JPS5934546B2 - 流体圧ブレ−キ装置用マスタ−シリンダ− - Google Patents
流体圧ブレ−キ装置用マスタ−シリンダ−Info
- Publication number
- JPS5934546B2 JPS5934546B2 JP54143176A JP14317679A JPS5934546B2 JP S5934546 B2 JPS5934546 B2 JP S5934546B2 JP 54143176 A JP54143176 A JP 54143176A JP 14317679 A JP14317679 A JP 14317679A JP S5934546 B2 JPS5934546 B2 JP S5934546B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- cylinder
- fluid
- bore hole
- master cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T11/00—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant
- B60T11/10—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting by fluid means, e.g. hydraulic
- B60T11/16—Master control, e.g. master cylinders
- B60T11/232—Recuperation valves
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は流体圧ブレーキ装置用マスターシリンダーの改
良に関するものである。
良に関するものである。
流体圧ブレーキ系統内に流体圧を送るためのマスターシ
リンダーは従来、タンク、シリンダー、およびそのシリ
ンダー内に摺動自在に挿入されたピストンからなり、そ
のシリンダーはシリンターとタンク間を接続するための
取入口およびバイパス口を備えている。
リンダーは従来、タンク、シリンダー、およびそのシリ
ンダー内に摺動自在に挿入されたピストンからなり、そ
のシリンダーはシリンターとタンク間を接続するための
取入口およびバイパス口を備えている。
さらにピストンの前端に隣接して主シールカップが前記
シリンダー内に配されており、ピストンの後端部に副シ
ールカップが取り付けられている。
シリンダー内に配されており、ピストンの後端部に副シ
ールカップが取り付けられている。
その両シールカップは一般に弾性材料で形成され、その
周縁がシリンダーの内面さ密着係合せしめられる。
周縁がシリンダーの内面さ密着係合せしめられる。
ピストンがシリンダー内で完全に後退した位置にあると
きには、前記主シールカップは前記取入口の前方の前記
バイパス口の後方に位置せしめられ、そのバイパス口を
通るタンクとシリンダー間の流体の流れによって流体の
洩れやブレーキ系統内の流体の熱膨張および収縮が補償
されるようになっている。
きには、前記主シールカップは前記取入口の前方の前記
バイパス口の後方に位置せしめられ、そのバイパス口を
通るタンクとシリンダー間の流体の流れによって流体の
洩れやブレーキ系統内の流体の熱膨張および収縮が補償
されるようになっている。
ブレーキペダルが踏まれると、シリンダー内でピストン
が前進せしめられ、それによって前記主シールカップが
前記バイパス口を越えて前進せしめられる。
が前進せしめられ、それによって前記主シールカップが
前記バイパス口を越えて前進せしめられる。
これによってブレーキ系統内にホイールブレーキを作動
させるための流体圧が送られる。
させるための流体圧が送られる。
例えばディスクブレーキのようにピストンの起動時にお
ける流体圧の上昇が太きいと、主シールカップがバイパ
ス口を通過する際にその一部がその流体圧によってバイ
パス口内に押し込まれる場合がある。
ける流体圧の上昇が太きいと、主シールカップがバイパ
ス口を通過する際にその一部がその流体圧によってバイ
パス口内に押し込まれる場合がある。
その場合にバイパス口の縁部によって主シールカップの
そのバイパス口内に押し込まれた部分が切断されること
がしばしはある。
そのバイパス口内に押し込まれた部分が切断されること
がしばしはある。
この現象は「カップ切れ」としてよく知られているが、
このカップ切れが起きると、その部分から流体が洩れる
ことになり、ブレーキを作動させるのに充分な流体圧が
得られなくなる恐れがある。
このカップ切れが起きると、その部分から流体が洩れる
ことになり、ブレーキを作動させるのに充分な流体圧が
得られなくなる恐れがある。
米国特許第3.955,371号にはこのようなカップ
切れの問題を解決した2つのマスターシリンダーが開示
されている。
切れの問題を解決した2つのマスターシリンダーが開示
されている。
そのいずれのマスターシリンクーにおいてもメインピス
トン内に設けられた副シリンダー内に摺動自在に配され
た副ピストンが使用されている。
トン内に設けられた副シリンダー内に摺動自在に配され
た副ピストンが使用されている。
その副シリンダーはメインシリンダーと連通している。
一方のマスターシリンダー・においてはメインピストン
がメインシリンダー内で前進せしめられるときに前記副
ピストンが副シリンダー内で後退せしめられるようにな
っている。
がメインシリンダー内で前進せしめられるときに前記副
ピストンが副シリンダー内で後退せしめられるようにな
っている。
このマスターシリンダーは副ピストンが後退することに
よって、メインシリンダー内の主シールカップと副シー
ルカップ間で流体圧が波動的に変化し、それによって副
シールカップから流体が洩れる恐れがあるという欠点が
ある。
よって、メインシリンダー内の主シールカップと副シー
ルカップ間で流体圧が波動的に変化し、それによって副
シールカップから流体が洩れる恐れがあるという欠点が
ある。
他方のマスターシリンダーにおいてはメインピストンを
主シリンダー内で静止させたまま、まず副ピストンが副
シリンダー内で前進せしめられる。
主シリンダー内で静止させたまま、まず副ピストンが副
シリンダー内で前進せしめられる。
このマスターシリンダーには、副ピストンのみをまず前
進させることによってやはり主シールカップと副シール
カップの間で流体圧が波動的に変化するために、副シー
ルカップが破損する恐れがあるという欠点がある。
進させることによってやはり主シールカップと副シール
カップの間で流体圧が波動的に変化するために、副シー
ルカップが破損する恐れがあるという欠点がある。
このような事情に鑑みて、本発明は従来のような欠点の
ないカップ切れを防止したマスターシリンダーを提供す
ることを目的とするものである。
ないカップ切れを防止したマスターシリンダーを提供す
ることを目的とするものである。
本発明のマスターシリンダーはタンクとキャビティを備
えている。
えている。
そのキャビティ内に流体用空間が形成されており、その
流体用空間と前記タンクの間に流体通路が延びている。
流体用空間と前記タンクの間に流体通路が延びている。
第1のピストンがその流体用空間内に摺動自在に配され
ている。
ている。
さらに、第2のピストンがその第1のピストン内に摺動
自在に配されている。
自在に配されている。
シール部材がその第1のピストンとともに運動するよう
に位置せしめられている。
に位置せしめられている。
マスターシリンダーが完全に解放された状態にあるとき
には、前記第2のピストンはシール部材と係合しておら
ず前記流体通路を開放しているが、第1のピストンが前
進して前記流体用空間内の流体圧を上昇させるときには
、その第2のピストンはシール部材と密着係合してその
流体通路を閉鎖するようになっている。
には、前記第2のピストンはシール部材と係合しておら
ず前記流体通路を開放しているが、第1のピストンが前
進して前記流体用空間内の流体圧を上昇させるときには
、その第2のピストンはシール部材と密着係合してその
流体通路を閉鎖するようになっている。
本発明のマスターシリンダーは一系統型ブレーキ装置の
マスターシリンダーにもタンデムニ系統型ブレーキ装置
のマスターシリンダーにも使用することができる。
マスターシリンダーにもタンデムニ系統型ブレーキ装置
のマスターシリンダーにも使用することができる。
以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
図面は本発明の望ましい実施例のマスターシリンダーの
断面図である。
断面図である。
本実施例のマスターシリンダー10はタンク14とキャ
ビティ16を備えたハウジング12を有している。
ビティ16を備えたハウジング12を有している。
そのハウジング12は適当な金属で形成するのが望まし
い。
い。
キャビティ16は第1、第2の端部18,20とシリン
ダボア孔22を備えている。
ダボア孔22を備えている。
そのキャビティ16とタンク14は通路24によって接
続されている。
続されている。
出口孔28を有するプラグ26がキャビティ16の第1
の端部18内に螺着されている。
の端部18内に螺着されている。
タンク14の上端にキャップ30が配されている。
前記プラグ26とハウジング12の間およびキャップ3
0とハウジング12の間にガスケットシール29.31
がそれぞれ配されている。
0とハウジング12の間にガスケットシール29.31
がそれぞれ配されている。
開口33を有するプレート32がキャビティ16の前記
第2の端部20内に配され、リテーナリング34によっ
てその位置に保持されている。
第2の端部20内に配され、リテーナリング34によっ
てその位置に保持されている。
第1のピストンであるメインピストン36がキャビティ
16の前記シリンダボア孔22内に摺動自在に挿入され
ている。
16の前記シリンダボア孔22内に摺動自在に挿入され
ている。
このメインピストン36は適当な金属で形成するのが望
ましい。
ましい。
またメインピストン36は第1、第2の環状端部38゜
40およびその両者の間に配された環状部42を備えて
いる。
40およびその両者の間に配された環状部42を備えて
いる。
第1、第2の甲状端部38.40は径が等しく、環状部
42はそれより径が小さい。
42はそれより径が小さい。
さらに、そのメインピストン36は第2の環状端部40
内に設けられたソケット44と中央ボア孔46を備えて
いる。
内に設けられたソケット44と中央ボア孔46を備えて
いる。
そのソケット44と中央ボア孔46を貫通路48が接続
し、ソケット44内に環状肩部50が、中央ボア孔46
内に環状肩部52がそれぞれ形成されている。
し、ソケット44内に環状肩部50が、中央ボア孔46
内に環状肩部52がそれぞれ形成されている。
さらに通路54が前記小径の環状部42を通ってそのボ
ア孔46内に延びている。
ア孔46内に延びている。
メインピストン36の第2の環状端部40の周囲にシー
ル部材56が取り付けられている。
ル部材56が取り付けられている。
このシール部材56はキャビティ16の前記シリンダボ
ア孔22の内面と摺動自在に密着係合しており、キャビ
ティ16の第2の端部20から流体が洩れるのを防止し
ている。
ア孔22の内面と摺動自在に密着係合しており、キャビ
ティ16の第2の端部20から流体が洩れるのを防止し
ている。
キャビティ16のシリンダボア孔22内にメインピスト
ン36の前記第1の環状端部38に隣接してシールカッ
プ58が摺動自在に挿入されている そのシールカップ
58はゴム等の弾性材料で形成するのが望ましい。
ン36の前記第1の環状端部38に隣接してシールカッ
プ58が摺動自在に挿入されている そのシールカップ
58はゴム等の弾性材料で形成するのが望ましい。
シールカップ58は中央開口60、環状の外側リップ部
62および環状の内側リップ部64を備えており、その
外側リップ部62はキャビティ16のシリンダボア孔2
2の内面と摺動自在に密着係合している。
62および環状の内側リップ部64を備えており、その
外側リップ部62はキャビティ16のシリンダボア孔2
2の内面と摺動自在に密着係合している。
そのシールカップ58とメインピストン36の第1の環
状端部38の間に保護リング66が挿入されている。
状端部38の間に保護リング66が挿入されている。
この保護リング66は皮革等の柔軟な材料で形成するの
が望ましい。
が望ましい。
キャビティ16内にコイルスプリング68が圧縮状態で
挿入されており、シールカップ58、保護リング66お
よびメインピストン36をメインピストン36の前記環
状端部40が前記プレート32と当接するように図中左
方に常時付勢している。
挿入されており、シールカップ58、保護リング66お
よびメインピストン36をメインピストン36の前記環
状端部40が前記プレート32と当接するように図中左
方に常時付勢している。
中央間ロア1を有するリテーナプレート70がそのスプ
リング68をシールカップ58に対して正しい位置に保
護するとともに自身もそのスプリング68によって左方
に付勢されている。
リング68をシールカップ58に対して正しい位置に保
護するとともに自身もそのスプリング68によって左方
に付勢されている。
一般には、シールカップ58は主シールカップと称され
、前記シール部材56は副シールカップと称されている
。
、前記シール部材56は副シールカップと称されている
。
前記メインピストン36の中央ボア孔46内に第2のピ
ストンである副ピストン乃至内側ピストン72が摺動自
在に挿入されている。
ストンである副ピストン乃至内側ピストン72が摺動自
在に挿入されている。
この内側ピストン72は適描な金属で形成するのが望ま
しい。
しい。
内側ピストン72は径の等しい第1、第2の環状端部7
4.76とそれより径の小さい環状中間部78を備えて
いる。
4.76とそれより径の小さい環状中間部78を備えて
いる。
その第1の環状端部74内にはキャビティ80が設けら
れている。
れている。
また、環状中間部78を横断して横断通路82が延びて
おり、その横断通路82と前記キャビティ80を貫通孔
84が接続している。
おり、その横断通路82と前記キャビティ80を貫通孔
84が接続している。
さらに、その内側ピストン72の前記第2の環状端部7
6には延長部86が設けられており、その延長部86が
メインピストン36の前記貫通路48を通って延びてい
る。
6には延長部86が設けられており、その延長部86が
メインピストン36の前記貫通路48を通って延びてい
る。
その内側ピストン72の前記第2の環状端部76には0
リング88が嵌装されている。
リング88が嵌装されている。
その01Jング88はメインピストン36の中央ボア孔
46の内面と摺動自在に密着係合し、前記貫通路48を
通って外部に流体が洩れるのを防止している。
46の内面と摺動自在に密着係合し、前記貫通路48を
通って外部に流体が洩れるのを防止している。
前記キャビティ80内にチェックバルブ部材90が配さ
れている。
れている。
そのチェックバルブ部材90は通常はコイルスプリング
92によってキャビティ80の内側と係合して前記貫通
孔84とキャビティ80間の流体の流通を防止するよう
に付勢されている。
92によってキャビティ80の内側と係合して前記貫通
孔84とキャビティ80間の流体の流通を防止するよう
に付勢されている。
さらに、そのキャビティ80内には開口を有するプレー
ト部材94が配され、前記スプリング92を比較的軽く
圧縮された状態に保持している。
ト部材94が配され、前記スプリング92を比較的軽く
圧縮された状態に保持している。
ブレーキペダル(図示せず)によって作動されるブツシ
ュロッド96が前記プレート32の開口33を通って延
d、内側ピストン72の前記延長部86と係合している
。
ュロッド96が前記プレート32の開口33を通って延
d、内側ピストン72の前記延長部86と係合している
。
このブツシュロッド96の径はその延長部86の径より
は太きいが、前記ソケット44の前記環状肩部50の径
よりは小さくなっている。
は太きいが、前記ソケット44の前記環状肩部50の径
よりは小さくなっている。
このような構造によって、本実施例のマスターシリンダ
ー10内にはキャビティ16の前記シリンダボア孔22
内のメインピストン36の右側、シリンダボア孔22の
内面とメインピストン36の前記環状部42の間、およ
びメインピストン36の前記中央ボア孔46の内面と内
側ピストン72の前記環状中間部78の間に流体用空間
100 、102および104がそれぞれ形成されてい
る。
ー10内にはキャビティ16の前記シリンダボア孔22
内のメインピストン36の右側、シリンダボア孔22の
内面とメインピストン36の前記環状部42の間、およ
びメインピストン36の前記中央ボア孔46の内面と内
側ピストン72の前記環状中間部78の間に流体用空間
100 、102および104がそれぞれ形成されてい
る。
その流体用空間100と前記タンク14の間には通路2
4、流体用空間102、通路54、流体用空間104お
よび内側ピストン72の第1の環状端部74とメインピ
ストン36の中央貫通孔46の内面との間の間隙を通る
流体通路が形成されている。
4、流体用空間102、通路54、流体用空間104お
よび内側ピストン72の第1の環状端部74とメインピ
ストン36の中央貫通孔46の内面との間の間隙を通る
流体通路が形成されている。
マスターシリンダー10が完全に解放された状態、すな
わち図示した状態にあるときにはその流体通路は開かれ
ており、前記流体用空間100とタンク14の間を流体
が流れて、温度変化による流体の容積の増減や流体の洩
れを補償されるようになっている。
わち図示した状態にあるときにはその流体通路は開かれ
ており、前記流体用空間100とタンク14の間を流体
が流れて、温度変化による流体の容積の増減や流体の洩
れを補償されるようになっている。
ブレーキペダル(図示せず)が踏まれると、ブツシュロ
ッド96が右動せしめられ、前記内側ピストン72の延
長部86と係合して内側ピストン72を右動させる。
ッド96が右動せしめられ、前記内側ピストン72の延
長部86と係合して内側ピストン72を右動させる。
この時メインピストン36は静止状態に保たれる。
内側ピストン72が右動するとその内側ピストン72の
前記第1の環状端部74が前記保護リング66の中央開
口および前記シールカップ58の中央開口60を通って
右動してそのシールカップ58の前記内側リップ部64
と密着係合する。
前記第1の環状端部74が前記保護リング66の中央開
口および前記シールカップ58の中央開口60を通って
右動してそのシールカップ58の前記内側リップ部64
と密着係合する。
これによって前記流体通路が閉ざされ、したがって流体
用空間100とタンク14間の流体の流通が断たれる。
用空間100とタンク14間の流体の流通が断たれる。
内側ピストン72がブツシュロッド96に押されて更に
右動し、延長部86の左端面が前記ソケット44の前記
環状肩部50の面と一致するとブツシュロッド96がそ
の肩部50と内側ピストン72の延長部86の両方と係
合する。
右動し、延長部86の左端面が前記ソケット44の前記
環状肩部50の面と一致するとブツシュロッド96がそ
の肩部50と内側ピストン72の延長部86の両方と係
合する。
これによってメインピストン36、内側ピストン72お
よびシールカップ58がスプリング68の力に抗して共
に右動せしめられる。
よびシールカップ58がスプリング68の力に抗して共
に右動せしめられる。
これによって流体用空間100内の流体圧が上昇せしめ
られ、前記出口28を通って流体が押し出される。
られ、前記出口28を通って流体が押し出される。
このとき、内側ピストン72の第1の環状端部74は内
側リップ部64と密着係合した状態に保たれ、前記チェ
ックバルブ部材90は内側ピストン72の前記キャビテ
ィ80の内端と密着係合した状態に保たれる。
側リップ部64と密着係合した状態に保たれ、前記チェ
ックバルブ部材90は内側ピストン72の前記キャビテ
ィ80の内端と密着係合した状態に保たれる。
流体用空間100内の流体圧が上がった際に、前記保護
リング66がシールカップ58の一部が高圧によってメ
インピストン36の第1の環状端部38と貫通孔22の
内面との間や内側ピストン72の第1の貫状端部74さ
メインピストン36の中央ボア孔46の内面との間に押
し込まれるのを防止する。
リング66がシールカップ58の一部が高圧によってメ
インピストン36の第1の環状端部38と貫通孔22の
内面との間や内側ピストン72の第1の貫状端部74さ
メインピストン36の中央ボア孔46の内面との間に押
し込まれるのを防止する。
ブレーキペダルが離されると、ブツシュロッド96がリ
ターンスフ01Jング等の公知の手段(図示せず)によ
って戻され、スプリング68の力および流体用空間10
0内の流体圧によってメインピストン36、内側ピスト
ン72およびシールカップ58がメインピストン36の
第2の環状端部40が前記プレート32と当接するまで
左動せしめられる。
ターンスフ01Jング等の公知の手段(図示せず)によ
って戻され、スプリング68の力および流体用空間10
0内の流体圧によってメインピストン36、内側ピスト
ン72およびシールカップ58がメインピストン36の
第2の環状端部40が前記プレート32と当接するまで
左動せしめられる。
このさきには、内側ピストン72はメインピストン36
およびシールカップ58に対して静止しており、したが
ってその第1の環状端部74は内側リップ部64と密着
係合した状態に保たれている。
およびシールカップ58に対して静止しており、したが
ってその第1の環状端部74は内側リップ部64と密着
係合した状態に保たれている。
メインピストン36の第2の環状端部40がプレート3
2に当接した後に、内側ピストン72が、その第2の環
状端部76がメインピストン36の中央ボア孔46の前
記環状肩部52に当接するまで流体用空間100内の流
体圧によってメインピストン36に対して左動せしめら
れる。
2に当接した後に、内側ピストン72が、その第2の環
状端部76がメインピストン36の中央ボア孔46の前
記環状肩部52に当接するまで流体用空間100内の流
体圧によってメインピストン36に対して左動せしめら
れる。
これによって内側ピストン72の第1の環状端部74と
内側リップ部64との保合が外れ前記流体通路が再び開
かれる。
内側リップ部64との保合が外れ前記流体通路が再び開
かれる。
このようにしてマスターシリンダー10は図示の解放状
態に復帰する。
態に復帰する。
メインピストン36と内側ピストン72が左動する際に
、チェックバルブ部材90がスプリング92の力に抗し
て、内側ピストン72の前記キャビティ80の内端との
保合が外れる方向に動かされる。
、チェックバルブ部材90がスプリング92の力に抗し
て、内側ピストン72の前記キャビティ80の内端との
保合が外れる方向に動かされる。
これによって、内側ピストン72の中央貫通孔84とキ
ャビティ80間の流体通路が開かれ、タンク14から流
体用空間100に向かって流体が内側ピストン72内を
通って流れることができるようになり、メインピストン
36と内側ビストン72が左動する際に流体用空間10
0内に形成される減圧が解除される。
ャビティ80間の流体通路が開かれ、タンク14から流
体用空間100に向かって流体が内側ピストン72内を
通って流れることができるようになり、メインピストン
36と内側ビストン72が左動する際に流体用空間10
0内に形成される減圧が解除される。
マスターシリンダー10が完全に解放された状態に戻る
と、チェックバルブ部材90はスプリング92の力によ
って原位置に戻され、中央貫通孔84とキャビティ80
間を再び閉鎖する。
と、チェックバルブ部材90はスプリング92の力によ
って原位置に戻され、中央貫通孔84とキャビティ80
間を再び閉鎖する。
その後、流体用空間100内およびブレーキ系統内の過
剰の流体は前述の流体通路を通ってタンク14に戻され
る。
剰の流体は前述の流体通路を通ってタンク14に戻され
る。
以上詳細に説明したことから明らかなように本実施例の
マスターシリンダー10においては従来のようなバイパ
ス口がないからカップ切れを生ずることがない。
マスターシリンダー10においては従来のようなバイパ
ス口がないからカップ切れを生ずることがない。
さらに通常の作動においては、シール部材56の損傷を
招くような流体圧の変化が流体用空間102内で発生す
ることがない。
招くような流体圧の変化が流体用空間102内で発生す
ることがない。
図面は本発明の一実施例のマスターシリンダーの断面図
である。 12・・・・・・ハウジング、14・・・・・・タンク
、16・・・・・・キャビティ、36・・・・・・メイ
ンピストン、56・・・・・・シール部材、58・・・
・・・シールカップ、72・・・・・・内側ピストン、
90・・・・・・チェックバルブ部材。
である。 12・・・・・・ハウジング、14・・・・・・タンク
、16・・・・・・キャビティ、36・・・・・・メイ
ンピストン、56・・・・・・シール部材、58・・・
・・・シールカップ、72・・・・・・内側ピストン、
90・・・・・・チェックバルブ部材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シリンダおよびこのシリンダのボア孔22と連通す
る流体補償用タンク14を有してなるハウジング12と
、前記シリンダボア孔22内に密着嵌入されこのシリン
ダボア孔22内にブレーキ圧発生空間100を形成する
第1のピストン36と、この第1のピストン36内に形
成された軸方向に延びた中央ボア孔46内に摺動自在に
配された第2のピストン72と、少なくとも両ピストン
36゜72のいずれか一方の前端部に隣接して配された
シール部材64とからなり、前記タンク14と前記ブレ
ーキ圧発生空間100とは前記第1のピストン36内に
設けられた流体通路102,54゜104のみによって
連通されうる連通路24・102.54,104によっ
て連通されており、前記第2のピストン72が、前記シ
ール部材64によって前記流体通路102,54,10
4を閉鎖させる第1の位置と、前記流体通路102゜5
4.104を開放させる第2の位置とに可動になったブ
レーキ装置用マスターシリンダーにおいて、 前記第1のピストン36が後端部にソケット44を有し
、前記中央ボア孔46とこのソケット44はそれぞれ環
状肩部50,52を有し、前記第2のピストン72が前
記中央ボア孔44内において前記環状肩部52と当接可
能になっており前記第2のピストン72は前記第1のピ
ストン36の前記ソケット44の中へ延びた延長部86
を有し、ブレーキ作動に連動するブツシュロッド96が
前記延長部86と当接して前記第2のピストン72が前
記第1の位置へ動かされた後、前記ソケット44の環状
肩部50とも当接し、前記第1および第2のピストン3
6.72が一緒になって動かされるようになっているこ
とを特徴とするマンターシリンダー。 2 前記タンク14と前記ブレーキ圧発生空間100を
連通させるもう1つの流体通路80゜82.84が前記
第2のピストン72内に形成され、通常は前記もう1つ
の流体通路80 、82 。 84を閉鎖するチェックバルブ90が前記第2のピスト
ン72に設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載のマスターシリンダー。 3 前記中央ボア孔46は均一な内径を有し、前記タン
ク14と前記中央ボア孔46とを連通させる前記流体通
路24.54がそれぞれ前記ハウジング12および前記
第1のピストン36に形成され、前記第2のピストン7
2の前後端部に同一外径の礼状端部74.76が形成さ
れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項もしく
は第2項記載のマスターシリンダー。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US000000958380 | 1978-11-07 | ||
US05/958,380 US4240258A (en) | 1978-11-07 | 1978-11-07 | Non-cup cutting master cylinder |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5568451A JPS5568451A (en) | 1980-05-23 |
JPS5934546B2 true JPS5934546B2 (ja) | 1984-08-23 |
Family
ID=25500901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54143176A Expired JPS5934546B2 (ja) | 1978-11-07 | 1979-11-05 | 流体圧ブレ−キ装置用マスタ−シリンダ− |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4240258A (ja) |
JP (1) | JPS5934546B2 (ja) |
AR (1) | AR218403A1 (ja) |
CA (1) | CA1120518A (ja) |
DE (1) | DE2944324A1 (ja) |
ES (1) | ES485696A1 (ja) |
GB (1) | GB2034838B (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2131902B (en) * | 1982-12-14 | 1986-11-05 | Lucas Ind Plc | Master cylinder for an hydraulic pressure system |
DE3712040C1 (en) * | 1987-04-09 | 1988-09-29 | Bosch Gmbh Robert | Valve for a vehicle brake system |
DE3717088A1 (de) * | 1987-05-21 | 1988-12-01 | Bosch Gmbh Robert | Nachsaugventil fuer hauptbremszylinder |
FR2667025B1 (fr) * | 1990-09-20 | 1995-08-04 | France Etat Armement | Bloc electro-hydraulique de controle pour la commande de freinage par effet inertiel d'un vehicule tracte. |
US5214917A (en) * | 1992-09-14 | 1993-06-01 | Allied-Signal Inc. | Center valve master cylinder with self-adjusting compensation center valve |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA636348A (en) * | 1962-02-13 | Bendix-Westinghouse Automotive Air Brake Company | Air hydraulic brake actuator | |
FR48743E (fr) * | 1932-01-25 | 1938-06-20 | Hydraulic Brake Co | Maître-cylindre compensateur |
US2152499A (en) * | 1936-06-01 | 1939-03-28 | Gen Motors Corp | Master cylinder for hydraulic brakes |
DE896917C (de) * | 1948-01-27 | 1953-11-16 | Teves Kg Alfred | Hauptzylinder fuer hydraulische Bremseinrichtungen, insbesondere an Kraftfahrzeugen |
US2615304A (en) * | 1949-11-29 | 1952-10-28 | Martin V Groves | Hydraulic master brake cylinder having bleeding means |
US2776538A (en) * | 1952-12-20 | 1957-01-08 | Wagner Electric Corp | Injector assembly and master cylinder for power brake system |
DE1132814B (de) * | 1955-08-19 | 1962-07-05 | Teves Kg Alfred | Geberzylinder fuer hydraulische Anlagen, insbesondere fuer Fahrzeugbremsanlagen |
US3174286A (en) * | 1963-06-27 | 1965-03-23 | Gen Motors Corp | Master cylinder |
DE1902235A1 (de) * | 1969-01-17 | 1970-07-23 | Mueller Hermann E Fa | Rueckschlagventil fuer hydraulische Druckgeber |
US3561215A (en) * | 1969-06-27 | 1971-02-09 | Borg Warner | Dual ratio master cylinder |
FR2365468A1 (fr) * | 1976-09-22 | 1978-04-21 | Gancel Pierre | Dispositif formant maitre cylindre pour alimentation d'un circuit de freinage |
-
1978
- 1978-11-07 US US05/958,380 patent/US4240258A/en not_active Expired - Lifetime
-
1979
- 1979-10-22 CA CA000338130A patent/CA1120518A/en not_active Expired
- 1979-10-23 GB GB7936654A patent/GB2034838B/en not_active Expired
- 1979-10-29 AR AR278668A patent/AR218403A1/es active
- 1979-11-02 DE DE19792944324 patent/DE2944324A1/de not_active Ceased
- 1979-11-05 JP JP54143176A patent/JPS5934546B2/ja not_active Expired
- 1979-11-05 ES ES485696A patent/ES485696A1/es not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4240258A (en) | 1980-12-23 |
JPS5568451A (en) | 1980-05-23 |
CA1120518A (en) | 1982-03-23 |
AR218403A1 (es) | 1980-05-30 |
DE2944324A1 (de) | 1980-05-08 |
GB2034838A (en) | 1980-06-11 |
ES485696A1 (es) | 1980-07-01 |
GB2034838B (en) | 1982-11-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2115383A (en) | Hydraulic brake | |
US5328178A (en) | Brake master cylinder seal | |
US4208881A (en) | Quick take-up master cylinder | |
US4086770A (en) | Dual circuit quick take-up master cylinder | |
GB1577711A (en) | Quick take-up master cylinder | |
US3156097A (en) | Hydraulic master cylinder | |
US4455831A (en) | Differential master cylinder | |
US4550567A (en) | Tandem master cylinder for hydraulically operated vehicular brakes | |
US3088285A (en) | Device for varying hydraulic pressure | |
US3580273A (en) | Two-way check valve | |
JPS5934546B2 (ja) | 流体圧ブレ−キ装置用マスタ−シリンダ− | |
US4059174A (en) | Braking correction device | |
CA1078431A (en) | Master cylinder assembly | |
US3800541A (en) | Brake master cylinder cup seal with valve | |
US2317473A (en) | Master cylinder for hydraulic braking systems | |
EP0112009B1 (en) | A master cylinder assembly for a vehicle hydraulic braking system | |
US3964795A (en) | Modular proportioner | |
US3357181A (en) | Master cylinder more particularly for hydraulic brakes | |
US2111310A (en) | Hydraulic brake apparatus | |
US4441320A (en) | Fast-fill master cylinder | |
US2433213A (en) | Air bleeding means for master cylinders | |
US3382675A (en) | Tandem master cylinder | |
US4265491A (en) | Master cylinder and sleeve for controlling a proportioning valve | |
US4155223A (en) | Tandem brake master cylinder with auxiliary piston | |
US2926499A (en) | Hydraulic mechanism |