JPS5933387Y2 - マツサ−ジ器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はハンド式マツサージ器の改良に関するもので、
ハンドルを手でもって使用するいわゆる手持ち使用と、
ハンドルを支脚として立設して使用する据置使用が簡単
な操作によって選択できるマツサージ器を提供せんとす
るものである。

従来のこの種のマツサージ器においてハンドルはケース
本体に固定されていたのでいわゆる手持ち使用だけしか
使用方法がないので手がつかれたときはマツサージを中
止しなければならず、また手がとどかない身体の部位の
マツサージには適しないなどの不都合があった。

本考案はこれらの不都合に対処すべくなされたものであ
って、以下本考案の実施例を示した図面について説明す
ると、１はマツサージ器本体であって、このマツサージ
器本体１には例えば、その一方の面（上面）にバイブレ
ーションパッド２を備え、他方の面（下面）に内装され
た揺動揉み輪の作用部３を有している。

即ち第５図に内部構造を示したごとく、該主体１の一方
の面バイブレーションパッド２を設け、更に主体１の他
方の面に主体内部に備えた駆動軸４から伝動される１対
の揺動揉み輪５，５の作用端面を位置せしめ、主体１内
にモーター６を設置するとともに該モーター６から一方
クラッチ７を介して偏心カム８を回転させ、クランクリ
ンク９によってバイブレーションパッド２が振動される
ようになし、他方上記モーター６の軸１０からプーリー
１１．１２およびベルト１３によって上記した一方クラ
ッチ７と伝動方向が反対の一方クラッチ１４を介して該
モーター６の回転が逆に切替えられたとき前記駆動軸４
が回転されるようになし、ウオーム１５およびウオーム
ホイール１６を経て揉み輪５，５が揺動されるごとき構
造をなしている。

而して、このような異種のマツサージ具【備えたマツサ
ージ器を手持ち使用あるいは据置使用ができるようにす
るため、本考案では、第１図〜第３図にその実施例を示
したごとく、マツサージ器主体１のケース本体２０の両
側面２１．２１に有等のスリット２２．２２を有するチ
ャンネル材２３を水平方向に固定し、該チャンネル材２
３内に、平行なアーム２４．２４を有するハンドル２５
の該アーム２４．２４を挿入してハンドル２５を横方向
に伸縮摺動自在となし、該アーム２４．２４の自由端部
に上記スリツ） ２２．２２に沿って移動可能な突起ピ
ン２６゜２６を固着して該アーム２４の摺動範囲を規制
するとともに、該ハンドル２５が外側に引き出されて該
突起ピン２６が上記スリット２２の最外端に達した位置
において、第４図に示したように、該ハンドル２５が該
突起ピン２６を中心として下方あるいは上方に回動し得
るようになし、更に該アーム２４の中間位置に透孔２７
を穿設するとともに、該ハンドル２５のアーム２４が最
内側に押し入れられた状態における上記透孔２７と対向
する位置および該ハンドル２５が外方に引出されて下方
あるいは上方に回動された状態における該透孔２７と対
向する位置にそれぞれストッパー２８．２９を配設し、
該ハンドル２５を水平状態にした手持ち使用並びにハン
ドル２５を下方又は上方へ回動せしめてハンドルを支脚
とする据置使用ができるようにしたものである。

上記したストッパー２８．２９としては、第３図に例示
しているようにスプリング３０．３１によって上記透孔
２７内に挿通可能な直径を有するピン軸３２．３３を所
定長さ外方、即ち上記アーム２４の厚さ方向に弾力的に
突出させた弾性ストッパーが望ましい。

このように本考案のマツサージ器は、ケース本体２０の
左右に位置するハンドル２５のアーム２４を、ケース本
体２０の側面に設けたチャンネル材２３内に伸縮摺動自
在に挿通しており、しかも、ストッパー２８でもってそ
の状態を係止するから妄りに外側に変位することがなく
、マツサージ器の手持ち使用が行えると共に、ハンドル
２５を引き出してマツサージ面と反対側に回動すれば、
ハンドル２５はストッパー２９でもって不動的に立設固
定されるから使用勝手の良い位置に該ハンドルを支脚と
して据置いて異種のマツサージを付与することができる
。

尚本考案においては、マツサージ器主体内に異種のマツ
サージ具を備えたものに実施した態様を示したが、従来
品の如く、バイブレーションマツサージ具のみを備えた
ものにも適用でき、それが本考案に属するこというまで
もない。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示したものであって、第１図
は全体の斜視図、第２図はハンドルの斜視図、第３図は
取付は主要部の水平方向断面図、第４図はハンドルの操
作要領の説明図、そして第５図は本考案を適用したハン
ド式両面マツサージ器の内部構造を例示した断面図であ
る。 １・・・・・・マツサージ器本体、２０・・・・・・ケ
ース本体、２１・・・・・・ケース本体の側面、２２・
・・・・・スリット、２３・・・・・・チャンネル材、
２４・・・・・・ハンドルのアーム、２５・・・・・・
ハンドル、２６・・・・・・突起ピン、２７・・・・・
・透孔、２８．２９・・・・・・ストッパー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. マツサージ器主体１のケース本体２０の両側面２１．２
   １に有端スリット２２を有するチャンネル材２３を水平
   方向に固定し、該チャンネル材２３内に平行なアーム２
   ４．２４を有するハンドル２５の該アーム２４．２４を
   挿入して該ハンドル２５を横方向に伸縮摺動自在となし
   、該アーム２４．２４の自由端部に上記スリット２２に
   沿って移動可能な突起ピン２６を固着して該アーム２４
   の摺動範囲を規制するとともに該ハンドル２５が外側に
   引き出されて該突起ピン２６が上記スリットの最外端に
   達した位置において該ハンドル２５を該突起ピン２６を
   中心として回動可能に構成し、更に該アーム２４．２４
   の中間位置に透孔２７を穿設するとともに、該ハンドル
   ２５のアーム２４．２４が最内側に押し入れられた状態
   における上記透孔２７と対向する位置および該ハンドル
   ２５が外方に引出されて下方あるいは上方に回動された
   状態における該透孔２７と対向する位置にそれぞれスト
   ッパー２８．２９を配設し、手持ち使用と、据置使用を
   可能としたマツサージ器。