JPS5934151B2 - 不定形耐火材料 - Google Patents
不定形耐火材料Info
- Publication number
- JPS5934151B2 JPS5934151B2 JP52045020A JP4502077A JPS5934151B2 JP S5934151 B2 JPS5934151 B2 JP S5934151B2 JP 52045020 A JP52045020 A JP 52045020A JP 4502077 A JP4502077 A JP 4502077A JP S5934151 B2 JPS5934151 B2 JP S5934151B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fibers
- monolithic
- reinforcing
- ceramic
- strength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Ceramic Products (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
- Inorganic Fibers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、耐スポーリング性、機械的強度の優れた不定
形耐火材料に関する。
形耐火材料に関する。
不定形耐火材料とはいわゆるキャスタブルまたはプラス
チック耐火材料といわれ、施工性がよいことがら築炉用
に用いられている。
チック耐火材料といわれ、施工性がよいことがら築炉用
に用いられている。
しかし、断熱的に高温使用する場合、クラックが入りや
すいので、スチールファイバーや、セラミンクファイバ
ーを混入したものがあるが、前者は耐熱性に劣り、後者
は短繊維の集合体であるので、混入効果は少く、また吹
き付は工法に使用の場合は付着性に問題がある。
すいので、スチールファイバーや、セラミンクファイバ
ーを混入したものがあるが、前者は耐熱性に劣り、後者
は短繊維の集合体であるので、混入効果は少く、また吹
き付は工法に使用の場合は付着性に問題がある。
本発明は、このような欠点を解消した機械的強度、耐ス
ポーリング性に優れた、しかも施工性の良い不定形耐火
材料を提供しようとするものである。
ポーリング性に優れた、しかも施工性の良い不定形耐火
材料を提供しようとするものである。
本発明は、結合剤で補強した直径0.1〜8隨、長さ0
.5〜50朋のセラミックファイバーを不定形耐火物粉
末に対し0.5〜30重量%含有させてなる不定形耐火
材料である。
.5〜50朋のセラミックファイバーを不定形耐火物粉
末に対し0.5〜30重量%含有させてなる不定形耐火
材料である。
以下本発明についてさらに詳しく説明する。
結合剤により補強したセラミックファイバーとは、セラ
ミックファイバーの原綿に甘撚りをかけ、直径0.1〜
8朋、好ましくは0.5〜5朋のこより状、毛糸状のセ
ラミックファイバーに結合剤を付着させ、て乾燥させた
ものをいう。
ミックファイバーの原綿に甘撚りをかけ、直径0.1〜
8朋、好ましくは0.5〜5朋のこより状、毛糸状のセ
ラミックファイバーに結合剤を付着させ、て乾燥させた
ものをいう。
本発明でいうセラミックファイバーは通常市販されてい
るような原綿であってもよく、またこれにカチオン系界
面活性剤を吹きつけ、低ドラフト比でトラフティングを
行ったものである。
るような原綿であってもよく、またこれにカチオン系界
面活性剤を吹きつけ、低ドラフト比でトラフティングを
行ったものである。
直径が細いと、混合時粒状となり、太すぎると強度が低
下する。
下する。
また、結合剤は、コロイダルシリカ、アルミナゾル、リ
ン酸アルミニウム、ケイ酸ソーダ、などの無機系物質、
澱粉、ポリビニルアルコールなどの有機系物質を使用す
るが、これらを1種早上用いたものを、液体状でセラミ
ックファイバーに含浸させ乾燥させればよい。
ン酸アルミニウム、ケイ酸ソーダ、などの無機系物質、
澱粉、ポリビニルアルコールなどの有機系物質を使用す
るが、これらを1種早上用いたものを、液体状でセラミ
ックファイバーに含浸させ乾燥させればよい。
これらの中無機系のものが好ましい。
ここでコロイダルシリカ−デンプン系が特に好適である
理由は、得られた毛糸状繊維の引っ張り強度が強いばか
りではなく、ある程度の可撓性をも有するからである。
理由は、得られた毛糸状繊維の引っ張り強度が強いばか
りではなく、ある程度の可撓性をも有するからである。
アルミナゾルの場合は非常に可撓性は良好だが、引っ張
り強度が多少低下し、リン酸アルミの場合引っ張り強度
が強くなるが、可撓性が低下する。
り強度が多少低下し、リン酸アルミの場合引っ張り強度
が強くなるが、可撓性が低下する。
また、ケイ酸ソーグーの場合は、両特性は良好であるが
、不定形耐火物を高温で使用する場合には、セラミック
ファイバーの耐熱度を低下させるため良好ではない。
、不定形耐火物を高温で使用する場合には、セラミック
ファイバーの耐熱度を低下させるため良好ではない。
バインダーを毛糸状繊維に含浸させる場合、バインダー
溶液中に単に浸すだけでも良いが、界面活性剤を用いる
と含浸速度が増し非常に良好でありまた、得られた補強
用繊維の特性も不変であるので、さらに良好である。
溶液中に単に浸すだけでも良いが、界面活性剤を用いる
と含浸速度が増し非常に良好でありまた、得られた補強
用繊維の特性も不変であるので、さらに良好である。
上記方法により得られた補強用セラミックファイバーを
5〜50mmにチョップし不定形耐火物あるいは、アル
ミナセメントとともに通常のミキサーに入れ混合するこ
とにより均一に混ざり、これを通常の方法で施工するこ
とにより、繊維補強不定形耐火物が得られる。
5〜50mmにチョップし不定形耐火物あるいは、アル
ミナセメントとともに通常のミキサーに入れ混合するこ
とにより均一に混ざり、これを通常の方法で施工するこ
とにより、繊維補強不定形耐火物が得られる。
本発明の補強用セラミックファイバーを不定形耐火物粉
末に混入する量は、0.5〜30重量%で用途により混
入割合を変えることができる。
末に混入する量は、0.5〜30重量%で用途により混
入割合を変えることができる。
たとえば、普通の不定形耐火物の代替として使用する場
合には、補強用セラミックファイバーの混合割合いは0
.5重量%以上で高温曲げ強度が増大し、補強用セラミ
アクファイバーを含まぬものの2〜3倍になるが、混合
量30重量%を越えるとかえって強度が低下してくるの
で、混合量は0.5〜30重量%が好ましい。
合には、補強用セラミックファイバーの混合割合いは0
.5重量%以上で高温曲げ強度が増大し、補強用セラミ
アクファイバーを含まぬものの2〜3倍になるが、混合
量30重量%を越えるとかえって強度が低下してくるの
で、混合量は0.5〜30重量%が好ましい。
一般に不定形耐火物は1300℃以上となると曲げ強度
が急激に低下し、1400℃に於いては2〜3に9/C
rIとなる。
が急激に低下し、1400℃に於いては2〜3に9/C
rIとなる。
しかし、本セラミックファイバーを混入した不定形耐火
物は、高温になった状態(1400℃)でも5〜10′
Kg/dの曲げ強度を有し、酸素−アセチレン焔により
強制的に熱し、多数の亀裂を生じさせた場合でも脱落等
は起こらなかった。
物は、高温になった状態(1400℃)でも5〜10′
Kg/dの曲げ強度を有し、酸素−アセチレン焔により
強制的に熱し、多数の亀裂を生じさせた場合でも脱落等
は起こらなかった。
さらに、施工に際し水−セメント比が少ない場合でも、
補強セラミックファイバー同志が、からまり合うためボ
ロボロせず非常に施工しやすかった。
補強セラミックファイバー同志が、からまり合うためボ
ロボロせず非常に施工しやすかった。
繊維等をセメント類に混入することは公知の事実である
が、従来使用されていた補強繊維は均一に混合できるよ
うストランドチョップ状にすると繊維同志のからみ合い
が少なく、からみ合いを多くすれば均一に混合できなか
った。
が、従来使用されていた補強繊維は均一に混合できるよ
うストランドチョップ状にすると繊維同志のからみ合い
が少なく、からみ合いを多くすれば均一に混合できなか
った。
本発明に於ては可撓性の大きい毛糸状の補強用セラミッ
クファイバーを入れることにより、補強用セラミックフ
ァイバーと不定形耐火物の付着性が良好であること、可
撓性が非常に大きいので補強用セラミックファイバー同
志のからまりがある程度起き施工性が良いこと、また繊
維がステープル状であり、混合時に割合い容易に切断さ
れるので均一混合が可能になった。
クファイバーを入れることにより、補強用セラミックフ
ァイバーと不定形耐火物の付着性が良好であること、可
撓性が非常に大きいので補強用セラミックファイバー同
志のからまりがある程度起き施工性が良いこと、また繊
維がステープル状であり、混合時に割合い容易に切断さ
れるので均一混合が可能になった。
本発明により得られた繊維補強した不定形耐火物は、加
熱炉の内張り、ボイラーの内張り、パイプ等の断熱、煙
道の内張り等普通の不定形耐火物の使用されている場所
で用いることができる。
熱炉の内張り、ボイラーの内張り、パイプ等の断熱、煙
道の内張り等普通の不定形耐火物の使用されている場所
で用いることができる。
以下実施例によって本発明を説明する。
実施例 1
カチオン系界面活性剤で処理したセラミックファイバー
原綿75gをドラフト比1.5で、繰返しトラフティン
グを行って50cIrLの長さに引延ばした。
原綿75gをドラフト比1.5で、繰返しトラフティン
グを行って50cIrLの長さに引延ばした。
その断面は0.6 ctrlであった。これを直径0.
4cmになるように撚りをかけた後、コロイダルシリカ
10%溶液中に浸漬し、乾燥した。
4cmになるように撚りをかけた後、コロイダルシリカ
10%溶液中に浸漬し、乾燥した。
これを2cmの長さに切断した。
これを水−アルミナセメント比0.15としたアルミナ
セメントペースト中に添加量を変えて添加し、3日間放
置したものおよびこれを1400°Cの温度で4時間処
理したものについて曲げ強度を測定した。
セメントペースト中に添加量を変えて添加し、3日間放
置したものおよびこれを1400°Cの温度で4時間処
理したものについて曲げ強度を測定した。
実施例 2
実施例1において、結合剤コロイダルシリカにさらに澱
粉を10%加えたものを使用した。
粉を10%加えたものを使用した。
その結果強度は同等以上のものであった。
Claims (1)
- 1 結合剤で補強した直径0.1〜8朋、長さ5〜50
−のセラミックファイバーを不定形耐火物粉末をこ対し
0.5〜30重量%含有させてなる不定形耐火材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52045020A JPS5934151B2 (ja) | 1977-04-19 | 1977-04-19 | 不定形耐火材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52045020A JPS5934151B2 (ja) | 1977-04-19 | 1977-04-19 | 不定形耐火材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53129206A JPS53129206A (en) | 1978-11-11 |
JPS5934151B2 true JPS5934151B2 (ja) | 1984-08-20 |
Family
ID=12707648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52045020A Expired JPS5934151B2 (ja) | 1977-04-19 | 1977-04-19 | 不定形耐火材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5934151B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5650172A (en) * | 1979-09-28 | 1981-05-07 | Harima Refractories Co Ltd | Formless refractories |
JPS6177675A (ja) * | 1984-09-20 | 1986-04-21 | イビデン株式会社 | 耐火断熱キヤスタブル組成物及びその製造方法 |
-
1977
- 1977-04-19 JP JP52045020A patent/JPS5934151B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53129206A (en) | 1978-11-11 |
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