JPS5933693B2 - 糸条の流体噴射処理装置 - Google Patents

糸条の流体噴射処理装置

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JPS5933693B2
JPS5933693B2 JP50034535A JP3453575A JPS5933693B2 JP S5933693 B2 JPS5933693 B2 JP S5933693B2 JP 50034535 A JP50034535 A JP 50034535A JP 3453575 A JP3453575 A JP 3453575A JP S5933693 B2 JPS5933693 B2 JP S5933693B2
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fluid
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cross
vibration
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孝雄 根岸
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Description

【発明の詳細な説明】 イ0本発明の技術分野 本発明は、マルチフィラメント糸を流体噴射流により交
絡処理して、糸に集束性を与える方法の改良に関するも
のであり、さらに詳しく(1,走行するマルチフィラメ
ント糸に流体流を噴射せしめて該糸に振動を励起せしめ
、該振動現象により間欠的に走行する糸条が該流体噴射
流を横切るようにし、そして、交絡部と非交絡部が糸長
手方向に交互に均整に形成されて糸に集束性が付与され
るという交絡処理をする流体交絡処理方法に関するもの
である。
口、従来技術とその問題点 糸条を通過させる管状体の内壁に流体噴射孔を開口し、
走行糸条に流体交絡処理を行う方法は種種提案されてき
ているが、従来のものは、管状体の内壁横断面が通常は
円形形状であって、一般に。
糸は管内で不規則に乱れ動いて交絡処理が施されるもの
である。
したがって、糸の動く方向が定まらないので、糸が流体
噴射流を横切る機会が少なくて交絡性能がよくなく、ま
た均整な交絡付与という点でも性能はよくないものであ
った。
本発明に最も近似した公知技術としては特公昭47−4
3787号公報がある。
かかる公知技術は、交絡器の糸通過孔断面が丸形又は楕
円形であり、糸条に対して直角方向から流体を噴射させ
て処理するものである。
しかしながらかかる公知技術では、交絡器内の糸通過孔
における糸条又は構成フィラメントの振動形態が良好に
保てず、このため交絡構造の均−姓、規則性に優れたも
のは得ることができなかった。
すなわち交絡がすぐに破壊するものや、逆に破壊しに<
<、布帛にした後も交絡ムラとなって残るという欠点が
あった。
ハ0本発明の目的 本発明は、マルチフィラメント糸に流体噴射処理して、
交絡部と非交絡部とか交互に糸長手方向に存在している
如き、すなわち間欠的にかつ均整に交絡部か形成されて
いる交絡糸を製造する流体処理方法を得ることを目的と
し、とくに糸が流体噴射流を横切る機会が多く、交絡性
能のすぐれた流体交絡処理方法を提係することを目的と
するものである。
二1本発明の構成 上記目的を達成するため本発明は次の構成からなる。
「合成繊維からなるマルチフィラメント糸条を用いて流
体交絡処理を行なう方法において、糸条を交絡器の両側
の縁部近辺で屈曲走行させて糸道規制し、かつ交絡器と
して、実質的に管状の前記糸条通過孔を形成する部材の
内壁に流体噴射孔か開口され、かつ該流体噴射孔部分に
おける管状体の横断面形状が、実質的に矩形であって。
X:流体噴射方向の長さ Y:流体噴射方向に垂直な方向の長さ とするとき。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・(1)T くXくT2 ・・・ 2T1+S<Y<2T2+S ・・・・・・・・・・
・・(2)X−+−T1<Y<2X+2T1+S ・
・・・・・(3)の3式を同時に満足する装置を用い、
前記糸道規制された糸条に流体を噴射し、該糸道規制部
間において走行する糸条を流体噴射方向と光進行方向と
が形成する平面を横切るように振動させて処理すること
を特徴とする糸条の流体交絡処理方法。
(ただし。
であって。
D:使用する糸のデニール数 N:使用する糸のフィラメント数 S二流体噴射孔のY方向の幅 ρ:織繊維比重 )」 本発明においてはます糸条として1合成繊維からなるマ
ルチフィラメント糸を用いる必要がある。
マルチフィラメント糸は衣料等の分野において有用であ
り、また従来は実撚や糊付けによって集束させていたの
で、コストか高いという欠点があり。
これを改善することが望まれていたからである。
ここで上記合成繊維とは、当業者が従来から慣用してき
たポリエステル、ポリアミド等をいう。
次に本発明においては、糸条を交絡器の近辺において屈
曲走行させる。
例えば第13図〜第15図は、流体噴射装置の糸条通過
孔の出入口部分において糸道を規制する具体例を示す縦
断面図である。
第13図は糸8を管口縁部6に屈曲接触させるもので、
この場合管口縁部6は糸の摩擦による磨耗を防ぐため耐
磨耗性を有する材質で構成するのが好ましい。
また管口縁部6には切り込みを設けて糸道をより確実に
固定してもよい。
第14図。第15図は第2の近傍に糸案内7を設けた例
を示すもので、糸8(1糸案内7によってその動きが確
実に規制され、糸は支持点間で規則的な振動を行い、確
実正確なる糸の処理ができる。
糸8は第14図のように糸案内7の支持点で同方向に屈
曲させるか又(1第15図のように異なった方向に屈曲
させてもよい。
要は振動の支持点がきちんと固定されればよい。
次に本発明において交絡器の糸通過孔は、実質的に矩形
の管状であることが必要である。
実質的に管状であるとは、管状体の横断面において周囲
が完全に連続しているものだけでなく。
周囲の一部に欠損部があっても、全体的に管状を形成し
ていればよいことを意味し、また、管状体を形成する部
材(1,一体のものでも、複数の部材を結合させたもの
でもよいし、さらに、他部材の一部分を利用して管状空
間を形成したものでもよいものである。
前記の断面形状の限定条件は、流体噴射孔部分について
規定するものであって、管状体の長手方向のすべての部
分が前記の条件を満たすものであることを必要とするも
のではない。
また、管状体の長さは、とくに限定されない。
流体噴射方向か管の長手方向に対して垂直でない場合(
管の横断面上にない場合)は、横断面への正射影により
、その噴射方向を認定する。
管状体横断面において、流体噴射方向の長さ。
および、それに垂直な方向の長さが、それぞれ一様でな
い場合は、実質的に有効な最大長を採用する○流体噴射
流の作用部か複数個存在する場合は。
各作用部について単独に考える。
また実質的に矩形であるとは、製作時に通常入り得るよ
うな角の部分か多少丸味を帯びている形状等を含むこと
を意味する。
交絡器の糸通過孔が実質的に矩形であれば、糸条又は構
成フィラメントの振動(糸条の走行方向に対して直角方
向であって、かつ流体噴射方向に対して直角方向の弦振
動)が実質的に妨げられないからである。
本発明で使用する流体噴射装置はこのような管状の糸条
通過孔を有する流体噴射装置について。
均整にかつ交絡付与の効率が高くなるように検討した結
果得られたものであり、該糸条通過孔内での糸の動きと
噴射孔部分における横断面形状が密接な関係にあるとい
う知見を得たものであり、前述したとおり、走行する糸
条に振動する動きを励起させて1間欠的に該糸条を流体
噴射流中心軸方向と交差させて交絡糸を得るという本発
明の装置の適用される方法にあっては、かかる噴射孔部
分における横断面形状がとくに得られる糸の品質。
%性を左右する重要な要素となるのである。
なお。管状の糸状通過孔を用いないで、単に開放された
空間内において、走行する糸条に横方向から流体噴射流
を作用させる場合には驚くべきことに振動は励起される
が実質的に交絡(」はとんど付与されない。
またなお1本発明者らの知見によると、管状体内におい
て流体噴射作用によって励起される糸条の動きは次の■
〜■の5種に大別して区分されるようであり1本発明で
使用する流体噴射処理装置はこれらのうちでも、安定し
て均整に間欠的な交絡を糸条に形成させるために、とく
に■の定常振動を常に糸条に励起させ規則的に糸条に流
体流を 。
横切らせようとするものである。
■ 定常振動:流体噴射流を完全に横切る振動であって
、はぼ見かけ上定常的に振動し、糸には強い交絡がほぼ
周期的に形成される。
■ 偏位振動二流体噴射流を横切らない振動であ ・つ
て、偏よった位置で振動している。
非定常的な振動であって強い交絡は得られない。
■ 非定常振動:非定常的な振動であって、噴射流を横
切ることはある。
強い交絡が非周期的に発生(1するが、系全体としては
高い交絡度(1得られない。
■ 揺動:非定常的な振動であって、流体噴射方向の振
動が主体である。
糸には強い交絡は形成されない。
■ 静止:糸条が糸通過孔の内壁に接触しつつ走行する
振動はほとんど起らず交絡は付与されない。
すなわち、流体噴射により、上記5種類の糸の動きが糸
条通過孔内において発現され得るのであるが、これらの
動きの形態はそれぞれ単独に発生する場合と、または断
続的に複数の形態が交互に混在したものとして発生する
場合とがあり、前述したX、Yを変更したときに、該X
、Yの値に応じて振動の形態は変化する。
ただし、該変化は除徐にというよりAt、驚くべきこと
にX、Yの値を境にして急激な変化を呈する傾向にある
ものである。
したがって0本発明で使用する装置(は@述のとおり、
前記■の定常振動を実質的に連続して発生させることに
ねらいを置いたものであり、具体的に(1前述した3つ
の式(1)〜(3)を同時に満足する如きX、Yとする
ことにより初めて、かかる■の定常振動を励起せしめる
ことができるのである。
以下1図面に従い更に詳しく説明する。
第1図および第2図は1本発明で使用する流体噴射処理
装置の実施例を示す断面図であって、各A図(1,縦断
面図、B図(1,A図のa−a’断面図である。
第1図に示すものは、管を形成する部材1に。
2個の流体噴射孔3を互に対向して設けた実施例を示し
、第2図は、1個の流体噴射孔3を設けた実施例を示し
ている。
いずれの場合も、管2の内壁に流体噴射孔3か開口し、
それぞれ1つの流体噴射作用部を形成している。
流体噴射孔3の部分の管2の横断面における流体噴射方
向の長さX。
および、流体噴射方向に垂直な方向の長さYL!。
各B図に示すとおりである。
流体処理時における被処理系(マルチフィラメント糸)
の太さと、流体噴射装置の糸の通過孔となる管の横断面
の大きさとの関係について検討すると、マルチフィラメ
ント糸の交絡は、構成フィラメントが相互に移動できる
程度に開繊され、フィラメント相互の位置が入れ替わる
ことによって得られるものである。
第3図および第4図は、マルチフィラメント糸の交絡処
理中の太さを示す模式的横断面図である。
第3図は、マルチフィラメント糸が交絡により最も細く
なって円形を呈するものと仮定し、その状態を図示した
ものであって、その集束幅(糸の見掛直径)をT1 と
する。
第4図は、糸の構成フィラメントが1列に並び、かつ、
フィラメントが相互に移動できる程度に開繊している状
態を示したものであり、その開繊幅をT2とする。
本発明の装置が適用される如き走行するマルチフィラメ
ント糸に流体噴射流を作用させて糸条通過孔内で振動を
励起させて間欠的に該糸が流体噴射流中心軸方向と交差
させる方式において、振動中に構成フィラメントがどの
ような状態下にあるかを検討をし、かかるT1とT2に
ついて本発明者らによって得られた知見によると、T1
とT2のそれぞれの値は特有の値であって、はぼ であり、このT1とT2の値が前記XとYととのような
関係にあるのかが定常振動を走行糸条に励起せしめる上
で重要な意味を持つ。
すなわち、第5図〜第10図は、流体噴射作用部の管の
横断面図であり、まず、第5図は、流体噴射方向の長さ
Xが、X=T1の状態を示すものであり、管2の横断面
上で糸が動くことができなければならないので。
X>T1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4
)の必要があるのである。
また、第6図は、X=T2の状態を示すものであり、こ
の発明の装置においては、糸が流体噴射方向に動くと、
乱れたとき、あるいは、振動を生するので、糸は流体噴
射方向にできるだけ動かないほうがよく1次式の関係を
とる必要がある。
X<T2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5
)この(4) 、 (5)式の条件を示したものが前記
(1)式であり、この条件を具備する装置を用いれば、
糸は管2内をスムーズに通過することができ、かつ。
流体噴射方向の動きもあまり起こらない。
第1図は、流体噴射方向に垂直な方向の長さYが、Y=
T、 +Sの状態を示し、糸が流体噴射方向を横切って
動くことができるためには0次の(6)式の関係が必要
である。
Y>2T +S ・・・・・・・・・・・・・・・
(6)■ 第8図は、Y−2T2+Sの状態を示し、糸の流体噴射
方向を横切る動きが太きすぎると、横切る機会が少なく
なるので1次の(7)式を満たすようにするのである。
Y=2T2+S ・・・・・・・・・・・・(7)(
6)式と(方式を合わせたものが前記(2)式であり。
この条件により糸の流体噴射方向を横切る動きに過不足
が生じないのである。
第9図は、Y=X+T1の状態を示し、糸のX方向の動
きに対してY方向の動きが優先して起こるためには9次
の関係を満足する必要がある。
Y>X−+−T ・・・・・・・・・・・・・・・
(8)第10図は、Y=2X+2T1+Sの状態を示し
、糸のY方向の動きが流体噴射流の大きな流れを越えて
、さらに動く必要はないばかりでなく。
越えると糸に対する流体噴射流の作用が弱まるので好ま
しくなく1次の関係を満足させる必要がある。
Y<2X+2T −+−3・・・・・・・・・・・・
・・・(9)(8)式と(9)式とを合わせると前記(
3)式が得られる。
この条件により糸は、流体噴射流を横切る振動を生ずる
(この条件だけでは、X方向の振動をなくすることはで
きない。
)(1) 、 (2)式および(3)式を直交座標(x
、y)上に示すと第11図のとおりであり、交差線部分
が本発明の(x、y)の範囲を示している。
すなわち、T1.T2の値に応じて、かかる交差線部分
の範囲にX、Yが入るように定めれば糸はほぼ常に定常
的な振動をするのである。
第12図A−Gは、糸掛は用スリット4を設けた実施例
を示すもので、このスリット4により糸の中間部を管2
内に導くことができる。
管2の横断面形状か非円形であるため、一体の部材に管
2を形成するよりも、複数の部材を結合させて管2を形
成したほうが製作上便利である。
第12図Gは、糸掛は用スリット4を設けたために、流
体が糸掛は用スリット4から流出し、被処理系の動きが
かたよって悪影響を及ぼすような場合に、流体流出孔5
を設けて均衡を保たせた実施例を示すものである。
本発明で使用する装置によると、糸は、Y方向(第1図
、第2図)の動きが多く、シかも、余分な動きがないの
で、流体噴射流を横切る機会が多くなり、交絡効率がよ
い。
また、この発明の装置においでは、糸道規制装置が付設
されているので。
糸は弦振動的な動きをして処理され交絡性能が一層向上
される。
本発明方法に使用するマルチフィラメント糸は。
けん縮があるものでも、ないものでもよい。
流体は、空気、 77[]熱、空気、水蒸気、空気と霧
状物との混合流体などの気体状流体が好ましい。
ホ0本発明の効果 本発明方法は上記の如き構成を有するので。
a、糸道が正確に定まる。
すなわち糸条の中央部を流体噴射孔の中央部にセツティ
ングできる。
60弦振動の支点(節)を定めることができる。
C1流体噴射部以外の部所への振動の波及を阻止し、振
動エネルギーの分散化を防止できる。
という特異な効果を奏する。
この理由は、交絡器の両側の縁部の近辺で糸条を屈曲接
触させるからである。
次に本発明方法においては、交絡器内の糸通孔か実質的
に矩形の管状形態を有するので、糸条又は構成フィラメ
ントの振動(糸条の走行方向に対して直角方向であって
、かつ流体噴射方向に対して直角方向の弦振動)が円滑
に行なえるという特異な効果を奏する。
次ニ本発明方法においては、糸条の太さやフィラメント
数の関係において流体噴射部分の形状を上記(1) 、
(2) 、 (3)式で規定したように限定したので
糸条の太さやフィラメント数が異なってもそれに応じた
糸の可動範囲を定めることができるという効果も奏する
従って本発明方法は全体として、糸条が流体噴射流を横
切るチャンスを多くシ9弦振動を多数発生させ、能率よ
く、かつ均斉な間欠交絡糸(糸条の長さ方向に沿って交
絡部と開繊部が間欠的に存在する糸条)を得ることがで
きるという特異な効果を奏する。
以下に実施例を示し本発明方法の具体的構成。
効果について説明する。
実施例 1 第2図および第15図に概略を示した如き交絡器(流体
噴射処理装置)を用いて、ポリエステルマルチフィラメ
ント糸50デニール、24フイラメントを交絡処理した
かかる交絡処理に際し、X、Yのうち一方の寸法を一定
にして他方の寸法を種々変更し、それぞれの場合に走行
する糸が呈する振動形態について調べた。
管2の長さく糸条通過孔の長さ)は20rnrIL、噴
射孔(断面は円形状)の径(S)を0.6 mrIt、
圧空圧を5 kg/cyrt、 (圧空消費量は15.
6 M・#/m in )とし。
さらに糸道規制部材として90mm間隔で2個のガイド
を設け、該ガイド上において糸が30度の屈曲走行をす
るようにし、かつ糸張力2.6g、糸速600m/mi
nで処理を行なった。
なお、繊維の比重ρは1.38であり、また、上記の値
から、T1は0.24m7n、 T2は1.18mmと
なる。
Xの値にライては、0.7mrn、LOmm、 1.5
mmの3種、Yの値については2.5mm、 2.0m
rn、 1.5mmの3種としてそれぞれYの値、Xの
値を種々変更して、振動形態を前述■〜■の5種に大別
して区別してそれぞれどのような糸の動きか励起される
か調べた。
結果を第1表に示す。
振動形態の欄のうち○印か発現した振動形態を示す。
○印が複数のものは振動形態が複数種類あられれたもの
である。
かかる第1表から明らかなように本発明の流体交絡方法
によれば、流体噴射流により定常的な振動が糸に励起さ
れる。
かかる定常的な振動を糸が発現したときにはそれぞれ交
絡度の高い、かつ均整な間欠交絡糸が得られた。
また本発明方法で得られた交絡糸は、無撚無糊で製織す
ることができたが、比較例のものは糊付けが必要であっ
た。
実施例 2 実施例1と同様の条件で、X−1m1L、¥−2r/L
7ILとして間欠交絡糸を得たところ、実施例1と同様
きわめて交絡度の高い均整な交絡糸が得られ、該糸の交
絡度(CF値)は51であった。
比較のため、同一の条件で、 X= 2 mm、 Y
= 1 mmとして間欠交絡糸を得んとしたところ、は
とんど交絡は起らず得られた糸のCF値は10前後であ
った。
このときの振動形態は、糸が振動したり、振動停止した
りきわめて断続的なものであり、振動している場合にお
いても定常的なものではなかった。
また、得られた糸の交絡している部分の交絡の程度はき
わめて弱いものであり、CF値測測定際に交絡が解けて
しまい、交絡しないものと同等である部分が多かった。
比較実施例 1 実施例2のX−1mm、Y=2朋の交絡器を用いて、糸
条を交絡器の前後で屈曲走行させず、ストレート状態で
通過させて交絡処理を行なった。
この結果得られた交絡糸は1部分的に交絡がかからない
ストレート部を有し、かつ交絡部も強度の高いものや低
いものが混在しており、不均整なものであった。
かかる交絡糸はそのままでは製織の際使用することがで
きず、糊付は処理が必要であった。
比較実施例 2 特公昭47−43787号公報の実施例1およびFIG
、2に記載されている交絡器と相似形のもの(糸通路の
断面最大高さ1’、Omm、糸通過の断面最大幅2.0
mmであって、かつ楕円断面形状)を用いて、実施例1
の条件で交絡処理を行なった。
その結果得られた交絡糸は見掛上比較的均整性に優れて
いたか、実質的には1つ1つの交絡部の強度は、高いも
のや低いものがあり、実質的には実施例1の本発明方法
で得られたものに比較して劣るものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は1本発明方法で用いる装置の実施
例を示す断面図、第3図および第4図は。 マIレチフィラメント系の被処理中の糸断面を示す模式
的横断面図、第5図、第6図、第7図、第8図、第9図
および第10図は1本発明方法で用いる装置の限定条件
を示す横断面図、第11図は。 本発明方法で用いる装置の限定条件の範囲を示すグラフ
、第12図は、各種の実施例を示す横断面図、第13図
、第14図、第15図は本発明方法の実施態様を示す縦
断面図である。 1・・・・・・管状部を形成する部材、2・・・・・・
管、計・・・・・流体噴射孔、4・・・・・・糸掛は用
スリット、5・・・・・・流体流出孔、6・・・・・・
管口縁部、1・・・・・・糸案内、8・・・・・・糸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成繊維からなるマルチフィラメント糸条を用いて
    流体交絡処理を行なう方法において、糸条を交絡器の両
    側の縁部近辺で屈曲走行させて糸道規制し、かつ交絡器
    として、実質的に管状の前記糸条通過孔を形成する部材
    の内壁に流体噴射孔か開口され、かつ該流体噴射孔部分
    における管状体の横断面形状が、実質的に矩形であって
    。 X二流体噴射方向の長さ Y:流体噴射方向に垂直な方向の長さ とするとき。 T1 〈X<T2・・・・・・・・・・・・・・・・・
    ・・・・・・・・・・・・・・・・け)2T +S<
    Y<2T +S ・・・・・・・・・・・・(2)
    2 X+T1<Y<2X+2T1+S ・・・・・・(3
    )の3式を同時に満足する装置を用い、前記糸道規制さ
    れた糸条に流体を噴射し、該糸道規制部間において走行
    する糸条を流体噴射方向と糸通行方向とが形成する平面
    を横切るように振動させて処理することを特徴とする糸
    条の流体交絡処理方法。 (ただし。 であって。 D:使用する糸のデニール数 N:使用する糸のフィラメント数 S:流体噴射孔のY方向の幅 ρ:織繊維比重 )
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JPS4935647A (ja) * 1972-08-10 1974-04-02
JPS4957139A (ja) * 1972-10-09 1974-06-03

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JPS51109349A (en) 1976-09-28

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