JPS5932668B2 - 低温液化ガスポンプ - Google Patents

低温液化ガスポンプ

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Publication number
JPS5932668B2
JPS5932668B2 JP3574376A JP3574376A JPS5932668B2 JP S5932668 B2 JPS5932668 B2 JP S5932668B2 JP 3574376 A JP3574376 A JP 3574376A JP 3574376 A JP3574376 A JP 3574376A JP S5932668 B2 JPS5932668 B2 JP S5932668B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
discharge valve
discharge
liquid
liquefied gas
Prior art date
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Expired
Application number
JP3574376A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS52119503A (en
Inventor
秀雄 関谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Oxygen Co Ltd
Original Assignee
Japan Oxygen Co Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Oxygen Co Ltd filed Critical Japan Oxygen Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は往復式液体ポンプ、殊に液体酸素、液体窒素等
低温液化ガスポンプにおける低NPSH(正味有効吸入
揚程)を得ることを目的としたものである。
一般に低温液化ガスは飽和液に近い状態で貯蔵されてい
る場合が多く、又、仮に適冷状態であっても貯槽から管
及び弁等を介して送られる間に外部侵入熱や抵抗により
沸騰しやすくなる。
従ってこのような液体を吸入し、圧送するポンプは低N
PSHであることが要求されるが、NPSHが高くなり
、又キャビテーションを発生する原因は主として次の場
合である。
(1)吐出行程が完了した時点で昇温、高温となった液
体が完全に外部に排出されない。
(2)吸入弁廻りの抵抗が大きい。
(3)シリンダ内部が摩擦熱と外部侵入熱によって加温
される。
(4)吸入行程においてシリンダ内部に気化ガスを吸引
する。
前記(1)の場合は、圧縮行程を終了した時点でシリン
ダ内部の間隙部に残留し、圧縮熱、摩擦熱及び外部侵入
熱等によって昇温した高圧液体が、次の吸入行程に移る
とき脱圧されることにより気化量が増加して、シリンダ
内に充満する。
このため、新たな液体をシリンダ内に送り込むためには
、この充満した気体より高い圧力で挿入する必要があり
、この分だけポンプのNPSHは高く且つ容積効率も低
下する他、気化ガスに起因するキャビテーションが発生
する。
(2)の場合は、吸入弁廻りに抵抗かめると、見掛けの
吸入揚程より実際の吸入揚程が抵抗分だけ高くなる。
(3)の場合は、新しく吸入された液体が昇温したシリ
ンダで加熱され、気化するために(1)の場合と同様に
なる。
又(4)の場合は、吸入行程において吸入液体中に同伴
されている気泡を吸入したり、あるいはピストン背面よ
リガスを吸引したとき等に生ずる減少であるが、結果的
には前記(1)の場合と同様な不都合が生ずる。
このようにポンプの低NPSHを図るには種々の問題を
解決せねばならないが、従来のポンプでは幾つかの問題
点がある。
例えば、吐出液の残留液を少くする手段としては、間隙
容積の縮小を図ることで対処するのが普通であるが、間
隙容積を零にすることは不可能であり、殊に小型のポン
プにおいては、ピストン押除は量に対する間隙容積の比
が大きくなるので不利になる不都合がある。
又、吸入弁は流体の圧力によって押開く逆止弁型式のも
のが一般に用いられているが、これは必然的に弁の作動
に圧力差が要求されることになり、この抵抗はある限度
以下には小さくできない。
本発明は、以上に述べた如き不都合、問題点を解決した
もので、第1の目的は、吐出終了時から吸入開始の間に
該液体を機外に排出する手段を設けるとともに、吐出弁
体な可動式にして筒隙を零とし、吐出行程終了時にシリ
ンダ内間隙部に残留する昇温高圧の液体による不都合を
なくしたもので、第2の目的は、吸入液体の圧縮室への
流入制御をピストンとピストンロッドに設けた互いに当
接する面の開閉によって行なうようにするとともにピス
トンの動きに従って液体が慣性力により圧縮室内に流入
するようにして、吸入弁廻りの抵抗及び吸液通路の抵抗
を夫々少なくし、また、流入経路を圧縮熱による影響の
少ないシリンダ後部からとすると共に、吸入口直後の気
泡分離室で気化ガスを排除した吸入液をピストンとピス
トンロッドの間を軸方向に流通せしめて、低温吸入液体
が気液混合の状態で圧縮室へ流入するのを防止すること
にある。
前記目的を達成するため、第1発明は、シリンダ頭部中
央に、内部に吐出弁子を有する吐出弁体を吐出弁箱に可
動的に内蔵せしめると共に、ピストン先端部が前部死点
付近において前記吐出弁体を押開くことにより吐出行程
終了時に圧縮室内に残留する高圧流体を排出口を介して
排出せしめるように構成したことを特徴とし、第2発明
は、第1発明において、シリンダ後部から吸液された被
圧縮流体が気泡分離室を経てピストンとピストンロッド
間をシリンダの中心に沿ってピストン頭部の吸入弁に流
れる流通経路を設けると共に、該吸入弁をピストンとピ
ストンロッドが当接する開閉面によって構成し、且つそ
の制御を前部死点付近でピストンロッドの動きにより直
接開閉し得る如くしたことを特徴とするものである。
以下にその一実施例を図面に基づいて説明すると、シリ
ンダ1はその後部に貯槽から給液管を経て流入する低温
液の吸入口2と給液管を経て送液される過程で気化した
ガスを浮上刃で分離する気泡分離室3を設け、該室3で
分離されたガスは、ガス抜口4を経て貯槽のガス層に戻
される。
シリンダ1に後方から挿入されたピストンロッド5と、
該ロット5に嵌装されてシリンダ内を液密的に移動スる
ピストン6との間には、吸液通路7が形成され、前記気
泡分離室3の吸入液は、該通路7を通って吸入弁8に至
る。
したがって、ピストン6が前部死点から後進ストローク
に入ると間もなくピストンロード5の頭部面と相対的な
ピストン6の当接面によって形成される吸入弁8が開き
、吸入行程が始まる。
ピストンロッド5が更に後進すると、該ロッド5に穿っ
てなる孔9の壁に、ピストン6と共に貫通配設したピン
10が接触してピストン6が連動を開始し、後部死点に
到達して吸入行程を完了する。
引き続きピストンロッド5は、前進ストロークに入り、
間もなく吸入弁8は閉となるが、このように吸入弁8の
開閉をピストンロッド5の動きと、受動するピストン6
の作動間に吸入弁リフトに相当する分だけ両死点付近で
遊動個所を設けた直接開閉式としたので従来の吸入弁の
如く、吸入流体の圧力によって押開く必要がない。
このため、NPSHを低くすることができると共に、故
障の因子となる部分がなくなるので作動の確実性が高ま
る。
次に圧縮室Aはシリンダ1に嵌装したライナー11と、
シリンダ1頭部で外周面がライナー11と封止的に接触
する吐出弁体12及びピストン6とで構成されており、
圧縮室Aに吸入された液体は、吸入弁8が閉の時点から
圧縮を開始され、吐出弁子13を押開き、バランス室1
4及び吐出口15を経て圧送される。
この吐出行程中ピストン6におけるライダーリング16
及びピストンリング17よりの内部漏洩流体は、ライナ
ー11の円周上に設けてなる複数個の孔18よりシリン
ダ1とライナー11とによって形成された排出路19を
経た後、更に該排出路19と連通ずる排出口20より貯
槽のガス層に戻される。
従って気化ガスが再び圧縮室Aに侵入する不都合がない
このように圧縮室Aに吸入された液体は圧送され、ピス
トン6は、前部死点前において吐出弁体12と接触(筒
隙零)し、同時に吐出終了となるが、この時点から前部
死点後の吸入開始に至るまで、ピストン6は吐出弁体1
2をトップ側(左方)に押しているため、この間吐出弁
体12とライナー11の接面をもって構成される排出弁
21が開く。
このため、圧縮室Aの間隙容積中に残留する昇温、高圧
液は、ピストン6先端面に設けた溝22を通じて排出さ
れるが、これは、排出弁21の開口により膨張して低温
の気液混合液となりライナー11の鍔部に設けた複数の
孔23から前記排出路19を通ってライナー11を冷却
しつつ排出口20より貯槽のガス層に戻される。
なお、上記の排出行程以外においては、吐出弁体12は
バランス室14の圧力によってライナー11と封着状態
、即ち排出弁21は閉であり、またバランス室14から
吐出弁体12に装備するピストンリング24及びライダ
ーリング25を通じて洩れる微量の液体は前記排出弁後
の流体通路と同経路により貯槽に回収される。
又26は吐出弁箱でるる。本発明は以上の如く、吐出弁
体な可動的に内蔵するとともに吐出終了時から吸入開始
の間に該液体を機外に排出するようにしたから、筒隙を
零とし、吐出行程終了時にシリンダ内間隙部に残留する
昇温、高圧の液体による不都合をなくし、また吸入液体
の圧縮室への流入制御をピストンとピストンロッドに設
けた互いに当接する面の開閉によって行なうとともに、
ピストンの動きに従って液体が慣性力により圧縮室内に
流入するようにして吸入弁廻りの抵抗や吸液通路の抵抗
を少なくし、流入経路を圧縮熱による影響の少ないシリ
ンダ後部からとすると共に、吸入口直後の気泡分離室で
気化ガスを排除した吸入液をピストンとピストンロッド
の間を軸方向に流通せしめて、低温吸入液体が気液混合
の状態で圧縮室へ流入するのを防止し、低温液化ガスポ
ンプ等におけるNFSHの改善が図れ、且つキャビテー
ションの発生が防止できると共に、容積効率の向上を望
むことができる等多くの効果をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
図は本発明に係る低温液化ガスポンプの一実施例を示し
たもので、シリンダ廻りの中央断面図である。 1はシリンダ、2は吸入口、3は気泡分離室、4はガス
抜目、5はピストンロッド、6はピストン、7は吸液通
路、8は吸入弁、9は孔、10はピン、11はライナー
、12は吐出弁体、13は吐出弁子、14はバランス室
、15は吐出口、16はライダーリング、17はピスト
ンリング、18は孔、19は排出路、20は排出口、2
1は排出弁、22は溝、23は孔、24はピストンリン
グ、25はライダーリング、26&’M出弁箱である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 低温液化ガスを圧送する往復動ポンプにおいて、シ
    リンダ頭部中央に、内部に吐出弁子な有する吐出弁体な
    吐出弁箱に可動的に内蔵せしめると共に、ピストン先端
    面が前部死点付近において前記仕出弁体を押開くことに
    より吐出程終了時に圧縮室内に残留する高圧流体を排出
    口を介して排出せしめるように構成したことを特徴とす
    る低温液化ガスポンプ。 2 低温液化ガスを圧送する往復動ポンプにおいて、シ
    リンダ頭部中央に、内部に吐出弁子を有する吐出弁体な
    吐出弁箱に可動的に内蔵せしめると共に、ピストンの先
    端面が前記死点付近において前記仕出弁体を押開(こと
    により吐出行程終了時に圧縮室内に残留する高圧流体を
    排出口を介して排出せしめるとともに、シリンダ後部か
    ら吸液された被圧縮流体が気泡分離室を経てピストンと
    ピストンロッド間をシリンダの中心に沿ってピストン頭
    部の吸入弁に流れる流通経路を設けると共に、該吸入弁
    をピストンとピストンロッドが当接する開閉面によって
    構成し、且つその制御を前部死点付近でピストンロッド
    の動きにより直接開閉し得る如くしたことを特徴とする
    低温液化ガスポンプ。
JP3574376A 1976-03-31 1976-03-31 低温液化ガスポンプ Expired JPS5932668B2 (ja)

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JP3574376A JPS5932668B2 (ja) 1976-03-31 1976-03-31 低温液化ガスポンプ

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JPS52119503A JPS52119503A (en) 1977-10-07
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