また組成物の最適化学安定性に達す
るのもこのPH領域である。必須のコロイド形成剤が粘
土物質であるとき、および次亜塩素酸塩の漂白剤を任意
に本組成物中に加えるときは、組成物のPHを10.5
〜12.5の範囲に保つことが、活性塩素である次亜塩
素酸塩を生じる漂白剤の望ましくない化学分解を最少限
にすることを意外にも見いだした。前記の分解は、一般
にこのような漂白剤を粘土と緩衝化していない水溶液中
で混合したときにみられる。この特定のPH領域に保つ
ことは、本組成物中に任意に存在する強力な次亜塩素酸
塩の漂白剤と界面活性剤化合物との間の化学的相互作用
をも最少限に止める。結局、前記の通り、任意の緩衝剤
によつて保つ値のような高い…値は、本組成物の使用中
に界面活性剤の汚れおよびシミを落す性能を高めるのに
役立つ。組成物のPHをアルカリ性のPH領域内、好ま
しくは10.5〜12.5の範囲に保持する効果のある
相溶性の物質または物質の混合物は、いずれも本発明に
おける任意の緩衝剤として用い得る。
このような物質には、例えば、炭酸塩、炭酸水素塩、セ
スキ炭酸塩、ケイ酸塩、ピロリン酸塩、リン酸塩、四ホ
ウ酸塩、およびこれらの混合物のような種々の水溶性塩
がある。ここでの緩衝剤として単独または組合せのいず
れかで用い得る物質の例には、炭酸ナトリウム、炭酸水
素ナトリウム、炭酸カリウム、セスキ炭酸ナトリウム、
ケイ酸ナトリウム、ピロリン酸四カリウム、リン酸三カ
リウム、リン酸Ξナトリウム、無水四ホウ酸ナトリウム
、四ホウ酸ナトリウムペンタヒトラードおよび四ホウ酸
ナトリウムデカヒトラードがある。ここで用いるのに好
ましい緩衝剤には、ピロリン酸四カリウムとリン酸Ξナ
トリウムの混合物(ピロリン酸塩/リン酸塩の重量比約
3:1 )、ピロリン酸四カリウムとリン酸Ξカリウム
の混合物(ピロリン酸塩/リン酸塩の重量比約3:1)
、および無水炭酸ナトリウムとケイ酸ナトリウムの混合
物(炭酸塩/メタケイ酸塩の重量比約3:1)がある。
以下に述べる通り、洗浄性ビルダ一、すなわち界面活性
剤含有の水溶液中の遊離カルシウムおよび/またはマグ
ネシウムイオン濃度を下げる物質として働く物質を本組
成物中に含むことも極めて好ましい。上記の緩衝剤物質
中のあるものは付随的にビルダー物質として働く。炭酸
塩、リン酸塩およびピロリン酸塩のような化合物がこの
種のものである。ケイ酸塩および四ホウ酸塩のようなそ
の他の緩衝剤はビルダ一の作用がない。本組成物中にビ
ルダ一が存在することは極めて望ましいので、任意の緩
衝剤はビルダ一として付随的に働き得る、すなわち遊離
のカルシウムおよび/またはマグネシウムイオンを含む
水溶液のこれらのイオン成分を低くし得る少なくとも1
つの化合物を含むことが好ましい。
上記の緩衝即1物質が存在するとすれば、これらは偽稠
度流動相を形成するのに用いる水性液成分中に溶かす。
一般に緩衝剤は、全組成物の約2〜15重量%、好まし
くは約5〜8重量%である。その他の任意成分上記の漂
白剤、界面活性剤および緩衝剤の任意成分に加えて、本
荒磨き組成物はその他の基本的でない物質を含んでその
性能、安定性、または美的魅力を高めることができる。
このような物質には任゜意の非緩衝性ビルダー化合物、
着色剤、および香料がある。前記の通り、上記の緩衝剤
のあるものはビルダー化合物として機能することができ
るが、単独または他の塩との組合せのいずれかで好まし
いPH領域内で緩衝作用をしないその他のビルダー化合
物を加えることが可能である。極めて好ましいPHlO
.5〜12.5の範囲内で必ずしも緩衝作用をしない典
型的なこれらのビルダー化合物は、ある種のヘキサメタ
リン酸塩およびポリリン酸塩である。このような任意の
ビルダー物質の特定な例には、トリポリリン酸ナトリウ
ム、トリポリリン酸カリウムおよびヘキサメタリン酸カ
リウムがある。慣用の着色剤および香料を本組成物中に
加えて、その美的魅力および/または需家の受容性を高
めることもできる。
無論、これらの物質は、強力な活性塩素漂白剤も存在す
れば、そのような漂白剤による分解に対して特に安定で
ある染料および香料群であるべきである。上記のその他
の任意物質が存在するとすれば、これらを全組成物の約
5重量%より多くなく含み、そして本組成物の偽稠度流
動相を形成するのに用いる水性液成分中に溶解、懸濁ま
たは分散させる。
組成物の製造本発明の荒磨き組成物は、上記の基本ー成
分および任意成分をともに適度の濃度で、コロイド状組
成物を形成させるのに通常用いる慣用の手段で混合する
ことによつて製造できる。
当然、必要な偽稠度特性の組成物の製造を確実にするに
は、若干の剪断撹拌を要する。実際に、このように製造
した偽稠度組成物の所望の性質により、剪断撹拌の程度
を変えて用い得る。本組成物を製造する特に好ましい方
法では、極めて望ましい研摩性懸濁および相分離特性を
有する組成物とするため、ある程度の成分の添加および
ある種の剪断撹拌を用いることができる。
このような方法では、比較的高い剪断撹拌下に水、コロ
イド形成剤、洗剤、香料および場合により少量のビルダ
一を混合することによつて、偽稠度流動相を形成させる
。次いで、界面活性剤および別のビルダ一を偽稠度相へ
配合できる。次いで、漂白剤、研摩剤および充填剤の分
離した水性スラリーを製造し、そして中程度の剪断下で
偽稠度相に加えて均一均質の偽稠度組成物とする。本発
明の偽稠度荒磨きクレンザー組成物を以下の例によつて
説明する。
例1 下記の成分を有する偽稠度の硬質表面荒磨きクレンザ一
を製造する。
1υυ.υυ7V (研摩剤/充填剤の平均粒径の比は].43:1である
)偽稠度流動相を形成させるのに必要な程度までの比較
的高い剪断撹拌を用い、ピロリン酸四カリウム、リン酸
三カリウム、ナトリウムサポナイト粘土、染料、香料お
よび脱イオン水を混合することによつて上記の例1の組
成物を製造する。
次いで、この混合物にアルキル硫酸塩界面活性剤を配合
し、続いてポリプロピレン充填剤物質を配合する。次亜
塩素酸ナトリウムおよびパーライト研摩剤の分離した水
性スラリーを製造し、次いで偽稠度流動相を中程度の剪
断撹拌下に液化しつつ、偽稠度流動相中へ配合する。得
られる上記の例1の荒磨き組成物は偽稠度化する。
すなわち、その粘稠状態ではゲル状であるが、剪断応力
を加えることにより容易に流動化する。粘稠状態では、
本組成物はパーライト研摩剤および粉末ポリプロピレン
充填剤を均一に懸濁した分散液状に保つ。水平または垂
直の硬直表面に用いると、本組成物は流動性がなく、そ
してこのような表面に沿つて多少とも流れることはない
。このような組成物は6週間の貯蔵期間にわたつて無視
し得る透明相の分離および無視し得える漂白剤および/
または界面活性剤の分解を示す。このような組成物は硬
質表面からシミおよび汚れを落とすのに特に効果がある
。上記の例1の組成物中でバラシム・エヌ・エ一・エス
一100ナトリウムキポナイトを等量のゲルホワイト・
ジ一・ピ一、バラシム・エヌ・エ一・エイチ一100、
ヴイーガム・エフまたはバラシム・エヌ・エ一・エス一
100とアタゲル150の混合物で置換えたとき、実質
的に同じ化学的、物理的および性能的特性の組成物が生
じる。
上記の例1の組成物中でピロリン酸塩/リン酸塩緩衝剤
/ビルダ一混合物を等量の炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、メタケイ酸ナトリウム、リン酸三ナトリウム、リン
酸三カリウム、ピロリン酸四カリウムとリン酸三ナトリ
ウムの混合物(ピロリン酸塩/リン酸塩の重量比約3:
1)、無水炭酸ナトリウムとメタケイ酸ナトリウムの混
合物(炭酸塩/メタケイ酸塩の重量比3:1)、または
ピロリン酸四カリウムと炭酸カリウムの混合物(ピロリ
ン酸塩/炭酸塩の重量比約3:1)で置替えたとき、実
質的に同じ化学的、物理的および性能的特性の組成物が
生じる。上記の例1の組成物中、膨張パーライトとほぼ
等しい密度および粒度を有する等量の石英、軽石、ピユ
ーミサイト、二酸化チタン、ケイ砂、炭酸カルシウム、
リン酸カルシウム、ケイ酸ジルコニウム、ケイソウ土、
白亜、トリポリ、メラミン、尿素一ホルムアルデヒド、
または長石で膨張パーライト研摩物質を置換えたとき、
実質的に同じ化学的、物理的および性能的特性の組成物
が生じる。
上記の例1の組成物中、ハーコフラツトとほぼ等しい密
度および粒度を有する等量の粉末ポリエチレン、粉末ポ
リスチレン、粉末ポリエステル樹脂、粉末フエノール樹
脂、粉末ポリスルフイド、膨張パーライト、ガラス微小
球または中空ガラス中空体でハーコフラツト粉末ポリプ
ロピレンを置替えたとき、実質的に同じ化学的、物理的
および性能的特性の組成物が生じる。上記の例1の組成
物中、膨張パーライト研摩剤およびハーコフラツト粉末
ポリプロピレンを、下記の膨張パーライト混合物の組成
物約6.5重量%で置換えたとき、実質的に同じ化学的
、物理的および性能的特性の組成物が生じる。
すなわち、前記の膨張パーライト混合物は、比重1.1
以下および平均粒度50ミクロンを有する物質約61.
5重量%と比重1.1以上および平均粒度75ミクロン
を有する物質的38.5重量%を含むものである。透明
相形成試験例1の組成物およびその他の同様な数組成物
について、粉末ポリプロピレン充填剤物質を含まない対
照組成物を用いて透明相の形成を比較する。
例1の組成物の全成分を含むが、下記のように変更を加
えた本発明の組成物を、例1の組成物に加えて製造する
。例1の組成物について述べた方法ですべての組成物を
製造し、次いで撹拌せずに500m1のビーカ一に入れ
、何日間か静置する。
このような試験は周囲温度および37.8℃(100′
F)の両者で行なう。1日経過後、粉末ポリプロピレン
充填物質を含まない対照試料は両者の温度条件のもとで
、ビーカ一中、偽稠度相の頂部に測定し得る透明な相を
呈し始める。
25日経過後、粉末ポリプロピレン充填剤物質を含む本
発明の組成物は、いずれの温度条件下でも測淀し得る透
明な相の形成を示さないこのような試験は、特許請求の
範囲の組成物のうち必須の比較的低密度の充填剤物質を
含まない組成物に比較して、本発明の組成物が特に望ま
しい相の安定性を有することを証明している。
本発明の実施の態様は下記の通りである。1.コロイド
形成剤がスメクタイト、アタパルジヤイトおよびスメタ
タイトとアタパルジヤイトの混合物からなる群より選ん
だ無機質粘土である特許請求の範囲に記載の組成物。
2.研摩性粒状物質が比重約1.1〜5.0を有し、か
つ粒状充填剤物質が比重約0.2〜約1.1を有する前
項1に記載の組成物。
3.無機質粘土を全組成物の約3〜5重量%含み、研摩
性粒状物質を全組成物の約4〜30重量%含み、そして
粒状充填剤物質を全組成物の約1.5〜3.0重量%含
む前項2に記載の組成物。
4.下記A.B.Cを特徴とする前項3に記載の組成物
A.コロイド形成剤が、モンモリロナイト、ヴオルコン
スコイト、ノントロナイト、バイデライト、ヘクトライ
ト、サポナイト、ソーコナイトおよびビル石からなる群
より選んだスメクタイト粘土であり;B.不溶の研摩性
粒状物質が、石英、軽石、ピユーミサイト、二酸チタン
、ケイ砂、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、ケイ酸
ジルコニウム、ケイソウ土、白亜、パーライト、トリポ
l八 メラミン、尿素−ホルムアルデヒドおよび長石か
らなる群より選はれ;かつC.不溶性粒状充填剤物質が
、粉末ポリエチレン、粉末ポリプロピレン、粉末ポリス
チレン、粉末ポリエステル樹脂、粉末フエノール樹脂、
粉末ポリスルフイド、膨張パーライト、ガラス微小救お
よび中空のガラス微小中空体からなる群より選ばれる。
5.偽稠度流動相を形成させるのに用いる水性液中に溶
かした下記のA.B.C.Dからなる群より選んだ任意
成分をさらに含む前項1に記載の組成物。
A.水溶液中で活性な塩素または活性な酸素を生じる漂
白剤。
もし存在するならば、前記の漂白剤は全組成物の約0.
1〜10重量%である。B.水溶性の陰イオン、非イオ
ン、両性、陽イオンおよび双性イオン性界面活性剤から
なる群より選んだ界面活性剤。
もし存在するなら、前記の界面活性剤は全組成物の約0
.1〜6.0重量%である。C.偽稠度組成物のPHを
アルカリ領域内に保持し得る緩衝剤。
もし存在するなら、前記の緩衝剤は全組成物の約2〜1
5重量%である。D.前記の漂白剤:界面活性剤および
緩衝剤の混合物。6.偽稠度流動相を形成させるのに用
いる水性液中に溶かした下記のA.B.Cをさらに含む
前項3に記載の組成物。
A.水溶液中に全組成物の約0.5〜2.0重量%の範
囲まで存在する次亜塩素酸塩を生じる漂白剤。
B.下記のi)11)からなる群より選んだ漂白剤に安
定な界面活性剤。
i)アルキル基中に炭素原子約8〜18を含む水溶性ア
ルキル硫酸塩。
i1)一般式 R., の水溶性ベタイン界面活性剤。
ここで、R1は炭素原子8〜18を含むアルキル基であ
り、R2およびR3は各々炭素原子約1〜4を含む低級
アルキル基であり、そしてR4はメチレン、プロピレン
、ブチレンおよびペンチレンからなる群より選んだアル
キレン基である。
前記の界面活性剤は全組成物の約0.25〜1.0重量
%の範囲まで存在する。
C.組成物はPHを約10.5〜12.5の範囲内に保
持し得る無機緩衝剤。
前記の緩衝剤は全組成物の約5〜8重量謬の範囲まで存
在する。7.下記のA.B.Cを特徴とする前項6に記
載の組成物。
A.コロイドを形成する粘土が、モンモリロナイト、ヴ
オルコンスコイト、ノントロナイト、バイデライト、ヘ
クトライト、サポナイト、ソーコナイトおよびビル石か
らなる群より選んだスメクタイト粘土である。
B.不溶の研摩性粒状物質が、石久軽石、ピユーミサイ
ト、二酸化チタン、ケイ砂、炭酸カルシウム、リン酸カ
ルシウム、ケイ酸ジルコニウム、ケイソウ土、白亜、パ
ーライト、トリポリ、メラミン、尿素−ホルムアルデヒ
ドおよび長石からなる群より選ばれる。
C.不溶性粒状充填剤物質が、粉末ポリエチレン、粉末
ポリプロピレン、粉末ポリスチレン、粉末ポリエステル
樹脂、粉末フエノール樹脂、粉末フエノール樹脂、粉末
ポリスルフイド、膨張パーライト、ガラス微小球および
中空のガラス微小中空体からなる群から選ばれる。
8.下記のA,.B,.Cを特徴とする前項2に記載の
組成物。
A.漂白剤が、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリ
ウム、一塩基性次亜塩素酸カルシウム、二塩基性次亜塩
素酸マグネシウム、塩素化リン酸三ナトリウムドデカヒ
ドーラート、ジクロロイソシアヌル酸カリウム、ジクロ
ロイソシアヌル酸ナトリウム、ジクロロイソシアヌル酸
ジヒトラード、トリクロロシアヌル酸、1,3−ジクロ
ロ−5,5−ジメチルヒダントイン、N−クロロスルフ
アミド、クロラミンT1ジクロラミンT1クロラミンB
およびジクロラミンBからなる群より選ばれる。
B.漂白剤に安定な界面活性剤が、ラウリルアルキル硫
酸ナトリウム、ステアリルアルキル硫酸ナトリウム、パ
ルミチルアルキル硫酸ナトリウム、デシル硫酸ナトリウ
ム、ミリスチルアルキル硫酸ナトリウム、ラウリルアル
キル硫酸カリウム、ステアリルアルキル伽酸カリウム、
デシル硫酸カリウム、パルミチルアルキル硫酸カリウム
、ミリスチルアルキル硫酸カリウム、ドデシル硫酸ナト
リウム、 ドデシル硫酸カリウム、タローアルキル硫酸
カリウム、タローアルキル硫酸ナトリウム、ココナツア
ルキル硫酸ナトリウム、ココナツアルキル硫酸カリウム
およびこれらの混合物からなる群より選ばれる。
C.緩衝剤が、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、メタケ
イ酸ナトリウム、り7酸三ナトリウム、リン酸三カリウ
ム、ピロリン酸四カリウムとリン酸三カリウムの混合物
(ピロリン酸塩/リン酸塩の重量比約3:1)、ピロリ
ン酸四カリウムとリン酸三ナトリウムの混合物(ピロリ
ン酸塩/リン酸塩の重量比約3:1)、無水炭酸ナトリ
ウムとメタケイ酸ナトリウムの混合物(炭酸塩/メタケ
イ酸塩の重量比約3:1)、およびピロリン酸四カリウ
ムと炭酸カリウムの混合物(ピロリン酸塩/炭酸塩の重
量比約3:1)からなる群から選ばれる。
).比較的重い研摩物質および比較的軽い充填物質の両
者が膨張パーライトである特許請求の範囲に記載の組成
物。10.比較的重い研摩物質および比較的軽い充填物
質の両者が膨張パーライトである前項5に記載の組成物

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記のA、BおよびCを含むことを特徴とする偽稠
    度組成物上に液層を形成する傾向が少ない水性、偽稠度
    の硬質表面磨き剤組成物。 A、水性液の濃度が全組成物の約30〜90重量%の範
    囲にあり、かつコロイド形成剤の濃度が全組成物の約1
    〜10重量%の範囲となるように水性液とコロイド形成
    剤とを混合することによつて形成させた連続性偽稠度流
    動相;ただしこのコロイド形成剤は、スメクタイト、ア
    タパルジャイトおよびスメクタイトのアタパルジャイト
    との混合物からなる群から選択される無機質粘土である
    。 B、1〜約250ミクロンの範囲にある粒径および連続
    性偽稠度相のそれに等しいか、より大きい比重を有する
    比較的重く、水に不溶の粒状研摩物質;ただし、比較的
    重い研摩物質の全濃度が全組成物の2〜約60重量%の
    範囲となる程度まで前記の比較的重い研磨物質が前記の
    連続性偽稠度流動相中に懸濁している。 C、1〜約250ミクロンの範囲にある粒径および連続
    性偽稠度相のそれより小さい比重を有する比較的軽く、
    水に溶けない粒状充填剤物質;ただし、比較的軽い粒状
    物質濃度が全組成物の約1〜15重量%となるまで前記
    の比較的軽い物質が前記の連続性偽稠度流動相中に懸濁
    している。 ここで、比較的重い研磨物質および比較的軽い研磨物質
    の平均径の比は0.25:1〜2.0:1の範囲にある
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