JPS593488B2 - 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法 - Google Patents
熱可塑性樹脂発泡体の製造方法Info
- Publication number
- JPS593488B2 JPS593488B2 JP52115927A JP11592777A JPS593488B2 JP S593488 B2 JPS593488 B2 JP S593488B2 JP 52115927 A JP52115927 A JP 52115927A JP 11592777 A JP11592777 A JP 11592777A JP S593488 B2 JPS593488 B2 JP S593488B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vinyl aromatic
- thermoplastic resin
- silicone oil
- resin foam
- aromatic polymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はポリスチレン等のビニル芳香族重合体の押出成
形による発泡体の製造の改良に関するものである。
形による発泡体の製造の改良に関するものである。
押出方法によるポリスチレン発泡シートの製造は既に広
く実用化されている。
く実用化されている。
本発明者は従来のポリスチレン発泡シートに比して外観
が良好であ９ り、更に優れた性質を有するポリスチレ
ン発泡シートの如きビニル芳香族重合体からなる熱可塑
性樹脂発泡シートを得るべく研究した結果、本発明をな
すに至つた。本発明は、ビニル芳香族重合体に発泡剤を
加え５ て押出機より前記ビニル芳香族重合体を加熱軟
化せしめて押出すことよりなる発泡体の製造において、
前記ビニル芳香族重合体１００重量部に対してシリコン
油を０．０２〜３重量部混和して押出すことを特徴とす
る熱可塑性樹脂発泡体の製造方法、０ を要旨とするも
のである。
が良好であ９ り、更に優れた性質を有するポリスチレ
ン発泡シートの如きビニル芳香族重合体からなる熱可塑
性樹脂発泡シートを得るべく研究した結果、本発明をな
すに至つた。本発明は、ビニル芳香族重合体に発泡剤を
加え５ て押出機より前記ビニル芳香族重合体を加熱軟
化せしめて押出すことよりなる発泡体の製造において、
前記ビニル芳香族重合体１００重量部に対してシリコン
油を０．０２〜３重量部混和して押出すことを特徴とす
る熱可塑性樹脂発泡体の製造方法、０ を要旨とするも
のである。
本発明におけるビニル芳香族重合体は、スチレン、メチ
ルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、
ジメチルスチレン、ビニルトルエン、ビニルキシレン、
クロロスチレン、ブロモス５ チレン等のビニル芳香族
モノマーの単独重合体の他、これらの共重合体、あるい
は混合樹脂、またはこれらのビニル芳香族モノマーと共
重合可能な単量体、例えば、アクリロニトリル、メチル
メタアクリレート、ジミチルマレエート、ハロゲン化’
０ ビニル等との共重合体を挙げることができる。
ルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、
ジメチルスチレン、ビニルトルエン、ビニルキシレン、
クロロスチレン、ブロモス５ チレン等のビニル芳香族
モノマーの単独重合体の他、これらの共重合体、あるい
は混合樹脂、またはこれらのビニル芳香族モノマーと共
重合可能な単量体、例えば、アクリロニトリル、メチル
メタアクリレート、ジミチルマレエート、ハロゲン化’
０ ビニル等との共重合体を挙げることができる。
また本発明の方法に使用されるシリコン油は常温で油状
のものであり、メチルシリコンオイル（ジメチルポリシ
ロキサン）の他、メチル塩素化フェニルシリコンオイル
、アルキル変性シリコンｊ５オイル、メチルフェニルシ
リコンオイル、脂肪酸変性シリコンオイル、ポリオキシ
アルキレン変性シリコンオイル、メチルハイドロジエン
シリコンオイル等が挙げられ、本発明の方法において、
これらのシリコン油が適宜使用される。而して、シリコ
ン油の粘度は２５℃で１０〜３０万センチストークの動
粘件率を有するものを使用することができ、好ましくは
１００〜３万センチストーク、更に好ましくは５００〜
４０００センチストークのものが好適である。シリコン
油の粘度が低い場合には本発明の効果を発揮せしめるた
めに多くの量を使用する必要があり、逆に粘度が高い場
合には、樹脂との混和が困難となるからである。シリコ
ン油は前記ビニル芳香族重合体樹脂１００重量部に対し
て０．０２〜３重量部を添加して用いられる。本発明の
方法は、前記ビニル芳香族重合体樹脂粒子にシリコン油
を混和して押出機のホツパ一に供給し、前記樹脂粒子を
加熱溶融し、発泡剤を圧入して混和し、押出機の先端に
設けられた口金からシート状、板状または棒状の発泡体
として押出される。
のものであり、メチルシリコンオイル（ジメチルポリシ
ロキサン）の他、メチル塩素化フェニルシリコンオイル
、アルキル変性シリコンｊ５オイル、メチルフェニルシ
リコンオイル、脂肪酸変性シリコンオイル、ポリオキシ
アルキレン変性シリコンオイル、メチルハイドロジエン
シリコンオイル等が挙げられ、本発明の方法において、
これらのシリコン油が適宜使用される。而して、シリコ
ン油の粘度は２５℃で１０〜３０万センチストークの動
粘件率を有するものを使用することができ、好ましくは
１００〜３万センチストーク、更に好ましくは５００〜
４０００センチストークのものが好適である。シリコン
油の粘度が低い場合には本発明の効果を発揮せしめるた
めに多くの量を使用する必要があり、逆に粘度が高い場
合には、樹脂との混和が困難となるからである。シリコ
ン油は前記ビニル芳香族重合体樹脂１００重量部に対し
て０．０２〜３重量部を添加して用いられる。本発明の
方法は、前記ビニル芳香族重合体樹脂粒子にシリコン油
を混和して押出機のホツパ一に供給し、前記樹脂粒子を
加熱溶融し、発泡剤を圧入して混和し、押出機の先端に
設けられた口金からシート状、板状または棒状の発泡体
として押出される。
なお、シリコン油は押出機の途中から圧入してもよい。
使用される発泡剤としては、プロパン、ｎ−ブタン、ｉ
−ブタン、ｎ−ペンタン、１−ペンタン、ｎ−ヘキサン
の如き脂肪族炭化水素、シクロペンタン、シクロヘキサ
ンの如き環式脂肪族炭化水素、メチルクロライド、エチ
ルクロライド、ジクロロジフルオロメタン、クロロジフ
ルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、塩化メチレ
ン等の如きハロゲン化炭化水素等が好適に用いられる。
これらの発泡剤の使用量は、樹脂の種類、発泡剤の種類
、目的とする発泡体の発泡倍率により異なるが、一般に
樹脂粒子の量に対して５重量％以上、好ましくは、１０
〜８０重量％が使用される。なお、発泡剤としては、ア
ゾジカルボンアミド、Ｎ，マージニトロソペンタメチレ
ンテトラミン、４，４′−オキシビスベンゼンスルホニ
ルヒドラジツド等の如く、加熱により主として窒素ガス
を発生する。所謂分解型発泡剤、またはクエン酸と炭酸
水素ナトリウム、有機酸と炭酸塩または重炭酸塩との混
合物の如き炭酸ガス発生剤を使用することもできる。発
泡剤として分解型発泡剤または炭酸ガス発生剤を使用す
る場合には、これを前記樹脂粒子とよく混合して押出機
のホツパ一から供給する。本発明の方法において、気泡
調整剤または核形成剤としてタルク、ミストロンベーパ
ー、炭酸カルシウム、シリカ、アルミナ等の無機化合物
、または前記分解型発泡剤または炭酸ガス発生剤を使用
することができる。
使用される発泡剤としては、プロパン、ｎ−ブタン、ｉ
−ブタン、ｎ−ペンタン、１−ペンタン、ｎ−ヘキサン
の如き脂肪族炭化水素、シクロペンタン、シクロヘキサ
ンの如き環式脂肪族炭化水素、メチルクロライド、エチ
ルクロライド、ジクロロジフルオロメタン、クロロジフ
ルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、塩化メチレ
ン等の如きハロゲン化炭化水素等が好適に用いられる。
これらの発泡剤の使用量は、樹脂の種類、発泡剤の種類
、目的とする発泡体の発泡倍率により異なるが、一般に
樹脂粒子の量に対して５重量％以上、好ましくは、１０
〜８０重量％が使用される。なお、発泡剤としては、ア
ゾジカルボンアミド、Ｎ，マージニトロソペンタメチレ
ンテトラミン、４，４′−オキシビスベンゼンスルホニ
ルヒドラジツド等の如く、加熱により主として窒素ガス
を発生する。所謂分解型発泡剤、またはクエン酸と炭酸
水素ナトリウム、有機酸と炭酸塩または重炭酸塩との混
合物の如き炭酸ガス発生剤を使用することもできる。発
泡剤として分解型発泡剤または炭酸ガス発生剤を使用す
る場合には、これを前記樹脂粒子とよく混合して押出機
のホツパ一から供給する。本発明の方法において、気泡
調整剤または核形成剤としてタルク、ミストロンベーパ
ー、炭酸カルシウム、シリカ、アルミナ等の無機化合物
、または前記分解型発泡剤または炭酸ガス発生剤を使用
することができる。
本発明の方法によつて得られる熱可塑性樹脂発泡体は、
気泡が微細であり、その表面が光沢を帯び白色度（乳白
色度）がよく、極めて美麗である。
気泡が微細であり、その表面が光沢を帯び白色度（乳白
色度）がよく、極めて美麗である。
また耐熱性がよく、更に成形性が良好である。即ち、本
発明の方法によつて得られる熱可塑性樹脂発泡シートの
成形温度巾が広く、二次加工が容易であり、また探しぼ
りが可能であつて深底の容器等の成形を容易に行うこと
ができる。更に、二次加工における金型からの離型性が
よいので成形時の不良品の発生が防止される。シリコン
油は一般に人畜に無害なものが多く、衛生上無害な食品
容器等に応用することができる。次に本発明の実施例を
示す。
発明の方法によつて得られる熱可塑性樹脂発泡シートの
成形温度巾が広く、二次加工が容易であり、また探しぼ
りが可能であつて深底の容器等の成形を容易に行うこと
ができる。更に、二次加工における金型からの離型性が
よいので成形時の不良品の発生が防止される。シリコン
油は一般に人畜に無害なものが多く、衛生上無害な食品
容器等に応用することができる。次に本発明の実施例を
示す。
実施例 １
ポリスチレン樹脂粒子１００重量部にタルク０．５重量
部および２０００センチストークのシリコン油０．１部
を均密に混合し、これを押出機のホツパ一に供給する。
部および２０００センチストークのシリコン油０．１部
を均密に混合し、これを押出機のホツパ一に供給する。
押出機内の温度は１７０〜２０５パＣに保持し、発泡剤
としてｎ−ブタンを押出機内に連続的に圧入した。押出
機の先端の口金から押出されたポリスチレン発泡シート
は厚さ２．２ｍ１Ｌ１発泡倍率１２．５倍であり、微細
、かつ均一な気泡を有する発泡シートであり、その表面
は光沢があり、白色度のよい美麗なシートであつた。実
施例 ２〜６ 実施例１と同様の方法により、シリコン油の量その他を
一部変更して実施した結果を参考例と共に次の表１に示
す。
としてｎ−ブタンを押出機内に連続的に圧入した。押出
機の先端の口金から押出されたポリスチレン発泡シート
は厚さ２．２ｍ１Ｌ１発泡倍率１２．５倍であり、微細
、かつ均一な気泡を有する発泡シートであり、その表面
は光沢があり、白色度のよい美麗なシートであつた。実
施例 ２〜６ 実施例１と同様の方法により、シリコン油の量その他を
一部変更して実施した結果を参考例と共に次の表１に示
す。
表中の数値はすべて重量部である。なお、上記表１にお
いて、実施例６に使用したシリコン油の粘度は４０００
セン手ストークであつた。
いて、実施例６に使用したシリコン油の粘度は４０００
セン手ストークであつた。
上記実施例および参考例で得た熱可塑性樹脂発泡シート
の気泡径、発泡倍率および耐熱性は次の表２に示す通り
であつた。
の気泡径、発泡倍率および耐熱性は次の表２に示す通り
であつた。
上記表２において、耐熱性はオーブン内の温度を１５０
℃に保ち、熱可塑姓樹脂発泡シートの２０ＣＴｎ角に切
断したサンプルを挿入しその表面がオーバーヒートする
までの時間（秒）を表したものである。
℃に保ち、熱可塑姓樹脂発泡シートの２０ＣＴｎ角に切
断したサンプルを挿入しその表面がオーバーヒートする
までの時間（秒）を表したものである。
発泡倍率はサンプルの発泡シートの体積に比重を掛け、
重量で割つた価である。また、気泡径は発泡シートをス
ライスし、顕微鏡で拡大して測定し、気泡の長径と短径
の平均を表したものである。上記の結果から、本発明の
方法による熱可塑性樹脂発泡シートはシリコン油を添加
しない参考例に比して気泡径が微細であり、耐熱性が良
好であることが明らかである。
重量で割つた価である。また、気泡径は発泡シートをス
ライスし、顕微鏡で拡大して測定し、気泡の長径と短径
の平均を表したものである。上記の結果から、本発明の
方法による熱可塑性樹脂発泡シートはシリコン油を添加
しない参考例に比して気泡径が微細であり、耐熱性が良
好であることが明らかである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ ビニル芳香族重合体に発泡剤を加えて押出機により
前記ビニル芳香族重合体を加熱軟化せしめて押出すこと
よりなる発泡体の製造において、前記ビニル芳香族重合
体１００重量部に対してシリコン油を０．０２〜３重量
部混和して押出すことを特徴とする熱可塑性樹脂発泡体
の製造方法。 ２ ビニル芳香族重合体が、スチレン、メチルスチレン
、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、ジメチルス
チレン、クロロスチレン、ブロモスチレン、ビニルトル
エン、ビニルキシレンの単独重合体、またはこれらの共
重合体或いは混合樹脂またはこれらのビニル芳香族モノ
マーと共重合可能な単量体との共重合体である、特許請
求の範囲第１項記載の熱可塑性樹脂発泡体の製造方法。 ３ シリコン油が２５℃で１０〜３０万センチストーク
の動粘性率を有することよりなる特許請求の範囲第１項
記載の熱可塑性樹脂発泡体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52115927A JPS593488B2 (ja) | 1977-09-27 | 1977-09-27 | 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52115927A JPS593488B2 (ja) | 1977-09-27 | 1977-09-27 | 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5450074A JPS5450074A (en) | 1979-04-19 |
| JPS593488B2 true JPS593488B2 (ja) | 1984-01-24 |
Family
ID=14674626
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52115927A Expired JPS593488B2 (ja) | 1977-09-27 | 1977-09-27 | 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS593488B2 (ja) |
-
1977
- 1977-09-27 JP JP52115927A patent/JPS593488B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5450074A (en) | 1979-04-19 |
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