JPS5933609B2 - 繊維束への樹脂連続含浸方法 - Google Patents

繊維束への樹脂連続含浸方法

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JPS5933609B2
JPS5933609B2 JP51036197A JP3619776A JPS5933609B2 JP S5933609 B2 JPS5933609 B2 JP S5933609B2 JP 51036197 A JP51036197 A JP 51036197A JP 3619776 A JP3619776 A JP 3619776A JP S5933609 B2 JPS5933609 B2 JP S5933609B2
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JP
Japan
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resin
fiber bundle
vacuum
container
filaments
Prior art date
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Expired
Application number
JP51036197A
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English (en)
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JPS52117965A (en
Inventor
洋一 笹島
博久 伊藤
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、フィラメントワインディング法により強化プ
ラスチックスを成形するか、或は中間素材であるプリプ
レグを製造する場合に、繊維束に対する樹脂の連続含浸
を行なう方法に関するものである。
繊維束(ローピング)中のフィラメントの間隙に樹脂を
完全に充填すれば、これによつて形成される成形品の性
能が向上することはよく知られている。
また、中間素材としてのプリプレグにおいても、そのフ
ィラメント間に樹脂が完全に充填されていると、得られ
た成形品の性能が向上することも同様である。
このように繊維束中のフィラメント間に樹脂を完全に充
填し、ボード含有率を少なくするため、繊維束への樹脂
含浸を真空下で行なう方法が提案されている。
しかしながら、連続した繊維束に対し、真空下で連続的
に樹脂の含浸を行なうためには、真空容器内への繊維束
の導入及び引き出し方法、即ち繊維束の入口及び出口に
おける真空シールの方法が重要な問題となる。
すでに、本発明者らによつて提案されている解決策は、
前記入口及び出口に細管を使用し、これを通して繊維束
の導入及び引き出しをはかるものである。
この方法によれば、繊維束に樹脂が付着する前に、即ち
樹脂へ浸漬する前に、真空容器内でフィラメント間に存
在する空気を完全に除去し、浸漬終了後、出口側の細管
を通して大気中に引き出された時、さらに大気圧によつ
て、フィラメント間に残存していた間隙に樹脂を浸透せ
しめ、フィラメント間に十分樹脂を充填することができ
るので、極めて実用性の高い有用な方法である。しかし
ながら、出口側の細管を通過する繊維束には、樹脂が付
着しているので、シール性が高く、ある程度内径に余裕
を持たせることもできるが、繊維束のみが通過する入口
側の細管は、その内径を可及的に細くする必要がある。
即ちその内径を繊維束の見かけ外径にほゞ一致させ、出
来るだけ空気の流入を阻止するようにしなければ、真空
度を高めることができない。しかし繊維束のフィラメン
ト間の間隙をゼロにすることは不可能であり、従つてフ
ィラメント間を通して真空容器内へのわずかな空気の流
入は避けられない。このため、容器内の真空度は、入口
側の細管の内径によつて限定され、それ以上に真空度を
上げることが困難となる。本発明は、以上の問題点を解
決するために提案されたものであつて、より高い真空度
を保ちうる容器の中で、フイラメント間に存在する空気
を除去しうる方法を提供するものである。
以下本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明する。
第1図は、本発明の基本的構成を示すものであつて、図
示しないサプライから連続的に供給される繊維束Aは、
ロール2の案内によつて、樹脂浴槽1内の樹脂Bに常圧
で浸漬された後、真空容器3内に導入される。
前記容器3に設けた繊維束導入通路4は、例えば第2図
に示すような細管より成り、その最小内径を繊維束の見
かけ外径とほK同径にしてある。
なお細管の内径は必ずしも同一である必要はなく、入口
から出口に向つて次第に細くなるようなものでもよい。
また細管の入口は、図示のようにラツパ管状にしておく
のがよい。前記細管にかえ、第3図に示すように、表面
が平滑ですベリ性がよく、弾性を有する例えばテフロン
などの樹脂より成る板状部材で、繊維束Aを圧着するよ
うに狭んでもよく、或は第4図に示すような絞りダイス
を用いてもよい。
次に、真空容器3内を通過した繊維束Aは、引き出し通
路5を通して大気中に取り出され、さらに図示しない金
型等に巻回される。
前記引き出し通路5には、第2図乃至第4図に示すよう
な種々のものを用いることができる。前記導入通路4及
び引き出し通路5を通過する繊維束Aには、あらかじめ
樹脂を付着させてあるので、通路4及び5部分のシール
性が高く、従つて容器3内の真空度を高くすることが可
能となる。
そのため、容器3内を通過する繊維束Aのフイラメント
問に存在する空気は、付着した樹脂層が薄いため、この
樹脂層を突き破つて除去され、その間隙に樹脂が浸透す
る。また間隙に樹脂が完全に浸透しなくても、繊維束表
面が樹脂で包まれ、この間隙は真空状態で残るため、引
き出し通路5を通つて大気中に出た時、大気圧によつて
この間隙に樹脂が浸透せしめられ、フイラメント間に完
全に樹脂が充填される。なお前記通路4及び5を通過す
る際、これら通路の絞り作用によつて、樹脂の付着量を
調節することができると共に、樹脂を繊維束内部に圧入
することができる。
前記樹脂浴槽1における繊維束Aへの樹脂の含浸方法は
、どのようなものでもよく、例えば第5図に示すように
、繊維束をドラム6の表面に沿わせ、ドラム表面に付着
してくる樹脂を、繊維束ににじみ込ませるようにしても
よい。
前記第1図に示す方法において、必要に応じ、容器3内
でさらに樹脂を繊維束に含浸させてもよい。
第6図は、ロール7の案内によつて樹脂浴に浸漬する方
法、第7図は、ドラム8によつて含浸させる方法を示す
。本発明によれば、以上のように、真空容器内への繊維
束の導入通路及び容器外への引き出し通路のいずれにお
いても、樹脂が付着した繊維束によつて良好なシール性
を保持できるので、容器内の真空度を高めることが可能
となり、容器の空間を通過する繊維束のフイラメント間
に存在する空気を完全に除去すると共に、フイラメント
間の間隙に十分樹脂を充填し、従つてボード含有率の小
さい性能の優れた成形品を得、ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の基本例を示す概路線図、第2図は繊
維束の通路を示す長さ方向断面図、第3図は同上の変形
を示す横断面図、第4図はさらに他の変形を示す縦断面
図、第5図は第1図の一部を変更した線図、第6図及び
第7図は第1図の要部を変更したものの線図である。 A・・・・・・繊維束、B・・・・・・樹脂、1・・・
・・・樹脂浴槽、2・・・・・・ロール、3・・・・・
・真空容器、4・・・・・・導入通路、5・・・・・・
引き出し通路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 繊維束の見かけ外径とほゞ同一かそれ以下の径の導
    入通路及び引き出し通路を有する真空容器内へ、あらか
    じめ樹脂を含浸された繊維束を前記導入通路から案内し
    て真空容器中で繊維束内の空気を除去し、必要に応じ真
    空容器内で再度樹脂に浸漬した後、上記引き出し通路か
    ら真空容器外へ繊維束を引き出すことから成る繊維束へ
    の樹脂連続含浸方法。
JP51036197A 1976-03-31 1976-03-31 繊維束への樹脂連続含浸方法 Expired JPS5933609B2 (ja)

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JP51036197A JPS5933609B2 (ja) 1976-03-31 1976-03-31 繊維束への樹脂連続含浸方法

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JP51036197A JPS5933609B2 (ja) 1976-03-31 1976-03-31 繊維束への樹脂連続含浸方法

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JPS52117965A JPS52117965A (en) 1977-10-03
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