JPS5932870Y2 - 凝縮器用フイン付伝熱管 - Google Patents

凝縮器用フイン付伝熱管

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JPS5932870Y2
JPS5932870Y2 JP15516379U JP15516379U JPS5932870Y2 JP S5932870 Y2 JPS5932870 Y2 JP S5932870Y2 JP 15516379 U JP15516379 U JP 15516379U JP 15516379 U JP15516379 U JP 15516379U JP S5932870 Y2 JPS5932870 Y2 JP S5932870Y2
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JP
Japan
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heat exchanger
exchanger tube
fin
condenser
fins
Prior art date
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Application number
JP15516379U
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JPS5672092U (ja
Inventor
克己 鉾谷
勇三 佐近
Original Assignee
ダイキン工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主として2重管式凝縮器あるいはシェル型凝
縮器の伝熱管として使用されるフィン付伝熱管の改良に
関するものである。
従来より、伝熱管本体の外周に、第5図の如き多数のフ
ィン片5,5・・・・・・を有する帯状フィン2を、螺
旋状に捲付固着せしめて構成されたフィン付伝熱管は既
に知られているが、これら公知のフィン付伝熱管におい
ては、各フィン片5,5・・・・・・が巾方向に直線状
に連なっているため、伝熱管本体に沿って流れる凝縮性
ガス冷媒の流通抵抗が大きくなり、熱伝達率の向上を十
分に達成することができないという問題があった。
本考案は、上記問題点に鑑み、伝熱管本体外周に螺旋状
に捲き付けられる帯状フィンの各フィン片を長手方向に
45〜90’ねじって、管外を流通する凝縮性ガス冷媒
の流通抵抗の低減を図ることを目的としている。
又本考案は、各フィン片の側端面形状を斜面とすること
により該フィン片を付着する凝縮液の薄膜化を図り、も
って熱伝達率の向上を図ることを他の目的とするもので
ある。
本考案の凝縮器用フィン付伝熱管は、上記目的を達成す
るため、伝熱管本体の外周に、該伝熱管本体との接合部
となる基底部を残して帯状体の上下面に対して斜めに切
込線を入れ、前記基底部の両側端部から多数のフィン片
が略直角に立ち上がらせ且つこれらフィン片をそれぞれ
長手方向にねじって形成した帯状フィンを螺旋状に捲付
けてフィン片が放射状になる如く固着し、前記伝熱管本
体内に熱媒体を流通させるとともに、伝熱管本体外にフ
ロン等の凝縮性ガス冷媒を流通させることを特徴とする
ものである。
以下添付の図面を参照して本考案の実施例にかかる凝縮
器用フィン付伝熱管を説明する。
第1図ないし第4図に基づいて本考案の実施例を説明す
ると、このフィン付伝熱管は、第1図に示すように、熱
媒体(例えば冷却水)を流通すべき伝熱管本体1の外周
に銅等の熱良導性金属よりなる帯状フィン2を螺旋状に
捲付けてハンダ付で固着して構成されている。
この帯状フィン2は、伝熱管本体1との接合部となる基
底部3の、該基底部3両側端の湾曲突出部4,4と該湾
曲突出部4,4より直角に立ち上がる多数のフィン片5
,5・・・・・・とによって構成されており、該各フィ
ン片5,5・・・・・・は、伝熱管本体1に帯状フィン
2を捲付けた時、放射状に突出せしめられる。
尚、本実施例では、フィン片5,5間の距離は基底面3
の巾Rの士とされている。
又、前記各フィン片5,5・・・・・・は、それぞれ長
手方向に対して45〜90°ねじられて形成されている
更に、前記各フィン片5,5・・・・・・の側端面5a
は斜面(角度α)とされ、さらにその先端部には、厚さ
方向に鋭角状(角度β)をなす頂部6,6・・・・・・
がそれぞれ形成されている。
このような構造のフィン付伝熱管を凝縮器用として使用
すると、各フィン片5,5・・・・・・に付着する凝縮
液膜fは、前記フィン片側端面5 a 、5 a・・・
・・・においては表面張力によって極めて薄くなり、熱
抵抗が小さくなって熱伝達率が著しく向上するとともに
、フィン片5,5・・・・・・のねじれ方向へ冷媒が螺
旋流となって流通するところから、冷媒流通抵抗の低減
が図れる。
又、鋭角状の頂部6,6・・・・・・においてもこの凝
縮液膜の薄膜化が生じ、熱伝達率の改善効果が促進され
る。
第9図は従来のフィン付伝熱管(第5図)を使用した場
合(鎖線A)と、本考案実施例(第3図)のフィン付伝
熱管を使用した場合(実線B)とについて、その熱伝達
率の優劣を比較したグラフである。
このグラフから明らかなように、本考案実施例は従来製
品にくらべて熱価達率の面で大いにすぐれていることが
理解される。
尚、帯状フィン2における基底部3の巾R、フィン高さ
h及びフィン片5の巾Wの値によってフィン付伝熱管の
性能が第6図ないし第8図に示すように影響を受ける。
第6図ないし第8図は、冷媒としてR−22を使用し、
水速2m/S、対数平均温度差7℃、冷媒温度40℃と
して実験した場合におけるフィン巾W、フィン高さh、
基底部中Rに対する熱貫流率Kiの変化を示すグラフで
ある。
第6図によればフィン巾Wが0.4〜1.Qmmで効果
があられれ、それ以上のフィン巾では一定値になること
がわかる。
第7図によればフィン高さhは3mm以上にしてもフィ
ン効率が悪くなり、フィン先端の効果もなくなることが
わかる。
第8図によれば基底部中Rを大きくすると伝熱面積が小
さくなり熱貫流率が小さくなることがわかる。
以上の事実よりして、フィン高さhを1.5〜3.0m
m、フィン巾Wを0.4〜1.0mm、基底部中Rを1
.0〜2.5mmとするのが理想的である。
尚、このときのフィン巻付ピッチは1.1〜2.8mm
とするものである。
次に第1実施例の帯状フィン2の製作方法を説明すると
、第3図イ9ロ、ハ、二図示の如く、予しめ長手両側端
を上下面に対して斜め(角度β)に切った銅条等よりな
る帯状体2′に、長手両側端より基底部3及び湾曲突出
部4,4となる部分2’Xを残して切込線7,7・・・
・・・を帯状体2′の上下面に対して斜め(角度α)に
等間隔に入れて斜側端面5aをもつ多数のフィン片5,
5・・・・・・を形成した後、各フィン片5,5・・・
・・・を長手方向に対して45〜90’ねじり、第4図
に示すように各フィン片5,5・・・・・・を基底部3
に対して直角に折り曲げつつ、基底部3とフィン片5,
5・・・・・・との間に湾曲せしめて湾曲突出部4,4
を形成する。
尚、前記実施例ではフィン片5の頂部6は片傾斜してい
るが、第3図ハの如く面傾斜にしてもよい。
続いて本考案の凝縮器用フィン付伝熱管の効果を述べる
本考案によれば、伝熱管本体1外周に捲付けられる帯状
フィン2のフィン片5,5・・・・・・が長手方向にね
じられているので、伝熱管本体1外を流通する凝縮性ガ
ス冷媒が螺旋流となり、流通抵抗を大巾に低減でき、熱
伝達率の向上に寄与することが大であるという実用的な
効果がある。
又、本考案によれば各フィン片5,5・・・・・・の側
端面5 a 、5 a・・・・・・が(帯状体2′への
斜めの切込線7゜7・・・・・・により)斜面とされて
いるのでフィン片5゜5・・・・・・に付着する凝縮液
膜が表面張力の作用により薄膜状とされ、それによって
該フィン片5゜5・・・・・・と凝縮性ガスとの間の熱
伝達率が向上する効果がある。
又、実用新案登録請求の範囲第2項の如く、各フイン片
5,5・・・・・・の先端に厚さ方向に鋭角をなす頂部
6,6・・・・・・をそれぞれ形成すれば、フィン片5
゜5・・・・・・に付着した凝縮液膜の薄膜化が前記頂
部6゜6・・・・・・においても進行し、熱伝達率がな
お一層向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる凝縮器用フィン付伝熱
管の部分断面図、第2図は第1図のII −II断面図
、第3図は第1図の凝縮器用フィン付伝熱管における帯
状フィンの原材料である帯状体の加工法を示し、イ図は
帯状体の部分斜視図、口図はイ図のA−A断面図、へ図
は他の実施例を示す口図に対応する断面図、二図はイ図
のB矢視図、第4図は第1図の凝縮器用フィン付伝熱管
における帯状フィンの部分斜視図、第5図は従来例のフ
ィン付伝熱管における帯状フィンの部分斜視図、第6図
ないし第8図はそれぞれ本考案の第1実施例にかかるフ
ィン付伝熱管を凝縮用に使用した場合におけるフィン巾
W、フィン高さh及びフィン基底部巾Rの三つのうちそ
れぞれ二つを一定とし一つを変化に対する熱貫流率の変
化を表わす特性図、第9図は本考案実施例のフィン片と
従来例のフィン片との熱伝達率比較グラフである。 1・・・・・・伝熱管本体、2・・・・・・帯状フィン
、2′・・・・・・帯状体、3・・・・・・基底部、5
・・・・・・フィン片、5a・・・・・・側端面、6・
・・・・・頂部、7・・・・・・切込線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.伝熱管本体1の外周に、該伝熱管本体1との接合部
    となる基底部3を残して帯状体2′の上下面に対して斜
    めに切込線7,7を入れ、前記基底部3の両側端部から
    多数のフィン片5,5・・・・・・を略直角に立ち上が
    らせ且つこれらフィン片5,5・・・・・・をそれぞれ
    長手方向にねじって形成した帯状フィン2を螺旋状に捲
    付けてフィン片5,5が放射状になる如く固着し、前記
    伝熱管本体1内に熱媒体を流通させるとともに、伝熱管
    本体1外には、フロン等の凝縮性ガス冷媒を流通させる
    ことを特徴とする凝縮器用フィン付伝熱管。 2、前記各フィン片5,5・・・・・・の先端部に厚さ
    方向に鋭角状をなす頂部6,6・・・・・・をそれぞれ
    形成した前記実用新案登録請求の範囲第1項記載の凝縮
    器用フィン付伝熱管。
JP15516379U 1979-11-07 1979-11-07 凝縮器用フイン付伝熱管 Expired JPS5932870Y2 (ja)

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JP15516379U JPS5932870Y2 (ja) 1979-11-07 1979-11-07 凝縮器用フイン付伝熱管

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Publication Number Publication Date
JPS5672092U JPS5672092U (ja) 1981-06-13
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JP15516379U Expired JPS5932870Y2 (ja) 1979-11-07 1979-11-07 凝縮器用フイン付伝熱管

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JPS5672092U (ja) 1981-06-13

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