JPS5933861Y2 - ロ−タリピストンエンジンの過給装置 - Google Patents

ロ−タリピストンエンジンの過給装置

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JPS5933861Y2
JPS5933861Y2 JP6529079U JP6529079U JPS5933861Y2 JP S5933861 Y2 JPS5933861 Y2 JP S5933861Y2 JP 6529079 U JP6529079 U JP 6529079U JP 6529079 U JP6529079 U JP 6529079U JP S5933861 Y2 JPS5933861 Y2 JP S5933861Y2
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JP
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engine
supercharging
supercharger
port
rotary piston
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JP6529079U
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朝雄 田所
晴男 沖本
達也 喜田
広 野村
「まさ」人 吉村
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マツダ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ロータのケーシングに、作動室内の吸気負圧
によって混合気を吸入する主吸気ポートと、主吸気ポー
トに設定タイミング遅れて閉じるように設定され、エン
ジンにより駆動される過給機によって加圧した混合気あ
るいは空気を供給する過給ポートとを形成してなるロー
タリピストンエンジンの過給装置の改良に関するもので
ある。
従来より、この種の過給装置は例えば特公昭47−37
721号公報により公知である。
この種の過給装置は、主吸気ポートから自然吸入される
混合気に加えて、ある割合で補助的に加圧空気あるいは
混合気を過給ポートから供給(過給)し、作動室への充
填効率の向上を図ることを目的として訃り、過給量自体
はさほど多くないことから、比較的小容量の過給機によ
って賄うことができる。
しかしながら、従来の如く、過給機の駆動軸をエンジン
の出力軸に連結して過給機を駆動するようにした場合、
過給機の吐出量は能力が飽和する以前においては!エン
ジン回転数に比例するため、回転数の低いエンジンの低
回転時には吐出量が不足し、その結果、過給量が不足す
る問題がある。
そこで、例えばエンジンの出力軸と過給機の入力軸をV
ベルトで連結する際、入力軸のプーリの径を出力軸のプ
ーリの径よりも比較的小さく設定するなどして、過給機
を増速しで駆動し、エンジンのm転時における過給機の
吐出量を増大させることが考えられるが、エンジンの低
速時には、主吸気ポートから自然吸入される混合気の吸
気慣性が小さいため、単に過給機の吐出量を増大させる
だけでは過給ポートから主吸気ポートへの吹返しを生じ
、主吸気ポートによる自然吸入を著しく損うため、結局
有効な充填量を得ることができない。
しかも、過給機を増速しで駆動した場合過給機の吐出量
の能力は比較的低いエンジン回転数において飽和するに
もかかわらず、過給機はエンジン高回転時にはより高回
転で回転するため不要な負荷がエンジンにかかるととも
に過給機の耐久性も低下するといった問題がある。
!た、前記の問題は、大容量の過給機を用いれば解消し
うるが、大容量の過給機はその筐1エンジンの負荷とな
るため、出力の向上という本来の目的を有効に達成する
ことができない。
本考案は、したがって、小容量の過給機を用いた場合に
おけるエンジン低回転時の過給量不足を解消するために
なされたものであって、エンジンの低回転時においては
過給機を増速しで駆動し、吐出量即ち過給量を確保する
一方、過給量の増大にともなう過給ポートから主吸気ポ
ートへの吹返しを防止することができるロータリピスト
ンエンジンの過給装置を提供せんとするものである。
このため、本考案においては、過給機の吐出側から過給
ポートに至る過給通路の途中に、偏心軸に同期して吸気
行程終期に過給通路を開くタイミングパルプを設ける一
方、エンジンの出力軸と過給機の入力軸とを、エンジン
回転数の増大に応じてエンジン回転数に対する過給機の
回転数の比率を小さくする連結装置を介して連結し、エ
ンジンの低速時には、相対的に高い回転数で過給機を駆
動して吐出量を確保する一方、吐出量の増大にともなう
過給ポートから主吸気ポートへの吹返しをタイミングバ
ルブによって防止するようにしたことを特徴としている
以下、図示の実施例について本考案を具体的に説明する
第1図において、1はトロコイド状の内周面2a 有す
るロータハウジング2とその両側に配置さ たサイドハ
ウジング3とで形成されるケーシン 、4は頂部をトロ
コイド内周面2aに摺接しつ ケーシング1内を遊星回
転運動する三角形形状のロータ、5はケーシング1の内
面とロータ4のフランク面とで画成される可変容積の作
動室6はサイドハウジング3の内面に開口し、吸気行程
に訟いて吸気作動室5aに対し、所定のタイミングでロ
ータ4により開閉される主吸気ポート、7はエアクリー
ナ、8は気化器、9は気化器8にまり生皮された混合気
を主吸気ポート6に供給する吸気通路、10は圧縮上死
点付近において圧縮作動室5b内の混合気に着火する点
火プラグ、11は排気作動室5cの排気ガスを排気マニ
ホールドに排出する排気ポートで、これらは、ロータ4
の回転に応じて連続的に吸気、圧縮、爆発、膨張、排気
の各行程を繰返すロータリピストンエンジンを構成して
いる。
一方、13は主吸気ポート6と同様サイドハウジング3
の内面に開口し、主吸気ポート6に対しロータ4の回転
方向に関してリーディング側において、開口の向きがは
寸軸方向となるように開設した過給ポート、14はエア
クリーナ7からエアを吸込み、加圧して吐出するベーン
タイプのエアポンプよりなる過給機、15は過給機14
の吐出側と過給ポート13とを連通し、過給機14によ
り吐出される加圧エアを過給ポート13に送給する過給
通路、16は過給通路15の途中に介設されたロータリ
バルブよりなるタイミングパルプで、このタイミングパ
ルプ16は、ロータ4の偏心軸17との間に懸張したタ
イミングベルト18により駆動されるプーリ19に連結
され、偏心軸17に同期して、偏心軸17の2回転で1
回転するように駆動される。
なお、第1図中、20は過給機14の吐出側と吸入側と
を連通ずるリターン通路、21はリターン通路20の途
中に介設したチェックボールタイプのリリーフバルブ、
15aは過給通路15のタイミングパルプ16より上流
に介設され、例えばエンジンの負荷に応じて開閉が制御
されるコントロールバルブで、該ハル7”15aはエン
ジン回転数に応じて過給量をコントロールする。
上記過給ポート13は、主吸気ポート6とはy同時にロ
ータ4によって吸気作動室5aに開口する一方、主吸気
ポート6がロータ4によって全閉された時点(第1図中
、仮想線イで示すロータ姿勢参照)においても依然とし
て吸気作動室5aに対して開かれており、主吸気ポート
6の全閉後設定時間違れて全閉されるように、その開口
位置及び開口形状を設定する。
上記過給機14の入力軸22は、第2図に示すように、
連結装置としてのマグネチックカップリング23を介し
てエンジンの出力軸(図示せず。
)に連結する。
このマグネチックカップリング23は、原理的には周知
であり、磁気ヒステリシス現象を利用し、磁気ヒステリ
シスの大きいコバルト鋼等のヒステリシス材と円周上に
N極、S極の永久磁石を交互に配列してなる永久磁石と
の間に生じる磁力によって伝達トルクがは!一定となる
ように、駆動側と被駆動側とを連結するものである。
本実施例では、永久磁石24を組込んだ駆動ディスク2
5を過給機入力軸22にベアリング26を介して軸受す
るとともに駆動ディスク25に設けたプーリ2γをエン
ジン出力軸との間に懸張したベルト28によって駆動す
るようにする一方、コバルト鋼等のヒステリシス材29
を組込んだ被駆動ディスク30を過給機入力軸22に直
結し、両ディスク25,30を僅かな間隙を介して相対
向させた構成としている。
上記のように、伝達トルクが一定となるマグネチックカ
ップリング23によってエンジン出力軸と過給機入力軸
22とを連結した場合、エンジン回転数の増大に応じて
エンジン回転数に対する過給機14の回転数の比率を小
さくすることができるので、エンジン回転数の低いとき
にのみ過給機14を増速しで駆動させることが可能にな
る。
すなわち第3図に実線で示すように、例えばエンジンの
出力軸1回転に対してプーリ27が3回転するようにそ
のプーリ比を設定するとともに、過給機14の回転数が
300 Or、p、mに達したときマグネチックカップ
リング23がスリップするようにその伝達トルクを設定
した場合エンジン回転数が低速のときには、過給機回転
数は大きな比率でエンジン回転数に正比例し、過給機回
転数300 Or、p−m以上、換言すればエンジン回
転数が100 Or、p、m以上のときには、両ディス
ク25.30間にスリップが生じエンジン回転数がそれ
以上高くなっても過給機回転数をはマ一定となるように
駆動させることができる。
そのため、第4図に実線で示すように、過給機14の吐
出量自体も、エンジンの低回転時は、エンジン回転数の
増加より高い比率で増加し、エンジン回転数が100
Or、p、m以上になるとはマ一定となる。
したがって、第3図および第4図に点線で示すように、
エンジン出力軸と過給機入力軸とを単にベルト等で連結
した場合に比して、エンジン回転数の低い段階での過給
機回転数および吐出量を大幅に増加させることができ、
よってエンジンの低速時における過給量を十分に確保す
ることができ、しかもエンジン回転数の高い段階では過
給機を不用意に高回転させないため、エンジン高回転時
における不要な負荷がエンジンにかかるのを防止すると
ともに過給機の耐久性を良好に維持できる。
このように、エンジンの低回転時においては、過給機1
4は偏心軸(エンジン出力軸)17に相対して高速駆動
されて十分な過給量を確保する一方、タイミングパルプ
16が閉じられている間、タイミングパルプ16の上流
側に蓄圧された加圧エアは、タイミングパルプ16が、
吸気行程終期(主吸気ポート6がはマ全閉される時点)
において開かれたときに、勢いよく吸気作動室5aに供
給され、主吸気ポート6から自然吸入により吸入された
混合気に対して過給を行なうことができ、しかもこの段
階では主吸気ポート6はロータ4によって閉じられてい
るため、過給ポート13から主吸気ポート6への吹返し
を生ずることもない。
以上のように、本考案は、過給機と過給ポートとを連通
する過給通路の途中に過給通路を吸気行程終期に開くタ
イミングパルプを設ける一方、過給機の入力軸を、エン
ジン回転数の増大に応じてエンジン回転数に対する過給
機の回転数の比率を小さくする連結装置を介してエンジ
ンの出力軸に連結したことを特徴とするロータリピスト
ンエンジンの過給装置を提供するものである。
本考案によれば、エンジンの低速時には、相対的に高い
比例で過給機を駆動することができ、したがってエンジ
ンの低速時における過給機の吐出量を必要十分に確保す
ることができ、吹返しを防止するため設けたタイミング
パルプによって制限された僅かな時間においても必要十
分な過給量を確保することができ、とくにエンジンの低
速時における発生トルクの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るロータリピストンエンジンの過給
装置の概略を示すエンジンの全体説明図、第2図は本考
案に係る連結装置の一例を示す軸乗直断面図、第3図お
よび第4図は夫々エンジン回転数に対する過給機の回転
数および吐出量の変化を示すグラフである。 1・・・ケーシング、2・・・ロータハウジング、3・
・・サイドハウジング、4・・・ロータ、5a、・・・
、5c・・・作動室、6・・・主吸気ポート、13・・
・過給ポート、14・・・過給機、15・・・過給通路
、16・・・タイミングバルブ、17・・・偏心軸、2
2・・・過給機入力軸、23・・・連結装置としてのマ
グネチックカップリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 トロコイド状の内周面を有するロータハウジングとその
    両側に配置したサイドハウジングとからなるケーシング
    に、作動室内の吸気負圧によって混合気を吸入する主吸
    気ポートと、主吸気ポートに設定タイミング遅れて閉じ
    、かつエンジンの出力軸により駆動される過給機によっ
    て加圧した混合気あるいは空気を供給する過給ポートと
    を形成してなるロータリピストンエンジンの過給装置に
    おいて、 上記過給ポートを含む過給通路に偏心軸に同期して吸気
    行程終期に開くタイミングパルプを設ける一方、上記エ
    ンジンの出力軸と過給機の入力軸とをエンジン回転数の
    増大に応じてエンジン回転数に対する過給機の回転数の
    比率を小さくする連結装置を介して連結したことを特徴
    とするロータリピストンエンジンの過給装置。
JP6529079U 1979-05-15 1979-05-15 ロ−タリピストンエンジンの過給装置 Expired JPS5933861Y2 (ja)

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JPS55165927U JPS55165927U (ja) 1980-11-28
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