JPS5934813B2 - 無杼織機における緯入れ装置 - Google Patents

無杼織機における緯入れ装置

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JPS5934813B2
JPS5934813B2 JP16006176A JP16006176A JPS5934813B2 JP S5934813 B2 JPS5934813 B2 JP S5934813B2 JP 16006176 A JP16006176 A JP 16006176A JP 16006176 A JP16006176 A JP 16006176A JP S5934813 B2 JPS5934813 B2 JP S5934813B2
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芳文 祖父江
一 鈴木
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は一般に蕪オf織機における緯入れ装置に関し
、特に、緯糸を弾丸で把持し、この弾丸を飛走させるこ
とにより緯入れを行なう装置に関するものである。
従来より一般的に知られている流体織機あるいはグリッ
パ−織機の有する諸欠点を解消するため、特公昭44−
15586号公報に開示されたような従来と異なる全く
新しい緯入れ方法、即ち圧縮空気の噴流で緯入れする緯
糸の先端部に氷弾を固着して経糸の開口部内に同緯糸を
飛走させて織成する無杼織機における緯入れ方法が提案
されていた。
この先行技術の緯入れ方法では、氷弾に固着された緯糸
を経糸開口部に通した後、緯糸を経糸開口部の成型室側
において切断し、該切断によって生じた成型室側の糸端
を次の氷弾成型及びそれに続く緯入れに備えて予定の場
所に引戻す際に、緯糸の慣性により引戻し量が過剰にな
って又は他の諸要因のため緯糸先端及び緯糸位置を適正
なところに確保することが困難な場合が生じる可能性が
ある。
このような場合が生じると、氷弾による緯糸の把持が全
く行なわれなかったり、把持が行なわれても氷弾の中心
が行なわれないので、緯糸の把持力は弱く且つ緯入れ中
における弾丸の飛行が安定せず、緯入れミスを招来する
欠点があった。
特に、把持が不確実であると、圧縮空気の噴流による氷
弾の加速中及び杼口内飛走中に氷弾表面が若干溶解した
だけでも、緯糸が氷弾から離れてしまうことが考えられ
る。
また、把持が一定位置で行なわれないと、緯糸の張力の
氷弾に対する作用方向と氷弾飛走方向との関係が緯入れ
の度に変わってくるので、氷断の軌道が一定しない。
特に、緯糸の把持が氷弾の周面に近い部分で行なわれ、
しかも不確実である場合には、上記の欠点が顕著に現わ
れる。
このような欠点は、比較的に高速運転が口論まれている
氷弾緯入れ式の無杼織機においては顕著に発生し易く、
解決しなければならない問題である。
なお、上記の引き戻された緯糸位置の安定化は氷弾に限
らず、他の同様な方法で行う緯入れ用弾丸の場合にも通
じるものである。
従って、この発明の目的は、上述した欠点のない無杼織
機における緯入れ装置を提供することである。
この目的を考慮し、この発明の緯入れ装置は、緯糸引戻
し装置を有する無杼織機において、成型室内において緯
糸に固定された弾丸を前記成型室に接続した弾丸発射装
置により発射して経糸の開口部に通した後、前記経糸経
糸開口部の成型室側に設けられた緯糸切断部において緯
糸を切断し、該切断によって生じた成型室側の糸端を次
の弾丸成型及びそれに続く緯入れに備えて前記緯糸引戻
し装置により前記成型室の近傍に少なくとも引戻す間、
引戻しの力に抗する張力を前記緯糸に付与する緊張手段
を前記成型室と緯糸切断部水の間に備えるものである。
次にこの発明の推奨実施例を添付図面に関して詳細に説
明する。
この発明の装置は、緯糸搬送体の材料として液相から固
相へ及びその逆に変化するものを使用できるので、下記
の説明中、本陣及び氷粒、あるいは単に氷とは水、パラ
フィン、又はそれ等と均等な性質を有する材料で造った
ものを含む。
また、氷粒とは単に粒状のものを表わすだけでなく、圧
縮によって一つに成型できる状態、即ち、粉状、雪状、
フレーク状、半固形状等のものを表わすこととする。
先ず、第1図はこの発明による緯入れ装置の全体を部分
的に断面で示す説明図であって、この緯入れ装置を概略
的に説明すると、緯糸コーン7からの緯糸Wの先端は本
陣発射装置Aを通って本陣成型装置Bの成型室内にあり
、この成型室に氷粒製造装置Cにより製造された氷粒が
二つの氷粒供給通路を通って供給される。
供給される二つの氷粒群は成型室において緯糸Wの先端
を囲んで成型され、本陣31となる。
この本陣31は本陣発射装置Aにより発射されて、成型
室及び加速管29を経て経糸Tの開口部内を飛走し、こ
のようにしぬ緯入れが行なわれる。
次に、上述の緯入れ方法及び装置を更に詳細に説明する
機台1の一部に回転可能に支持された測長ドラム2は回
動ローラ3の周面にばね4により圧接される。
回動ローラ3は歯車5及び6を介して適宜の駆動装置(
図示しない)に接続されており、常時回転される。
従って測長ドラム2も回動ローラ3により常時回転され
て、緯糸コーンTからの緯糸Wの測長を行なう。
測長ドラム2の前方には緯糸の張力調整装置8が、後方
には所定の長さの緯糸をプールする貯留装置9がある。
従つて、緯糸コーン7からの緯糸Wは案内10、張力調
整装置8及び案内11を経て測長ドラム2の円筒面で測
長されてから、更に案内12を経て貯留装置9に到る。
貯留装置9には上下に開口9a及び9bが設けられてい
て、これらの開口9a及び9bを矢印で示すように通常
空気が通り板け、貯留装置9の左側にある開口9cから
右側の開口9dへ抜ける緯糸Wを図示のように弛ませる
緯入れ直前には、所定量の緯糸Wが貯留装置9にプール
される。
貯留装置9の後方には緯糸制動装置13及び緯糸引戻し
装置14が配置されている。
緯糸引戻し装置14は案内ローラ15、上下に可動のピ
ン16等で構成されており、後述するように加速管29
の出聞こ配置されたカッタ30で切断さえてできた緯糸
Wの先端を本陣成型装置Bの成型室内を引き戻すための
ものであって、引戻しの際、ピン16は互いに遠ざかる
方向に移動し、緯糸制動装置13は引戻しの間緯糸Wを
その押え板13a及び13bの間で制動する。
緯糸引戻し装置14の後方には、圧縮空気による本陣の
発射装置Aが配置される。
本陣発射装置Aは機台の一部に装着した空気噴射用のシ
リンダ17と、その中に配置されたピストン18とを備
える。
シリンダ17には圧縮空気用の流入孔19が設けられて
いる。
ピストン18にはレバー20が枢着されており、このレ
バー20を後述する態様で駆動することによりピストン
18は往復運動を許容される。
本陣発射装置Aへの圧縮空気の供給は圧縮機21により
行なイつれる。
圧縮機21はピストン22を有し、このピストン22は
クランク軸23及び連結ロッド24を介して適宜の図示
しない駆動装置により駆動される。
圧縮機21により圧縮された空気は圧縮空気タンク25
、調圧弁26及び補助空気タンク27を通路28を通っ
て進み、通路28の末端に接続された流入孔19からシ
リンダ17内へ供給され、前記ピストン18の左方への
移動時にノズルを通って後述する本陣に発射のための圧
力がかけられる。
本陣発射装置Aは経糸Tの開口部に向かって延びる細長
い円筒形の中空加速管29を有する。
加速管29の先端近くには、緯入れ後に緯糸Wを切断す
るための公知のカッタ30が配置される。
なお、本陣成型装置Bの後方には、適宜駆動され、前記
緯糸引戻し作用時に加速管29内にて対接し、緯糸を弾
性的に把持して緯糸に所定の張力を与えるテンションパ
ッドについては後述する。
本陣成型装置Bは上記した本陣発射装置Aと交差するよ
うに配置されており、交差点が本邦31の成型室となる
後述する態様で成型室において成型された本邦31は、
これも後述する態様で本陣発射装置Aにより発射されて
加速管29により所要速度を得て、経糸Tの開口部へ向
う。
本陣成型装置Bへは本邦31の原料とするために氷粒製
造装置Cで造られた氷粒32が氷粒供給装置りにより供
給される。
氷粒製造装置Cは適当な断熱材で構成された壁33を有
する断熱室34を含む。
断熱室34内には環状の冷凍室35が形成されており、
この中に蒸発管36が巻装されている。
ブラインは図示しない開口からこの冷凍室35へ供給さ
れる。
冷凍室35の中央には円筒状の氷粒製造室37が形成さ
れており、球軸受38で回転自在に支持された水噴射管
39が断熱室34の外部から氷粒製造室37内に入って
いる。
水噴射管39はその氷粒製造室37内の部分に、断熱室
34の上方に載置した水タンク40から供給される製氷
用の水を噴射するノズル41を適数個備える。
42は水噴射管39の上部に固着された被動プーリであ
って、適宜の図示しない駆動源により駆動される。
この駆動により水噴射管39は回転する。
図示はしないが、水噴射管39には。
氷粒製造室37の氷結面43に摺動接触する掻取り板を
設け、これにより氷結面43にできた氷を掻取ることが
できる。
冷凍室35の下方には漏斗状に形成された氷粒32の集
納口44がある。
集納口44の下端は氷粒供給装置りに連通している。
一方、蒸発管36の下端は断熱室34外へ突出し、出口
管45と接続する。
出口管45は圧縮機46に接続され、圧縮機は凝縮器4
7に接続される。
48は凝縮器47を空冷する送風ファン、49は凝縮器
47で加温された温風を吸入する吸入管で、その入口5
0は送風ファン48に対向するよう漏斗状に拡開してい
る。
更に、凝縮器47は受液器51に接続されており、そこ
から延びる冷媒管52は膨張弁53を介して、蒸発管3
6の断熱室34外へ出た部分と接続している。
このような氷粒製造装置Cによって製造された氷粒32
は集納口44の下端から氷粒供給装置りに入る。
この氷粒供給装置りは前述した断熱性の壁33で囲まれ
ており、また、軸受54及び55により回転自在に支承
されたスクリュ56を含む。
スクリュ56の一端は壁33の外に出て歯車列57と連
結され、歯車列57の適宜の駆動装置(図示しない)に
よる回転によりスクリュ56は回転される。
スクリュ56の他端は二つの氷粒供給通路58及び59
の入口部分近くで終了している。
従って、以上の説明から、氷粒製造装置Cによって造ら
れた氷粒32は氷粒供給装置りによって二つの通路58
及び59を経て本陣成型装置Bへ供給され、その成型室
において緯糸Wの先端と共に成型されて本邦31となり
、この本邦31は本陣発射装置Aにより発射されて、加
速管29を出た後、経糸Tの開口部内を通過することが
明らかとなった。
60は織成された織布である。次に、上記のように経糸
Tの開口部内を通過した本邦31は本邦処理装置Eによ
り処理される。
この本邦処理装置Eは、加速管29に対向して配置され
た箱形の本陣溶融台61を含む。
溶融台61の垂直延長部62には、飛走してきた本邦3
1を溶融し得る加熱ヒータ63が設けられる。
また、溶融台61の上方には温風の噴出ノズル64があ
る1、噴出ノズル64は凝縮器47で加温された温風を
吸入する吸入管49に接続されている。
溶融台61の下方にある水タンク65は溶融した冷水を
受け、冷水は揚水ポンプ66により、氷粒製造装置Cの
上方に配設された水タンク40に注入される。
このように水の相変化を有効に利用して比較的安価で氷
粒を製造することができる。
次に、本陣発射装置A及び本陣成型装置Bの細部につい
て稍々詳しく説明する。
第2図は第1図の線■−■に沿って拡大して示す断面図
であって、本陣成型装置Bは成型室67を有するブロッ
ク68を備える。
上記した通路58及び59は第1図に示すようにこのブ
ロック68に接続される。
通路58及び59の末端は成型室67の上方で終了して
おり、また、それ等の間を二叉状のカッタ71が成型室
67に対して直角に進退し得るように、間隔を置いて終
了している。
二叉状のカッタ71の、氷粒切断縁を有する両脚部の間
にあるのは、通路58及び59の末端を互いに関して遮
断する遮断板72であって、遮断板72の下端は成型室
67の直ぐ上にある。
カッタ71が図示のように上昇している時には、氷粒3
2は遮断板72に当たるまで送り込まれ、下降する際に
氷粒32はカッタ71により切断されると共に、成型室
67内へ落下供給される。
第2図に示すように、カッタ71は、ブロック68に装
着した取付は腕T5にピン76を中心として揺動しうる
ように取り付けられたレバー74に結合されており、こ
のレバー74はレバー77及び図示しないカムを介して
1駆動軸(図示しない)により適宜のタイミングで作動
される。
成型室67に入った氷粒群32を成型するため、成型室
中に進退する一対の主成型ピストン69及び70がブロ
ック68を通って設けられている。
主成型ピストン69及び70は成型室に通路58及び5
9を経て入った氷粒群32を成型するため、氷粒群32
を挾んで互いの方向にブロック68内を滑動できる。
第1図には示さないが、成型室67の軸方向の前端及び
後端を限定するため、上記主成型ピストン69及び70
と平行にそれ等の前後に、それぞれ一対の前扉94、後
扉95(第2図にそれらの端面だけを示す)が設けられ
ている。
前扉94及び後扉95は主成型ピストン69及び70と
同様に移動可能であり、主成型ピストン69及びIOに
よる成型に先立って、成型室側へ進み成型室67の前端
及び後端を形成する。
本邦31の頭部が円錐形である場合には、一対の前扉9
4はそれ等が合わさって成型室の前端を形成した時に、
それ等の間に上記円錐形に対応する形状の空間を作る。
主成型ピストン69及び70、前扉94及び後扉95の
作動は図示しないレバー、カム等を介して、カッタ71
と共通の上記駆動軸により適宜のタイミングで行なイつ
れる。
上記した本陣成型装置Bの詳細な構成は、この出願と同
一の出願人による特公昭59−3580号公報の明細書
及び図面に記載されている。
以上の説明から明らかなことは、氷粒32は通路58及
び59から押し出され、これ等がカッタ71の二叉脚部
により切断されて成型室67内へ供給され、その後、上
記した図示しない駆動軸の回動に伴ない適正なタイミン
グで主成型ピストン69及び70、前扉94及び後扉9
5が作動して、成形室67内で所望の本邦31が成型さ
れることである。
このように圧縮成型された本邦31は本邦発射装置Aに
より発射されて経糸Tの開口部を通過しなければならな
い。
先ず、成型された本邦31が主成型ピストンの面に凝着
していると本邦発射タイミング、氷体飛走速度及び加速
時間が不安定になり、延いては確実な緯入れを阻害する
結果になるので、生じているかも知れない本邦31の凝
着を除くのが望ましい。
第2図において、本邦発射装置Aは加速管29及び成型
室67と直線状に整列してブロック68に設けられた開
口102を備え、開口102内には、一端が後扉95の
近くまで延長し、他端がレバー104に連結されたピス
トン103が配置されている。
レバー104は適当な機構(図示しない)により作動可
能である。
このピストン103は少なくとも前扉及び後扉が本邦3
1との接触状態から解放された後に前方(第2図におい
て左方)へ若干進み、成型室67内の本邦31の位置を
ずらすことによって本邦の凝着を除去する。
この作用の後、ピストン103は原位置へ戻る。
開口102はブロック68に設けた通路105を介して
圧縮空気の流入孔(第1図及び第2a図参照)と連通し
ており、この流入孔19を通じて圧縮機21からの圧縮
空気が開口102内に図示しない圧縮空気弁を通って供
給されるようになっている。
一方、開口102の先端とピストン103の先端との間
はノズル部106となっており、圧縮空気はノズル部1
06から急激に噴射されて、本邦31を発射させる。
従って、本邦31は加速管29を通過し、経糸Tの開口
部内を通り抜け、本邦処理装置Eに達する。
この後、加速管29の出口近くにあるカッタ30により
緯糸Wは切断され、緯糸引戻し装置14により引き戻さ
れて、その先端が第2図に示すようにテンションパッド
80の近くに位置決めされる。
前扉94の直前において主成型ピストン69及び70と
平行に延びるテンションパッド80及び81は、カッタ
30による緯糸切断の際、その反動により緯糸Wが成型
室67より後方へ抜は出してしまったり、引戻し装置1
4による緯糸引戻しの際、緯糸がその慣性により飛び抜
けてしまったりするのを防止するため設けられている。
従って、テンションパッド80及び81は少なくさも緯
糸の引戻しの間、好ましくはカッタ30による緯糸切断
の直前から、互いの方向に移動してそれ等の間に緯糸W
を把持し、緯糸Wに引戻し力に抗する張力を付与する。
第3図はテンションパッド80及び81並びにその動作
機構を第1図における加速管29の方向から見た図であ
る。
パッド80及び81は揺動可能に支持されたレバー82
及び83に連結されており、レバー82及び83は長さ
が調節可能な連結棒84により互いに揺動可能に連結さ
れている。
85は前述した主成型ピストン69及び70等を駆動す
る図示しない駆動軸により作動できるカムであって、レ
バー83の端部に設けた従動子68と係合できる位置に
ある。
レバー82とブロック68との間にはばね87が張架さ
れていて、ばね87によりパッド80及び81は緯糸W
を把持する方向に常に付勢される。
カム85の回動によりパッド80及び81は従動子86
、レバー82及び83等を介してはね87に抗して緯糸
Wを解放する方向に移動する。
パッド80及び81の頭部81a及び81aは第4図に
示すように構成されている。
頭部80a及び81aは同一構造でよいので、一方だけ
即ち頭部80aについて説明すると、パッド80の先端
から延びる小径の突起88の周囲に円筒形のカバー89
が配置されており、突起88とカバー89との間の環状
空間にばね96が、カバー89の閉端とリング97との
間において配置されている。
ばね96の一端はカバー89の閉端に固定でき、リング
97はカバー89に関して移動可能にばね96の他端に
固定できる。
また、カバー89の開放端近くにはリング98が固定さ
れており、このリング98と上記リング97の間には、
突起88に固定されたリング99がある。
リング97及び99の間には挟持力調節用のスペーサ1
00がある。
このような構成であるから、パッド80及び81が緯糸
Wを挾持していない状態(第3図)の時には頭部80a
及び81aはばね96によりリング98がリング99に
接触する方向に付勢されているが、カム85の回動に伴
ないパッド80及び81が互いの方向に移動して緯糸W
を挾持する状態(第4図)の時には、緯糸Wを介しての
互いからの押庄により頭部80a及び81aはばね96
に抗してリング99及びスペーサ100が接触する方向
に押し戻され、適正な圧力で緯糸Wを挾持することがで
きる。
ばね96の代りに例えばスポンジのような弾性手段を用
いてもよい。
パッド80及び81による緯糸挟持のタイミングはカム
85の曲線の選択次第で任意に決定できる。
以上のように、所望の時に成型室67とカッタ30との
間のパッド80及び81を作動させることによって、緯
糸Wの挟持を任意のタイミングで行なうことができるの
で、緯糸切断の前から緯糸を把持しテンションを与えて
おけば、緯糸切断の反動により緯糸が所要の位置から抜
は出すことがなく、また、緯糸引戻し時に緯糸がその慣
性により飛び抜けるのを防止することができる。
このように成型の際に緯糸先端の位置を確保することに
より、本陣の場合、弾丸のほぼ真中で緯糸が挾持される
ようになるので、緯糸の杷持力が強いだけでなく、本陣
の飛行経路が安定し、杼口の大きさ、筬打ちのストロー
ク及び経糸の開口量を小さくすることが可能となり、よ
り安定した高速緯入を行なうことができる。
また、本陣の飛行姿勢が安定することにより、本陣は高
速で長距離の飛走が可能となり、織巾の広い織機の緯入
れを高速で行なうことが可能となって、非常に高い生産
性の織機が得られる。
第5図は成型室67の前端を限定する前扉94の直前又
は近傍の加速管29に空気流入口101を設け、緯糸切
断の直前からそれ以後、あるいは緯糸引戻し時に上記空
気流入口101を経て加速管内に空気流を流し、それに
より緯糸Wに張力を加えるものである。
引戻しが完了した時点で、緯糸Wが前扉94又は後扉9
5で把持された後、空気流を止める。
この実施例では、緯糸の緊張手段として加速管29に空
気流入口101を設け、空気流をつくるだけでよいので
、装置は簡単となり且つ加速管29における本陣の加速
に与える影響を及ぼさない。
空気流は常時用ていてもよい。また、第2図に示したピ
ストン103の位置に応じて氷体発射用又は緯糸緊張用
の空気流が噴射されるように第2図の装置の後扉を前扉
よりも若干遅れたタイミングで閉じるようにも変更する
ことが可能である。
この場合、緯糸緊張用の空気流が噴射される時、細い孔
103a中において緯糸に空気流が作用するので張力が
確実に付与され、使用空気量も第5図の実施例における
よりも少なくてよく、更に、緯糸緊張用の空気開閉に特
別の機構を必要としないので、装置の構成が簡単になる
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による緯入れ装置の全体を一部破断し
て示す概略説明図、第2図は第1図の線■−■に沿って
見た断面図、第2a図は第2図のa−a線断面図、第3
図は第2図に示した緯入れ装置の要部断面図、第4図は
第3図に示したテンションパッドの頭部拡大断面図、第
5図は別の実施例の断面図である。 図中、Aは氷体発射装置、Tは経糸、Wは緯糸、14は
緯糸引戻し装置、30はカッタ(緯糸切断部)、31は
氷体、67は成型室、so、si。 101は緊張手段である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 緯糸引戻し装置を有する無杼織機において、成型室
    内において緯糸に固着された弾丸を前記成型室に接続し
    た弾丸発射装置により発射して経糸の開口部に通した後
    、前記経糸開口部の成型室側に設けられた緯糸切断部に
    おいて緯糸を切断し、該切断によって生じた成型室側の
    糸端を次の弾丸成型及びそれに続く緯入れに備えて前記
    緯糸引戻し装置により前記成型室の近傍に少なくとも引
    戻す間、引戻しの力に抗する張力を前記緯糸に付与する
    緊張手段を前記成型室と緯糸切断部との間に備える無杼
    織機における緯入れ装置。
JP16006176A 1976-12-29 1976-12-29 無杼織機における緯入れ装置 Expired JPS5934813B2 (ja)

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JP16006176A JPS5934813B2 (ja) 1976-12-29 1976-12-29 無杼織機における緯入れ装置

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JPS5386871A JPS5386871A (en) 1978-07-31
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