JPS5934717B2 - アミンフクゴウユウキサンドウノセイゾウホウホウ - Google Patents

アミンフクゴウユウキサンドウノセイゾウホウホウ

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JPS5934717B2
JPS5934717B2 JP50136990A JP13699075A JPS5934717B2 JP S5934717 B2 JPS5934717 B2 JP S5934717B2 JP 50136990 A JP50136990 A JP 50136990A JP 13699075 A JP13699075 A JP 13699075A JP S5934717 B2 JPS5934717 B2 JP S5934717B2
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hydrogen
chemical
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JP50136990A
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宏 久山
万寿雄 朽方
俊夫 古川
浩一郎 山成
弘毅 碇
光義 楫野
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Juki Corp
Original Assignee
Tokyo Juki Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なるアミン複合有機酸銅の製造方法に関す
るものである。
〔但し、mは正の整数を示す。
にて示される銅塩化合物は人体や各種の有用生物体に対
する毒件が低く、効力持続期間が長い有害生物防除剤と
して知られている。
これらを構成する二塩基性カルボン酸類は毒性が低い化
合物からなつているところに特色がある。二塩基性カル
ボン酸が銅塩を形成する場合、銅が2価であるから高分
子体又は多分子体を形成しやすい。
従つて一般式+0−C−X−C−0−CU+なる如く考
えられている。これらの銅塩は、単なるイオン的塩結合
ではなく、むしろ配位結合性を含むきわめて安定した結
合を持つものである。本発明者等は有機酸銅塩について
、研究したとアミンが前記一般式(4)にて示される有
機酸銅塩と複合して、新規なるアミン複合有機酸銅塩を
形成せしめることが見出され、且つこの新規なるアミン
複合有機酸銅塩は一般式(4)にて示される有機酸銅塩
の保持せる有害防除作用より一層強力であることが判明
した。更に詳しくは本発明は 〔但し、mは正の整数を示す。
にて示される銅塩と r 〔但し、R2が水素のとき、R3,R4は同一または異
なつたものであり、アルキル基、シクロアルキル基、ヒ
ドロキシアルキル基、アルケニル基卦よびベンジル基よ
り選ばれる、R2,R3が水素のとき、R4は水素、ア
ルキル基、シクロアルキル基、ヒドロキシアルキル基、
アルケニル基、ベンジル基およびアミノポリアルキレン
基((CH2)NNH2)より選ばれる、R2,R3,
R4が水素以外のとき、R2,R3,R4は同一または
異なつたものであり、アルキル基、}よびヒドロキシア
ルキル基より選ばれる〕にて示されるアミンを水性媒質
または上記アミンに可溶性のある有機溶媒中で、0〜5
0℃の範囲の温度で反応せしめることを特徴とするアミ
ン複合有機酸銅塩の製造方法である。
本発明において、一般式(4)と一般式(B)との反応
は、一般式(4)の有機酸銅塩1モルに対して一般式(
B)にて示されるアミンは2乃至0.001モルで、好
ましくは0.5乃至0.05モルを10〜50℃の温度
範囲に訃いて加えることによつて実施できる。
この際一般式(4)の銅塩は水またはアルコール類、ア
セトン等のアミンに対して可溶性のある有機溶媒中にス
ラリー状として懸濁せしめて卦くとよい。一般式(B)
のアミンが、アミンが水溶性であれば、一般式(4)の
スラリー状の懸濁液中に直接、またはあらかじめ水に溶
解せしめた溶液を添加し、接触せしめて反応することが
好適であり、必要に応じてメタノール、エタノール等の
アルコールに溶解せしめて反応することもできる。一般
式(B)のアミンが、有機溶媒に対して可溶性を示す場
合には、あらかじめアミンをその溶液中に溶解せしめて
、一般式(4)にて示される銅塩のスラリーと接触せし
めて実施することができる。かくして生成したアミン複
合有機酸銅は淵過、分離して得られる。
一般式(A)にて示される銅塩は、無水または水和の形
態をした前掲の如き、テレフタール酸、フタル酸、マレ
イン酸、フマル酸、シユウ酸、グルタミン酸、アスパラ
ギン酸等の単純塩に限定せられるものではなく、更にこ
れ等を主成分とする有機酸として含めば、目的が達せら
れるのであつて、他の多塩基酸を一部、これ等の二塩基
酸と}きかえても差支えなく、又、他の単官能酸、例え
ば安息香酸、サリチル酸、ハロゲン安息香酸、ハロゲノ
サリチル酸等を一部併用して、上述の如き銅塩とする事
も出来る。
又、その1例として、トリカルボン酸の如きを少量配合
の上、上述の如き銅塩としても高分子量体形成の際の架
橋剤の如き作用を果して、有用な本発明の具体例となり
うる。又、銅塩結合の一部に、他種の金属部を部分的に
含ましめてもよい。例えば、マンガン、ニツケル、鉄等
も好ましい。一般式(B)で示されるアミンは前記の如
くであるが、具体的にはドデシルアミン、N,N−ジメ
チルドデシルアミン、2−アミノブタン、シクロヘキシ
ルアミン、シンクロヘキシルアミン、n−オクチルアミ
ン、2−エチルヘキシルアミン、Tert−オクチルア
ミン、N,N−ジブチルアミノエタノール、テトラデシ
ルアミン、ヘキサデシルアミン、オクタデシルアミン、
ジアリールアミン、ベンジルアミン、ジベンジルアミン
、エチレンジアミン、1,12−ジアミノドデカン、メ
タノールアミン等が好適であり、これらのみに限定され
るものではない。
以下実施例を以つて説明する。
実施例 1 300m1フラスコに乳鉢にて粉砕したテレフタール酸
銅塩20y及びエタノール100m1を加えて撹拌しな
がらテレフタール酸銅塩を懸濁させた。
次に50m1のエタノールに49のドデシルアミンを溶
解した溶液を室温にて徐々に撹拌しながら滴下した。滴
下後、2時間撹拌を継続し、そして次に撹拌を停止して
更に20時間室温にて放置した。結晶は吸引沢過し、エ
タノールにて数回洗浄後、減圧乾燥(50〜60タC/
5〜10mmHg)に附した。その後、これを微粉砕に
附し、そして325メツシユ以下とした。テレフタール
酸銅塩209とシクロヘキシルアミン39、デレフター
ル酸銅塩209とn−オクチルアミン39、テレフター
ル酸銅塩209とヘキサデシルアミン39、テレフター
ル酸銅塩209とオクタデシルアミン3f!、テレフタ
ール酸銅塩209とジアリールアミン39、テレフター
ル酸銅塩209と1,12−ジアミノドデカン39、テ
トラクロロテレフタール酸銅塩20gとドデシルアミン
69も同様に処理した。
実施例 2 300m1フラスコに乳鉢にて粉砕したテレフタール酸
銅塩20g及び水100m1を加えて撹拌しながら室温
にてテレフタール酸銅塩のスラリーを調製した。
次に2−アミノブタン39を徐々に撹拌しながら滴下し
た。滴下後、30分間撹拌しそして撹拌を停止してから
更に20時間室温に放置した。以下実施例1と同様であ
る。テレフタール酸銅塩209とN,N−ジブチルアミ
ノエタノール39、テレフタール酸銅塩209とエチレ
ンジアミン29も同様に処理した。
実施例 3300m1フラスコに乳鉢にて良く粉砕した
L−グルタミン酸銅塩20g、及びメタノール100m
1を加えて撹拌懸濁した。
これに607TL1のメタノールに3gのドデシルアミ
ンを含有する溶液を滴下して室温にて1時間撹拌した。
撹拌を停止後、室温にて24時間放置した。以下実施例
1と同様である。テレフタール銅塩209とシンクロヘ
キシルアミン4g、テレフタール酸銅塩20gと2−エ
チルヘキシルアミン49、テレフタール酸銅塩209と
Tert−オクチルアミン39、テレフタール酸銅塩2
0f1とテトラデシルアミン39、テレフタール酸銅塩
201とベンジルアミン49、テレフタール酸銅塩20
9とジベンジルアミン4g、テレフタール酸銅塩209
とN,N−ジメチルドデシルアミン49、フタル酸銅塩
209とドデシルアミン39、L−グルタミン酸銅塩2
09とドデシルアミン49、L−アスパラギン酸銅塩2
09とドデシルアミン49、シユウ酸銅塩20gとテト
ラデシルアミン39、マレイン酸銅塩209とベンジル
アミン19、フマル酸銅塩209とベンジルアミン69
、イタコン酸銅塩209とオクタデシルアミン49、テ
トラハイドロフタル酸銅塩209とヘキサデシルアミン
39も同様に処理した。
実施例 4 300m1フラスコに乳鉢Kて良く粉砕したテレフター
ル酸−ベンゼン1,3,5トリカルボン酸(重量比10
:3)のアルカリ水溶液を硫酸銅水溶液にて複分解して
調製した銅塩209、及びメタノール100m1を加え
て撹拌懸濁した。
次にドデシルアミン59を含有する50m1メタノール
溶液を撹拌しながら徐々に滴下した。以下は実施例1と
同様である。テレフタール酸一安息香酸(重量比5:1
)の銅塩209とドデシルアミン5g、テレフタール酸
−L−グルタミン酸一安息香酸(重量比、5:5:1)
の銅塩209とドデシルアミン59も同様に処理した。
本発明化合物の赤外線吸収スペクトルの試験結果につい
て述べると、テレフタール酸銅・ドデシルアミン複合化
合物は第1図の赤外線吸収スペクトルを与え、2850
,2800,2750(1−JモV!−1にドデシルアミ
ン部によるアルキル基の特性吸収及び1380,158
0CTIL′″1にテレフタール酸部によるカルボキシ
レート基の特性吸収を示す。
以下第1図から第29図まではそれぞれの複合化合物に
対応する赤外線吸収スペクトル図を示す。
【図面の簡単な説明】
第1図から第29図は実施例に卦いて得られたアミン複
合有機酸銅の赤外線吸収スペクトルを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式▲数式、化学式、表等があります▼・・・(
    A)〔但し、mは正の整数を示す。 Xは▲数式、化学式、表等があります▼(オルト、メタ
    またはパラ位を示し、nは0または1 〜4の整数を示す。 )▲数式、化学式、表等があります▼(シスまたはトラ
    ンスを示し、Rは水素またはアルキ ル基を示す。 )▲数式、化学式、表等があります▼(Pは0または正
    の整数を示す。 )▲数式、化学式、表等があります▼(R_1はアルキ
    レン基または分離して水素を示す。 )▲数式、化学式、表等があります▼(qは0または正
    の整数を示す。 )または ▲数式、化学式、表等があります▼(rは0または正の
    整数を示す。 )〕にて示される銅塩と、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(B)〔但し
    、R_2が水素のとき、R_3、R_4は同一または異
    なつたものであり、アルキル基、シクロアルキル基、ヒ
    ドロキシアルキル基、アルケニル基およびベンジル基よ
    り選ばれる、R_2、R_3が水素のとき、R_4は水
    素、アルキル基、シクロアルキル基、ヒドロキシアルキ
    ル基、アルケニル基、ベンジル基およびアミノポリアル
    キレン基▲数式、化学式、表等があります▼より選ばれ
    る、R_2、R_3、R_4が水素以外のとき、R_2
    、R_3、R_4は同一または異なつたものであり、ア
    ルキル基、およびヒドロキシアルキル基より選ばれる〕
    にて示されるアミンを水性媒質または上記アミンに可溶
    性のある有機溶媒中で、0〜50℃の範囲の温度で反応
    せしめることを特徴とするアミン複合有機酸銅の製造方
    法。 2 一般式▲数式、化学式、表等があります▼〔但し、
    Xは▲数式、化学式、表等があります▼(オルト、メタ
    またはパラ位を示し、nは0又は1〜4の整数を示す) ▲数式、化学式、表等があります▼(シスまたはトラン
    スを示し、Rは水素またはア ルキル基を示す)、 ▲数式、化学式、表等があります▼(pは0または正の
    整数)▲数式、化学式、表等があります▼(qは0また
    は正の整数を示す)、または ▲数式、化学式、表等があります▼(rは0または正の
    整数を示す) にて示される一またはそれ以上の水溶性塩とモノカルボ
    ン酸または/およびトリカルボン酸の水溶性塩の混合水
    溶液に水溶性銅塩を添加し複分解により得られる銅塩と
    一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔但し、R_2が水素のとき、R_3、R_4は同一ま
    たは異なつたものであり、アルキル基、シクロアルキル
    基、ヒドロキシアルキル基、アルケニル基およびベンジ
    ル基より選ばれる、R_2、R_3が水素のとき、R_
    4は水素、アルキル基、シクロアルキル基、ヒドロキシ
    アルキル基、アルケニル基、ベンジル基およびアミノポ
    リアルキレン基▲数式、化学式、表等があります▼より
    選ばれる、R_2、R_3R_4が水素以外のとき、R
    _2、R_3、R_4は同一または異なつたものであり
    、アルキル基およびヒドロキシアルキル基より選ばれる
    〕にて示されるアミンを水性媒質または上記アミンに可
    溶性のある有機溶媒中で、0〜50℃の範囲の温度で反
    応せしめることを特徴とするアミン複合有機酸銅の製造
    方法。
JP50136990A 1975-11-14 1975-11-14 アミンフクゴウユウキサンドウノセイゾウホウホウ Expired JPS5934717B2 (ja)

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