JPS593334Y2 - 太陽熱温水器における連結器

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【考案の詳細な説明】この考案は太陽熱の利用によりびん又は罐内の水を暖め
、家庭用風呂又は暖房に使うための（酒類の空びん又は
空線を連結）するための連結器に関する。

最近太陽熱の利用が盛んになり、多種の温水器が市販さ
れている。

それらの温水器は高価なものが多く、また故障も起きて
いる。

そこでこの考案の目的は、廉価で確実な効果のある太陽
熱利用温水器を提供することにある。

この目的は本考案の酒類の空びん又は空線を連結するた
めの連結器によって達成される。

この考案は、従来の連結器のゴム栓、銅パイプ、王冠を
一体として組立てが非常に簡単な連結器を構成した。

この連結器は左右直接の連結ができる構造になっていて
、連結の結果びんがしつかり固化される。

またとりつけに際してはＯリングを使用して水もれをな
くした。

水をためる酒びんは２．７１入りのものも、また生ビー
ルのアルミ罐３１入すのものも使用できる。

この連結器で二本のびん又は罐を連結し、これを信組も
並列し、連結器同志を連結して温水器が構成される。

温水器の一端は水道の蛇口に接続され、他端はたとえば
風呂桶に通じる。

この連結器の使用によって給水及び排水の時間が士にな
った。

即ち銅パイプでは７０１の排水時間は５６分を要したが
、この考案による連結器を使用した太陽熱温水器では１
分ですむという結果がでた。

実施例を示した図について詳しく説明する。

図面においてＣは連結器、ｂ、ｂ’はび／７または罐で
ある。

１は水を循環する連結おすパイプで、その外径はｄｌで
ある。

２はびんｂあるいは罐り′内に挿入される挿入管、３は
Ｏリング、４はびん、罐取付管、５．６は挿入管２の連
結パイプ、７は仕切壁、８は水を循環する連結めすパイ
プで、その内径は連結おすパイプ１の外径ｄ１と一致し
、互いに連結されて、温水器が構成される。

９はめずパイプ８内におすパイプ１を挿入するときの支
承部である。

１０は取付管４内周のねぢ、１１は同じく外周のねぢ、
１２はナツトである。

連結器Ｃは連結パイプ１，８と挿入管連結パイプ５，６
が直交して、その交叉部に仕切壁７が設けられている。

以下本考案の作用について説明する。

本考案の連結器Ｃを用いた温水器は、連結器Ｃのおす、
めす連結パイプを連結するとともに取付管４にびんｂま
たは罐ｂ′を取付けて構成される。

第１図、第２図のようにびんｂを取付けるときは、取付
管４内周のねぢ１０にびんｂのねぢをねぢ込めばよい。

また第３図のように罐ｂ′を取付けるときは取付管４外
周のねぢ１１にＯリング３を嵌め込んだナツト１２をね
ぢ込めばよい。

ところで、おす連結管１に流入した水は仕切壁７に突き
当って、挿入管連結管６に入り、挿入管２を経てびんｂ
あるいは罐ｂ′の底面に出る。

びんｂあるいは罐ｂ′を循環した水は連結器Ｃを通り抜
けて反対側のびんｂまたは罐ｂ′に入る。

そして挿入管２、挿入管連結管６、めす連結パイプ８に
流出する。

以後同様に隣接するびんｂまたは罐ｂ′を循環する。

（本考案の作用効果）０本考案は安価なびんあるいは罐を利用して温水器を形
成したので、全体として安価な温水器が得られる。

またびんあるいは罐は太陽熱を効率よく吸収するので、
短時間で水を温めることができる。

■本考案連結器Ｃは仕切壁７で仕切られているので、一
つの構造体が形成できる。

すなわち、本考案連結器は上記のような流路を取ること
により、仕切壁７が連結おす、めすパイプ１，８のビン
ｂまたは罐ｂ′および挿入管２の荷重を支持する補強リ
フ゛の役目をする。

もし、支切壁７が無いと、びん、罐の取付管４、挿入管
連結パイプ５，６が、ビンｂあるいは罐ｂ′、挿入管２
の荷重を受け、著るしい屈撓を受けることになる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はそれぞれ上下２本のびんを連結器で
連結して左右に隣接配置した図、第３図は罐を連結する
場合の図、第４図は連結器の断面図、第５図は平面図、
第６図は側面図、第７図は正面図である。